燃料電池ワールド Vol.2047 (2016/02/10 09:06)

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□燃料電池ワールド Vol.2047
■2016年02月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■燃料電池関連イベント
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は大学・研究機関の方々をお招きして、水素・燃料電池関連分野のご講演をいただきます。
◇日 時:3月8日(火)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:00〜14:10  主催者よりご挨拶
14:10〜14:40(質疑応答含む)

 「神奈川県産業技術センターにおける燃料電池関連技術支援の取り組み」
  神奈川県産業技術センター 化学技術部   
14:40〜15:10(質疑応答含む)

 「電気化学的手法による水素・燃料電池技術開発へのアプローチ」

  神谷信行氏(株式会社Kmラボ代表取締役 元横浜国立大学大学院工学研究院教授)
15:30〜16:00(質疑応答含む)
 「燃料電池の最大効率点検出(MEPD)法の研究」
  板子一隆氏(神奈川工科大学工学部電気電子情報工学科教授)
16:00〜17:00(質疑応答含む)

 「水素エネルギーの世界的な動きと日本の取り組み及び未来への用途開発について(仮)」
  高木靖雄氏(東京都市大学名誉教授) 
17:00〜17:30 名刺交換会
◇お申し込みはこちらから↓

 申し込み先:メールの件名を「第10回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160122.html
kankyou@sic-sagamihara.jpまでお申し込みください。
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

■世界のヘッドライン(01月07,08日)
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2016/01/07 クロアチアの燃料電池研究と開発

〔訳注〕クロアチア(Croatia)は、春の会合の後、「高度な燃料電池の研究、開発、実証プログラムのための協定(AFC IA)」への参加を誘われた。再生可能資源からの水素生産と輸送のための水素インフラの開発は、クロアチアの燃料電池研究開発の重要なテーマである。「電解システムの性能の向上」「都市の輸送ネットワークへの水素の統合に関する研究」「太陽光発電セルと電解槽のカップリング」「ソーラー水素燃料補給ステーション」などのさまざまな燃料電池プロジェクトは進行中である。クロアチア国立電力会社(Croatian national electricity company:HEP)は、プロトン交換膜型燃料電池(proton exchange membrane fuel cell:PEMFC)で駆動する自転車の開発に資金を提供されている。ユーリッヒ総合研究機構(Forschungszentrum J〓lich GmbH:FZJ)とともにHrvoje Jasak教授は、固定酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cells:SOFC)のシミュレーション用のソフトを開発するマルチスケール統合FCモデル(Multi-Scale Integrated FC Model:MUSIC)に取り組んできた。スプリット大学(University of Split)の新エネルギー技術研究所(Laboratory for New Energy Technologies)は、プロトン交換膜型燃料電池の設計と操作の機械工学的見地に焦点を充てている。
〔訳語〕高度な燃料電池の研究、開発、実証プログラムのための協定(AFC IA):Implementing Agreement for a Programme of Research, Development and Demonstration on Advanced Fuel Cells(Advanced Fuel Cells Implementing Agreement:AFCIA)。この団体のウェブサイトによると、この団体は、国際エネルギー機関(IEA)が作成した枠組みの中で活動し、「高度な燃料電池の研究、開発及び実証の計画のための実施協定は1990年に始まり、現在は13の加盟国があります:オーストリア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、日本、韓国、メキシコ、スウェーデン、スイス、および米国。 私たちの目的は、高度な燃料電池の分野ですべてのメンバーの理解の状態を進めることです。彼らの国、企業や研究機関に技術と政策の動向を共有するために定期的に会合のメンバー、関係者全員の利益のために:私たちの仕事の焦点は、8つのアクティブ附属書(グループ)です」。

2016/01/07 燃料電池バスは環境を守る用意ができている〈PT〉

〔訳注〕COP21にともなう燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH-JU)のプロジェクトである「CHIC(欧州の都市におけるクリーンな水素、Clean Hydrogen in European Cities)プロジェクト」のゼロ・エミッション・バス事業に関する11月30日付(Vol.2021 2016/01/04発行)記事の再論。

20160108 燃料電池自動車の周辺にある税制上の優遇措置の不確実性〈PT〉

〔訳注〕調査会社ナビガント・リサーチ社(Navigant Research)のリサ・ジェラム(Lisa Jerram)の記事。アメリカ政府が2016年の連邦税額控除(federal tax credit)を行う技術のひとつである燃料電池自動車は、カリフォルニア州で販売目標を限定した生産制限の供給が行われる。ナビガント社の燃料電池自動車報告書では、2020年頃には数万人に販売が増加する必要がある、と報告している。これに対し韓国政府は、ヒュンダイ(Hyundai)の燃料電池自動車の価格の約3分の1、購入代金に約2万3250ドルの巨額の新しい補助金を発表している。

2016/01/08 新たな水素燃料供給ステーションを建設するのに必要なものは何か〈PT〉

〔訳注〕今から20年後に、輸送用燃料の混合物はどうなるだろうか? 液体燃料は衰退するだろうか? そして、世界はどうやって自動車からCO2を減らすのか? シェル社(Shell)は最近、電気自動車に電力を供給するために変換できる水素の供給を特別に実行している。今週、ドイツで水素燃料供給ステーションの画期的な発進が行われた。ハンブルグ(Hamburg)のシュナッケンブルクアレー(Schnackenburgallee)にシェル社の新しい水素燃料供給ステーションが開設したことは、最近の意義ある出来事である。

2016/01/08 高速道路M1の風力水素燃料供給ステーション、風力と水でどうやって現場で水素を生成できるか〈PT〉

〔訳注〕水素ミニ・グリッド(Hydrogen Mini Grid)は、サウスヨークシャー州(South Yorkshire)のM1高速道路ネットワーク(M1 motorway network)からちょうど2マイルの革新製造パーク(Advanced Manufacturing Park)に位置している。そして、とても大規模な管轄区域(catchment area)が施設に与えられ、商用燃料補給ステーションのために完全な場所が提供されているシェフィールド(Sheffield)やロザラム(Rotherham)、バーンズリー(Barnsley)、ドンカスター(Doncaster)といった大規模人口密集地のそばにある。この敷地は、電解槽と直接つながっている2台の225kW級風力タービン、200kgの水素貯蔵・水素分配ユニット、そして近くのビルにバックアップ電源を提供できる30kW級燃料電池システムから成る。施設はITMパワー社(ITM Power)の世界標準の水素発生装置の展示がされており、水素燃料小売りサービスを提供するために使われる。高速道路M1は、英国のH2モビリティ(UK H2Mobility)第1期報告書で、英国の水素燃料補給の早期展開のための重要な路線である、と強調された。

2016/01/08 世界最大の燃料電池公園、コネチカット州ビーコン・フォールズに〈PT〉

〔訳注〕世界最大と呼んでいる開発者たちから提案されたエネルギー公園は昨日、コネチカット州立地審議会(Connecticut Siting Council)から満場一致で承認された。ビーコン・エネルギー公園(Beacon Energy Park)と呼ばれるこの計画は、63.3メガワットの超クリーンで効率的な電力を、実際にはコネチカット州の6万軒の家庭電力を生産する。これは現在、韓国が持つ59メガワット級の世界記録よりも大きくなる。

■2016年02月09日のWEB LINK NEWS
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2016/02/09 「荒川氾濫、銀座水没」は本当に杞憂なのか(東洋経済オンライン)

 隅田川との分岐点などで荒川の堤防がついに決壊。地下鉄網を経由して水は東京駅前や銀座にまで達し、日本の経済活動はマヒした―。2012年にYouTubeに公開されたフィクションドキュメンタリー動画「荒川氾濫」では、ショッキングな映像が相次いで出てくる。これはイタズラなどではない。国土交通省の荒川下流河川事務所が公表した啓発用の資料だ。
■ カウントダウンは始まっている? 

 動画では上流である埼玉・秩父地方で3日間に計550ミリを超える雨が降れば堤防決壊の恐れがあり、「その日へのカウントダウンは既に始まっているのかもしれない」としている。一方、鬼怒川の水害では台風の影響により、上流地域で24時間で551ミリと、このレベルをはるかに超える雨が降った。

 内閣府などによると、荒川氾濫が起きれば地下鉄の最大17路線97駅が浸水すると同時に、3500人が死亡する。被害総額は33兆円、影響人員はのべ1400万人に達する可能性がある。

 足立区にあるナカザは従業員20人。荒川と、蛇行する隅田川に囲まれた「陸の孤島」にある3階建ての町工場だ。精密な金属加工には定評があり、主要顧客の自動車メーカーだけでなく、防衛産業にも部品を納入。ハイブリッド車向け燃料電池の筐体や注射針などの製造実績がある。

 坂本英樹ナカザ工場長は「東日本大震災以降、自動車メーカーは災害対応にシビアになっている。東商北支部の指導で作ったBCPを取引先に提示すると評価される」と語る。具体策として、取引データを専用業者に委託して関東数カ所にあるサーバーに分散したり、金型を標準化して自社以外のプレス機にも据え付け可能にして、他の工場に退避した場合でも創業を続けられるようにした。

 坂本工場長は「電気供給の停止に備えて自家発電装置導入も考えたが、費用面もあり、そこまではいっていない」と率直に"身の丈"ぶりを語る。その上で「この辺で荒川決壊に危機感を持つ人は正直、少ないかもしれない。川自体から立派な堤防までの距離が非常に長いから。しかし、私が住む埼玉県越谷では3年前に竜巻が発生して近所の家が滅茶苦茶になった。あれ以来、何が起きてもおかしくないとの思いもある」と話した。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160209-00104085-toyo-soci

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第3回神奈川県「水素・燃料電池関連製品等開発促進セミナー」【再掲】
◇日 時:2月17日(水)15:00?17:30 講演及び名刺交換会
     (同時開催)17:30?19:00 個別相談会
◇会 場:神奈川産業振興センター 13階第2会議室

     (交通案内)http://www.kipc.or.jp/about_kip/access/
           (神奈川産業振興センターHP)
◇定 員:60名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
 15:00?15:20 主催者挨拶等(神奈川県)

 15:20?16:00 プレゼンテーション1「燃料電池用電極触媒、水素透過膜の開発等の取組紹介(予定)」

          講師:小椋文昭氏(田中貴金属工業株式会社化学回収カンパニーFC触媒開発センターセンター長)

 16:10?16:50 プレゼンテーション2「業務用燃料電池の開発等の取組紹介(予定)」

          講師:吉岡浩氏(富士電機株式会社発電・社会インフラ事業本部発電プラント事業部新エネルギー技術部担当部長(燃料電池担当) 
 17:00?17:30 講師との名刺交換会

 17:30?19:00 ≪個別相談会≫県の開発アドバイザー(技術士等)が事業参入に関するご相談をお受けします。ご興味のある方は、ぜひご活用ください。
◇申 込:下記ホームページより申込書をダウンロードいただき、E?mailにて2月15日(月)までに以下の申込先までお申し込み下さい。

    ダウンロードページ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p840729.html
    (神奈川県スマートエネルギー課HP)

    ※最上段の新着情報から、募集チラシ兼申込書のDLが出来ます。
◇申込先:神奈川県産業労働局エネルギー部スマートエネルギー課調整グループ宛
   fcv2015@pref.kanagawa.jp
◇主 催:神奈川県

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■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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