燃料電池ワールド Vol.2079 (2016/03/29 08:46)

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□燃料電池ワールド Vol.2079
■2016年03月29日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池開発情報センター「FCVフォーラム3」?FCVと水素ステーションの最前線?【再掲】

 多彩な講師陣によりFCV・水素に関わる最前線の情報をお伝えする 「FCVフォーラム3」を開催致します。 

 2014年12月に販売し、大人気のトヨタ<MIRAI/3月10日にリース販売を開始した、ホンダ<CLARITY FUEL CELL>の試乗会や日産<X-TRAIL FCV>等の展示もします。

 燃料電池関連の展示、最新水素ステーションの見学、FCV・水素エネルギーシステムやそれらを取り巻く環境・水素の安全についての講演とともに「見て・聞いて・体験する」が全て詰まっております。

 またとない機会ですので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
◇開催日:4月15日(金) 9:30〜17:00(受付開始 9:00〜)
◇場 所:タイム24ビル (〒135-0064 東京都江東区青海2-4-32)
      ※テレコムセンター駅(ゆりかもめ)徒歩2分
◇内 容
第1部【講演】<9:30?12:15>-<休 憩>-<13:15?14:50> 1、堀 哲氏(東京都環境局地球環境エネルギー部計画担当課長)
  「水素社会実現に向けた東京都の取組について」
2、佐野誠治氏(トヨタ自動車技術統括部水素・FC推進グループ担当部長)
  「低炭素社会に向けたトヨタ自動車のチャレンジ」
3、丸山茂氏(本田技術研究所四輪R&Dセンター第5技術開発室室長)
  「Hondaにおける燃料電池自動車開発と水素社会に向けて」
4、森春仁氏(日産自動車総合研究所Eシステム研究所所長)
  「日産自動車における燃料電池自動車開発と普及に向けて」
5、前田征児氏(JXエネルギー水素事業推進部技術開発グループマネージャー)
  「水素社会実現に向けたJXの取り組み」
6、富岡秀徳氏(日本自動車研究所(JARI) FC・EV研究部主任研究員)

  「水素・燃料電池自動車の安全性評価について?日本自動車研究所の取組?」第2部【展示】<12:00?17:00>

 燃料電池関連企業の募集を行います。※展示の他ポスター発表の申込も受付を致しています。FCDIC会員・都内中小企業で、フォーラム参加者の出展料金は「無料」です。関連企業・団体の方は、是非ご利用下さい。
※ 展示のみご希望の方は、¥5,000(内税)、一般参加の方は、フォーラム参加費に展示料金¥5,000(内税)が加算となります。
第3部【運転・同乗試乗会】<15:00?17:00>

 トヨタ<MIRAI> 及び ホンダ<CLARITY FUEL CELL>を予定

 ※試乗会の車両は主催者側の都合により、変更になる場合もあります。申込時に確認て下さい。
【イワタニ水素ステーション 芝公園 見学】
 ※試乗会及び水素ST見学への参加は、先着順の予定です。
◇参加申込

 FCDICの下記URLより、お申込画面から直接入力による申込み、又は FAX用紙をダウンロードして、必要事項を記入の上、FAXでお申込み下さい。

  web入力:http://www.fcdic.com/seminar/fcv_forum_2016_entry.html

  FAX用紙:http://www.fcdic.com/ja/seminar2016/FCV3_annai_sanka160322.pdf
◇参加費/支払方法】

 参加費(内税):FCDIC会員?9,000/都内中小企業?9,000/一般 ?18,000/プレス無料

 銀行振込または郵便振替にて、4月11日(月)までにお支払いをお願い致します。 (振込手数料はご負担下さい)。請求書が必要な方は、申込書にその旨、記入をお願いします。

 ※領収証は銀行または郵便局が発行する振込金受取書(銀行)または振込票兼受領証(郵便局)を領収証に代えさせて頂きます。
◇連絡先:(一社)燃料電池開発情報センター FCVフォーラム3事務局

  〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1?19 お茶の水ビジネスビル1階
    TEL:03-6206-0231  FAX:03-6206-0232

    メール:fc-seminar@fcdic.jp  URL:http://www.fcdic.com/
◇主 催:一般社団法人 燃料電池開発情報センター
◇後 援:東京都/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

■世界のヘッドライン(02月19日)
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2016/02/19 燃料電池企業のAFCエナジー社、プランティング社と戦略的エンジニアリング契約を結ぶ〈PT〉

〔訳注〕AFCエナジー社(AFC Energy)は、ドイツをベースにするエンジニアリング・コンサルティング企業のプランティング社(plantIng GmbH)と、AFCエナジー社のアルカリ型燃料電池システムの最適化と製品公開を援護するための戦略的エンジニアリング契約を結んだ。

■2016年03月28日のWEB LINK NEWS
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2016/03/28 東京ガスのエネルギー活用した街づくり ネットワーク構築でCO2削減へ(SankeiBiz)

 東京ガスは、さまざまな建物がスマートエネルギーネットワークで結びつき、エネルギーの有効利用を可能にする街づくりを進めている。「田町スマエネパーク」(東京都港区)では再生可能・未利用エネルギーを最大限活用することにより、二酸化炭素(CO2)排出量を1990年比で45%削減する計画だ。

 同パークには、スポーツセンターなどが入った「みなとパーク芝浦」と160床の「愛育病院」、「港区立しばうら保育園」という3つの建物がある。第一スマートエネルギーセンターを拠点として、街全体で熱と電気の地産地消を図っている点が特徴だ。

 エネルギーを創る主な設備の一つがガスコージェネレーションシステム。2機のガスエンジンと1機の燃料電池によって構成され、発電する際の廃熱も有効利用する。

 エネルギーの安定供給を図るために構築しているのが「SENEMS(セネムス)」というシステム。ICT(情報通信技術)を活用し、建物側の需要データやプラント側の供給データなどを瞬時に分析処理し、エネルギー需給を最適に制御する。

 東京ガスは、豊洲(東京都江東区)でもスマートエネルギーネットワークを構築。豊洲市場へエネルギーを効率的に供給する計画で、ネットワークを構築しない場合に比べて、CO2排出量を約4?5割削減する方針を掲げている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160327-00000017-fsi-bus_all

2016/03/28 尿で発電する技術、貧困地域を照らせるか(ウォール・ストリート・ジャーナル)

 世界の最も貧しい地域では、エネルギーが不足している。尿から電気を生み出す見通しに一部の科学者が色めき立っているのはこのためだ。

 人間の排せつ物は、つまるところ、どのコミュニティーにも大量にあるものの1つだ。また、研究により、微生物燃料電池(MFC)という装置を使い、少量の尿で少量の電気をつくれることが実証された。平均的な人間は1日に1リットルから2リットル弱の尿を排出する。

 問題は、発電量がわずかな割に燃料電池のコストが高いことだ。しかし、英国の研究チームが最近、発電量を増やしながらも、実験的な燃料電池のコストを抑える方法を考案した。この結果、尿を発電源とする燃料電池は、大きさが約6.5平方センチメートル未満でコストが1.50―3ドル(約170―340円)になった。発電量は依然としてわずかだが、電池は数滴の尿で稼働するものであり、開発は正しい方向に向かっている。

 微生物燃料電池に注目が集まっているのは、自然に発生する微生物を使って室温で稼働し、しかも有害な廃棄物がほとんど出ないという理由からだ。電池内の微生物は、尿に含まれる尿素などの有機物を分解することで電子を放出する。燃料電池はこの電子をアノード(電子が出て行く極)からカソード(電子を受け止める極)に流れる電流に変えることができる。

 アノードには反応速度を上げるためにプラチナが含まれていることがしばしばだが、英国の科学者チームは、炭素布とチタンワイヤーで代用することでコストを抑えられることを発見した。チームはブドウ糖と卵のタンパク質(どちらも生ゴミに多い)でできた触媒も追加した。電極の長さを2倍にしたところ発電量が10倍に増え、3つの小さな燃料電池を互いに重ねても同様に10倍になったという。

 ただ、これらの小さな装置がすぐにラスベガスの夜を照らせるようになるわけではない。1個の燃料電池が2-3滴の尿で発電するのは、100万分の1ワット未満だ。専門家の間には、発電量があまりにも少ないため、尿を使った燃料電池が普及することはないと見る向きもある。ペンシルベニア州立大学の微生物燃料電池専門家、ブルース・ローガン氏は、「尿は発電源としての価値より、肥料としての価値の方が高いのではないかと思う」と話す。同氏は英国チームの研究には参加していない。

 この技術を実世界で使えるほどスケールアップするのは、物理学の法則上難題だが、論文の執筆者の1人であるイオアニス・イエロポロス氏は既に、尿を発電源とする燃料電池を多数使って携帯電話に電力を供給しているという。共同執筆者の1人であるミレラ・ディ・ロレンソ氏によると、現在努力を集中しているのは、より大きな燃料電池を作ることではなく、「電池の有効なミニチュア(小型)化と乗法化」の実現だという。同氏によれば、尿を発電源とする燃料電池は、他の再生可能燃料と競うことを目的としておらず、どこにでも普遍的にある廃棄物を使う目的で作られている。

 同チームは、この技術のおかげで、最終的には開発途上国の電気の全くない場所で小さな電気が提供できるようになるよう望んでいるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160328-00010611-wsj-int

2016/03/28 エイチワン、燃料電池向け金属セパレーターの量産を開始(clicccar)

 ホンダ系の車体骨格メーカーのエイチワンは、ホンダ の新型燃料電池自動車「クラリティ フューエル セル」に搭載される燃料電池スタック(以下、FCスタック)の「金属セパレーター」の量産を開始した、と発表しました。

 エイチワンでは、1台のFCスタックで数百枚が必要となる薄いステンレス製の金属セパレーターの大量生産するため、自動車部品の生産で培ってきた精密打ち抜き加工技術(ファインブランキング)と精密金型の製作技術を応用して、セパレーター特有の緻密な形状をプレス加工で安定的に生産する技術を開発した、ということです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160328-00362058-clicccarz-bus_all

2016/03/28 JXエネルギー、福岡県4か所目の水素ステーションを太宰府インター店に開所(レスポンス)

 JXエネルギーは3月28日、福岡県大野城市の「Dr.Driveセルフ太宰府インター店」に水素ステーションを開所し、水素の販売を開始したと発表した。

 同ステーションは、昨年開所した「Dr.Driveセルフ八幡東店」、今月開所した「Dr.Driveセルフ伊都店」「Dr.Driveセルフ福岡空港店」に続き、同社として福岡県において4か所目の水素ステーションとなる。

 同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。今回開所したDr.Driveセルフ太宰府インター店を含め、同社の開所済みの水素ステーションは合計37か所となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160328-00000048-rps-bus_all

2016/03/28 BMWがEV、PHVなど電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!(clicccar)

 トヨタと共同開発中のFCVについては試験車両で水素1回の充填当たり700kmの航続距離を達成しているそうです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160328-00362878-clicccarz-bus_all

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