燃料電池ワールド Vol.2041 (2016/02/02 09:22)

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□燃料電池ワールド Vol.2041
■2016年02月02日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■世界のヘッドライン(12月23,24,25日)
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2015/12/23 ニアパワー・システムズ社、南アフリカの企業と覚書に署名〈PT〉

〔訳注〕ニアパワー・システムズ社(Neah Power Systems, Inc.)は誇らしげに、同社が、南アフリカ・ベースの大手企業にニア社の技術(NEAH's technology)を認可するための覚書(memorandum of understanding:MOU)に署名した、と発表した。この特許は、ギ酸改質燃料電池のパワーチップ(PowerChip)燃料電池技術やギ酸改質装置のホーミラ・ホッド(Formira HOD)技術、モバイル充電器のバズバー(BuzzBar)技術を含んでいる。

2015/12/23 ハイパーソーラー社、2016年に画期的な技術を提供〈PT〉

〔訳注〕ハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)は本日、同社が過去12カ月間に達成した画期的な技術について解説した。これは、12月02日付(Vol.2022 2016/01/05発行)の硫化物系触媒(sulfide-based catalyst)の再論。

2015/12/23 バンホール社、ロンドンに燃料電池バス2台を提供〈PT〉

〔訳注〕バンホール社(Van Hool)は、英国のロンドン交通局(Transport for London:TfL)と2台の最新世代の水素バスを建造する契約を結んだ。この新しい契約は、バンホール社がプロジェクト協力者(project coordinator)として参加している「水素燃料電池バスの欧州コンソーシアム(European consortium on Hydrogen Fuel Cell Buses)」である「スリー・イー・モーション(3Emotion)」に含まれる。水素を電気に変換する水素バスは現在、もっとも環境に優しい公共輸送車両のひとつである。ロンドンの2台の水素バスは、バンホール社製の全長12メートルのA330型2車軸(axles)バスで、カナダ、バンクーバー(Vancouver)のバラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)の最新の燃料電池モジュールFCベロシティ(FCvelocity-HD7)が装備されている。バスは、35席とひとつの車いす利用者用スペース、および30人分の立脚スペースがある。車両は、ロンドン市内中心部で使用され、コベント・ガーデン(Covent Garden)とタワー入り口(Tower Gateway)間を運行する。

2015/12/24 科学者、効果的な水素発生のための多孔性モリブデン系ベースのナノ複合材料を発見〈PT〉

〔訳注〕研究者らは、豊富な非貴金属(non-noble metal)と金属を含まない(metal-free)水素発生反応(hydrogen evolution reaction:HER)触媒を報告して、貴重な突破口を作った.遷移金属硫化物(transition metal sulfides)と炭化物は水素発生反応の電気触媒活性を示すことは注目すべきことである。コストが高く、材料のほとんどが収益をもたらさない複雑な技術は、工業化の難しさの原因となっている。従って、安くて効果的な電極触媒を探すことが研究のホットスポット(hotspot)になっている。最近、中国科学院(Chinese Academy of Sciences)の中国科学技術大学(University of Science and Technology of China)のYU Shuhong教授と南京師範大学(Nanjing Normal University)のLAN Yaqian教授が率いる研究チームは、モリブデン酸化還元グラフェン酸化物ハイブリッド材料(molybdenum dioxide-reduced graphene oxide hybrid material:denote as MoO2@PC-RGO)で覆われ多孔性炭素(porous carbon)でドープされたリン(phosphorus)を用意した。この研究は、ドイツの科学誌「アンゲヴァンテ・ケミー(Angewandte Chemie)」インターナショナル版(International Edition)に掲載された。

2015/12/25 ホンダの環境に優しい車が東京のショッピング・エリアでクリスマス・イルミネーションに電力を提供〈PT〉

〔訳注〕本田技研工業(Honda Motor Co.)は東京・丸の内地区(Tokyo's Marunouchi district)で、休日の買い物客に、2台の環境に優しい新しいクラリティ燃料電池車(new Clarity Fuel Cell model)を使ってクリスマス・イブのイルミネーションの照明を披露した。

■2016年02月01日のWEB LINK NEWS
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2016/02/01 自動車業界“評論家の親分”が語る一生後悔しないクルマの選び方(週プレNEWS)

 かく言う僕も、トヨタのMIRAIを買ってすぐにラリー車にしちゃいました(笑)。この経験は死ぬまで心に残るはずです。世界初の市販燃料電池車であるMIRAIは、今後の自動車史で語り継がれる存在です。それを買ってすぐにイジったものだから、周囲からは「バカか!?」と言われました。

 でも、MIRAIでラリーするなんて世界初のバカですから、世界ラリー選手権(WRC)でスタートセレモニーに出させてもらえたんです。しかも、先頭で!

 WRCで日本人ドライバーが日本車に乗って先頭を走ったのは史上初だと思います。WRCのスタート台に立った瞬間には本当に死んでもいいや…と思いました。だって、WRCのお立ち台に上がるなんて、クルマ好きにとっては夢のまた夢の話です。BBC(英国放送協会)の『トップギア』が取材に来るなど、日本より海外でニュースになっていました。

 お金がかかったんじゃないかと言われますが、MIRAIは本体価格で723万6千円、購入時に約300万円の補助金が出たので実質450万円以下になります。ラリー車にするのに300万円くらいかかりましたから「行って来い」ですが、750万円といったら新車のベンツEクラス程度。

 普通のベンツ1台分の費用で、世界初のクルマに乗って、イジり倒して、WRCを走って…と考えたら、新車で2千万円以上するフェラーリと比べても、後に残るものははるかに大きい! 一生後悔しませんよ!!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160201-00060229-playboyz-soci

2016/02/01 水素に社会変える力 新居浜で愛媛大公開講座(愛媛新聞ONLINE)

 水素社会の実現がテーマの愛媛大公開講座が31日、愛媛県新居浜市坂井町2丁目のあかがねミュージアムであった。究極のエコカーとされる燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を販売しているトヨタ自動車の三谷和久技術統括部主幹が講演で、開発意義や普及への取り組みについて語った。

 三谷氏は国内の二酸化炭素排出量の約1割が乗用車に由来し、原油輸入の87%を中東に依存していると指摘。「車を取り巻く課題は環境負荷軽減とエネルギー安全保障で水素は両面に対応可能。究極のエネルギーとして社会を変革する潜在能力がある」とした。

 水素社会の実現へ「エコカーが普及しなければ意味がない」と強調。魅力ある商品の提供や水素ステーションなどのインフラ整備、国や自治体などが将来ビジョンを共有することを普及の3要素に挙げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160201-10124201-ehime-l38

2016/02/01 神戸市、大規模水素サプライチェーンを構築へ…海外の未利用エネルギー輸入(レスポンス)

 神戸市は、川崎重工業、岩谷産業、電源開発とともに水素サプライチェーンを構築する実証事業を推進すると発表した。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて実証事業を連携して推進していく。

 水素サプライチェーン実証事業は、クリーンな水素エネルギーを安定的に供給するため、海外の未利用エネルギーを利用して製造・貯蔵した液化水素を海上輸送し、日本国内で荷揚げして輸送・利用する。海外でも例のない大規模な水素エネルギーサプライチェーン構築を目指すための技術実証プロジェクトとなる。

 今回、神戸市は、水素サプライチェーンを構成する技術のうち、「液化水素輸送技術」と「液化水素の荷役技術の開発」を中心となって担当する川崎重工との間で、神戸空港北東部で連携して実証事業を推進していくことで合意した。

 今年度と2016年度に技術要素の試験と仕様を検討、2016?2019年度に液化水素荷役設備の設計・製作・試運転などを行う。2020年度から実証運転を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160201-00000009-rps-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2016』で、ホンダ 燃料電池自動車「CLARITY」の展示決定 !詳細→ http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html  【再掲】

 2月3日(水)〜4日(木)の「水素先端世界フォーラム2016」において、3月リース販売予定のホンダの燃料電池自動車「CLARITY」の展示(2/3)が決定しました。

 当日は、「CLARITY」に加え、「MIRAI」、燃料電池フォークリフト、水素関連機器など多数展示予定です。また、「MIRAI」の試乗会(2/3AM)も予定しています。

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 椎木ホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
  戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Mr.Erwin Penfornis(Air Liquide)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
佐々木一成氏(九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC))

  杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS))
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂等(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇ 後 援:九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動fukuoka 車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

☆FCDIC第29回燃料電池セミナー「再生可能エネルギーと水素・燃料電池」【再掲】
◇日 時:2月9日(火)10:00〜17:30 (受付開始9:30)
◇場 所:東京理科大学、森戸記念館、第1フォーラム(新宿区神楽坂4‐2‐2)
◇プログラムおよび講演題目
<セッション1>
1.再生可能エネルギーの大規模導入に向けた貯蔵・輸送技術

 10:00〜10:50 光島重徳氏(横浜国立大学大学院工学研究院教授)2.横浜市における“水素社会”に向けた取組?横浜市エネルギーアクションプラン?

 10:50〜11:40 澤木勉氏(横浜市温暖化対策統括本部調整課企画担当課長)3.再生可能エネルギー由来の水素を利活用する東芝の取組

 11:40〜12:30 中島良氏((株)東芝次世代エネルギー事業開発プロジェクトチームサブプロジェクトマネージャー)
<セッション2>
4.【基調講演】水素社会と日本のエネルギー構造の転換

 13:30〜14:30 橘川武郎氏(東京理科大学大学院イノベーション研究科教授)5. 再生可能エネルギー大量導入に向けた水素エネルギーシステムの研究開発

 14:30〜15:20 遠藤成輝氏((国研)産業技術総合研究所エネルギー・環境領域再生可能エネルギー研究センター研究員)    
<セッション3>
6. 再生可能エネルギー大量導入を見据えたSOFC瞬時負荷応答性の評価

 15:35〜16:25 森田寛氏((一財)電力中央研究所エネルギー技術研究所上席研究員)7. 欧州発エネルギー転換がもたらす産業構造の変化
 16:25〜17:15 篠田篤氏((株)みずほ銀行産業調査部参事役)
(注)演者には発表セッション終了直後約15分間の名刺交換待機をお願いしています。
◇定 員:90名(定員になり次第締切ります。)
◇参加費(テキスト代含む、内税): FCDIC会員:11,000円、非会員:21,000円
◇申込み:< fc-seminar@fcdic.jp >あてに下記内容をご記入の上、お申し込みください。

 お名前(ふりがな):機関名:部 署:役 職:郵便番号:住 所:電話番号:FAX番号:メールアドレス:会員/非会員:
※受領後、事務局より参加証、請求書を郵送させて頂きます。
◇問い合わせ:(一社) 燃料電池開発情報センター (FCDIC)

     セミナー事務局、e-mail:< fc-seminar@fcdic.jp >

 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-19 お茶の水ビジネスビル 1F

 Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232  URL: http://www.fcdic.com/

☆第3回神奈川県「水素・燃料電池関連製品等開発促進セミナー」【再掲】
◇日 時:2月17日(水)15:00?17:30 講演及び名刺交換会
     (同時開催)17:30?19:00 個別相談会
◇会 場:神奈川産業振興センター 13階第2会議室

     (交通案内)http://www.kipc.or.jp/about_kip/access/
           (神奈川産業振興センターHP)
◇定 員:60名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
 15:00?15:20 主催者挨拶等(神奈川県)

 15:20?16:00 プレゼンテーション1「燃料電池用電極触媒、水素透過膜の開発等の取組紹介(予定)」

          講師:小椋文昭氏(田中貴金属工業株式会社化学回収カンパニーFC触媒開発センターセンター長)

 16:10?16:50 プレゼンテーション2「業務用燃料電池の開発等の取組紹介(予定)」

          講師:吉岡浩氏(富士電機株式会社発電・社会インフラ事業本部発電プラント事業部新エネルギー技術部担当部長(燃料電池担当) 
 17:00?17:30 講師との名刺交換会

 17:30?19:00 ≪個別相談会≫県の開発アドバイザー(技術士等)が事業参入に関するご相談をお受けします。ご興味のある方は、ぜひご活用ください。
◇申 込:下記ホームページより申込書をダウンロードいただき、E?mailにて2月15日(月)までに以下の申込先までお申し込み下さい。

    ダウンロードページ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p840729.html
    (神奈川県スマートエネルギー課HP)

    ※最上段の新着情報から、募集チラシ兼申込書のDLが出来ます。
◇申込先:神奈川県産業労働局エネルギー部スマートエネルギー課調整グループ宛
   fcv2015@pref.kanagawa.jp
◇主 催:神奈川県

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