燃料電池ワールド Vol.2063 (2016/03/04 08:40)

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□燃料電池ワールド Vol.2063
■2016年03月04日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆FC EXPO 2016?第12回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:3月2日(水)?4日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

■世界のヘッドライン(01月29日)
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2016/01/29 水から水素を製造する触媒としての原子力産業の廃棄物〈PT〉

〔訳注〕フロリダ・アトランティック大学(Florida Atlantic University:FAU)の化学者は、数十年にわたって蓄積してきた核エネルギー(nuclear energy)の廃棄物である劣化ウラン(depleted uranium)の新たな用途を見いだした。彼らは、水を酸素と水素に変換するウラン系触媒(uranium-based catalyst)を開発した。このようにして生成された水素は、常に利用可能でないいろいろな種類の再生可能エネルギーを貯蔵するための持続可能なエネルギー担体(carrier)として使える。研究者たちはこのほど、雑誌『ネイチャー(Nature)』(DOI: 10.1038/nature16530)にその結果を公開している。しかし、工業的規模での触媒の水分離を使えるようにするためには、新たに適した触媒が必要である。画像は、フロリダ・アトランティック大学のフランクW.ハイネマン(Frank W. Heinemann)博士によるウラン系触媒。

2016/01/29 アングロ・アメリカン・プラチナ社、燃料電池電気自動車のサプライ・チェーンに400万ドルを投資〈PT〉

〔訳注〕アングル・アメリカン・プラチナ社(Anglo American Platinum)は、アメリカの北東回廊(north-east corridor)における燃料電池電気自動車の水素燃料補給ステーションの開発を支援するために、400万ドルを投資していると発表した。アメリカで水素生産と流通事業を営むユナイテッド水素グループ社(United Hydrogen Group:UHG)への投資は、燃料電池自動車で使用されるプラチナの需要援助を目的としている。

2016/01/29 「水素・燃料電池ドイツ」イニシアチブ、有名人の起用で水素宣伝を始める〈PT〉

〔訳注〕「水素・燃料電池ドイツ(Hydrogen fuel cell Germany)」イニシアチブは、政治や産業、科学界の領域から13名のパートナーが連携している。ベルリン(Berlin)で1月25日に、運輸・デジタル・インフラストラクチャー省(Federal Ministry of Transport and Digital Infrastructure:BMVI)の政務長官ノルベルトBarthle(Norbert Barthle)はイニシアチブのパートナーを歓迎し、イニシアチブ大使のハンネス・イェーニケ(Hannes Jaenicke)とともに全国広告キャンペーンを始めた。キャンペーンのスローガンは、「エネルギーは永遠に(Energy forever)」である。

■2016年03月03日のWEB LINK NEWS
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2016/03/03 2030年の燃料電池車「FCV PLUS」は「24時間働くクルマ」(MONOist)

 トヨタ自動車が2015年10月開催の「東京モーターショー2015」で初披露した燃料電池車のコンセプトカー「TOYOTA FCV PLUS(以下、FCV PLUS)」が、東京タワーそばのイワタニ水素ステーション芝公園(東京都港区)内にある「TOYOTA MIRAI ショールーム」で、2016年3月2?14日にかけて特別展示されている。

 FCV PLUSがモーターショー会場外で一般公開されるのは初めて。車両の中に入ることはできないものの「内装などを含めて、一般の方がここまでじっくり見れる機会はなかった」(FCV PLUS開発責任者でトヨタ自動車 製品企画本部 ZF 主幹の盛合威夫氏)という。
●「クルマが止まっている間に何ができるのか」

 FCV PLUSのコンセプトの中でも盛合氏が強くアピールするのが「24時間働くクルマ」である。1日のうちで乗用車が実際に利用されているのは平均1?2時間程度で、それ以外の時は止まっている。「クルマが止まっている間に何ができるのかを考えることは、自動車メーカーにとって今後の大きなテーマになるだろう。FCV PLUSは、2030年ごろに水素ステーション以外に入手方法が広がっているだろう水素を使った『移動できる発電機』としての利用により、24時間働くことを想定している」(同氏)。

 FCV PLUSは、ワイヤレス給電システムによるインフラ側への送電や、隣に駐車している電気自動車への送電などができるようになっている。エネルギー源となる水素は、車両の後方中央に設置したコネクタを使って充てんする。盛合氏は「2030年ごろの大規模商業施設の駐車場であれば、自動駐車した燃料電池車に自動的に水素を充てんするシステムなどが用意されるようになっているだろう。そういったシステムを想定すると、水素充てんコネクタの設置位置は、現行のミライのように車両の後側方ではなく、車両後方中央になる。これらの駐車場内に駐車している複数の燃料電池車は発電機として働き、大規模商業施設に電力を供給する」と説明する。

 2030年ごろを想定していることもあり、現時点での実現性は感じられないかもしれないFCV PLUSだが、トヨタ自動車が作るクルマの将来像の1つでもある。FCV PLUSに組み込まれている技術がどのように実用化されていくのか、興味深いところだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00000012-it_monoist-ind

2016/03/03 JX日鉱日石、千葉県2か所目の水素ステーションを松戸市に開所…全国21か所目(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは3月2日、千葉県松戸市に「松戸六高台水素ステーション」を開所し、水素の販売を開始したと発表した。

 同ステーションは、昨年3月19日に開所した「Dr.Driveセルフ武石インター店」に続き、同社として千葉県における2か所目の水素ステーションとなる。

 同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。これまで、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県に20か所の水素ステーションを順次開所し、水素販売を開始しており、同ステーションの開所で、合計21か所になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00000008-rps-bus_all

2016/03/03 JX日鉱日石、愛知県4か所目の水素ステーションを安城市に開所…全国22か所目(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは3月3日、愛知県安城市に「安城尾崎水素ステーション」を開所し、水素の販売を開始したと発表した。

 同ステーションは、昨年開所した「Dr.Driveセルフ三好ケ丘店」「Dr.Driveセルフ岡崎羽根店」「Dr.Driveセルフ神の倉店」に続き、同社として愛知県における4か所目の水素ステーションとなる。

 同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。これまで、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県に21か所の水素ステーションを順次開所し、水素販売を開始しており、同ステーションの開所で、合計22か所になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00000034-rps-bus_all

2016/03/03 トヨタ 新型プリウスの“実燃費”を先代プリウス・アクアと比較してみた(オートックワン)
FCVのMIRAI(ミライ)に近い良好な乗り心地、ブレーキフィールも高く評価できる

 乗り心地も、凹凸のない良好な路面では、新型プリウスは他のトヨタ車で例えると燃料電池車の「MIRAI(ミライ)」に近く(個人的な表現で恐縮だが、乗り心地を表現する際に最上級の表現となる)「ほとんど何も感じない」という素晴らしさである。

 路面の凹凸が大きく、荒れた路面になってくると流石にややガツンというショックを体感するものの、それも大きな不満を感じるほどではない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00010004-autoconen-ind

2016/03/03 新日鉄住金、HRX19母材の継目無鋼管 採用伸長 用途拡大へ(日刊産業新聞)

 新日鉄住金は、高圧水素用ステンレス鋼「HRX19」を母材としたシームレス鋼管が国内の商用水素ステーションにおいて採用実績を伸ばしている。素材の特長、配管スペースの縮小化、充実した研究体制などが需要家サイドから評価されているという。将来的には、水素自動車や水素発電など用途を拡大していく考え。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00010006-sangyo-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は大学・研究機関の方々をお招きして、水素・燃料電池関連分野のご講演をいただきます。
◇日 時:3月8日(火)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:00〜14:10  主催者よりご挨拶
14:10〜14:40(質疑応答含む)

 「神奈川県産業技術センターにおける燃料電池関連技術支援の取り組み」
  神奈川県産業技術センター 化学技術部   
14:40〜15:10(質疑応答含む)

 「電気化学的手法による水素・燃料電池技術開発へのアプローチ」

  神谷信行氏(株式会社Kmラボ代表取締役 元横浜国立大学大学院工学研究院教授)
15:30〜16:00(質疑応答含む)
 「燃料電池の最大効率点検出(MEPD)法の研究」
  板子一隆氏(神奈川工科大学工学部電気電子情報工学科教授)
16:00〜17:00(質疑応答含む)

 「水素エネルギーの世界的な動きと日本の取り組み及び未来への用途開発について(仮)」
  高木靖雄氏(東京都市大学名誉教授) 
17:00〜17:30 名刺交換会
◇お申し込みはこちらから↓

 申し込み先:メールの件名を「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160122.html
kankyou@sic-sagamihara.jpまでお申し込みください。
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

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