燃料電池ワールド Vol.2070 (2016/03/15 08:56)

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□燃料電池ワールド Vol.2070
■2016年03月15日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■世界のヘッドライン(02月08日)
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2016/02/08 三井住友、あいおいが水素ステーション保険を始める

〔訳注〕東京(時事通信)発:三井住友生命(Mitsui Sumitomo Insurance Co.)とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(Aioi Nissay Dowa Insurance Co.)は本日、水素供給ステーションの運営による危険を保護する共同開発の非生命保険商品の販売を始めると発表した。

2016/02/08 パワーディスク社、ループ・エナジー社に名称変更〈PT〉

〔訳注〕バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)発:パワーディスク開発社(PowerDisc Development Corp)は本日、大型輸送のための同社のゼロ・エミッション伝動機構導入を記念して社名をループ・エナジー社(Loop Energy)に変更した。ループ社の大型伝動機構は、水素燃料電池と電池を組み合わせたものであり、大型ディーゼル・エンジンと比較して優れた効率を実現する。

2016/02/08 インテリジェント・エナジー社、モバイル装置に組み込む燃料電池技術の開発契約を発表〈PT〉

〔訳注〕2015年12月3日付け(Vol.2024 2016/01/07発行)の記事の再論。「新興のスマートフォンOEM社との契約」という点も同じ。

2016/02/08 ワット社、新しい携帯用燃料電池ハイブリッド・パワー・マネージャを発表〈PT〉

〔訳注〕マウントプレザント(MOUNT PLEASANT、ペンシルバニア州)発:「全ての時間を操作する(Working All the Time)」というワット燃料電池社(WATT Fuel Cell Corporation)は、2月11日から15日まで開催されるマイアミ・ボート・ショー(Miami Boat Show)で初の商用ハイブリッド携帯用燃料電池のベータ版を展示する。30ポンド未満の可搬型の重量と静かな操作は、海洋やリクレーショナル・ビークル(RV)、リモート電源に最適な製品である。

2016/02/08 セラ・マテリアルズ社、初の固体水素無人航空機を試験飛行

〔訳注〕Tapiwa Tutisani発:この記事のデータはいつもの形と違う。また記事中の日付も「19 of January 2015」でありおかしいが、スコットランド海洋科学協会(Scottish Association for Marine Science:SAMS)と協力したという内容なので、きちんとした記事が紹介されたときに再度紹介する。

2016/02/06〜07 記事の配信はありません。

■2016年03月14日のWEB LINK NEWS
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2016/03/14 水素ステーション開所式=東日本の空港で初―千葉・成田(時事通信)

 成田空港で14日、市販の燃料電池車への水素充填(じゅうてん)ができる「水素ステーション」の開所式が行われた。空港内のステーションは関西空港に次いで2例目で、東日本の空港では初めて。15日午前9時に開業する。

 出光興産が同社初の商用水素ステーションとして整備。経済産業省の燃料電池車実証実験(2011?15年)でステーションが置かれた第1旅客ターミナルの隣接地約700平方メートルを、市販車用に改修した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000054-jij-bus_all

2016/03/14 トヨタや神奈川県、低炭素水素活用で実証プロジェクト(レスポンス)

 トヨタ自動車と神奈川県など6者は3月14日、横浜市で記者会見し、再生可能エネルギーによる低炭素の水素を活用する実証プロジェクトを2016年度後半から始めると発表した。

 環境省の委託事業として取り組むもので、両者のほか横浜市、川崎市、岩谷産業、東芝が参画し、京浜臨海部で18年度まで行う。横浜市のもつ風力発電所の電力で水素を造り、ハイブリッド車のトラックによる充てん車で工場などに運び、燃料電池フォークリフトの燃料に活用する。

 トヨタは燃料電池フォークリフト12台などを提供する。実証実験は横浜市の卸売市場や川崎市の企業の物流センターなど4か所で行い、水素のコスト評価や、2030年ごろを想定した事業の可能性などを調査する。

 発表会見でトヨタの友山茂樹専務役員は「燃料電池フォークリフトは、現行の電動式やガソリン車より80%以上のCO2削減が可能だ。このプロジェクトでしっかりした成果をとりまとめ、低炭素水素社会の実現に寄与したい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000040-rps-soci

2016/03/14 トヨタなど、風力発電で製造した水素をFCフォークリフトへ供給する実証を開始(レスポンス)

 トヨタ自動車と神奈川県、横浜市、川崎市、岩谷産業、東芝は、風力発電で製造したCO2フリー水素を燃料電池フォークリフトへ供給する実証を2016年秋より開始すると発表した。

 実証プロジェクトでは、横浜市風力発電所(ハマウィング)敷地内に、風力発電を利用し水を電気分解してCO2フリーの水素を製造し、貯蔵・圧縮するシステムを整備。製造した水素を簡易水素充填車により輸送し、横浜市内や川崎市内の青果市場や工場・倉庫等に導入する燃料電池フォークリフトで使用するサプライチェーンの構築を目指す。

 水素製造では、ハマウィングの電力を水の電気分解による水素製造及び装置の動力としても活用。変動する風力発電量と水素需要の時間差を考慮し、設備を最適運転できるマネジメントシステムによりフレキシブルにCO2フリー水素を製造する。

 水素の貯蔵・圧縮では、水素を安定供給するために、2日分の水素を貯蔵。ハイブリッド自動車の使用済バッテリーを再利用した蓄電池システムを活用し、ハマウィングが止まっていても安定的な水素供給を可能とする。

 水素輸送では、燃料電池フォークリフト用の簡易水素充填車を日本初導入。フォークリフトの水素使用量を常時把握し、最適輸送でユーザー要望にきめ細かく対応する。

 水素の利用先となる燃料電池フォークリフトは、2016年2月に実用化モデルとして発表された豊田自動織機の燃料電池フォークリフトを使用。異なる使用条件で多様な実証ができる、中央卸売市場本場、キリンビール横浜工場、ナカムラロジスティクス、ニチレイロジグループ 東扇島物流センターの4か所に導入する。

 プロジェクトでは、地域と一体となった水素サプライチェーンの構築により、電動フォークリフトやガソリンフォークリフト利用時のサプライチェーンと比べて、80%以上のCO2削減が可能になると試算。実証を通じて、将来の普及展開モデルを見据えた、コスト試算やCO2削減効果等を検証していく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000041-rps-bus_all

2016/03/14 トヨタ友山専務「米国では2万台の燃料電池フォークリフトが稼働している」(レスポンス)

 トヨタ自動車の友山茂樹専務役員は3月14日に横浜市で開いた低炭素水素活用の実証プロジェクトの発表会で、今後の燃料電池フォークリフトの普及に期待を表明した。

 友山専務は「米国ではすでに2万台の燃料電池フォークリフトが稼動しており、(水素のコストなど)経済的にも成り立っている」との事例を紹介。日本でも、燃料電池フォークリフトの利用規模が「1か所で数十台から100台程度にまとまれば事業性がある」と、普及の可能性を展望した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000054-rps-bus_all

2016/03/14 再生エネで水素製造=神奈川で今秋実験―トヨタ、東芝など(時事通信)

 トヨタ自動車、東芝、岩谷産業は14日、再生可能エネルギーで水を電気分解して水素をつくり、「燃料電池フォークリフト」の燃料として使用する実証実験を今秋から神奈川県で始めると発表した。水素を産業利用する国内初の試みという。

 神奈川県と横浜、川崎両市も協力する。実験を2018年度まで行って課題を洗い出し、30年ごろに普及可能な事業モデルを探る。再生エネで起こした電気を水素に変えて貯蔵し、地域のエネルギーにする「水素の地産地消」の実現を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000130-jij-bus_all

2016/03/14 日本特殊陶業、FCV向け水素漏れ検知センサの販売開始(レスポンス)

 日本特殊陶業は3月14日、燃料電池自動車(FCV)向け水素漏れ検知センサの販売を開始したと発表した。

 今回販売を開始する水素漏れ検知センサは、「熱伝導式」という新しい検知方式を採用。ヒータ(検知素子)から水素が奪う熱量を計測することで水素ガスの有無を高精度に検知することを可能とした。また、新方式は化学反応を利用しないため、経時劣化が少なく、起動やレスポンスが早く、振動、衝撃にも強いという特長がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000049-rps-bus_all

2016/03/14 JXエネルギー、都内3か所目の商用水素ステーションを品川区に開所(レスポンス)

 JXエネルギーは3月14日、東京都品川区に「東京目黒水素ステーション」を開所し、水素の販売を開始したと発表した。

 同ステーションは、昨年度開所した「八王子高倉水素ステーション」「東京杉並水素ステーション」に続き、同社として都内3か所目の水素ステーションとなる。

 同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。今回の開所も含め、同社の開所済み水素ステーションは合計27か所となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000050-rps-bus_all

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