燃料電池ワールド Vol.2142 (2016/06/30 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2142
■2016年06月30日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン(05月17日)
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2016/05/17 インテリジェント・エナジー社:メディター(アリス)と3000万英国ポンドの資金調達を合意〈PT〉

〔訳注〕ロンドン(LONDON、Alliance News)発:インテリジェント・エナジー・ホールディングス社(Intelligent Energy Holdings PLC)は本日、転換ローン債(convertible loan notes)を発行して3000万英国ポンドの資金調達の条件について合意したと語った。その条件とは、仮に変換される場合には、59%から72%の間の出資比率をメディター・キャピタル・マネジメント社(Meditor Capital Management Ltd)に与えるという合意である。

2016/05/17 クリーン・エナジーと効率的な燃料電池をめざすマンチェスターの科学者〈PT〉

〔訳注〕マンチェスター大学(University of Manchester)発:初めて科学者は、従来の内燃機関によりグリーンな代替品を提供するために将来の自動車の燃料電池を充電するために設計した金属有機構造体(metal organic framework)または「MOF」として知られている材料を用いて電荷の移動を計画した。科学者たちは現在、X線と中性子の技術の組み合わせを使うことで材料中の電荷の流れをより良く理解しており、より効率的な燃料電池を設計することができる。

2016/05/17 ホンダの新しいクラリティ・フュエル・セルに使われている燃料電池用白金電極触媒は田中貴金属製〈PT〉

〔訳注〕東京(TOKYO)発:田中ホールディングス株式会社(Tanaka Holdings Co., Ltd.)は本日、3月に発売された新しいクラリティ燃料電池自動車「クラリティ・フューエル・セル(Clarity Fuel Cell)で本田技研工業株式会社(Honda Motor Co., Ltd)が使用している燃料電池用白金電極触媒は、田中貴金属製造事業を運営している田中貴金属株式会社(Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K.)が製造したものであると発表した。

2016/05/17 岩谷産業、大阪森ノ宮にもう一つの水素ステーションを開設〈PT〉

〔訳注〕日本、東京(Japan, Tokyo)発:岩谷産業(Iwatani Corporation)は、水素社会の早期実現をめざして商用水素供給ステーションの開発に取り組んでいる。同社は本日、大阪市城東区宮ノ森地区(Morinomiya district, Joto-ku, Osaka-shi)で、イワタニ水素燃料供給ステーション大阪宮ノ森(Iwatani Hydrogen Refueling Station in Osaka Morinomiya)の開所式を開催した。

■2016年06月29日のWEB LINK NEWS
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2016/06/29 豊田通商など、再生可能エネルギーから水素を製造・利活用するモデル事業を実施(レスポンス)

 福岡県とトヨタ自動車九州、九電テクノシステムズ、豊田通商は6月28日、今回、経済産業省の補助事業を活用し、トヨタ自動車九州宮田工場にて、再生可能エネルギーにより水素を製造し、利活用する事業を実施すると発表した。

 今回の事業では、トヨタ自動車九州宮田工場に太陽光発電、水素製造・貯蔵・輸送・供給システム、燃料電池フォークリフトを設置・導入し、2017年3月をめどに運用を開始する。工場内に設置した太陽光発電により製造した水素で、燃料電池フォークリフトや定置用燃料電池を稼動。その際には、バックアップとしての系統電力とのバランスを図るとともに、再生可能エネルギーに余剰が生じた場合は、工場内で電力として使用する。

 太陽光由来水素を工場の燃料電池フォークリフトで利活用する全国で初めての取組となる予定。なお、今回の事業により、系統電力使用量が削減され、従来の電動フォークリフト利用の場合と比較して約5割のCO2の削減が可能となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00000005-rps-bus_all

2016/06/29 (朝鮮日報日本語版) FCVかEVか、エコカー戦略めぐり苦悩する現代自動車(朝鮮日報日本語版)

 韓国の現代自動車が、未来のエコカー戦略をめぐり苦悩を深めています。世界に先駆けFCVの量産に入って以降、一時はFCVに社運を賭けているように見えましたが、最近はEVの開発に力を入れています。

 現代自は2013年、世界に先駆け「ツーソン」の量産型FCVを発売しました。しかし、水素を充填(じゅうてん)する設備の不足、1台8000万ウォン(約690万円)を超える価格のせいで、韓国での累計販売は数十台、世界販売は数百台にとどまっています。

 これに対し、相対的に価格が手ごろで充電設備も多いEVは、昨年発覚した独フォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正の影響もあり、人気が高まっています。米EV大手テスラ・モーターズが4000万ウォン(約340万円)台の新型EV「モデル3」を発表すると、わずか1週間で32万台を超える予約が舞い込みました。

 現代自の経営陣は、テスラの新車の人気ぶりにやや衝撃を受けたようです。20年までにエコカー28車種を開発してエコカー市場で世界2位を達成するというビジョンを先ごろ提示したのも、そのためです。一度の充電で320キロ以上走行するEVを向こう2年以内に発売するとしています。現代自の幹部は「われわれが目指すべき未来のエコカーの方向は、究極的にはFCVだが、その前にEVを経由していかざるを得ない」と話しています。

 一方、日本勢はFCVに集中する傾向にあります。トヨタ自動車は14年末に量産型FCV「ミライ」を発売し、販売台数ですでに現代自を追い抜きました。また、ホンダは先ごろFCV「クラリティフューエルセル」を発売し、日産自動車も来年からFCVを販売する計画です。

 現代自が、エコカー主導という「名分」と販売拡大という「実利」の間で悩んでいることは、理解できます。しかし、そうしてぐずぐずしている間に二兎(と)をどちらも逃すという愚を犯さないでほしいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00001147-chosun-kr

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