燃料電池ワールド Vol.2129 (2016/06/13 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2129
■2016年06月13日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン(04月28日)
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2016/04/28 新型水素駆動燃料電池路面電車、中国の組み立てラインを離れる〈PT〉

〔訳注〕石家荘(SHIJIAZHUANG)発:唐山軌道客車株式会社(Tangshan Railway Vehicle Co. Ltd.:TRC)は、既存の路面電車より長時間動作することができ、架線の必要もなく、排出もないハイブリッド路面電車が27日(水)、中国北部の河北省(Hebei Province)で組み立てラインから完成した。336人の乗客を運ぶことができる無公害トラムの開発には4年の歳月と、国有企業の同社と西南交通大学(Southwest Jiaotong University)が関わった。燃料電池は、時速70キロほどの高速で40キロメーターを走行する車両に電力を供給する。

2016/04/28 ドイツ航空宇宙センター、4人乗りの燃料電池電気旅客機を披露〈PT〉

〔訳注〕ドイツ航空宇宙センター(German Aerospace Center (Deutsches Zentrum f〓r Luft- und Raumfahrt:DLR))の研究者は現在、HY4試験旅客機(HY4 test platform)の開発で、産業界や研究機関からのパートナーと協力している。4人乗り旅客機の試作機のHY4は、水素燃料電池からの電気推進システムを使用して、2016年夏に処女飛行のために離陸する予定である。ドイツ航空宇宙センターのエンジニアリング熱力学研究所(DLR Institute of Engineering Thermodynamics)と研究開発パートナーのハイドロジェニックス社(Hydrogenics)とピピストレル社(Pipistrel)、H2フライ企業連合(H2FLY)、ウルム大学(University of Ulm)、シュトゥットガルト空港(Stuttgart Airport)は、ハノーバー見本市(Hannover trade fair)の水素、燃料電池および電池用の共有スタンドでHY4のモデルを展示している。

2016/04/28 アルタギー社、カリフォルニア州で継続的な製造を続ける〈PT〉

〔訳注〕フォルサム(FOLSOM、カリフォルニア州)発:アルタギー・システムズ社(Altergy Systems)は、カリフォルニア州の州都サクラメント(Sacramento)の外のフォルサム(Folsom)に3万5000平方フィートの工場を別の長期間賃貸借契約のために委託している。この記事は、カリフォルニア州でアルタギー社が活動していることを自己宣伝している。

2016/04/28 エディンバラ大学、高圧固体水素の研究で200万ユーロを受賞〈PT〉

〔訳注〕エディンバラ大学(University of Edinburgh)のグレアム・アクランド教授(Prof Graeme Ackland)は、欧州研究評議会上級フェローシップ(European Research Council Advanced Fellowship)の250万ユーロを授与された。これは、評議会から入手可能な最も権威のある助成金で、教授は高圧固体水素の研究で授与された。

2016/04/28 ノルウェーの食料品販売業者アスコ社、水素トラックの実証を発表〈PT〉

〔訳注〕これは、4台の水素駆動トラックと独自の太陽電池で運営する独立した水素製造プラントのプロジェクトであり、トロンハイム(Trondheim)でアスコ社が行う水素イニシアチブの最初のステップである。環境に優しい生産とエネルギーの消費の促進を担当するノルウェー政府の国営企業イノーバ社(Enova)は、このプロジェクトに1960万ノルウェークローネ(NOK:Norwegian krone)を寄付する。アスコ社は、全国の道路で600台のトラックを運営する最大の運送会社の一つで、水素パイロット・プロジェクトは2017年から2019年まで、内部物流のために4台の水素トラックと10台のフークリフトをテストする。水素は物流ハブの屋根に取り付けられた太陽電池から生成される。

2016/04/28 ITMパワー社、スコットランドで革新的なグリーン水素システムを構築するビッグ・ヒット・プロジェクトに500万ユーロの資金を発表〈PT〉

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH JU)が資金を提供するビッグ・ヒット(BIG HIT:島嶼地域で革新的なグリーン水素システムを構築する、Building Innovative Green Hydrogen systems in an Isolated Territory)プロジェクトで500万ユーロの補助金を発表した。同社は5年間で、227万ユーロを受け取る。

■2016年06月10〜12日のWEB LINK NEWS
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2016/06/10 米アップル、余剰電力の販売を計画?新本社の屋上太陽光パネルで発電(Bloomberg)

 米アップルは、カリフォルニア州クパチーノの新本社「キャンパス2」の屋上にある太陽光パネルが生み出す電力の余剰分を販売する計画だ。米グーグルの親会社アルファベットに続き、エネルギー市場への参入を目指す。

 子会社アップル・エナジーが、新本社の太陽光パネルと水素燃料電池のほか、オレゴンやノースカロライナ、カリフォルニア、ネバダ、アリゾナ各州にある太陽光発電所・水力発電所・バイオガス施設からの電力の販売を米連邦エネルギー規制委員会(FERC)に申請した。アップルがFERCに6日提出した申請書類で明らかになった。この申請については9to5Macが先に報じていた。

 アップルは新本社に来年移る予定。同社とグーグルのエネルギープロジェクトへの投資は、電力業界以外では最大級の規模。アップルの申請が認可されれば、8月5日から電力会社を通さない直接販売が顧客に対して可能になる。グーグルは2010年に同様の認可を得ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160610-55237703-bloom_st-bus_all

2016/06/10 三浦工業が松山・北条に新工場建設へ(愛媛新聞ONLINE)

 三浦工業(愛媛県松山市)が松山市北条地区に船舶用バラスト水処理装置や業務用燃料電池などを製造する新工場建設を進めていることが9日までに分かった。バラスト水処理装置の需要が今後高まるのを見込んで生産能力を拡大。新規事業の燃料電池は来年の発売を目指している。

 建設地は同社北条工場や文化の森公園に隣接。高橋祐二会長が8日に松山市で開かれた県産業貿易振興協会の総会で講演し、明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160610-10310601-ehime-l38

2016/06/10 【夏休み2016】科学の不思議と面白さを体感「なごや・サイエンス・ひろば」8/6(リセマム)

 名古屋市守山区のなごやサイエンスパークでは、普段入ることができない研究施設を開放し、研究内容などの紹介をはじめ、親子で楽しめるや工作・科学体験教室などを行うイベント「なごや・サイエンス・ひろば」を、8月6日に開催する。入場無料。

 また、燃料電池自動車「MIRAI」の試乗や、消防音楽隊による演奏、スタンプラリーなどのほか、同時開催される守山消防署主催の「楽しく遊んでまなぼう祭」では、はしご車の乗車などが体験できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160610-00000009-resemom-life

2016/06/11 宮城県沖地震から38年 3000人参加、県庁などで総合防災訓練(産経新聞)

 県内で27人が犠牲となった宮城県沖地震(昭和53年)から12日で38年になるのを前に、県庁や県内の各市町村で総合防災訓練が行われた。自衛隊や仙台市消防局、東北地方整備局など127機関約3000人が参加した。

 また、水素で電気を作る燃料電池自動車(FCV)から持ち運びできる衛星通信装置に電源を供給する訓練も初めて実施された。村井嘉浩知事は「互いに意思疎通することで、初動態勢がまったく違う。今後も訓練を継続していきたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160611-00000007-san-l04

2016/06/11 東京アールアンドデーが燃料電池小型トラックの技術を開発し、福岡で実証へ(clicccar)

 自動車技術の研究・開発会社の東京アールアンドデーは、環境省の技術開発・実証事業で「燃料電池小型トラックの技術開発・実証」事業を行うと、発表しました。

 東京アールアンドデーとグループ会社のピューズは共同で燃料電池トラックの技術開発を行い、車両の基本性能や働く車としての実用性などの検証を経て、普及の基本型となる燃料電池トラックを実現するということです。

 実証事業では、福岡市で「下水バイオガス原料による 水素製造時にCo2を排出しないグリーン水素」を用いて、福岡市内のエリア共同輸配送を手がける天神地区共同輸送株式会社(通称:イエローバード、本社:福岡市)と共同で2018年度に実際の配送業務を行い、本事業後の2019年度に燃料電池トラックの量産を目指しています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160611-00377212-clicccarz-bus_all

2016/06/11 東京アールアンドデーが燃料電池小型トラックの技術を開発し、福岡で実証へ(clicccar)

 実証事業では、福岡市で「下水バイオガス原料による 水素製造時にCo2を排出しないグリーン水素」を用いて、福岡市内のエリア共同輸配送を手がける天神地区共同輸送株式会社(通称:イエローバード、本社:福岡市)と共同で2018年度に実際の配送業務を行い、本事業後の2019年度に燃料電池トラックの量産を目指しています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160611-00377212-clicccarz-bus_all

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