燃料電池ワールド Vol.2072 (2016/03/17 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2072
■2016年03月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

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■世界のヘッドライン(02月10日)
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2016/02/10 水と持続可能な燃料電池によるクリーン・エネルギー

〔訳注〕燃料電池は、水素と酸素の化学反応によって電気エネルギーを発生させる。クリーン・エネルギーを得るためには、水素と酸素の成分である水を分解することが重要なことである。バーゼル大学(University of Basel)の研究者は、太陽光がこの目的に使える方法を研究している。科学雑誌『ケミカル・コミュニケーションズ(Chemical Communications)』は最新の研究結果を発表した。同大学の教授エドウィン・コンスタブル(Edwin Constable)は、触媒としてルテニウム(ruthenium)の化合物を使っている。

2016/02/10 ハザー・グループ社とシドニー大学、黒鉛と水素技術で協力〈PT〉

〔訳注〕ハザー・グループ社(Hazer Group)は、低コストの黒鉛と水素製造技術に関する共同研究についてシドニー大学(University of Sydney)と最終的な協議(commercial negotiations)に入った。開発作業は、大学の持続可能技術研究室(Laboratory of Sustainable Technologies:LST)で共同で行われる。契約は全ての商業的側面をカバーするための規定を含んでおり、正式な書類の作成には6週間未満が必要である。

2016/02/10 ハイファイブ・プロジェクト、今や燃料電池自動車でデンマークを通る全ての道を運転できる!〈PT〉

〔訳注〕今、あなたは水素で、デンマークの全ての道をドライブすることができる。デンマークの第2の都市、オーフス(Aarhus)で1月21日、8番目の水素ステーションが開設され、トヨタ・ミライ(Toyota Mirai)2台とヒュンダイix35(Hyundai ix35)8台を含む10台の水素自動車がオーフスの自治体に引き渡された。その後、70人以上の参加者がセミナーに参加した。欧州ハイファイブ(European HyFIVE)パートナーは185台の燃料電池自動車と6カ所の燃料補給ステーションの展開を行い、おまけにプロジェクトは更にロンドン(London)、コペンハーゲン地域(Copenhagen area)、そしてボルツァーノ(Bolzano)、インスブルック(Innsbruck)、ミュンヘン(Munich)、シュトッゥトガルト(Stuttgart)を編入した南部地域(southern region)の3地域に実行可能な水素燃料供給ステーションを建設する。オーフスのステーションはこのネットワークの一部である。

■2016年03月16日のWEB LINK NEWS
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2016/03/16 東芝、「変なホテル」で自立型水素エネルギー供給システムの運転を開始(レスポンス)

 東芝がハウステンボスの「変なホテル」第2期棟(ウエストアーム)に納入した、自立型水素エネルギー供給システム「H2One」が完成、運転を開始した。「H2One」は、東芝独自の水素EMS(エネルギーマネジメントシステム)により、再生可能エネルギーと水素を活用して、電力を安定的に供給するCO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム。

 システムでは、太陽光発電、蓄電池、水素製造装置、水素吸蔵合金タンク、純水素燃料電池で構成する。日照時間が長い夏季に太陽光で発電した電気の余剰電力を利用して、水素製造装置で水を電気分解し、製造した水素をタンクに貯蔵する。冬季には、貯蔵した水素を利用し、純水素燃料電池で発電する。このため、水と太陽光発電のみで年間を通じてホテル1棟12室分の電力を供給する。

 また、水素を高密度で貯蔵できる水素吸蔵合金を用いたタンクを採用、従来のタンクサイズと比較して10分の1まで小型化した貯蔵タンクによりシステムの省スペース化も実現した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160316-00000047-rps-ent

2016/03/16 JXエネルギー、東京都初のSS一体型水素ステーションを江東区に開所…全国28か所目(レスポンス)

 JXエネルギーは3月16日、東京都江東区の「Dr. Driveセルフ潮見公園店」に都内初となるSS一体型水素ステーションを開所し、水素の販売を開始したと発表した。

 同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。同社の開所済みステーションは、合計28か所になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160316-00000057-rps-bus_all

2016/03/16 燃料電池車、30年に80万台=普及へ数値目標―経産省(時事通信)

 経済産業省は16日、水素・燃料電池戦略協議会(座長・柏木孝夫東工大特命教授)を開き、燃料電池車(FCV)を現行の500台程度から2030年までに80万台程度まで普及させる数値目標を初めて盛り込んだ実行計画を提示した。

 計画では、低コスト化の技術開発を進め、現行700万円台の価格を量販可能な水準まで引き下げることを目指す。25年ごろまでに200万円台にすることを視野に入れる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160316-00000158-jij-pol

2016/03/16 東芝、売上高1兆円減で黒字化 29年3月期の事業計画の骨格判明(産経新聞)

 経営再建中の東芝が策定している平成29年3月期の事業計画の骨格が15日、判明した。リストラ効果などで全事業を黒字化し、1千億円超の最終黒字を確保。一方で白物家電事業の売却などにより売上高は前期から1兆円程度減り、5兆円規模を見込む。事業規模を縮小しながら収益力を取り戻し、「V字回復」を目指す考えだ。

 東芝の室町正志社長が、18日の説明会で事業計画を発表する予定。同時に公表する中期経営計画では、主力の記憶用半導体に数千億円規模の投資を行い、競争力強化を図る方針だ。中計について東芝幹部は「29年3月期に黒字化を達成するほか、しっかりと種をまき、2、3年後につなげたい」と強調している。水素を製造して貯蔵・活用するシステムの研究開発も強化し、再成長への布石とする考えだ。また、18日までに医療機器子会社、東芝メディカルシステムズの売却でキヤノンと正式に合意する。28年3月期に7千億円強の売却益を計上し、2月時点の予想で7100億円の赤字を見込む最終損益は大きく改善する見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160316-00000085-san-bus_all

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