燃料電池ワールド Vol.2100 (2016/04/27 09:13)

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□燃料電池ワールド Vol.2100
■2016年04月27日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池組立・発電体験コーナーを開催【再掲】

 高効率の発電装置である燃料電池は、マスコミ業界も取り上げる機会が日ごとに増しております。また、文科省の新学習指導要領(平成24年発行)には、理科の中で燃料電池に触れるように記されています。しかし、一般の方々には仕組みや発電の様子などはまだまだ身近なものとはなっておりません。

 この度、燃料電池開発情報センター(FCDIC) が主催し、東京都と新エネルギー・産業技術総合開発機構が後援する 【第23回 燃料電池シンポジウム】において、今回で5回目となる「燃料電池組立・発電体験コーナー」を開催いたします。

 また、ホンダのFCV<CLARITY FUEL CELL>も展示致しますので、合わせてご案内いたします。
◇日 時:5月26日(木)?27日(金) ※各回30分程度です
  26日(11:00? 13:35? 14:35?)
  27日(10:00? 11:00? 15:10?)
◇場 所:タワーホール船堀 1F  シンポジウム展示会場
(〒134-0091 東京都江戸川区船堀4 丁目1 番1 号)
◇参加費:無料(60名迄の先着予約制です) ※定員になり次第、締め切ります。
◇申込期限:5月24日 午前中まで
◇内 容:100%組立・分解可能な燃料電池組立キット(PEFC 40×18mm)を用いて、組立及び発電試験を体験して頂きます。

 説明は、燃料電池の開発や教育に携わって来た企業、大学等の現役またはOBの【FC懇談会のメンバー】が担当します。
◇特 典:コーナーを体験された方には、シンポジウムA会場で開催予定の、次の(1)か (2)の講演、何れかの聴講券を進呈します。 ※一般講演への参加は有料です。(1)特別講演 5月26日(木)
1、「水素社会の実現に向けた取組?ロードマップ改訂について?」 経済産業省燃料電池推進室
2、Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて 本田技術研究所3、海外の研究開発政策と研究機関の動向(仮) 経済産業省産業技術環境局国際室(2)基調講演 5月27日(金)
1、水素キャリアと燃料電池及び触媒反応への展開 京都大学
◇問い合わせ・連絡先:燃料電池開発情報センター【燃料電池組立体験コーナー事務局】
 Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232
e-mail: fccon-xp@fcdic.jp URL: http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇共 催:FC懇談会

■世界のヘッドライン(03月21日)
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2016/03/21 ヴェルデ社、水素燃料電池の改良した製品ラインを発表〈PT〉

〔訳注〕アメリカ、マサチューセッツ州(Massachusetts)のヴェルデ社(Verde LLC)の水素燃料電池技術は、水素生成装置およびその他のアクセサリーと組み合わせて、エネルギー貯蔵から家庭暖房、緊急電源を広い範囲で使用できる。

2016/03/21 ロンドンの水素バス、都会でのより良い大気質の旅を引き受ける〈PT〉

〔訳注〕2011年以来、ロンドンでは水素バスがルートRV1の主要な車両として走行していて、現在は8台がタワー・ゲートウェイ駅(Tower Gateway Station)とコヴェント・ガーデン(Covent Garden)間を結んでいる。2017年にはさらに2台以上の燃料電池バスが艦隊に追加される。

2016/03/21 エネルギー効率の良い加熱と冷凍への新しいアプローチを提供する燃料電池技術〈PT〉

〔訳注〕デラウェア大学(UDEL、デラウェア州)発:Xergy社(Xergy Inc.)はこのほど、典型的なヒートポンプ・ユニット(heat pump units)で見いだす従来の機械的蒸気圧縮システム(mechanical vapor compression systems)を置き換えるために、電気化学コンプレッサー(electrochemical compressor)をベースにした革新的な冷却システムを発表した。同社は、デラウェア大学(University of Delaware)のアジャイ・プラサド(Ajay Prasad)と彼のチームと共同している。「電気化学コンプレッサーは燃料電池にとても類似している」と、デラウェア大学燃料電池研究センター(UD’s Center for Fuel Cell Research)で指導するプラサドは述べている。しかし、この技術を移行するには重要な違いがあり、チームはそれをテストしている。

2016/03/21 SFCエナジー社、燃料電池製品市場を広げるためにソーラー・スティック社と共同事業を行う〈PT〉

〔訳注〕ブルンタール/ミュンヘン、セントオーガスティン/フロリダ州(Brunnthal/Munich, Germany, and St. Augustine, FL, USA)発:SFCエナジー社(SFC Energy)は、北米の顧客にサービスを提供するために、携帯用電力の米国のリーダーであるソーラー・スティック社(Solar Stik, Inc.)のフロリダ本社での共同サポートを実施する。ソーラー・スティック社は、ポータブル電源市場で戦略的に提携できる位置にある。

2016/03/21 燃料電池の市場は成長を続けている〈PT〉

〔訳注〕ベルリン(Berlin)発:ヘッセン州ベルリン庭園(Berlin Representation of the State of Hesse)で昨日開かれた総会で6年間の存在を示したクリーン・パワー・ネット(Clean Power Net:CPN)部門で、非常用電源の燃料電池は代替エネルギー源としてこの分野での地位を確立していることが結論づけられた。2010年の設立以来、クリーン・パワー・ネットの会員企業数は増え続け、現在は燃料電池分野から20の企業や研究機関が参加している。このコンソーシアムのプロジェクト管理は、ドイツ連邦政府の「水素と燃料電池技術のための国家革新計画(National Innovation Programme for Hydrogen and Fuel Cell Technologies:NIP)」の一環として、NOW社(NOW GmbH)が行っている。

2016/03/20 記事の配信はありません。

■2016年04月26日のWEB LINK NEWS
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2016/04/26 「燃料電池バレー」へ弾み 山梨県工業センターに性能評価室(産経新聞)

 県は25日、燃料電池の性能、耐久性を評価する「燃料電池評価室」を県工業技術センター(甲府市大津町)に開設した。国の燃料電池プロジェクトの一環として創設。県内外の企業や大学、研究機関が開発した燃料電池の新技術を客観的に評価する。燃料電池では、山梨大が先端的な研究開発を続けており、後藤斎知事は開所式で「将来、山梨県が『燃料電池バレー』と呼ばれ得るよう、関連産業の育成や誘致に取り組みたい」と述べた。

 燃料電池評価室には、16台の性能・耐久性評価機器が集約された。国のプロジェクトは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する燃料電池利用の高度化技術開発事業。県も参画している。

 プロジェクトに参加する企業や大学の技術評価は、これまで日本自動車研究所(東京都港区)が担当してきたが、処理量に限界があり、同評価室が加わった。

 検証を担当するのは、外部からの登用を含む5人の研究員。水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池にとって、心臓部材となる「セル」や、主材料の白金(プラチナ)、電解質膜などの性能・耐久性を調べる。初期性能の検証は数日、耐久性能は数カ月かかることもあるという。

 三神武文研究員は「開発者が提示する性能を、第三者の観点から全案件に共通の方法で評価する」と説明する。国は3月、家庭用燃料電池を平成32年に140万台、42年には530万台とする数値目標を示した。燃料電池自動車も32年に4万台、42年には80万台程度の普及を目指すという。

 経済産業省の星野昌志・燃料電池推進室長補佐は「燃料電池の性能強化とコスト低減に向けたセンターの役割は重要」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160426-00000009-san-l19

2016/04/26 現代の電気自動車、2年後にはテスラと同級車を出す(2)(中央日報日本語版)

 現代・起亜自動車はこの日電気自動車だけでなくこれまでグループの力を集中してきた水素燃料電池自動車の開発にも拍車をかける計画を明らかにした。いわゆる「電気・水素並進政策」だ。

 電気自動車が当面は主流のように浮上しているが、その勢いほど実益は大きくないというのが現代自動車グループの判断だ。例えば2020年には世界の自動車市場が年1億台規模まで成長すると予想されるが、このうち純粋電気自動車の販売台数は1%の100万台前後にとどまるだろうというのが業界の見通しだ。

 現代・起亜自動車は2011年から水素自動車を道路で試験運行し各種データを保管・分析してきた。すでにスタック(発電機)と運転関連各種部品、モーター、減速機などをモジュール化してエンジンルームに収めるのに成功した。トヨタをはじめとする後発走者の設計・量産技術はこれに達していないというのが一般の評価だ。だが高い価格は依然として弱点に挙げられる。ツーソンの水素燃料電池自動車の1台当たり販売価格は8000万ウォン(約771万円)台半ばに達する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160426-00000012-cnippou-kr

2016/04/26 ブリヂストン「エコピア」がホンダ「CLARITY FUEL CELL」の新車装着タイヤに(clicccar)

 ブリヂストンを代表する省燃費タイヤの「ECOPIA(エコピア)」が、ホンダの燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」に新車装着タイヤとして採用されました。

 今回装着されるのは「ECOPIA EP160」で、タイヤサイズは235/45R18 94W。

 安全性能や操縦安定性などタイヤに求められる多様な性能を高次元で維持しながら、FCVにふさわしく、転がり抵抗の低減も追求されていて、ホンダ「CLARITY FUEL CELL」が追求している性能のひとつである1回の水素充填による走行距離の向上に貢献しているとしています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160426-00368051-clicccarz-bus_all

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