燃料電池ワールド Vol.2119 (2016/05/30 08:39)

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□燃料電池ワールド Vol.2119
■2016年05月30日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月15日)
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2016/04/15 パワー・ツー・ガスを商業的に実現可能にする新しい電気分解プロジェクト

〔訳注〕ベルリン(Berlin)発:自動車産業からの技術移転をとおして、水素製造コストを減らしエネルギーの移行を進める研究者やエンジニアたち。エンジニアリング企業IAV自動車・交通技術有限会社(IAV)とバーデン・ヴェルテンブルグ州太陽エネルギー水素技術センター(Zentrum f〓r Sonnenenergie- und Wasserstoff-Forschung Baden-W〓rttemberg (Centre for Solar Energy and Hydrogen Research Baden- W〓rttemberg, ZSW))、ライナー・ルモワーヌ研究所(Reiner Lemoine Institut (Reiner Lemoine Institute, RLI))、水電解水素技術社(Wasserelektrolyse Hydrotechnik、HT)は協力して、自動車技術の助けとともに水素製造の費用対効果の高い方法を探している。「エコPtG(ecoPtG)」プロジェクトに関連して、研究者やエンジニアたちは100kW級の出力をもつアルカリ水電解装置(alkaline water electrolyzer)を開発している。これらは、CO2ニュートラル水素(CO2-neutral hydrogen)を費用対効果の高いやり方で作ることができ、電気の貯蔵を簡単にすることを目的としている。ライナー・ルモワーヌ研究所でシステムの開発と燃焼コンセプト部門の主席研究員クリストファー・セブリン(Christopher Severin)は、「我々の目的は、1日あたり4〜35キロの水素製造を行うために100kW級の低コストの電解槽を開発することだ」と述べている。ドイツ連邦議会(German Parliament)の決議に基づき、連邦経済技術省(Federal Ministry of Economics and Technology)は「エコPtG」プロジェクトのために補助金475万ユーロを提供している。

2016/04/15 ランクセス社、ホンダの燃料電池自動車「クラリティ・フュエル・セル」の軽量化に寄与〈PT〉

〔訳注〕ケルン/東京(Cologne/Tokyo)発:ドイツの特殊化学会社ランクセス社(LANXESS)の軽量化素材は、最近、市場に導入されたホンダ自動車(Honda Motor Co.)の水素電気自動車の最新モデル、燃料電池自動車「クラリティ・フュエル・セル(Clarity Fuel Cell)」を特徴付けている。ランクセス社の子会社ボンド・ラミネーツ社(Bond-Laminates)のPA6マトリックス(PA 6 matrix)とガラス繊維強化熱可塑性複合材料(long-fiber reinforced thermoplastic composites)「テペックス(Tepex)」を使ってランクセス社は、ホンダのモデルでリアバンパービーム(rear bumper beam)を成形した。そして、金属溶液と製造工程の大幅な効率化を行い、約50%の重量を軽減した。

2016/04/15 トウェンテ大学のグリーン・チーム、新しい水素自動車を発表〈PT〉

〔訳注〕オランダのトウェンテ大学(University of Twente)グリーン・チームは、6月にロンドン(London)で開かれるヨーロッパの主要なエネルギー効率レース「シェル・エコ・マラソン(Shell Eco Marathon)」に出場するために新しい水素自動車「エッチ2ゼロ(H2.Zero)」を発表する。燃料消費率は、従来のエンジンでリッターあたり1000キロに匹敵する。チームは、ロンドンの有名なクイーンエリザベス・オリンピック公園周辺の丘陵で以前の水素自動車のパワー・トレイン全体を修正してきた。チームは現在、クラウドファンディング・キャンペーンを開始している。発表は4月18日(月)、トウェンテ大学のキャンパス内Vrijhofビルディングのアゴラ・ホールで15時30分から行われる。誰でも歓迎します。

■2016年05月27〜29日のWEB LINK NEWS
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2016/05/27 安倍首相、自動運転車で技術アピール―サミット(時事通信)

 安倍晋三首相は26日午後、三重県志摩市・賢島で、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)出席のため来日中のカナダのトルドー首相らと共に自動運転車に試乗した。

 安倍首相は「2020年東京五輪に向け、世界で最も安全な道路交通社会の実現を目指す」と述べ、日本の先端技術をアピール。地球温暖化対策として、二酸化炭素を排出しない燃料電池自動車の普及も図る考えを示した。

 安倍首相らはトヨタ、日産、ホンダの自動運転車と燃料電池自動車に試乗。トルドー首相は興味津々で、技術者らに熱心に質問していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000143-jij-pol

2016/05/27 ホンダ、伊勢志摩サミットに燃料電池自動車と自動運転車を提供(レスポンス)

 ホンダは、5月26・27日に開催される伊勢志摩サミットに、燃料電池自動車『クラリティ フューエル セル』と自動運転車『オートメイテッド ドライブ』を提供している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160527-00000011-rps-sci

2016/05/27 補助申請受付中 次世代自動車普及台数 4年で3倍(テレ玉)

 地球温暖化対策として電気自動車の普及を進めるさいたま市で、次世代自動車の普及台数が4年間で3倍以上になったことがわかりました。

 さいたま市は、次世代自動車の普及を促進しようと、電気自動車や燃料電池自動車を導入する市民や事業者に対して、2010年度から費用の一部を補助しています。さいたま市環境未来都市推進課によりますと、補助事業を始めた2010年度に市内の次世代自動車の登録台数は1万4,014台でしたが、2014年度末には3倍以上となる4万5,122台に増えたということです。車体価格が下がったことに加え、充電施設などのインフラ整備や補助制度の活用などが普及につながったと見られています。今年度の1台あたりの補助額は電気自動車が5万円、プラグインハイブリッド自動車は3万円、燃料電池自動車は50万円を上限としていて、5月25日から受け付けています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160527-00010000-teletama-l11

2016/05/27 「私たちをワクワク、ドキドキさせた」あの時代の名車をもう一度(ITmedia ビジネスオンライン)

 そして最後は、14年にトヨタが発売した「MIRAI」。水素を空気中の酸素と化学反応させて、自ら発電して走る燃料電池自動車(FCV)だ。

 トヨタは92年からFCV開発を進め、02年には「トヨタFCHV(燃料電池電気自動車)」を日米に限定導入するなど、試行錯誤を繰り返してきた。

 MIRAIには、自社開発の「トヨタFCスタック」や高圧水素タンクを中心とした燃料電池技術と、ハイブリッド技術を融合した「トヨタフューエルセルシステム」(TFCS)を採用。走行時に車両から二酸化炭素などの環境負荷物質を排出しない優れた性能を実現した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160527-00000073-zdn_mkt-soci

2016/05/28 実験中にガラス容器破裂 京都大桂キャンパス、学生1人ケガ(京都新聞)

 28日午後6時35分ごろ、京都市西京区の京都大桂キャンパス・ローム記念館2階の化学実験室で実験中にガラス容器が破裂し、大学院工学研究科電子工学専攻1年の男子学生(22)が右腕に軽傷を負った。

 西京署によると、当時、男子学生は1人で燃料電池のコーティング作業をしていたという。京都大によると、排気機能付き実験用装置内にあったメタノール入りの容器が、何らかの化学反応で圧力が高まり、学生が動かした際に破裂したという。ほかに、施設には大きな被害はなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160528-00000026-kyt-l26

2016/05/29 島津製作所が燃料電池内部を探る「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」を展示【人とくるまのテクノロジー展】(clicccar)

 島津製作所は、5月25日(水)?27日(金)に パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」で、固体高分子形燃料電池(PEFC)内の酸素濃度をリアルタイムで測定できる「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」を出展し、目に見えない燃料電池内部を探るハイテクをアピールしました。

 島津製作所の「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」は、PEFC内ガス拡散層(GDL)の深さ方向の酸素濃度をリアルタイムで直接モニタする世界初(同社調べ)の装置ということです。

 燃料電池内部の酸素濃度を測定することで、発電効率を高める部材の設計および選定や気体流路の最適化への寄与が期待できます。

 同社では「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」を5月23日から新発売しており、今後自動車メーカーおよび部品メーカーに拡販したいとしています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160529-00374269-clicccarz-bus_all

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