燃料電池ワールド Vol.2135 (2016/06/21 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2135
■2016年06月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン(05月06日)
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2016/05/06 フリアテック社、クリーン・エネルギーの灯台となる燃料電池発電所の据え付けを継続〈PT〉

〔訳注〕ヨーロッパで最初のメガワット級燃料電池発電所は、マンハイム(Mannheim)のフリアテック社(FRIATEC AG)本社の産業用環境用地に設置される。発電所は、2016年6月に運転を始める予定である。フリアテック社は、発電所の技術の実装、設置、メンテナンスを担当しているイーオン・コネクティング・エナジー社(E.ON Connecting Energies)とフュエルセル・エナジー・ソリューションズ社(FuelCell Energy Solutions GmbH)とパートナーシップを結んでいる。

2016/05/06 フュエルセル・システムズ社、燃料電池自動車の移動式燃料補給システムを構築、実行する助成金を受領〈PT〉

〔訳注〕フュエルセル・システムズ社(Fuel Cell Systems Ltd:FCSL)は、移動式水素燃料補給ステーション(hydrogen refuelling station:HRS)のための政府の資金援助が授与されたと発表した。資金は、低排出ガス車部(Office for Low Emission Vehicles:OLEV)を経由してイギリス運輸省(Department for Transport:DfT)から来るもので、移動式燃料補給システムの統合、供給、運営を扱う。

■2016年06月20日のWEB LINK NEWS
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2016/06/20 日産とトヨタの拡大戦略は一体何が違うのか(東洋経済オンライン)

 台数のみならず、技術面でも優位に立ちたいというゴーン社長の思いも透けて見える。6月14日、日産は水素の代わりに植物由来のバイオエタノールを活用した燃料電池システムを開発したと発表。4年後の2020年の実用化を目指す方針も明らかにした。

 燃料電池車(FCV)は車に充填した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電した電気で走る車で、走行中に二酸化炭素を排出しない。次世代のエコカーとされ、量産車の発売ではトヨタとホンダが先行したものの、水素を供給するインフラの整備が課題となっている。日産が今回発表した燃料電池システムで用いるバイオエタノールはアメリカやブラジルでは既に普及していて、新たなインフラ整備の必要がない。1回の燃料補給でガソリン車並みの600キロメートルの走行が可能で実用化の段階では800キロメートル程度を目標としている。

 この日の発表で一番驚いたのは坂本副社長が水素タンクを積んだ燃料電池車の実用化を凍結する考えを示したことである。日産・ルノーはダイムラー、フォードと3者で2017年の実用化を目標に、燃料電池の基幹システムを共同開発していた。今後は共同開発を続けても、実用化は個社の判断という考えだ。

 国内の水素ステーションの整備では人件費や修繕費などのランニングコストのうち、3分の2を国が、残る3分の1を自動車メーカー3社(トヨタ・ホンダ・日産)で補助している。水素ステーションと燃料電池車は普及には両方が欠かせないという関係から「花とミツバチ」に例えられることが多いが、実用化凍結の方針を受け、ミツバチである車については「各社さんにお任せする」(坂本副社長)と素っ気ない。

 この決断も極めて「ゴーン流」といえる。将来性の高い技術が出てくれば、臆することなくそちらにウェイトを移す。ビジネス判断としては当然なのだろう。木皮 透庸
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160620-00123334-toyo-bus_all

2016/06/20 <経営者・編集長インタビュー> 山本謙 宇部興産社長 2016年6月28日号〈週刊エコノミスト〉(mainichibooks.com)
── 資源投入するナイロン事業は。
山本 国内は宇部市、海外ではスペインとタイに、原料のカプロラクタムなどの生産拠点を設けています。食品の包装用フィルムでのグローバルナンバーワンを目指し、スペインとタイの工場でそれぞれ40万トンの増強を計画。燃料電池自動車の水素漏れ防止の役割を担うライナー(タンクの最も内側の層)用のナイロン材料などは、全世界どのエリアでも供給可能な体制を整えていきます。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160620-00000001-economist-bus_all

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