燃料電池ワールド Vol.2110 (2016/05/17 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2110
■2016年05月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月05日)
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2016/04/05 SA初の水素燃料電池フォークリフトと燃料供給ステーションのビデオ〈PT〉
〔訳注〕ビデオのデータが開かないため、見られません。

2016/04/05 枯渇したガスのため池に水素を貯める実行可能性の研究〈PT〉

〔訳注〕エジンバラ大学(University of Edinburgh)のA.アミッド(A. Amid)とD.ミニャール(D. Mignard)、M.ウィルキンソン(M. Wilkinson)はこのたび、加圧された水素貯蔵のための枯渇天然ガス貯留槽を使う可能性を検討して、『水素エナジーの国際ジャーナル(International journal of hydrogen energy)』に論文を発表した。2013年1月時点で総数688の天然ガス貯蔵施設は容量3770億立方メートルが世界的に運用されていたので、これらの可能性を技術的に証明した場合は活用する余地があるだろう。掲載誌は以下の通り。
International Journal of Hydrogen Energy, Volume 41, Issue 12, 6 April 2016, Pages 5549-5558

2016/04/05 ロシアと米国の研究者、水素燃料の効率を向上させる新たな触媒を見つける〈PT〉

〔訳注〕モスクワ/イタルタス通信(MOSCOW/TASS)発:スコルコボ科学技術大学(Skoltech Institute of Science and Technology)とテキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の科学者たちは、オンラインの「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」に新しい触媒の報告を発表した、という4月4日付け(Vol.2109 2016/05/16発行)の「水の分解を触媒するための新メカニズム」の再論。

2016/04/05 水素燃料電池自動車の新しい調和テスト・プロトコル〈PT〉

〔訳注〕車両に電力を供給する燃料電池の最も魅力的なタイプである高分子電解質膜(polymer electrolyte membrane:PEM)型燃料電池のテストのための基準の欠如は、動作条件(operating conditions)のもとで、それらの性能と耐久性の客観的な比較評価の邪魔をしていた。それ故に技術的進歩をも妨げていた。代表的な動作条件を整えることを含む試験方法論の提案によって、そして欧州の産業界や意見が一致する利害関係研究者を獲得することで、欧州委員会共同研究センター(JRC:Joint Research Centre)はギャップを埋める支援をしてきた。米国エネルギー省(US Department of Energy)燃料電池技術局(Fuel Cell Technology Office)とアジアの自動車部品メーカーは、欧州委員会共同研究センター報告書に記載されているプロトコルに対する関心を表明している。

2016/04/05 市場に新たな燃料電池をもたらす「ラムセス」プロジェクト〈PT〉

〔訳注〕欧州燃料電池・水素共同事業(FCH JU)は、経済における水素・燃料電池のための国際パートナーシップ(IPHE)と一緒に、コストや耐久性のSOFC市場の取り込みへの主要な障壁を特定した。欧州連合(EU)の第7次研究開発フレームワーク計画(Seventh Framework Programme)のもとで、ラムセス(RAMSES)プロジェクトは燃料電池市場に金属支持型固体酸化物型燃料電池(metal supported solid oxide fuel cells)を提供してきた。多孔質金属基板、薄い電極と電解質セラミック層からなる高度な材料は、特にこの技術のために開発された。

2016/04/05 プラグ・パワー社、次世代の燃料電池フォークリフト「ゲンドライブ3340」を披露〈PT〉

〔訳注〕レーサム(LATHAM、ニューヨーク州)発:プラグ・パワー社(Plug Power Inc.)は、アトランタ(Atlanta)のジョージア・ワールド・コングレス・センター(Georgia World Congress Center)でこのほど開かれたモデックス見本市(MODEX trade show)で、次世代の燃料電池フォークリフト「ゲンドライブ3340(GenDrive3340)クラス3ハンドリフト(class-3 pallet jack)」を披露した。

■2016年05月16日のWEB LINK NEWS
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2016/05/16 16日の朝刊(都内最終版)☆2(時事通信)
【日刊自動車】
◆水素ST 新たに9カ所 地場企業 運営に名乗り 地方都市でも相次ぎ 補助対象決定(2)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160516-00000001-jijnb_he-bus_all

2016/05/16 田中貴金属、燃料電池用白金電極触媒をホンダに供給、FCV「クラリティ」に採用(エコノミックニュース)

 田中貴金属工業は燃料電池システムの心臓部である水素と空気中の酸素の化学反応で電気を作る発電装置、燃料電池スタックの発電性能を大きく左右する材料のひとつである電極触媒の開発を長年進めてきた。

 今回、田中貴金属は、家庭用燃料電池などに比べて燃料電池スタックの負荷変動が大きい燃料電池自動車において、従来品より高性能かつ高耐久性の電極触媒を開発した。これが評価されて、本田技研工業の新型燃料電池車「クラリティ(CLARITY FUEL CELL)」の小型化された燃料電池スタックに同社の白金電極触媒が採用されていると正式に発表した。

 近年の家庭用燃料電池「エネファーム」の需要や、燃料電池乗用車の発売だけでなく、2020年の東京オリンピックまでに都営バスなどで燃料電池バスが相当数投入されることなどの背景を踏まえて、田中貴金属工業は2013年、神奈川県にFC触媒開発センターを建設して安定供給体制を整えていた。同社では、この開発センターをモデル工場として今後見込まれる需要増加に対応するとしている。

 田中貴金属では、今後も固体高分子形燃料電池(PEFC)用電極触媒やパラジウム合金水素透過膜、改質触媒など、水素社会に必要な燃料電池周辺技術における貴金属材料を開発していくという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160516-00000013-economic-bus_all

2016/05/16 ロボットなど市の魅力発信=北九州市〔地域〕(時事通信)

 G7エネルギー相会合が開催された北九州市は、採択された共同声明「北九州イニシアチブ」に名前を刻むことができたほか、ロボットなどのものづくり、環境施策、水素エネルギー活用を会合に参加した各国要人、海外メディアに発信した。

 各国要人らは、産業用ロボット大手の安川電機の本社工場や約50台のロボットを実感できる「みらい館」を視察。ロボットアームがお土産用のミニカーを手際良く製作する様子に、歓声を上げた。また、燃料電池車で車列を組んで移動し、「北九州水素タウン」も見学した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160516-00000019-jij-soci

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池組立・発電体験コーナーを開催【再掲】

 高効率の発電装置である燃料電池は、マスコミ業界も取り上げる機会が日ごとに増しております。また、文科省の新学習指導要領(平成24年発行)には、理科の中で燃料電池に触れるように記されています。しかし、一般の方々には仕組みや発電の様子などはまだまだ身近なものとはなっておりません。

 この度、燃料電池開発情報センター(FCDIC) が主催し、東京都と新エネルギー・産業技術総合開発機構が後援する 【第23回 燃料電池シンポジウム】において、今回で5回目となる「燃料電池組立・発電体験コーナー」を開催いたします。

 また、ホンダのFCV<CLARITY FUEL CELL>も展示致しますので、合わせてご案内いたします。
◇日 時:5月26日(木)?27日(金) ※各回30分程度です
  26日(11:00? 13:35? 14:35?)
  27日(10:00? 11:00? 15:10?)
◇場 所:タワーホール船堀 1F  シンポジウム展示会場
(〒134-0091 東京都江戸川区船堀4 丁目1 番1 号)
◇参加費:無料(60名迄の先着予約制です) ※定員になり次第、締め切ります。
◇申込期限:5月24日 午前中まで
◇内 容:100%組立・分解可能な燃料電池組立キット(PEFC 40×18mm)を用いて、組立及び発電試験を体験して頂きます。

 説明は、燃料電池の開発や教育に携わって来た企業、大学等の現役またはOBの【FC懇談会のメンバー】が担当します。
◇特 典:コーナーを体験された方には、シンポジウムA会場で開催予定の、次の(1)か (2)の講演、何れかの聴講券を進呈します。 ※一般講演への参加は有料です。(1)特別講演 5月26日(木)
1、「水素社会の実現に向けた取組?ロードマップ改訂について?」 経済産業省燃料電池推進室
2、Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて 本田技術研究所3、海外の研究開発政策と研究機関の動向(仮) 経済産業省産業技術環境局国際室(2)基調講演 5月27日(金)
1、水素キャリアと燃料電池及び触媒反応への展開 京都大学
◇問い合わせ・連絡先:燃料電池開発情報センター【燃料電池組立体験コーナー事務局】
 Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232
  e-mail: fccon-xp@fcdic.jp URL: http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇共 催:FC懇談会

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