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□燃料電池ワールド Vol.2112
■2016年05月19日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(04月07日)
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2016/04/07 北東地域の水素・燃料電池産業、世界をリードする産業技術展示会で展示〈PT〉
〔訳注〕イーストハートフォード(EAST HARTFORD、コネチカット州)発:コネチカット州先端技術研究センター社(Connecticut Center for Advanced Technology, Inc.:CCAT)が引っ張る北東電力化学エネジー貯蔵クラスター(Northeast Electrochemical Energy Storage Cluster:NEESC)は、産業技術の革新を示す国際展示会であるハノーバー・メッセ(Hannover Messe)2016で地域の水素・燃料電池の能力を示すために、経済とコミュニティ開発コネチカット部門(Connecticut Department of Economic and Community Development:DECD)と提携する。このイベントは、ドイツのハノーバーで4月25日から29日まで開かれる。
2016/04/07 プラスチック廃棄物から水素を取得〈PT〉
〔訳注〕スペインのバスク自治州(Basque Country)のバスク大学(UPV/EHU-University)の研究では、水素のかなりの量が2相プロセス(two-phase process)でプラスチック(plastics)から得られることが確認された。バスク大学の研究者Itsaso・バーバライズ(Itsaso Barbarias)の博士論文は、非常に良好な結果がプラスチックから水素を得る過程で達成された、と述べている。
2016/04/07 リンデ社、ゼロエミッションの燃料電池車でカーシェアリング・サービスを始める〈PT〉
〔訳注〕ミュンヘン(Munich)発:リンデ・グループ(Linde Group)は本日、ゼロエミッションの水素モビリティ(hydrogen (H2) mobility)への重要な一歩を踏み出した。グループの新しく設立された子会社のブランド名「ビーゼロ(BeeZero)」のもとで、リンデ社の水素の考えは、もっぱら水素駆動燃料電池車だけを使う世界初のカーシェアリング・サービス(car sharing service)で開始された。この艦隊は、ヒュンダイ自動車(Hyundai Motor)の燃料電池車 ix35を使用している。「ビーゼロ」は従来のカーシェアリング・サービスと同様に、車を簡単にスマートフォン・アプリで予約することができる。
2016/04/07 エア・リキード社、アメリカ北東部のいくつかの水素燃料補給ステーションの場所を発表〈PT〉
〔訳注〕ヒューストン(HOUSTON、テキサス州)発:エア・リキード社(Air Liquide)は本日、アメリカ合衆国北東部(northeastern region of the United States)で計画中の4カ所の水素燃料補給ステーションの場所を発表した。このステーションは、ゼロエミッションの水素燃料電池電気自動車(zero-emission hydrogen fuel cell electric vehicles:FCEVs)のために必要なインフラと地域の消費者に提供され、一般に公開される。エア・リキード社は、合計12の水素ステーションを米国北東部に計画しており、これはトヨタ自動車販売USA社(Toyota Motor Sales USA)と共同して東海岸のインフラになる最初のもので、2017年早期に公開される。4カ所の都市は次のとおり。ハートフォード、コネチカット州(Hartford, Connecticut)、ブレーントリー、マサチューセッツ州(Braintree, Massachusetts)、マンスフィールド、マサチューセッツ州(Mansfield, Massachusetts)、ブロンクス、ニューヨーク州(Bronx, New York)。
■2016年05月18日のWEB LINK NEWS
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2016/05/18 「フリー水素」で協定 福島県と東京都など四者連携(福島民報)
製造段階で二酸化炭素(CO2)を出さない「CO2フリー水素」の実用化を目指している福島県と東京都、産業技術総合研究所(産総研)、東京都環境公社は17日、普及に向けた連携協定を結んだ。政府は平成32(2020)年の東京五輪・パラリンピックの選手村や燃料電池自動車などで県産水素を活用する方針で、四者が連携し水素の製造から輸送、貯蔵、利用までの体制を確立させる。
協定は研究開発、人材交流、情報発信が柱で有効期間は33年3月末まで。近く、同公社を事務局に四者や関係企業などでつくる連絡会議を設置する。風力などの再生可能エネルギーで製造したCO2フリー水素を大量に貯蔵、輸送できる技術の共同研究に着手する。29年度には実証段階に入る計画。
県と産総研福島再生可能エネルギー研究所(郡山市)が研究を進めているが、協定を機に同公社研究員を同研究所で受け入れ、技術を共有する。地元企業の参入促進や産業集積が課題で、水素の地産地消による社会基盤整備に取り組む企業に対し、技術支援も行う。
都によると、都内には現在、燃料電池自動車などに水素を供給する水素ステーションが11カ所ある。東京五輪が開かれる32年までに35カ所、42年までに150カ所に増設するという。
水素エネルギーの活用を巡っては、安倍晋三首相が3月、県内を水素の一大供給拠点とする考えを表明し、福島新エネ社会構想実現会議が発足した。
県庁で行われた協定締結式には内堀雅雄知事と舛添要一都知事、産総研の中鉢良治理事長、同公社の森浩志理事長が出席し、協定書を交わした。内堀知事は「再生可能エネルギー先駆けの地として、復興に向かう姿を全世界に発信していく」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160518-00000061-fminpo-l07
2016/05/18 トヨタ 杉山雅則 常務理事が語る、グローバルで戦うための「新自動車技術開発体制」(ビジネス+IT)
これまで国内自動車メーカーは、厳しい技術競争を勝ち抜き、世界をリードしてきた。しかし、企業ごとに基礎研究まで行う現在の開発スタイルは限界を迎えている。一方、ドイツを中心とする欧州は、国をあげた産学連携による効率的な研究体制を構築している。トヨタ自動車で長年エンジン技術開発に携わってきた、常務理事 エンジン技術領域 領域長 杉山雅則氏は、「従来のトライ&エラー型の開発でなく、大学の科学力を基礎研究に活かし、OEMはリソースを競争領域に集中させる開発スタイルのパラダイムチェンジが求められる」とし、「グローバル化に対応する日本の新自動車技術開発体制」をテーマに、持続可能な自動車社会に向けた業界の方向性を示した。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160518-00010001-biz_plus-bus_all
※長文のため、本文を。
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池組立・発電体験コーナーを開催【再掲】
高効率の発電装置である燃料電池は、マスコミ業界も取り上げる機会が日ごとに増しております。また、文科省の新学習指導要領(平成24年発行)には、理科の中で燃料電池に触れるように記されています。しかし、一般の方々には仕組みや発電の様子などはまだまだ身近なものとはなっておりません。
この度、燃料電池開発情報センター(FCDIC) が主催し、東京都と新エネルギー・産業技術総合開発機構が後援する 【第23回 燃料電池シンポジウム】において、今回で5回目となる「燃料電池組立・発電体験コーナー」を開催いたします。
また、ホンダのFCV<CLARITY FUEL CELL>も展示致しますので、合わせてご案内いたします。
◇日 時:5月26日(木)?27日(金) ※各回30分程度です
26日(11:00? 13:35? 14:35?)
27日(10:00? 11:00? 15:10?)
◇場 所:タワーホール船堀 1F シンポジウム展示会場
(〒134-0091 東京都江戸川区船堀4 丁目1 番1 号)
◇参加費:無料(60名迄の先着予約制です) ※定員になり次第、締め切ります。
◇申込期限:5月24日 午前中まで
◇内 容:100%組立・分解可能な燃料電池組立キット(PEFC 40×18mm)を用いて、組立及び発電試験を体験して頂きます。
説明は、燃料電池の開発や教育に携わって来た企業、大学等の現役またはOBの【FC懇談会のメンバー】が担当します。
◇特 典:コーナーを体験された方には、シンポジウムA会場で開催予定の、次の(1)か (2)の講演、何れかの聴講券を進呈します。 ※一般講演への参加は有料です。(1)特別講演 5月26日(木)
1、「水素社会の実現に向けた取組?ロードマップ改訂について?」 経済産業省燃料電池推進室
2、Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて 本田技術研究所3、海外の研究開発政策と研究機関の動向(仮) 経済産業省産業技術環境局国際室(2)基調講演 5月27日(金)
1、水素キャリアと燃料電池及び触媒反応への展開 京都大学
◇問い合わせ・連絡先:燃料電池開発情報センター【燃料電池組立体験コーナー事務局】
Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232
e-mail: fccon-xp@fcdic.jp URL: http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇共 催:FC懇談会
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