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□燃料電池ワールド Vol.2118
■2016年05月27日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(04月14日)
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2016/04/14 ネッドスタック社、世界最大のPEM型燃料電池発電プラントを販売〈PT〉
〔訳注〕アーネム(Arnhem、オランダ)発:ネッドスタック燃料電池技術社(Nedstack fuel cell technology B.V.)は、世界で初めての2MW級陽子交換膜型(PEM)燃料電池発電プラントを提供するための最終契約を締結した。この2MW級PEM燃料電池ユニットは、中国の遼寧省(Liaoning province)インコウ(Yingkou)のインコウ・ファインケミカル社(Ynnovate Sanzheng (Yingkou) Fine Chemicals Co. Ltd)に設置される。廃棄物の水素が塩素アルカリ工程(chlor-alkali process)で製造されており、それが電力生成に利用される。
〔訳語〕Yingkou:【地名】インコウ、営口、えいこう◆中国・遼寧省(英辞郎)。地名の表記がいろいろあるが、とりあえず「インコウ」を使った。
2016/04/14 ハートフォード市、コンステレーション社、ブルーム・エナジー社は燃料電池発電マイクログリッドの建設を始める〈PT〉
〔訳注〕ハートフォード(HARTFORD、コネチカット州)発:ハートフォード市(City of Hartford)、エクセレン社(Exelon Corporation)の子会社コンステレーション社(Constellation)、ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)は、電力コストの管理を助け、市のパークビル(Parkville)周辺に緊急時の電力を提供する燃料電池発電のマイクログリッド・システム(microgrid system)の構築を始める、と発表した。非緊急動作時には、800キロワットのマイクログリッド・システムは、パークビル小学校(Parkville Elementary School)やドワイト支部図書館(Dwight Branch Library)、パークビル・シニアセンター(Parkville Senior Center)、チャーターオーク保健センター(Charter Oak Health Center)に100%の電気を提供する。配電網(electrical grid)が停電した場合は、システムは地域の燃料ステーションと食料品店に加えてこれらの場所に非常用電源を提供する。システムによって発生する余剰電力は、ブルーケリー高校(Bulkeley High School)とハートフォード高校(Hartford High School)、ウィーバー高校(Weaver High School)、スポーツと医学科学アカデミー(Sport and Medical Sciences Academy)の4つの地域の学校で電力コストを削減する。このシステムは、2016年第3四半期中に完成する予定である。
■2016年05月26日のWEB LINK NEWS
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2016/05/26 燃料電池トラック開発へ 福岡市、天神で実証実験(産経新聞)
福岡市は25日、燃料電池車(FCV)の普及に向け、東京の開発事業者と連携して、燃料電池トラックの技術開発に取り組むと発表した。市中心部の天神で輸送実験を行い、実用化につなげる。
FCVは水素と空気中の酸素から発電し、モーターを動かす。乗用車ではトヨタ自動車などが商品化したが、トラックは走行距離の長さや、重い荷物を運ぶ耐久性が必要で、実用化に至っていない。
福岡市は「東京アールアンドデー」などと連携して開発にあたる。既存の2トントラックに、燃料電池システムを搭載し、平成30年度に輸送実験を行う。
福岡市は昨年3月、下水処理場の汚泥が発酵するときに発生するバイオガスから水素を製造する水素ステーションを開設している。燃料供給にはステーションを活用する。
高島宗一郎市長は25日の記者会見で「環境に優しい物流モデルを提案したい。先進的な取り組みを行うことは、街のブランドづくりにも意義がある」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000026-san-l40
2016/05/26 東京R&D、燃料電池小型トラックの技術開発・実証を開始(レスポンス)
東京アールアンドデーは5月24日、環境省「平成28年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(委託事業)」において「燃料電池小型トラックの技術開発・実証」の採択を受け、同事業を実施すると発表した。
地球温暖化対策の一つとして、運輸部門のCO2排出量の削減が喫緊の課題となっている。乗用車では量産型燃料電池自動車(FCV)が市販されているが、トラックに関してはハイブリッド車が市販されているものの、燃料電池車は依然として研究開発段階にとどまっている。
同事業ではグループ会社のピューズと共同で燃料電池トラックの技術開発を行い、車両の基本性能や働く車としての実用性などの検証を経て、普及の基本型となる燃料電池トラックを開発。その後、下水バイオガス原料によるグリーン水素を用いて、福岡市の天神地区共同輸送と共同で2018年度に配送業務の実運用を行い、本事業後の2019年度に燃料電池トラックの少量産を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000018-rps-bus_all
2016/05/26 豊田自動織機がカーエアコン用電動コンプレッサー累計生産台数1千万台を達成(clicccar)
豊田自動織機は、カーエアコン用電動コンプレッサーの累計生産台数1千万台を4月18日に達成したと発表しました。
豊田自動織機のカーエアコン用電動コンプレッサーは2003年9月に発売の2代目「トヨタプリウス」に採用されて以来、ハイブリッド車(以下、HV)・プラグインハイブリッド車(以下、PHV)はもちろん、電気自動車(以下、EV)・燃料電池自動車(以下、FCV)などの環境対応車に採用が広まっています。
豊田自動織機は電動コンプレッサーの生産開始から13年目で1千万台を達成し、2015年度には電動コンプレッサーの世界シェアで約70%超(豊田自動織機調べ、マイルド・ハイブリッドを除く)を占めています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160526-00373639-clicccarz-bus_all
2016/05/26 ホンダ、技術テーマで自動車技術会賞を4件を受賞(レスポンス)
ホンダは5月26日、本田技術研究所の技術者が「第66回自動車技術会賞」の「技術貢献賞」「浅原賞学術奨励賞」「論文賞」の各賞にて計4件を受賞したと発表した。
今回、上地幸一氏が「自動車の安全性能向上に関わる技術の進歩発展への貢献」で技術貢献賞を受賞。日本初の前突用エアバッグの実用化とその進化に携わり、車両安全にかかわる基礎研究から応用技術開発まで幅広く関与してきた点が評価された。
矢崎学氏は「Vibration Reduction in Motors for the SPORT HYBRID SH-AWD」で浅原賞学術奨励賞を受賞。矢崎氏は、究極集中巻形式ステーターの磁気回路形状に着目することで、駆動用モーターの振動や騒音の原因となるトルク変動の低減を実現した。
中川喜洋氏も「二輪車のブレーキ鳴き解析におけるディスク残留応力に関する研究」で浅原賞学術奨励賞を受賞。ディスクの振動特性の変化を精度良く再現する手法を考案し、その変化の原因がディスク製造工程での熱処理により発生した残留応力であることを明らかにした。
江上雅裕氏と渡邉真也氏は、「ノイズ低減に空間平均を用いたFFT法による過渡状態の燃料電池Nyquist plot」で論文賞を受賞。燃料電池で発電生成水の過不足などを推定できるナイキスト線図において、空間平均が時間平均と等しいというエルゴード性をノイズ処理に適用し、空間平均の利用により算出精度向上を実現した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000048-rps-bus_all
2016/05/26 【人とくるまのテクノロジー16】 クラリティ の大小水素タンク2本が丸見え、 MIRAI との違い…ホンダ(レスポンス)
ホンダは水素で走る燃料電池自動車『クラリティ フューエル セル』のカットモデルを展示。解説担当は、水素タンクを大小2本の設定にした経緯について「現在のパッケージング技術や、安全面、コスト面などで、2本組みとせざるをえなかった」などと来場者に伝えていた。
このクラリティの水素タンクは、後席座面直下に小さな水素タンク、後席背もたれの裏側下部に大きな水素タンクが収まる。トヨタ『MIRAI(ミライ)』も大小2本の水素タンクを搭載するが、大きいタンクが座面直下に置かれるかたちで、クラリティとは大小タンクの置き方が逆だ。
「重量配分バランス、トランク容量、居住空間など、パッケージングの最善をつくすと現状は大小2本の水素タンクをこのレイアウトにせざるをえない。燃料は大小タンクから同じ割合の量で供給される。いずれは1本にしたい」。
同社は、このクルマの発電・駆動機能を、「V6エンジン同等サイズにコンパクト化した」という点も紹介。「従来モデルはセンタートンネルに置いた燃料電池スタックを、小型化しフロントフード下に収め、高効率レイアウトを実現。キャビン空間拡大などに貢献。燃料電池スタックや水素・空気供給システムなどの発電機能、FC昇圧コンバーターや駆動モーターなどの配電・駆動機能をコンパクトに集約し、前後幅、左右幅、高さのすべてでV6エンジンと同等のサイズを実現した」とも伝えていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000058-rps-bus_all
2016/05/26 ホンダ、G7伊勢志摩サミットに燃料電池自動車と自動運転車を提供(オートックワン)
ホンダは、5月26、27日に開催される2016年主要国首脳会議「G7伊勢志摩サミット」に、燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」と自動運転車「AUTOMATED DRIVE(オートメイテッド ドライブ)」を提供している。
今回ホンダは、G7伊勢志摩サミットにてハイテクやイノベーションなど、日本ならではの魅力を世界に向けて発信するという政府の方針に賛同し、同サミットに協力している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-02731700-autoconen-ind
2016/05/26 新日本電工、純水製造装置を拡販 水素ステーション向け(日刊産業新聞)
新日本電工は水素ステーション向けの純水製造装置を成長分野として拡販する方針だ。東京ビッグサイトで開催中のNEW環境展に出展しており、視察に訪れた白須達朗社長によると、現場で水素を製造するオンサイトタイプの水素ステーションでシェアは7割に達しており、燃料電池車の普及、ステーションの拠点拡大に応じて成長が見込めるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00010005-sangyo-bus_all
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