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□燃料電池ワールド Vol.2106
■2016年05月11日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(03月30日)
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2016/03/30 ペンシルバニア大学の研究者、持続可能な水素製造に一歩近づく〈PT〉
〔訳注〕ペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)のクリストファー・マレー(Christopher Murray、左)と、スタンフォード大学(Stanford University)のマッテオCargnello(Matteo Cargnello、右)などの化学エンジニアは、水素と酸素に水を分解することを最終目標としている。彼らは、その化学反応をスピードアップするために光を使う光触媒(photocatalysis)と呼ばれる分野で働いている。彼らは、バイオマス由来(biomass-derived)の化合物から水素製造を早めるために、最も知られている光触媒の1つ、チタニア(titania)と呼ばれる物質の構造を調整することでこのような功績に一歩近づいている。研究者たちは、全米科学アカデミー(National Academy of Sciences)のジャーナル「会報(Proceedings)」にその結果を発表した。
2016/03/30 燃料電池に投資する日本の投資ファンド「未来創世ファンド」〈PT〉
〔訳注〕東京(Tokyo)発:スパークス・アセット・マネジメント株式会社(SPARX Asset Management Co., Ltd)は、「未来創生ファンド(Mirai Creation Fund)」からエクセルギー・パワー・システムズ社(Exergy Power Systems Co., Ltd.)に約5億円の新規投資を実行した。これは、未来創生ファンドからのエネルギー貯蔵分野で初めての投資である。エクセルギー・パワー・システムズ社は、ハイブリッド水素燃料電池と水素製造に独自の技術を持つ日本のベンチャー企業で、2011年に東京大学発のベンチャーとして設立された。未来創生ファンドは、トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)と三井住友銀行(Sumitomo Mitsui Banking Corporation)、スパークス・アセット・マネジメント社によって2015年11月に運用を開始した総額135億円の投資を行うファンドで、スパークス・グループがファンドの運営者となっている。
2016/03/30 ブラジルで旅客サービスを始める燃料電池バス〈PT〉
〔訳注〕サンパウロ州政府(Government of the S〓o Paulo State)の機関であるサンパウロ首都圏都市交通公社(S〓o Paulo Metropolitan Urban Transport Company)は3月2日、サンパウロ都市圏の一部である都市サンベルナルド・ド・カンポ(S〓o Bernardo do Campo)で、乗客とともに2台の燃料電池ハイブリッドバスの運転を始めた。
■2016年05月10日のWEB LINK NEWS
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2016/05/10 イワタニ水素ステーション大阪森之宮が完成、情報発信施設も併設(レスポンス)
岩谷産業は、大阪市城東区森之宮地区に建設中だった「イワタニ水素ステーション 大阪森之宮」が完成し、5月9日に開所式を実施した。
同水素ステーションは液化水素によるオフサイト供給方式を採用し、燃料となる水素は大阪府堺市にある水素製造プラント「ハイドロエッジ」からローリーにて輸送する。
水素ステーションは、燃料電池自動車だけでなく、将来の普及が期待される燃料電池バスへの充填も見据え、ゆとりあるスペースを確保。また、大型スクリーンでの映像放映や水素エネルギーのある暮らしを具現化するジオラマを設置するなど、水素啓発のための情報発信施設も併設している。営業時間は平日が9時から22時、土曜日が9時から17時。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160510-00000027-rps-bus_all
2016/05/10 静岡ガス、静岡市にFCV向け水素ステーション(時事通信)
静岡ガスは10日、燃料電池自動車(FCV)に水素を供給する同社初の商用ステーションを静岡市駿河区に建設すると発表した。自社の都市ガスを原料に、ステーション内で水素を製造する「オンサイト型」を採用。同型の整備は静岡県内で初めて。
建設費の総額は約7億円だが、国や県、市からの補助金を受け、自社負担は約2億円となる見通し。8月に着工し、来年4月に運用開始予定。1時間で最大6台に対応可能で、初年度は400回程度の利用を見込む。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051000778&g=eco
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池組立・発電体験コーナーを開催【再掲】
高効率の発電装置である燃料電池は、マスコミ業界も取り上げる機会が日ごとに増しております。また、文科省の新学習指導要領(平成24年発行)には、理科の中で燃料電池に触れるように記されています。しかし、一般の方々には仕組みや発電の様子などはまだまだ身近なものとはなっておりません。
この度、燃料電池開発情報センター(FCDIC) が主催し、東京都と新エネルギー・産業技術総合開発機構が後援する 【第23回 燃料電池シンポジウム】において、今回で5回目となる「燃料電池組立・発電体験コーナー」を開催いたします。
また、ホンダのFCV<CLARITY FUEL CELL>も展示致しますので、合わせてご案内いたします。
◇日 時:5月26日(木)?27日(金) ※各回30分程度です
26日(11:00? 13:35? 14:35?)
27日(10:00? 11:00? 15:10?)
◇場 所:タワーホール船堀 1F シンポジウム展示会場
(〒134-0091 東京都江戸川区船堀4 丁目1 番1 号)
◇参加費:無料(60名迄の先着予約制です) ※定員になり次第、締め切ります。
◇申込期限:5月24日 午前中まで
◇内 容:100%組立・分解可能な燃料電池組立キット(PEFC 40×18mm)を用いて、組立及び発電試験を体験して頂きます。
説明は、燃料電池の開発や教育に携わって来た企業、大学等の現役またはOBの【FC懇談会のメンバー】が担当します。
◇特 典:コーナーを体験された方には、シンポジウムA会場で開催予定の、次の(1)か (2)の講演、何れかの聴講券を進呈します。 ※一般講演への参加は有料です。(1)特別講演 5月26日(木)
1、「水素社会の実現に向けた取組?ロードマップ改訂について?」 経済産業省燃料電池推進室
2、Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて 本田技術研究所3、海外の研究開発政策と研究機関の動向(仮) 経済産業省産業技術環境局国際室(2)基調講演 5月27日(金)
1、水素キャリアと燃料電池及び触媒反応への展開 京都大学
◇問い合わせ・連絡先:燃料電池開発情報センター【燃料電池組立体験コーナー事務局】
Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232
e-mail: fccon-xp@fcdic.jp URL: http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇共 催:FC懇談会
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