燃料電池ワールド Vol.2081 (2016/03/31 08:35)

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□燃料電池ワールド Vol.2081
■2016年03月31日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池開発情報センター「FCVフォーラム3」?FCVと水素ステーションの最前線?【再掲】

 多彩な講師陣によりFCV・水素に関わる最前線の情報をお伝えする 「FCVフォーラム3」を開催致します。 

 2014年12月に販売し、大人気のトヨタ<MIRAI/3月10日にリース販売を開始した、ホンダ< FCX クラリティー>の試乗会や日産<X-TRAIL FCV>等の展示もします。

 燃料電池関連の展示、最新水素ステーションの見学、FCV・水素エネルギーシステムやそれらを取り巻く環境・水素の安全についての講演とともに「見て・聞いて・体験する」が全て詰まっております。

 またとない機会ですので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
◇開催日:4月15日(金) 9:30〜17:00(受付開始 9:00〜)
◇場 所:タイム24ビル (〒135-0064 東京都江東区青海2-4-32)
      ※テレコムセンター駅(ゆりかもめ)徒歩2分
◇内 容
第1部【講演】<9:30?12:15>-<休 憩>-<13:15?14:50> 1、堀 哲氏(東京都環境局地球環境エネルギー部計画担当課長)
  「水素社会実現に向けた東京都の取組について」
2、佐野誠治氏(トヨタ自動車技術統括部水素・FC推進グループ担当部長)
  「低炭素社会に向けたトヨタ自動車のチャレンジ」
3、丸山茂氏(本田技術研究所四輪R&Dセンター第5技術開発室室長)
  「Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて」
4、森春仁氏(日産自動車総合研究所Eシステム研究所所長)
  「日産自動車における燃料電池自動車開発と普及に向けて」
5、前田征児氏(JXエネルギー水素事業推進部技術開発グループマネージャー)
  「水素社会実現に向けたJXの取り組み」
6、富岡秀徳氏(日本自動車研究所(JARI) FC・EV研究部主任研究員)

  「水素・燃料電池自動車の安全性評価について?日本自動車研究所の取組?」第2部【展示】<12:00?17:00>

 燃料電池関連企業の募集を行います。※展示の他ポスター発表の申込も受付を致しています。FCDIC会員・都内中小企業で、フォーラム参加者の出展料金は「無料」です。関連企業・団体の方は、是非ご利用下さい。
※展示のみご希望の方は、¥5,000(内税)、一般参加の方は、フォーラム参加費に展示料金¥5,000(内税)が加算となります。
第3部【運転・同乗試乗会】<15:00?17:00>

 トヨタ<MIRAI> 及び ホンダ< FCX クラリティー>を予定
※試乗会の車両は主催者側の都合により、変更になる場合もあります。申込時に確認して下さい。
【イワタニ水素ステーション 芝公園 見学】
 ※試乗会及び水素ST見学への参加は、先着順の予定です。
◇参加申込

 FCDICの下記URLより、お申込画面から直接入力による申込み、又は FAX用紙をダウンロードして、必要事項を記入の上、FAXでお申込み下さい。

  web入力:http://www.fcdic.com/seminar/fcv_forum_2016_entry.html

  FAX用紙:http://www.fcdic.com/ja/seminar2016/FCV3_annai_sanka160322.pdf
◇参加費/支払方法】

 参加費(内税):FCDIC会員?9,000/都内中小企業?9,000/一般 ?18,000/プレス無料

 銀行振込または郵便振替にて、4月11日(月)までにお支払いをお願い致します。 (振込手数料はご負担下さい)。請求書が必要な方は、申込書にその旨、記入をお願いします。 
※領収証は銀行または郵便局が発行する振込金受取書(銀行)または振込票兼受領証(郵便局)を領収証に代えさせて頂きます。
◇連絡先:(一社)燃料電池開発情報センター FCVフォーラム3事務局

  〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1?19 お茶の水ビジネスビル1階
    TEL:03-6206-0231  FAX:03-6206-0232

    メール:fc-seminar@fcdic.jp  URL:http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター
◇後 援:東京都/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

■世界のヘッドライン(02月23日)
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2016/02/23 英国の大学に供給される最初の電気分解槽〈PT〉

〔訳注〕ピュア・エナジー・セントレ社(Pure Energy Centre:PEC)は本日、同社が初めて水素電解槽を英国の大学に販売したことを発表した。

2016/02/23 水素製造の取り組みを進める国立再生可能エネルギー研究所の光電極〈PT〉

〔訳注〕2015年12月22日付け「国立再生可能エネルギー研究所の研究、水素製造の取り組みを進める」(Vol.2040 2016/02/01発行)の記事の再論。

2016/02/23 燃料電池の仕事、今年のエンジニアリング学生に指名〈PT〉

〔訳注〕コーパスクリスティ(CORPUS CHRISTI、テキサス州)発:テキサス州エンジニアリング協会(Texas Society of Professional Engineers)のニュエセス川(Nueces)支部(Chapter)は、2月9日に年次会合(annual banquet)を開き、いくつかの分野で専門家を承認した。今年のエンジニアリング学生として、テキサスA&M大学コーパスクリスティ校(Texas A&M University-Corpus Christi)の学生Codeyマッセイ(Codey Massey)を指名した。マッセイは機械工学の理学士号を取得し、彼と仲間のクラスメートは、クアッドコプター無人航空機システム(quadcopter unmanned aircraft system)に電力を供給するために燃料電池スタックを実装している。
〔訳語〕Quadcoptersおよびmulticoptersは、日本でいうUAVやドローンなどの無人航空機で、多くの場合、自律的に飛行することができる。

2016/02/23 充電式バッテリーの専門家、E.W.R. Steacie Memorial Fellowshipを受賞

〔訳注〕ウォータールー(Waterloo)発:ウォータールー大学(University of Waterloo)の研究者は、バッテリーと燃料電池を小さく、軽く、長持ちさせる新素材の開発で、自然科学とカナダの工学研究評議会(Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada:NSERC)からE.W.R Steacie Memorial Fellowshipを昨日、オタワリドーホール(Rideau Hall in Ottawa)で受賞した。
〔訳語〕Googleの検索を利用しているが、error 400が出まくり、作業が進まない。何が問題なのか不明なので、単語に日本語をくっつけているだけの即席である。

2016/02/23 ニーダーザクセン州エネルギー研究センター(EFZN)とドイツの燃料電池研究開発センター(ZBT)、ティッセンクルップ社およびCentroplast und Eisenhuthとともに共同研究プロジェクト

〔訳注〕再生可能エネルギーへの移行に関連してエネルギー貯蔵製品の需要が急速に高まるとともに、ニーダーザクセン州エネルギー研究センター
(Energie-Forschungszentrum Niedersachsen:EFZN)とドイツの主要な科学研究所である燃料電池研究開発センター(Zentrum f〓r BrennstoffzellenTechnik GmbH:ZBT)は、ティッセンクルップ社(thyssenkrupp)およびCentroplast und Eisenhuthとともに共同研究プロジェクトを立ち上げた。レドックス・フロー電池(redox flow batteries)の研究プロジェクトは再生可能エネルギーへ移行するためのメガワット蓄電システムのために、ドイツの経済・エネルギー省(German Ministry for Economic Affairs and Energy:BMWi)から3年間で390万ユーロの資金提供を受ける。この資金は、実質的にレドックス・フロー電池ユニットの製造コストを削減して、電池は2018年からティッセンクルップ社によって販売される予定である。

2016/02/23 イギリスの水素・燃料電池分野のための官民ロードマップがスタート

〔訳注〕イノベート英国(Innovate UK:級技術戦略委員会)とエネルギー・気候変動省(Department of Energy and Climate Change:DECC)、スコットランド運輸省(Transport Scotland)、スコットランド政府(Scottish Government)、スコットランド開発公社(Scottish Enterprise)、スコットランド水素・燃料電池協会(Scottish Hydrogen and Fuel Cell Association:SHFCA)、英国水素・燃料電池協会(UK Hydrogen and Fuel Cell Association:UKHFCA)、知識移転ネットワーク(Knowledge Transfer Network:KTN)は、2025年以降までにイギリスの水素・燃料電池産業が持続可能な経済成長を成し遂げるためのロードマップをスタートさせる、と発表している。水素・燃料電池業界は、業界の成長が技術実証段階から地球規模に移動するので、ロードマップは今後5年間でイギリスの活動を整合させるための機会を提供する。我々は、コンサルティング会社E4テック社(E4tech)とこのプロジェクトに取り組んでいる。

2016/02/23 ハイドロジェニックス社、1500万ユーロのパワー・ツー・ガス・プロジェクトに参加

〔訳注〕ミシソーガ(Mississauga、オンタリオ州)発:ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は本日、エア・リキード社(Air Liquide)を含む「ハイバランス(HyBalance)」と呼ぶデンマークの1500万ユーロのパワー・ツー・ガス実証プロジェクト(Power-to-Gas demonstration project)のヨーロッパ企業コンソーシアムに参加する、と発表した。1500万ユーロ以上のプロジェクトの予算は、デンマークの国営企業Energinet.dkが運営するデンマーク・エコ発電研究基金「フォースケル(ForskEL)」プログラムはもちろん、欧州燃料電池水素共同実施機構(European Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH-JU)も支援している。

2016/02/23 バージニア工科大学の研究者、廃水で燃料電池に電力を供給する方法を研究〈PT〉

〔訳注〕ブラックスバーグ(BLACKSBURG、バージニア州)発:二人のバージニア工科大学(Virginia Tech)の研究者は、トイレに流した廃水から生成する電気を最大化する方法を発見した。「サイエンティフィック・レポート(Scientific Reports)」に掲載された記事は、微生物燃料電池と呼ばれる新しいシステム開発に役立つ可能性がある。

2016/02/23 エア・リキード社、クリーンな輸送のための水素プロジェクトの最初の電源

〔訳注〕デンマークのハイバランス・プロジェクト(HyBalance project)は、水の電気分解から輸送用の水素を製造することをめざしている。エア・リキード社(Air Liquide)は、婦州燃料電池水素共同実施機構(European Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking)とデンマークのフォースケル・プログラム(Danish ForskEL program)が支援している1500万ユーロのプロジェクトに取り組んでいる。デンマークは、再生可能エネルギーに焦点を充てている国としてこの革新的プロジェクトのために選択されている。

■2016年03月30日のWEB LINK NEWS
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2016/03/30 県庁所在地で5番目に日射量が多い名古屋市、発電量を推計するサービス開始(スマートジャパン)

 Webサイトでは太陽熱利用設備の診断や、それら設備を設置する際の名古屋市の補助金についても紹介している。名古屋市では住宅用創エネルギー機器設置費補助金(平成27年度)として太陽光発電設備は先着順1200件程度に2万5000円/kW(上限5kW)、太陽熱利用設備について先着順60件程度に、太陽熱温水器1万円/平方メートル(上限10平方メートル)、ソーラーシステム2万円/平方メートル(上限10平方メートル)。さらに家庭用燃料電池システム(エネファーム)は5000円/台(200台)の補助金制度を設けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160330-00000014-biz_it_sj-bus_all

2016/03/30 <FCV>水素ステーション 東北初開設(河北新報)
 宮城県は29日、東北初となるスマート水素ステーション(SHS)を、仙台市宮城野区の県保健環境センターに開設した。SHS開設に合わせて、公用車として利用する燃料電池車(FCV)も3台導入した。

 SHSはホンダと産業ガス大手の岩谷産業が共同開発し、縦2.1メートル、横3.2メートル、高さ2.1メートルの大きさ。FCVが150キロ走行可能な量の水素を1日で製造できる。総工費約1億6700万円のうち、環境省から約1億1400万円の補助を受けた。

 導入したFCVはトヨタ自動車の「ミライ」2台とホンダの「クラリティ フューエルセル」。ミライ2台は購入し、ホンダとはリース契約を結んだ。県は各地で試乗会を開くなどして活用し、水素エネルギー社会啓発に努める。

 開所式と納車式が現地であり、村井嘉浩知事やホンダ、岩谷産業、トヨタ自動車の関係者らが出席。村井知事はあいさつで「東北各地でFCVが利活用されるための大きな一歩。水素社会実現に向けた動きが加速される」と述べた。

 県はFCV関連事業を東日本大震災からの復興の重点事業と位置付け、昨年4月に官民組織「みやぎFCV普及促進協議会」を設置した。新年度に東北第1号の商用水素ステーションを設ける岩谷産業に整備費の一部3億8000万円を助成するほか、FCV購入者に100万円を補助する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160330-00000010-khks-bus_all

2016/03/30 MIRAI 北欧の寒国でも今夏発売(carview!)

 トヨタ自動車は燃料電池車「MIRAI」を今夏よりスウェーデンおよびノルウェイで発売すると発表した。トヨタは欧州では2015年にイギリス、ドイツ、デンマークでMIRAIの販売を開始しており、今年はベルギーやオランダでも販売を計画。寒国として知られるスウェーデンやノルウェイでは今夏の発売に向けて準備を進めている。

 トヨタは北欧展開に先駆け、ノルウェイで徹底的なテストを行ったところ、MIRAIはすべての検査項目を問題なくパスしたとのこと。ノルウェイトヨタのPRマネージャー、エスペン・オルセン氏によれば「燃料電池車は、水素を電気に変換する過程で熱が発生します。その熱を有効に活用することで寒国でも車内はすぐに暖まり、しかもそれを航続距離を減らすことなく実現できるのです」と述べている。

 水素ステーションのインフラ整備も進んでいる模様で、ノルウェイではすでにある5つの水素ステーションに加え、2020年までに新規で20の水素ステーション建設が予定されている。スウェーデンにおいては、すでに首都ストックホルムをはじめヨーテボリ、マルメにいくつかの水素ステーションがあり、今後も増設が計画されている。

 トヨタ自動車は、スウェーデンおよびノルウェイでの燃料電池車の展開について、当初は小規模な展開を予定し、2020年までに販売台数を増やしていきたいとしている。グローバルでは、2017年に年間3000台を計画し、それを2020年までに3万台規模にまで増やしたい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160330-10241939-carv-bus_all

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