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□燃料電池ワールド Vol.2062
■2016年03月03日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■燃料電池関連イベント
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☆FC EXPO 2016?第12回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:3月2日(水)?4日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/
■世界のヘッドライン(01月28日)
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2016/01/28 州の支援は米国を燃料電池産業の最前線にとどまらせる
〔訳注〕『2015年アメリカの燃料電池:米国の州(State of the States: Fuel Cells in America 2015)』によれば、技術革新と成長している国内サプライ・チェーン、協力的な州の政策の結合が、米国を世界の燃料電池競争のトップに留まらせている。この新しいレポートは、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)エネルギー効率と再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable Energy)の支援を受けている燃料電池・水素エネルギー協会(Fuel Cell and Hydrogen Energy Association:FCHEA)が発行した。このレポートのダウンロードは、
http://energy.gov/sites/prod/files/2015/12/f27/fcto_state_of_states_2015.pdfからできる。
2016/01/28 テュフラインランド社、中国の路面電車のための水素燃料電池電源ユニットを保証する作業に取り組む〈PT〉
〔訳注〕テュフラインランド社(T〓V Rheinland)は、将来、中国を走る都市交通システム(urban transport systems)に導入される水素燃料電池車の安全性評価に関して、中国の鉄道車両メーカーの代理として現在取り組んでいる。H2燃料電池牽引動力ユニット(H2 fuel cell traction power unit)は、基本的にエネルギー変換器(スタック)と燃料電池システムの制御部、水素タンクの配管システム、エネルギー貯蔵装置、電動モーターで構成されている。
2016/01/28 ヘキサゴン・コンポジット社、水素事業開発を強化する〈PT〉
〔訳注〕ヘキサゴン・コンポジット社(Hexagon Composites ASA:HEX)は、水素貯蔵と輸送システムのために独立した事業ユニットを始める。最高経営責任者ジョン・エリック・エンゲスト(Jon Erik Engeset)は、「我々の実績のある高圧ガス貯蔵容器のタイプ4技術(type 4 technology)で、水素ボンベは最も未来志向の製品の一部である」と述べた。
2016/01/28 大手ドローン・メーカー、インテリジェント・エナジー社と水素燃料電池駆動ドローンの開発で同意書に署名
〔訳注〕ラフバラ(LOUGHBOROUGH)、イングランド発:ラスベガス(Las Vegas)で開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show:CES)で注目を浴びたインテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は、水素燃料電池駆動ドローン(hydrogen fuel cell powered drones)の開発で大手ドローン・メーカーと同意書を結んだ。この契約は、両社が2016年第一四半期に、ドーロンの飛行時間を増やすための技術的解決策を開発するために協働することが述べられている。目標は、ドローンを展開する正式なビジネスにつながるための取引である。
■2016年03月02日のWEB LINK NEWS
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2016/03/02 東京ガスとパナソニック、マンション向けエネファームの新製品を発売(レスポンス)
東京ガスとパナソニックは、マンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」の新製品を共同開発し、東京ガスが7月から発売する。
東京ガスは、戸建住宅に比べ設置条件に制約があるマンション向けに、燃料電池ユニットの排気筒を延長、従来設置することが難しかった排気が滞留しやすいよう奥まった場所にも設置が可能となる排気延長タイプをラインナップに加えた。
また、新製品の貯湯ユニットとバックアップ熱源機のユニット間の許容配管距離を従来の10mから15mに延長、住戸の両端にユニットを離して設置するようなユニット間の距離が長い設置も可能。
エネファームの設置自由度を向上、マンション事業者がエネファームを組み込んだマンションを設計しやすくした。
また、停電時に電気を使いたいというニーズに対応しやすくするため、マンション向け現行品ではオプション品としていた停電時発電継続機能を燃料電池ユニットに内蔵した機種をラインナップに追加した。
価格はオープン価格。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160302-00000015-rps-bus_all
2016/03/02 【ジュネーブモーターショー16】ピニンファリーナ、「H2スピード」発表…503馬力の燃料電池レーサー(レスポンス)
イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナは3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16において、『H2スピード』を初公開した。
H2スピードは、ピニンファリーナの最新コンセプトカー。車名の「H2」が意味する通り、水素燃料電池パワートレインを載せたレーシングカーを提案した。
パワートレインは、GreenGT社と共同開発。モーターは2個で、最大出力503hp/13000rpmと強力。このおかげで、0-100km/h加速3.4秒、最高速300km/hの性能を実現する。ピニンファリーナは、「世界初の水素燃料のハイパフォーマンスカー」と自信を示す。
シャシーはカーボンファイバー製。前後サスペンションはプッシュロッド方式のウイッシュボーン。カーボン製ブレーキを装着する。ブレーキエネルギー回生システムを導入。車両重量は1420kgとした。
水素タンクの容量は6.1kg。700バールの高圧で貯蔵される。水素の補充に必要な時間は、約3分。トランスミッションは後輪に直結しており、クラッチ、ディファレンシャル、ギアシフトはなし。トルクベクタリングを採用している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160302-00000019-rps-ind
2016/03/02 「低炭素電源」を2050年に9割超へ、温暖化対策で地域経済を潤す(スマートジャパン)
環境省が2月26日に公表した「気候変動長期戦略懇談会」の提言で注目すべきは、温室効果ガスの排出量を削減するだけではなく、削減に向けた対策を実施して地域経済を活性化させる点にある。地域の資源を生かして再生可能エネルギーを拡大しながら、都市と農山漁村のあいだに資金や人材が循環する仕組みを作り上げる構想だ(図1)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160302-00000009-biz_it_sj-bus_all
※内容が詳細な長文のため、ぜひ本文を。
2016/03/02 【土井正己のMove the World】テスラ イーロン・マスク氏、燃料電池批判はなぜ(レスポンス)
なぜ、彼が、そこまで燃料電池を否定するのだろうか。EVにせよ、燃料電池車にせよ、“電気自動車”であることは同じだ。電気をバッテリーに蓄えて走るのがEVで、水素を積んで空気中の酸素と反応させ電気を作りながら走るのが燃料電池車(FCV)である。おそらく、イーロン・マスク氏は、水素を作る過程でエネルギーを使うことから「エネルギーの無駄使い」と考えているのだろう。
◆技術の切磋琢磨が未来をつくる
燃料電池にも、水素の製造、輸送、貯蔵面で色々な課題はある。しかし、充填時間が短いという「ユーザー利便性」、「社会的な経済合理性」は、何と言っても強みだ。EVも「既に電気はどこにでも通っている」という面で、インフラでの優位性はある。PHV/HVにも利点は多くある。これからの交通社会は、用途に応じて、それぞれの利点を生かして、トータルとしてエネルギー効率、CO2の低減を図っていくことが必要である。イーロン・マスク氏が“Fool Cell”と呼ぶということは、FCVが「現実的なEVの競争相手だと認識」してのことだろう。こうした切磋琢磨が未来をつくる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160302-00000028-rps-ind
2016/03/02 トヨタ、4月から製品軸の7カンパニー体制へ 商品力向上や人材育成狙い(産経新聞)
トヨタ自動車は2日、新たな組織改革を発表した。小型車など製品を軸にしたカンパニー体制に4月18日付で移行する。それぞれのカンパニーに商品企画から生産まで一貫して担当させることで、競争力強化につなげる狙いがある。
新体制では「小型車」「中型車」「商用車」「レクサス(高級車)」に加え、燃料電池車などを担当する「先進技術開発」など合わせて7つのカンパニーを設置。それぞれのプレジデントに権限を委ねる。
トヨタは車をいくつかのタイプに分け、車台などを一体開発して性能を向上する新手法「TNGA」の導入を進めている。組織にも同様の考え方を取り入れ、「グローバルに戦えるクルマ作り」を加速させる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160302-00000577-san-bus_all
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】
今回は大学・研究機関の方々をお招きして、水素・燃料電池関連分野のご講演をいただきます。
◇日 時:3月8日(火)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:00〜14:10 主催者よりご挨拶
14:10〜14:40(質疑応答含む)
「神奈川県産業技術センターにおける燃料電池関連技術支援の取り組み」
神奈川県産業技術センター 化学技術部
14:40〜15:10(質疑応答含む)
「電気化学的手法による水素・燃料電池技術開発へのアプローチ」
神谷信行氏(株式会社Kmラボ代表取締役 元横浜国立大学大学院工学研究院教授)
15:30〜16:00(質疑応答含む)
「燃料電池の最大効率点検出(MEPD)法の研究」
板子一隆氏(神奈川工科大学工学部電気電子情報工学科教授)
16:00〜17:00(質疑応答含む)
「水素エネルギーの世界的な動きと日本の取り組み及び未来への用途開発について(仮)」
高木靖雄氏(東京都市大学名誉教授)
17:00〜17:30 名刺交換会
◇お申し込みはこちらから↓
申し込み先:メールの件名を「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申込みください。
あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160122.html
kankyou@sic-sagamihara.jpまでお申し込みください。
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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