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□燃料電池ワールド Vol.2091
■2016年04月14日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(03月09日)
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2016/03/09 革新的な触媒製造方法は、燃料電池の開発に突破口をもたらすかもしれない〈PT〉
〔訳注〕福岡(Fukuoka、日本)発:九州大学(Kyushu University)のカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(International Institute for Carbon-Neutral Energy Research:I2CNER)の研究チームは、触媒担体の新しいタイプを試用するための方法を考案した。論文「ポリマー被覆グラフェンとその酸素還元活性上での増殖とAuナノクラスターの堆積(Growth and Deposition of Au Nanoclusters on Polymer-wrapped Graphene and Their Oxygen Reduction Activity)」は、最近「サイエンティフィック・レポート(Scientific Reports)」の http://dx.doi.org/10.1038/srep21314 に掲載された。
2016/03/09 1時間以上ドローンを飛ばせる小型化された燃料電池を開発する研究者〈PT〉
〔訳注〕浦項(ポハン)工科大学校(POSTECH、ポステク)の材料工学専攻の(Dept. of Materials Science and Engineering)教授キョン・マンチェ(Gyeong Man Choi)と彼の研究チームが開発した燃料電池は、小型化された固体酸化物型燃料電池(SOFC)であり、その結果は、雑誌「ネイチャー(Nature)」の姉妹誌「サイエンティフィック・リポート(Scientific Reports)」3月号に掲載された。
2016/03/09 ヨーロッパで始めて公共で使う水素駆動自動車を提供するアバディーン
〔訳注〕アバディーン市議会(Aberdeen City Council)とパートナーの自動車クラブ「コー・ホイール(Co-wheels)」は本日、マリスカル大学(Marischal College)での特別イベントで2台のヒュンダイ(Hyundai)is35多目的用途車(SUVs)の確保を発表した。
2016/03/09 2015年は世界中で54の新たな水素燃料補給ステーションが追加〈PT〉
〔訳注〕チュフズード社とLBST社(T〓V S〓D and LBST)発:2016年1月の時点で、世界各地で開かれている運転中の水素供給ステーションの合計数は214カ所である。これは、ドイツのシンクタンク、ルートヴィッヒ・ベルコウ・システムテクニック社(Ludwig-B〓lkow-Systemtechnik:LBST)と認証会社テュフズード社(T〓V S〓D)のウェブサイト、H2stations.org の第8回次評価(eighth annual assessment)に基づいている。2015年に開設した54カ所のうち48カ所は、公的利用が可能である。その他はバスや艦隊顧客専用となっている。
2016/03/09 ダイムラー社、2018年までに新型燃料電池と電気バスを導入〈PT〉
〔訳注〕ダイムラー社(Daimler)は、燃焼機関に代わる新たな代替バスとして、バッテリーの電気バス「シターロ電気バス(Citaro E-CELL)」と水素駆動の「シターロ燃料電池バス(F-CELL)」を導入する。ともに共同Eモビリティ・プラットフォーム(joint E-Mobility platform)に基づき、ダイムラー・バスは2018年までに標準生産となり、道路上で運行される。
■2016年04月13日のWEB LINK NEWS
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2016/04/13 ホンダの燃料電池車・CLARITY FUEL CELLには、カーボン材料が生きている(clicccar)
ホンダの燃料電池車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」(以下「クラリティ」)が3月に発売されて以来、最近「クラリティ」に使われている部品や材料についての発表が続いています。
今回は東レの炭素繊維材料が「クラリティ」に使われていることが明らかになりました。
東レの発表によると「クラリティ」に採用された炭素繊維材料は、燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパーと、および高圧水素貯蔵タンク用高強度炭素繊維の2つです。
まず、燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパーについては、東レが30年来開発を続けてきたもので、ガス拡散性、耐久性などの要求特性を兼ね備えて、燃料電池スタックの性能向上、省スペース化に貢献している、ということです。
次に高圧水素貯蔵タンクには、東レの高強度炭素繊維 トレカ(登録商標)が使われており、東レでは高圧水素貯蔵タンクの安全性や強度・軽量性を両立することができた、と説明しています。
燃料電池車には、いままでになかった新技術や新しい部品が満載で、これらを開発する部品メーカーや素材メーカーの活躍が目立っています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160413-00365319-clicccarz-bus_all
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池開発情報センター「FCVフォーラム3」?FCVと水素ステーションの最前線?【再掲】
多彩な講師陣によりFCV・水素に関わる最前線の情報をお伝えする 「FCVフォーラム3」を開催致します。
2014年12月に販売し、大人気のトヨタ<MIRAI/3月10日にリース販売を開始した、ホンダ< FCX クラリティー>の試乗会や日産<X-TRAIL FCV>等の展示もします。
燃料電池関連の展示、最新水素ステーションの見学、FCV・水素エネルギーシステムやそれらを取り巻く環境・水素の安全についての講演とともに「見て・聞いて・体験する」が全て詰まっております。
またとない機会ですので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
◇開催日:4月15日(金) 9:30〜17:00(受付開始 9:00〜)
◇場 所:タイム24ビル (〒135-0064 東京都江東区青海2-4-32)
※テレコムセンター駅(ゆりかもめ)徒歩2分
◇内 容
第1部【講演】<9:30?12:15>-<休 憩>-<13:15?14:50> 1、堀 哲氏(東京都環境局地球環境エネルギー部計画担当課長)
「水素社会実現に向けた東京都の取組について」
2、佐野誠治氏(トヨタ自動車技術統括部水素・FC推進グループ担当部長)
「低炭素社会に向けたトヨタ自動車のチャレンジ」
3、丸山茂氏(本田技術研究所四輪R&Dセンター第5技術開発室室長)
「Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて」
4、森春仁氏(日産自動車総合研究所Eシステム研究所所長)
「日産自動車における燃料電池自動車開発と普及に向けて」
5、前田征児氏(JXエネルギー水素事業推進部技術開発グループマネージャー)
「水素社会実現に向けたJXの取り組み」
6、富岡秀徳氏(日本自動車研究所(JARI) FC・EV研究部主任研究員)
「水素・燃料電池自動車の安全性評価について?日本自動車研究所の取組?」第2部【展示】<12:00?17:00>
燃料電池関連企業の募集を行います。※展示の他ポスター発表の申込も受付を致しています。FCDIC会員・都内中小企業で、フォーラム参加者の出展料金は「無料」です。関連企業・団体の方は、是非ご利用下さい。
※展示のみご希望の方は、¥5,000(内税)、一般参加の方は、フォーラム参加費に展示料金¥5,000(内税)が加算となります。
第3部【運転・同乗試乗会】<15:00?17:00>
トヨタ<MIRAI> 及び ホンダ< FCX クラリティー>を予定
※試乗会の車両は主催者側の都合により、変更になる場合もあります。申込時に確認して下さい。
【イワタニ水素ステーション 芝公園 見学】
※試乗会及び水素ST見学への参加は、先着順の予定です。
◇参加申込
FCDICの下記URLより、お申込画面から直接入力による申込み、又は FAX用紙をダウンロードして、必要事項を記入の上、FAXでお申込み下さい。
web入力:http://www.fcdic.com/seminar/fcv_forum_2016_entry.html
FAX用紙:http://www.fcdic.com/ja/seminar2016/FCV3_annai_sanka160322.pdf
◇参加費/支払方法】
参加費(内税):FCDIC会員?9,000/都内中小企業?9,000/一般 ?18,000/プレス無料
銀行振込または郵便振替にて、4月11日(月)までにお支払いをお願い致します。 (振込手数料はご負担下さい)。請求書が必要な方は、申込書にその旨、記入をお願いします。
※領収証は銀行または郵便局が発行する振込金受取書(銀行) または振込票兼受領証(郵便局)を領収証に代えさせて頂きます。
◇連絡先:(一社)燃料電池開発情報センター FCVフォーラム3事務局
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1?19 お茶の水ビジネスビル1階
TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232
メール:fc-seminar@fcdic.jp URL:http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター
◇後 援:東京都/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
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