燃料電池ワールド Vol.2068 (2016/03/11 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.2068
■2016年03月11日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

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■世界のヘッドライン(02月04日)
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2016/02/04 効率的な水素製造を可能にする精巧な酵素の模倣品〈PT〉

〔訳注〕アムステルダム大学(University of Amsterdam)の分子科学ヴァン’トンホフ研究所(Van 't Hoff Institute for Molecular Sciences:HIMS)の研究者は、低コストで大規模な水素製造を容易にする新しい触媒を開発した。ヨースト・レーク(Joost Reek)教授が率いる研究者たちはこのほど、「サイエンス(Science)」の出版社の査読付きオープンアクセスの「サイエンス・アドヴァンスィズ(Sciences Advances)」に、彼らの酵素模倣を提示した。図の左は、鉄?鉄ヒドロゲナーゼ(iron-iron hydrogenase)活性部位の構造で、右はアムステルダム大学で開発された合成模倣で、右端の添付ホスホール配位子(attached phosphole ligand)は必要なときに触媒サイクル中に活性部位に電子供与する電子貯水池として機能する。
発表元:R. Becker, S. Amirjalayer, P. Li, S. Woutersen, J. N. H. Reek: An iron-iron hydrogenase mimic with appended electron reservoir for efficient proton reduction in aqueous media. Sci. Adv. 2, e1501014 (2016). DOI: 10.1126/sciadv.1501014.〔訳語〕ligand:【名】 《化学》配位子、リガンド◆錯体の中心金属の周囲に、配位結合している分子、イオン。(英辞郎)

2016/02/04 インテリジェント・エナジー社、エネルギー大臣アンバー・ラッドに水素燃料電池の真の力を示す〈PT〉

〔訳注〕このほど我々は、ラフバラ(Loughborough)の本社にエネルギー・気候変動大臣(Energy and Climate Change Secretary)アンバー・ラッド(Rt Hon Amber Rudd MP)を歓迎して、エンジニアやイノベーターと語り合った。ラッド女史は、当社の燃料電池で走るブラック・キャブ(black cab)でラフバラ駅まで迎えられ、当社の見学を行った。

2016/02/04 躍進寸前の燃料電池自動車〈PT〉

〔訳注〕スティーブン・カリン(STEPHAN K〓LIN)の記事:燃料電池車は現在、適応の研究から移行期間の段階にある。スイスはまだ、水素充填ステーション・ネットワークはないが、最初の自動車メーカーはすでに水素駆動の自動車を提供している。この分野の発展は、1月26日に開かれた会議「自動車利用の燃料電池(Brennstoffzellen in automobilen Anwendungen:Fuel Cells in Automobile Applications)」で広範な国民的な関心を捕まえている。この記事は、その会議の模様を述べている。トヨタは2017年からスイスで利用できるようにする方針。

2016/02/04 イワタニ、関西国際空港で日本初の水素供給ステーションの完成を発表〈PT〉

〔訳注〕岩谷産業(Iwatani Corporation)は水素社会の早期実現をめざして商用水素供給ステーションの開発に取り組んできた。本日、関西国際空港(Kansai International Airport)でイワタニ水素供給ステーションは空港施設に隣接して建てられ、その種のもので最初に完成した開所式が開催された。イワタニはすでに4大都市圏の12カ所に水素供給ステーションを開設している。新しく開設したこのステーションは、イワタニにとって日本で13番目となる。

2016/02/04 H2モビリティ:エネルギー省が行う100万ドルH2燃料補給H賞コンテストの最終参加者に選ばれたマクフィ・エナジー社と米国のパートナー〈PT〉

〔訳注〕ニュートン(Newton)マサチューセッツ州発:2月3日付「エネルギー省の100万ドルH2燃料補給H賞コンテストの参加者決まる」(Vol.2066 2016/03/09発行)の記事が、マカフィ・エナジー社(McPhy Energy)を中心にした記事として再論されている。

■2016年03月10日のWEB LINK NEWS
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2016/03/10 ホンダ、燃料電池車を発売=水素満タンで750キロ走行(時事通信)

 ホンダは10日、タンクに詰めた水素を燃料とする燃料電池車(FCV)のセダン「クラリティ・フューエル・セル」を発売した。初年度の販売目標は200台。まず官公庁と法人向けに販売し、一般向けには1?1年半後をめどに売り出す予定。年内に米国、欧州にも投入する。

 水素満タンで走れる距離は約750キロ。これまでは「700キロ以上」と公表していた。

 FCVの本格市販車は、トヨタ自動車「ミライ」に続き2車目。両社は、走行中に二酸化炭素を排出しないFCVの需要開拓を競って進める。

 八郷隆弘ホンダ社長は東京都内で開いた発表会で「ガソリン車に置き換わるモビリティー(移動手段)として有効で、気候変動に関わる課題にも応えられる」と語った。クラリティは、ミライより1人多い5人乗り。価格は766万円。当面はリース方式で販売する。1号車は17日に経済産業省へ納入する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000081-jij-bus_all

2016/03/10 <ホンダ>燃料電池車発売 「走る電源」災害時の活用も期待(毎日新聞)

 ボディーカラーはホワイトオーキッド・パールなど3色で、参考価格は766万円。リース料は契約期間などで異なり、60カ月リースの場合、国の補助金制度を活用すれば1カ月当たり10万円強になるという。欧米でも来年中に発売する予定。

 国内の目標販売台数は年間200台。東京都港区の本社で開かれた発表会で、八郷社長は「リーディングカンパニーとしての自負がある。(クラリティ以外にも)さまざまな車種展開を考えていきたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000036-mai-bus_all

2016/03/10 【ホンダ クラリティ フューエル セル】峯川専務「1年半後には個人向け販売も」(レスポンス)

 リースは自治体や法人向けを対象とする。FCVには約200万円の国による補助金のほか自治体独自の補助制度もあり、リース料金はそれらや契約期間などによって決める。国内営業を担当する峯川尚専務執行役員は、リースではおおむね7割が自治体になるとの見通しを示した。

 一方、国内での個人向け販売について峯川専務は「リースでの利用状況などの知見を踏まえ、1年半くらいの時間をおいて始めたい」と述べた。2017年秋くらいとなる見通しだ。販売形態は売り切りになるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000032-rps-ind

2016/03/10 【ホンダ クラリティ フューエル セル】三部執行役員「更なるコスダウン必要も単独では厳しい」(レスポンス)

 ホンダでパワートレイン統括責任者を務める三部敏宏執行役員は同日、都内にある本社で開いた発表会で「FCVはまだまだコストダウンを行わなければいけない」としながらも、「ホンダ単独では十分にコストが下がらない」との認識を示した。

 このため「数も含めてトータル的にコストを下げていき、来るべき水素社会を早期に実現していきたいということでゼネラルモーターズ(GM)と共同開発を現在進めている」とした上で、「そういったやり方を含めて今後コストダウンを加速していきたい」と述べた。

 またFCVが本格普及する時期については「経済産業省の水素・燃料電池戦略ロードマップでは、2025年にハイブリッド並みのコストにすることが掲げられており、本格普及はその辺で一気に数が増えていくのかなと考えている」との見通しを示した。

 その一方で「開発としては今回のクラリティフューエルセル、それから20年断面にもう一回進化することができ、25年にはまたさらにもう一段進化すると考えているので、世の中にFCVがたくさん走る時代は25年からではないか。そこに向けて段階を経てコストダウンもしながら、一般のお客様がガソリンの車と同じように買えることができるような形に向けて準備していく」と改めて強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000041-rps-ind

2016/03/10 【ホンダ クラリティ フューエル セル】ホンダアクセス、各種純正アクセサリーを発売(レスポンス)

 ホンダアクセスは、ホンダの新型燃料電池自動車(FCV)『クラリティ フューエル セル』用純正アクセサリーを3月10日より発売した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000046-rps-ind

2016/03/10 【ホンダ クラリティ フューエル セル】八郷社長「PHVとの共通化でコスト低減図る」(レスポンス)

 ホンダは『クラリティ フューエル セル』の開発に当たり、燃料電池スタックなどパワートレーンのコンパクト化によってガソリン車の車体パッケージにも収まるよう力を注いできた。同時に新開発のプラットフォーム(車台)は、FCVだけでなく他のモデルへの流用も念頭に置いたそうだ。

 そのひとつがプラグインハイブリッド車(PHV)であり、八郷社長によると開発の初期から「FCVとPHVそれぞれに、どんなパッケージングが必要かをスリ合わせた」という。この結果、このプラットフォームでのPHVの開発も進めることとなり、このほど「2018年までに北米に投入する」(八郷社長)方針も打ち出した。

 FCVもPHVも普及初期の段階なので大きなボリュームは期待できないが、「コスト低減には少しでも数を増やすこと」と、八郷社長は地道な取り組みの重要性を強調している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000048-rps-ind

2016/03/10 ホンダ、水素社会の“走る電源”となる新型FCV「クラリティ フューエルセル」発表会(Impress Watch)

 クラリティ フューエル セルの具体的な商品解説は、開発責任者(LPL)を務めた本田技術研究所 四輪R&Dセンターの清水潔氏が担当。清水氏は「CO2削減に貢献できる、FCVに代表されるクリーンカーは、普及しなければ意味がありません。エンジン車に置き換わって普及していくため、環境に優しいだけでなく、クルマとしての使い勝手のよさや魅力を持つことが必要だと考えました」と開発コンセプトを紹介。自身が2007年から4年半にわたって米国に駐在し、従来型となるFCXクラリティを納車したり、ユーザーにインタビューするなかで、「FCVでもクルマに対する要求には手加減がない」と痛感したと語る。

 FCXクラリティには「セダンは5人乗りであるべき」「装備が物足りない」「航続距離が短い」と実用面に対して多くの指摘が寄せられ、これをフィードバックして改善するため、燃料電池によるパワートレーンをエンジンと同じようにボンネットの下に収めることが必要であると考えたという。

 このために、まずはモーターを前方に90°回転させて高さを抑え、パワーコントロールユニットを小型化して一体化。空いたスペースにFCスタックを設定するため、1セルあたりの発電性能を1.5倍に高め、出力を維持しながらセルの数を30%削減。さらにセル構造を改良してセルを20%薄型化して、FCスタックを従来品から33%小型化することに成功した。このFCスタックにコンパクトな駆動用モーターなどを組み合わせることで燃料電池のパワートレーン全体をV型6気筒エンジン並みのスペースに集約。車両前方のボンネット下に収めて広いキャビンスペースを実現している。

 クルマとして重要な“走る魅力”では、FCVとしてトップクラスの最高出力となる130kW/4501-9028rpmを発生するモーターを搭載し、静かで力強い加速を披露し、エンジン車のミッドサイズセダン並みの加速性能を発揮するという。装備面では「先進のクリーンカーには先進の装備を」という考えから、「レジェンド」「オデッセイ ハイブリッド」などに続いて「歩行者事故低減ステアリング」機能を備える最新型の「ホンダ センシング」を標準装備した。

 最後に清水氏は「ホンダは自由な移動の喜びと、豊かで持続可能な社会の実現を目指し、今後もFCVの開発に取り組んでいきます」と締めくくった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000116-impress-ind

2016/03/10 電力自由化で注目企業が続々! 「新電力図鑑」(ガス会社編)(日経トレンディネット)

 この記事は「日経トレンディ」2016年3月号(2016年2月4日発売)の記事をもとに、一部を2016年3月上旬時点の情報にアップデートしたものです。
●大阪ガス http://home.osakagas.co.jp/electricity/
多数の発電所を保有。長期割引も設定

 グループ内で多数の発電所を保有。コストメリットが出しやすい点を生かし、ガスとのセット割に加え2年契約を前提とした割引も行う。戸別訪問で拡販を図る他、大阪ガスのサービスショップでも申し込みを受け付け。関西電力の従量電灯Aを意識した「ベースプランA」がメインだが、エネファームなどを利用しているユーザー向けにはより安価な「家庭用ガス発電プラン」も提供する。得する最強ワザ ガスセット割引(毎月の電気料金から1%引き)と長期2年割引(同2%引き)は併用でき、最大で3%の割引が受けられる。2年契約の途中で解約すると、2000円(税別)の解約料がかかるが、大阪ガスのエリア外に転居する場合は解約料は不要。
●静岡ガス&パワー https://www.shizuokagas.co.jp/home/electric/special/利用機器に応じて割引率を上乗せ

 静岡県東部を中心に都市ガス事業を展開する静岡ガスのグループ会社。電気とガスをセットで使うと、電気の基本料金が割り引かれる。ガスの床暖房やエネファームなど、指定機器の利用で割引額がアップ(右写真は発電用のガスエンジン)。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160310-47336094-trendy-ind

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