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□燃料電池ワールド Vol.2055
■2016年02月23日発行
◆燃料電池NPO pemdream
【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。
■世界のヘッドライン(01月20日)
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2016/01/20 光生物電気化学セルを経由して太陽エネルギーを電力に変換する〈PT〉
〔訳注〕ヘブライ大学(Hebrew University)発:光生物電気化学電池(photo-bioelectrochemical cells)の新しい理論的枠組は、イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)およびドイツのボーフム大学(University of Bochum)の研究者によって、2016年1月に創刊された雑誌「ネイチャー・エネルギー(Nature Energy)」で報告されている。
2016/01/20 ケタリング大学の卒業生、2015年にトヨタ「ミライ」の滑り出しを経験〈PT〉
〔訳注〕ジャッキー・パーゾール(Jackie Birdsall)は、トヨタ・テクニカル・センター(Toyota Technical Center)の燃料電池自動車チームの技術者であり、10月には会社で初めての量産燃料電池自動車、トヨタ(Toyota)「ミライ(Mirai)」の滑り出しを手伝った。「それはエキサイティングだったし、とてもシュールなことだった。私の夢だった」と語った。この記事は、彼女が学生時代から燃料電池自動車に向けた情熱と執念の歴史をジャーナリストが伝えている。
2016/01/20 ハワイ州の知事、燃料電池自動車トヨタ「ミライ」をテスト〈PT〉
〔訳注〕昨日、自動車保険のサーブコ社(Servco)会長&CEOのマーク・フクナガ(Mark Fukunaga)は、知事に「ミライ」を試乗する機会を与えた。ハワイはカリフォルニアに次いで、今年後半か2017年早々に「ミライ」を限定販売する予定である。
2016/01/20 デンマークの8番目のステーションの開所式は、2016年1月21日に開催〈PT〉
〔訳注〕デンマークの8番目の水素燃料補給ステーションの開所式は、2016年1月21日にオーフス(Aarhus)で行われる。当日はその後、水素輸送のための経験やビジョンを共有できるセミナーが開かれる。
■2016年02月22日のWEB LINK NEWS
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2016/02/22 燃料電池でスマホを充電できるポータブルバッテリー!【MWC 2016 Vol.14】(RBB TODAY)
「MWC 2016」(スペイン・バルセロナ)に出展するスウェーデンのベンチャー企業、myFCが開幕前のプレイベントに出展し、燃料電池の技術を応用したポータブルバッテリー「JAQ」のプロトタイプを参考出展した。
myFCはスウェーデン王立工科大学の学生が集まり、2005年に設立した企業。燃料電池の研究成果をベースにしたグリーン電源プロダクトの研究開発を行ってきた。
本体サイズは昨今のポータブルバッテリーとして主流のサイズよりもやや大きめだが、しっかりとポータブルと呼べるサイズ感はキープしている。本体を構成するのはベースユニット「JAQ charger」と、そこに差し込む1枚の薄い「PowerCard」だ。PowerCardの中には発電に必要な「水素」を発生させるための「水」と普通の「塩(NaCl)」が内包されていて、ベースユニットのトップから差し込むことで化学反応を発生させる。
1枚のカードで発電できるバッテリーの容量が異なる3種類の製品を予定しており、最小サイズの900mAhのバッテリーを発生させることができるカードから、今春より発売が始まる予定だ。価格は1?2ユーロ前後を見込んでいる。夏以降には1,800mAh、年内から年明けごろには2,400mAhのカードを順次発売する。
充電完了後のPowerCardはリフィルには対応していないため使い捨てとなるが、1枚あたりの価格は安価なので実用には十分耐えられるのではないだろうか。
再生可能エネルギーを使ったバッテリーチャージャーとしては太陽光充電を活用したものがすでにいくつか商品化されている事例もあるが、myFCの「JAQ」のメリットとしては、太陽光発電が弱点としている曇天下でも問題なく充電ができるので、ポータブルバッテリーとしての効率よく使えるところにある。
ブースの説明を担当していた同社のスタッフによれば今後欧州を中心に世界展開を計画しているという。すでに日本のネットワーク事業者から引き合いもあったようで、「日本での発売もぜひ実現したい」と意気込みを語っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160222-00000023-rbb-sci
2016/02/22 本田技研社長が語る「創業者神話はもういらない。時代に即したモノづくり」(プレジデント)
──ホンダは軽自動車からワンボックス、高級車までのフルラインメーカー。どうしても量を追う局面が出てくる。個性を出しつつ万人受けする車をつくる中でホンダらしさを打ち出すのは難しいのでは。
その点では、環境技術が一つのポイントになる。ブレークスルーできる環境技術で世界をリードし、ホンダはらしさを発揮していく。ホンダは従来からのハイブリッド車(HV)に加え、2018年までに北米でプラグインハイブリッド車(PHV)を投入する。また、来春には量産型の燃料電池車(FCV)をリース発売し、20年の段階ではリチウムイオン電池を進化させた航続距離が長い電気自動車(EV)も加わる。電動車両の商品ラインは揃う。
──17年後半(18年モデル)から、米カリフォルニア州のZEV(排ガスゼロ車)規制が強化される。欧州や中国でも強化されていく。従来はかけ声だけで実際に規制は強化されなかったが、今後の見通しは。
私は規制が緩まるとは思わない。確かに不確定ではあるが、昨年末にはCOP21(気候変動パリ会議)で20年以降の地球温暖化対策の新しい枠組みとなる「パリ協定」が採択された。中国であっても環境保全をうやむやにはできないはずだ。何より深刻なのは大気汚染。ホンダとしては中国を含めて、20年まではガソリンエンジンの改良とHV、PHVで展開していく。ZEV規制にもPHVで対応していきたい。
──ZEV規制は大手メーカーに対し、販売台数の一定割合をEVとFCVにするよう義務づけている。
電気自動車をつくっているメーカーに求められているクレジット(ZEV排出枠)には対応していく。ただ、それも短期的だ。根本的にはEVとFCVをつくっていく。
──ホンダはロボットやホンダジェットなど開発に自社内で取り組んできた。一方で環境技術では外部と手を組む。ホンダのモノづくりには、これから何が求められるのか。
FCVの開発では米ゼネラル・モーターズと提携している。環境技術での外部との協調は重要になっていく。モノづくり全体においてはやはり現場、開発するチームが大切になる。開発責任者を中心としたチームが理想のモノづくりに、どれだけ徹していけるか。ただし、メンバーとなる若手に対し、現場感を実感させる施策がこれまで少なかった。メールやテレビ会議に頼らず、例えばサプライヤーさんを訪ねて交流するなど、効率を度外視してでも自らの考えで行動できる職場環境にしていく必要はある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160222-00017375-president-bus_all
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】
今回は大学・研究機関の方々をお招きして、水素・燃料電池関連分野のご講演をいただきます。
◇日 時:3月8日(火)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:00〜14:10 主催者よりご挨拶
14:10〜14:40(質疑応答含む)
「神奈川県産業技術センターにおける燃料電池関連技術支援の取り組み」
神奈川県産業技術センター 化学技術部
14:40〜15:10(質疑応答含む)
「電気化学的手法による水素・燃料電池技術開発へのアプローチ」
神谷信行氏(株式会社Kmラボ代表取締役 元横浜国立大学大学院工学研究院教授)
15:30〜16:00(質疑応答含む)
「燃料電池の最大効率点検出(MEPD)法の研究」
板子一隆氏(神奈川工科大学工学部電気電子情報工学科教授)
16:00〜17:00(質疑応答含む)
「水素エネルギーの世界的な動きと日本の取り組み及び未来への用途開発について(仮)」
高木靖雄氏(東京都市大学名誉教授)
17:00〜17:30 名刺交換会
◇お申し込みはこちらから↓
申し込み先:メールの件名を「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申込みください。
あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160122.html
kankyou@sic-sagamihara.jpまでお申し込みください。
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
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