燃料電池ワールド Vol.2060 (2016/03/01 08:37)

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□燃料電池ワールド Vol.2060
■2016年03月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆FC EXPO 2016?第12回[国際]水素・燃料電池展?
◇会 期:3月2日(水)?4日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

■世界のヘッドライン(01月26日)
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2016/01/26 地球の内部からしみ出す天然水素ガス〈PT〉

〔訳注〕ウクライナ水素エネルギー協会(UAHE)発:最近の科学的研究は、水素ガスが従来誰も期待していなかった場所で、地球内部からしみ出していることを示している。科学者たちは、ロシアのヨーロッパ方面一帯で、天然水素ガスが浅いくぼみの外にしみ出している何千もの場所を確認した。「ナチュラル・リソース・リサーチ(Natural Resources Research)」誌に発表された研究論文では、科学者は、水素ガスがしみ出している数多くの円状で、浅いくぼみの表面のものを調査した。これらは、モスクワ地方(Moscow)からカザフスタン(Kazakhstan)に広がる地域で確認されている。著者らは、これらの天然水素ガスの漏れは、一日あたり最大2万7000立方メートルであると推定している。

2016/01/26 マルタで1MW級燃料電池を試験するゼネラル・エレクトリック社の計画

〔訳注〕タイムス・ユニオン(Times Union)発:ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Co.:GE)は、マルタ(Malta)にある試験工場(pilot factory)近くで1MW級燃料電池の試験を計画している。GE社は、燃料電池試験予定地のために、ニューヨーク州エネルギー研究開発局(New York State Energy Research and Development Authority:NYSERDA)が所有・管理しているサラトガ・テクノロジー+エナジー・パーク(Saratoga Technology + Energy Park:STEP)事務所と小区画の土地を借りることを交渉している。

2016/01/26 神戸で水素輸入拠点を構築する川崎重工業と岩谷産業

〔訳注〕日経・大阪発:川崎重工業(Kawasaki Heavy)と岩谷産業(Iwatani)は、日本の環境に優しい燃料の利用拡大を目的とするプロジェクトで2020年度に水素輸入ターミナルを建設するために、神戸市(city of Kobe)と提携する。両社は、神戸空港(Kobe Airport)島の市所有の約1ヘクタールの土地に総額約100億円(835万ドル)を超える予算で拠点を構築する。建設費の一部は新エネルギー・産業技術総合開発機構(New Energy and Industrial Technology Development Organization)からの助成金でまかなわれる。

2016/01/26 ハイパーソーラー社、水素製造工程のコストを下げる画期的な報告を発表〈PT〉

〔訳注〕ハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)は本日、最近全体的な効率を改善した安い光触媒を開発したと、発表した。試験結果は、この低コスト触媒は全体的な電圧要件を減らし、いちじるしく光電流を増やし、水素生産効率を高め、さらに当社の水素製造工程のコストを削減することを示している。

■2016年02月29日のWEB LINK NEWS
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2016/02/29 小沢コージ:なぜトヨタ「プリウス」は売れ続けるのか?(BizCOLLEGE)

 というのもプリウスがハイブリッドカーとして燃費を極め続けるのはそれほど簡単なことではない。

 年々研究開発が進んで伸びしろは減ってきているし、もっというと次世代エコカーは、電気自動車であり、燃料電池車になるかもしれないわけで、読めない国の将来のエネルギー問題とも絡んできたりする。

 そう考えるとプリウスは“定番”としては異質の存在である。永遠に愛される飽きの来ない名品か? それともトップテクノロジーを旨とする最新鋭機なのか? どちらでもない異例の定番であるところがまたプリウスの面白さであり、凄さなのである。【ライバル研究】将来のカローラかMIRAI
●【ライバル研究】将来のカローラ? それとMIRAIを目指すべき!?!?

 今となってはプリウスのライバルはかつての国民車たるカローラにも思えるが、見方によっては去年本格的に売り出された燃料電池車のトヨタ「MIRAI」なのかもしれない。実際、小沢的にはあれは「プリウス」の名前で売られても良かったと思っている。

 97年の初代プリウスは、今のMIRAIのように売れるか売れないかわからないような超実験なエコカーだったし、初年度は2万台も売れなかった。MIRAIほどではないにせよ、知的好奇心であり興味本位で買われるクルマだったのだ。

 今でこそプリウスは今や日本においてカローラ並みに売れるクルマとなり、“定番”と呼ぶに相応しい売れ行きを見せているが、それはあくまでもイメージ含み。決してカローラのように信頼性、実用性、使い勝手、コストパフォーマンスで売れているわけではない。

 まだまだ終わらぬ世界全体のエコマインドの反映であり、特に日本が他人に迷惑をかけないことをヨシとする、世界でもトップクラスの“いい人に見られたい潔癖国”だからこそ売れたと思うのだ。

 そういう意味ではプリウスがいくら売れてもカローラにはなれない。キャラクター的にはMIRAIに近い。が、冒険という意味ではMIRAIはプリウスを越えている。ま、なかなか相応しいライバルが見当たらないのが正直なところだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160229-36439897-collegez-life

2016/02/29 JFES・JFEコンテイナー、水素ステーション用蓄圧容器の40L試作品を初公開(日刊産業新聞)

 JFEスチールとJFEコンテイナーは、3月2―4日に東京ビッグサイトで開催される「FCEXPO2016(第12回国際水素・燃料電池展)」に出展する。展示会では、従来の試作品(3L)をスケールアップさせた水素ステーション用蓄圧容器の試作品(40L)を初めて公開する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00010005-sangyo-bus_all

2016/02/29 【スマートエネルギーウィーク16】田中貴金属、水電解用電極触媒を初展示…FC EXPO(レスポンス)

 田中貴金属工業は、3月2日から4日まで、東京ビッグサイトで開催される「FC EXPO 2016 ?第12回 [国際] 水素・燃料電池展?」に出展すると発表した。

 ブース内では、近年注目されている再生可能エネルギーからの水素製造に用いられる固体高分子型水電解(PEEC)用電極触媒を初展示するほか、固体高分子形燃料電池(PEFC)用電極触媒、パラジウム合金水素透過膜、燃焼触媒など、水素社会に必要な燃料電池周辺技術における貴金属材料について、パネル展示や担当者から説明を行う。

 また、2015年度は燃料電池自動車が一般発売されて以降、燃料電池用電極触媒の出荷量が過去最高になると見込まれているが、ブースでは同社が長年、開発・製造を行っている燃料電池関連の貴金属材料について一同に展示、紹介する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00000040-rps-bus_all

2016/02/29 出光興産、同社初の商用水素ステーションを成田空港内で営業開始…3月15日(レスポンス)

 出光興産は、同社初となる商用水素ステーション「成田水素ステーション」の営業を成田空港敷地内で3月15日より開始する。

 同社は、経済産業省等の実証・研究事業の一環として、2011年2月より成田空港敷地内にて実証・研究用水素ステーションを運用。主に空港と都心の間を走行する燃料電池自動車(FCV)への水素供給を通して、水素利用・供給インフラ技術開発等を実施してきた。

 同社では、経済産業省の「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」補助金の交付決定を受け、2015年9月より商用化に向けた供給設備の新設工事を開始。今回、成田水素ステーションが完工し、営業を開始する。同社では今後、ステーションの運用を通じて、事業・技術面の検証と知見の蓄積を進めるとともに、FCVの普及と水素社会の実現に貢献していく。
 当初販売価格(税別)は1100円/kg。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00000058-rps-bus_all

2016/02/29 2025年の次世代環境自動車向け大型二次電池の世界市場は6兆3,649億円に(エコノミックニュース)

 富士経済は、日本、アメリカ、欧州、中国を中心に投入計画が活発化している次世代環境自動車と、それらに搭載されるリチウムイオン電池(LiB)、ニッケル水素電池(NiMH)、電気二重層キャパシタ(EDLC)などの大型二次電池の市場を調査した。その結果を報告書「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望 2016 次世代環境自動車分野編」にまとめた。

 2015年の市場は2014年比74.9%増の1兆943億円と見込んでいる。EV向けの割合が大きい。中でもEVトラック・バス向けが中国の需要増加により大きく伸びた。また、マイクロEV向けは市場規模は小さいが中国を中心に伸びている。現状HV・PHV向けは日本の需要が多くを占めるが、今後はPHV向けを中心に北米や欧州で需要が増加するとみている。

 今後は欧州・アメリカ・中国の需要が大きく増加すると予想している。欧州やアメリカはEVやPHV向けのLiBが大幅に伸び、特にアメリカではEV向けのLiB市場は2025年に1兆円を超えるとみている。中国もEVやPHV向けを中心に伸びるが、特にEVトラック・バス向けが他地域に比べて大きく増加するとという。日本は現状HV向けのNiMHやLiBが中心であるが、将来的にはPHV向けのLiBが大幅に増えると予想。また、FCVの普及は日本が先行するが、低価格のNiMHの搭載が中心とみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00000004-economic-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は大学・研究機関の方々をお招きして、水素・燃料電池関連分野のご講演をいただきます。
◇日 時:3月8日(火)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:00〜14:10  主催者よりご挨拶
14:10〜14:40(質疑応答含む)

 「神奈川県産業技術センターにおける燃料電池関連技術支援の取り組み」
  神奈川県産業技術センター 化学技術部   
14:40〜15:10(質疑応答含む)

 「電気化学的手法による水素・燃料電池技術開発へのアプローチ」

  神谷信行氏(株式会社Kmラボ代表取締役 元横浜国立大学大学院工学研究院教授)
15:30〜16:00(質疑応答含む)
 「燃料電池の最大効率点検出(MEPD)法の研究」
  板子一隆氏(神奈川工科大学工学部電気電子情報工学科教授)
16:00〜17:00(質疑応答含む)

 「水素エネルギーの世界的な動きと日本の取り組み及び未来への用途開発について(仮)」
  高木靖雄氏(東京都市大学名誉教授) 
17:00〜17:30 名刺交換会
◇お申し込みはこちらから↓

 申し込み先:メールの件名を「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160122.html
kankyou@sic-sagamihara.jpまでお申し込みください。
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

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 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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