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□燃料電池ワールド Vol.2085
■2016年04月06日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(03月01日)
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2016/03/01 エア・リキード社、ヨーロッパ最大のパワー・ツー・水素プロジェクトをリード〈PT〉
〔訳注〕デンマークのハイバランス(HyBalance)プロジェクトは、エンド・ユーザーに再生可能エネルギーから水素を生産して完全なバリュー・チェーン(value chain)を実証するヨーロッパで最初のプロジェクトとなる。水素は水の電気分解で生産され、既存の5つの水素充填ステーションを含むクリーンな輸送はエア・リキード社(Air Liquide)が運営し、60台以上の燃料電池自動車などの乗り物に使われる。エア・リキード社は、欧州燃料電池水素共同実施機構(European Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking)とデンマークのフォースケル・プログラム(ForskEL program)が支援する1500万ユーロのこのプロジェクトに取り組んでいる。
2016/03/01 燃料電池開発企業AFCエナジー社、2016年の画期的な出来事を発表〈PT〉
〔訳注〕AFCエナジー社(AFC Energy)は、ドイツのシュターデ(Stade)工場での第2世代の燃料電池プラントやスタックの開発など、2016年の戦略的里程標と成果を発表している。
■2016年04月05日のWEB LINK NEWS
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2016/04/05 川崎重工や岩谷産業、CO2フリー水素サプライチェーン構築の実証事業を実施(レスポンス)
川崎重工業、岩谷産業、シェルジャパン、電源開発(Jパワー)の4社は、共同で設立した「技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構」(HySTRA)がCO2フリー水素サプライチェーンを構築する実証事業を実施すると発表した。
水素サプライチェーンの実現に取り組むため、川崎重工を主幹事とする岩谷産業、Jパワーの3社は共同で実証事業を提案し、2015年6月にNEDOの「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業」に採択された。
今回、シェルジャパンを新たに加えて設立したHySTRAに実証事業を移管して運営する。将来の海外からの商用液化水素チェーン実現を見通すため、HySTRAは、「褐炭ガス化技術」のパートと、「液化水素の長距離大量輸送技術」、「液化水素荷役技術」の2つのパートで構成、2020年度までに各パートにおける技術実証と、商用化に向けた課題の抽出を行うことを目的として活動する。
各社の役割では、国内で石炭ガス化複合発電(IGCC)に取り組んでいるJパワーはこれまで蓄積したガス化技術を活かし、「褐炭ガス化技術」の技術実証に主体的に取り組む。
LNG貯槽・受入基地の建設、種子島のロケット射点設備の建設など、極低温機器サプライヤーである川崎重工と、国内唯一の液化水素製造・供給事業者である岩谷産業、LNGのサプライチェーンやLNG船の運航に実績があるロイヤルダッチシェルの日本法人であるシェルジャパンは、共同で「液化水素の長距離大量輸送技術」と「液化水素荷役技術」の技術実証を担当する。
今後、4社がHySTRAのもとで各社の強みを持ち寄り、研究開発や実証事業を効率的に進めていく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000033-rps-bus_all
2016/04/05 地域交通グリーン化事業を公募…EV・PHV・FCV導入事業者を支援(レスポンス)
国土交通省は、4月1日から5月9日まで、電気自動車バス・タクシー・トラック、燃料電池自動車バス・タクシー、超小型モビリティを導入する事業者を支援する「地域交通グリーン化事業」を公募すると発表した。
国交省では、「地域交通グリーン化事業」によって、自動車運送事業者に対して、電気自動車バス・タクシー・トラック、燃料電池自動車バス・タクシー、超小型モビリティの導入を重点的に支援している。この事業により、電気自動車を活用した地域の実情を踏まえた、多様な交通サービスの展開、他の地域や事業者による導入を誘発・促進することを見込んでいる。
今回、2016年度の「地域交通グリーン化事業」を公募する。公募期間中の応募があった地域交通グリーン化事業計画の案件は、事業計画の内容を外部有識者が評価し、その結果を踏まえて補助対象事業を決定する。
2016年度の予算額は4億1700万円。
支援内容は、電気自動車バス、超小型モビリティと付随する充電設備が導入費用の半額、電気自動車タクシー・トラックと付随する充電設備が導入費用の3分の1、燃料電池自動車バス・タクシーが導入費用の半額。
電気自動車にはプラグインハイブリッド車も含む。電気自動車タクシーは、補助対象となる車両本体価格の上限を600万円とする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000037-rps-soci
2016/04/05 再生可能エネルギーの出力変動を水素で解決、東北電力が研究開始(スマートジャパン)
再生可能エネルギーの導入拡大に向けては、気象条件による出力変動の調整が最大の課題となっている。これまで東北電力では、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、国の実証事業として、南相馬変電所と西仙台変電所に設置した蓄電池技術を活用した出力変動対策に取り組んできた。今回の水素製造に関する研究は、こうした蓄電池による対策と同様の効果を期待して行うものだ。
研究では、東北電力 研究開発センター(仙台市青葉区、設置面積約400平方メートル)に、新たに小規模試験用の太陽光発電設備(約50キロワット)をはじめ水素製造装置(約5N立方メートル/時)などをコンテナ方式で設置する。屋上に設置した太陽光で発電し、その電力を使い水電解水素製造装置で、水を電気分解し水素と酸素を製造する。発生した水素は水素吸蔵合金方式水素貯蔵タンク(約200N立方メートル)に貯蔵。この水素を燃料電池(10キロワット未満)で酸素と反応させ発電する(図1)。電力は研究開発センターで利用する計画だ。研究期間は2019年3月までを予定する。
東北電力では、この研究で出力変動の大きい電気を水素製造に使用し、吸収することで、水素製造技術が蓄電池と同様に再生可能エネルギーの導入拡大に伴う出力変動対策として適用可能かを検証することにしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000081-biz_it_sj-bus_all
2016/04/05 福島県内初の水素ステーション 郡山市が来春めどに(福島民友新聞)
郡山市は4日、再生可能エネルギーを活用して水素を製造、燃料電池車(FCV)に供給する「水素ステーション」整備事業が環境省の補助事業に採択されたと発表した。
市によると、水素ステーションの設置は県内初。東北では仙台市に次いで2例目。
本年度末から来春をめどに市役所敷地に整備する予定で、FCVの普及、省エネの推進を図る。
郡山市が整備するのは、水素の製造装置や充填(じゅうてん)機などをコンパクトにまとめた「パッケージ型」。併せて、市役所庁舎屋上に太陽光発電装置を設け、ここで発電された電力を利用して水の電気分解を行い、水素を製造する。1日当たりの水素製造量は約1.5キロ。これは一般的なFCVで約150キロ走行可能な量で、年間では約5万キロ走行分に当たるという。
市は公用車を中心とした利用を想定しているが、既存ステーションのある仙台市と首都圏のほぼ中間地点に位置することから、中継地として、FCV利用拡大の起爆剤の役割も期待されるという。
ステーションの装置はリースで整備する。事業費は1億9千万円。このうち、補助額は4分の3に当たる1億2千万円を予定している。市は6月補正予算案に事業費を計上する方針。
水素エネルギーを巡っては、政府が「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」に盛り込まれたプロジェクトを後押し、本県を供給の一大生産地とする方針を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00010001-minyu-l07
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池開発情報センター「FCVフォーラム3」?FCVと水素ステーションの最前線?【再掲】
多彩な講師陣によりFCV・水素に関わる最前線の情報をお伝えする 「FCVフォーラム3」を開催致します。
2014年12月に販売し、大人気のトヨタ<MIRAI/3月10日にリース販売を開始した、ホンダ< FCX クラリティー>の試乗会や日産<X-TRAIL FCV>等の展示もします。
燃料電池関連の展示、最新水素ステーションの見学、FCV・水素エネルギーシステムやそれらを取り巻く環境・水素の安全についての講演とともに「見て・聞いて・体験する」が全て詰まっております。
またとない機会ですので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
◇開催日:4月15日(金) 9:30〜17:00(受付開始 9:00〜)
◇場 所:タイム24ビル (〒135-0064 東京都江東区青海2-4-32)
※テレコムセンター駅(ゆりかもめ)徒歩2分
◇内 容
第1部【講演】<9:30?12:15>-<休 憩>-<13:15?14:50> 1、堀 哲氏(東京都環境局地球環境エネルギー部計画担当課長)
「水素社会実現に向けた東京都の取組について」
2、佐野誠治氏(トヨタ自動車技術統括部水素・FC推進グループ担当部長)
「低炭素社会に向けたトヨタ自動車のチャレンジ」
3、丸山茂氏(本田技術研究所四輪R&Dセンター第5技術開発室室長)
「Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて」
4、森春仁氏(日産自動車総合研究所Eシステム研究所所長)
「日産自動車における燃料電池自動車開発と普及に向けて」
5、前田征児氏(JXエネルギー水素事業推進部技術開発グループマネージャー)
「水素社会実現に向けたJXの取り組み」
6、富岡秀徳氏(日本自動車研究所(JARI) FC・EV研究部主任研究員)
「水素・燃料電池自動車の安全性評価について?日本自動車研究所の取組?」第2部【展示】<12:00?17:00>
燃料電池関連企業の募集を行います。※展示の他ポスター発表の申込も受付を致しています。FCDIC会員・都内中小企業で、フォーラム参加者の出展料金は「無料」です。関連企業・団体の方は、是非ご利用下さい。
※展示のみご希望の方は、¥5,000(内税)、一般参加の方は、フォーラム参加費に展示料金¥5,000(内税)が加算となります。
第3部【運転・同乗試乗会】<15:00?17:00>
トヨタ<MIRAI> 及び ホンダ< FCX クラリティー>を予定
※試乗会の車両は主催者側の都合により、変更になる場合もあります。申込時に確認して下さい。
【イワタニ水素ステーション 芝公園 見学】
※試乗会及び水素ST見学への参加は、先着順の予定です。
◇参加申込
FCDICの下記URLより、お申込画面から直接入力による申込み、又は FAX用紙をダウンロードして、必要事項を記入の上、FAXでお申込み下さい。
web入力:http://www.fcdic.com/seminar/fcv_forum_2016_entry.html
FAX用紙:http://www.fcdic.com/ja/seminar2016/FCV3_annai_sanka160322.pdf
◇参加費/支払方法】
参加費(内税):FCDIC会員?9,000/都内中小企業?9,000/一般 ?18,000/プレス無料
銀行振込または郵便振替にて、4月11日(月)までにお支払いをお願い致します。 (振込手数料はご負担下さい)。請求書が必要な方は、申込書にその旨、記入をお願いします。
※領収証は銀行または郵便局が発行する振込金受取書(銀行) または振込票兼受領証(郵便局)を領収証に代えさせて頂きます。
◇連絡先:(一社)燃料電池開発情報センター FCVフォーラム3事務局
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1?19 お茶の水ビジネスビル1階
TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232
メール:fc-seminar@fcdic.jp URL:http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター
◇後 援:東京都/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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