燃料電池ワールド Vol.2035 (2016/01/25 09:42)

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□燃料電池ワールド Vol.2035
■2016年01月25日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆FCDIC第29回燃料電池セミナー「再生可能エネルギーと水素・燃料電池」
◇日 時:2月9日(火)10:00〜17:30 (受付開始9:30)
◇場 所:東京理科大学、森戸記念館、第1フォーラム(新宿区神楽坂4‐2‐2)
◇プログラムおよび講演題目
<セッション1>
1.再生可能エネルギーの大規模導入に向けた貯蔵・輸送技術

 10:00〜10:50 光島重徳氏(横浜国立大学大学院工学研究院教授)2.横浜市における“水素社会”に向けた取組?横浜市エネルギーアクションプラン?

 10:50〜11:40 澤木勉氏(横浜市温暖化対策統括本部調整課企画担当課長)3.再生可能エネルギー由来の水素を利活用する東芝の取組

 11:40〜12:30 中島良氏((株)東芝次世代エネルギー事業開発プロジェクトチームサブプロジェクトマネージャー)
<セッション2>
4.【基調講演】水素社会と日本のエネルギー構造の転換

 13:30〜14:30 橘川武郎氏(東京理科大学大学院イノベーション研究科教授)5. 再生可能エネルギー大量導入に向けた水素エネルギーシステムの研究開発

 14:30〜15:20 遠藤成輝氏((国研)産業技術総合研究所エネルギー・環境領域再生可能エネルギー研究センター研究員)    
<セッション3>
6. 再生可能エネルギー大量導入を見据えたSOFC瞬時負荷応答性の評価

 15:35〜16:25 森田寛氏((一財)電力中央研究所エネルギー技術研究所上席研究員)7. 欧州発エネルギー転換がもたらす産業構造の変化
 16:25〜17:15 篠田篤氏((株)みずほ銀行産業調査部参事役)
(注)演者には発表セッション終了直後約15分間の名刺交換待機をお願いしています。
◇定 員:90名(定員になり次第締切ります。)
◇参加費(テキスト代含む、内税): FCDIC会員:11,000円、非会員:21,000円
◇申込み:< fc-seminar@fcdic.jp >あてに下記内容をご記入の上、お申し込みください。

 お名前(ふりがな):機関名:部 署:役 職:郵便番号:住 所:電話番号:FAX番号:メールアドレス:会員/非会員:
※受領後、事務局より参加証、請求書を郵送させて頂きます。
◇問い合わせ:(一社) 燃料電池開発情報センター (FCDIC)
    セミナー事務局、e-mail:< fc-seminar@fcdic.jp >
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-19 お茶の水ビジネスビル 1F

 Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232  URL: http://www.fcdic.com/

■世界のヘッドライン(12月16日)
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2015/12/16 人工光合成:マンガン酸化物から水素燃料〈PT〉

〔訳注〕フロリダ州(Florida)タラハシー(Tallahassee)のフロリダ州立大学(Florida State University:FSU)で、新しい人工光合成の方法が開発された。この方法は、日光を捕捉するために、より少ない材料を使い、より早く水素燃料を生成する。植物は、炭水化物と酸素を水と二酸化炭素に変換するために太陽光を使っている。フロリダ州立大学のプロセスにおける化合物は同じことを行うが、水を水素と酸素に分解する。作られた燃料は水素ガスである。世界中の他の研究チームは、自然の光合成プロセスを模倣する別の取り組みを検討している。フロリダ州立大学の化学工学の教授ホセ・L・メンドーサ・コルテス(Jose L Mendoza-Cortes)は彼の取り組みについて、「我々は、電気で水を酸素に変換する材料を見つけた。そして、それはまた、その1つの層だけで、効果的に太陽光を吸収できる」と説明する。この新しいシステムは、地球に豊富にある物質のマンガン(manganese)と酸素(oxygen)、塩(salt)を使う。メンドール・コルステが共同執筆の研究「バーネサイト(Birnessite):水分解触媒反応のために太陽光を捕捉する層状マンガン酸化物(A Layered Manganese Oxide To Capture Sunlight for Water-Splitting Catalysis)」はジャーナル「物理化学(Physical Chemistry)」で公開されている。

2015/12/16 リンデ社の水素燃料供給システム、BMWのサウスカロライナ州の工場で100万を越える〈PT〉

〔訳注〕リンデ社の技術を使った水素燃料補給ステーションは、サウスカロライナ州(South Carolina)スパータンバーグ(Spartanburg)にあるBMW製造LLC社(BMW Manufacturing Co. LLC)工場で、燃料電池駆動の物流運搬機器(material handling equipment)のために100万以上の給油という素晴らしい出来事を達成した。この工場は現在、世界最大の燃料電池フォークリフトを使う場所となっていて、工場の生産・物流機能をおこなうために350基以上のフォークリフトを運営している。

2015/12/16 プラグ・パワー社とナイキ社、協働の準備〈PT〉

〔訳注〕メンフィス・ビジネス・ジャーナル(Memphis Business Journal)のレポーター、ミーガン・ニコルズ(Meagan Nichols)は、12月14日(月)の午後の水素燃料補給インフラに関連したナイキ社(Nike)の許可の話の詳細を公表した。ニコルズによると、その所有者は、2015年6月にメンフィス(Memphis)で開いたナイキ社の2.8平方フィートの物流センターの40万9000ドルより大きい「新しい水素燃料補給インフラの設置」を要求したとして、12月11日の建築確認(building permit)にナイキ社が登録されている。ニコルズは、「ナイキ社の広報に取材したが、まだ情報更新の確認が取れていない。しかし、私は2015年の春に、メンフィス物流センターでプラグ・パワー社(Plug Power)の燃料電池フォークリフトでデモを実行したことを、ナイキ社の従業員から数カ月前に聞いていると報告することができる」と語り、情報を待っているところだ。

2015/12/16 水素燃料電池電気自動車、米国エネルギー部門から3500万ドルを獲得〈PT〉

〔訳注〕12月11日付(Vol.2032 2016/01/20発行)の米国エネルギー省(US Energy Department)の3500万ドルの資金調達公募(Funding Opportunity Announcement:FOA)の再論。

2015/12/16 インテリジェント・エナジー社、水素燃料電池で大幅にドローンの飛行時間を延長〈PT〉

〔訳注〕インテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は本日、ドローン(drones)用の水素燃料電池航続距離延長システム(hydrogen fuel cell powered range extender)の試作品を発表した。同社は2016年1月6〜9日、ラスベガス(Las Vegas)で開催されるコンシューマー向け家電見本市(CES 2016)で展示する。5日(火)と9日(土)は、組み込みの実演を行う。

2015/12/15 記事の配信はありません。

■2016年01月22〜24日のWEB LINK NEWS
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2016/01/22 ホンダ、米加州で年内に燃料電池自動車を発売(ロイター)[21日 ロイター] - ホンダは21日、新型の燃料電池自動車(FCV)「クラリティ・フューエル・セル」を年内に米カリフォルニア州で発売すると明らかにした。

 ホンダはワシントンDCで開催されている自動車ショーで声明を発表。新型FCVは5人乗りセダン車で、販売価格は6万ドル近辺、リース料金は月500ドル以下となる見通し。販売目標については明らかにしていない。

 日本では数カ月以内、米国では年末までに発売される。当初はリースのみとなる。

 トヨタ自動車は昨年10月、カリフォルニア州でFCVの提供を開始。韓国の現代自動車も約100の米顧客向けにFCVをリースしている。両社ともにリース料金は月499ドル。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-00000013-reut-bus_all

2016/01/22 ホンダ燃料電池車 年内に米で販売(carview!)

 ホンダは新型の燃料電池車(FCV)「クラリティ フューエル セル」を2016年中に米カリフォルニアで発売すると明らかにした。販売初年度はリース販売を予定し、リース料は月額500ドル(5万9000円/118円換算)以下を予定する。

 クラリティ フューエル セルの米国価格は約60,000ドル(約708万円)に設定される。ちなみに「トヨタ MIRAI」の米販売価格は5万7500ドル(約680万円)で、ライバルに対抗できる価格設定とした。ホンダによれば、初年度のリース販売で市場における製品の使用状態や顧客からのフィードバックを得た後に一般販売を行う。

 なお国内においては、日本で2016年3月より自治体や企業向けを中心にリース販売し、その後個人の顧客への販売も行う予定。価格は766万円(税込み)となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-10237991-carv-bus_all

2016/01/22 省エネ設備導入で割引 静岡ガス、家庭用電力料金(@S[アットエス] by 静岡新聞)

 静岡ガスは21日、4月の電力小売り全面自由化に合わせ、家庭用電力料金プランを発表した。ガスとのセット販売や省エネ設備導入世帯への割引などを組み合わせ、基本料金を引き下げる。県全域と長野、山梨両県の一部地域を商圏とし、東京電力、中部電力両管内で顧客獲得を進める。

 住宅に電気と熱を供給する家庭用燃料電池「エネファーム」や、ガス暖房設備の導入世帯のほか、消火器や警報器のリース契約世帯などにも割引を行う。会員制ポイントはない。

 静岡ガスの担当者は「基本料金を下げるので電力使用量に左右されず、消費者に分かりやすい」と自社の料金プランをアピールした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-00000013-at_s-l22

2016/01/22 FCVタクシーが運行開始=名古屋(時事通信)

 名鉄タクシーホールディングスが運行開始したトヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「ミライ」を使ったタクシー。予約制で、同社の中型タクシー料金で利用できる=22日、名古屋市西区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-00000028-jijp-soci.view-000

2016/01/22 米EV普及、2020年までは100万台達成できず=エネルギー長官(ロイター)

 バッテリー技術が今後も進化し続ければ、3─4年以内に100万台を超える可能性はあるが、このところの原油安がEVの普及に影響を与えている、との見方を示した。

 2008年8月にガソリン価格は1ガロン当たり約4ドルだったが、現在は2ドルを下回っている。これまでの国内EV販売台数は40万台程度。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-00000034-reut-bus_all

2016/01/23 テスラEVの経営体質に危うさ 「マスク信仰」いつまで続くか(NEWS ポストセブン)

 日本市場への攻勢を強めるテスラだが、ここまで規模を拡大できたのも日本メーカーの協力があったからに他ならない。
「これまでテスラ車に積んでいたリチウムイオン電池のほとんどをパナソニックが生産供給してきたうえ、過去にはトヨタ自動車ともEV開発に関する業務提携を結び、約50億円の出資を受けた。パナソニックの津田一宏社長、トヨタの豊田章男社長ともにマスク氏とホットラインを持ち、テスラの壮大な事業計画を後押ししてきた」(経済誌記者)

 ところが、手の平を返したようなマスク氏の強引で横暴な経営ぶりに、日本メーカーも距離を置き始めているという。

 リチウムイオン電池の一部をパナソニックと競合する韓国のLG化学から調達したり、「燃料電池は永遠の“ミライ技術”でクソ」と、トヨタを敵に回すような発言をしたりと、マスク氏の言動に不信感を持つ向きも多い。さらに、社内では無謀ともいえる目標を課し、達成できない社員や自分の気に入らない部下は次々と首を切る“超ワンマン”な一面も報じられている。

 日本でいえば立派なブラック企業といえるが、こんな危うい経営体質でテスラの未来は本当に明るいのだろうか。
「マスク氏は思い込みと信念の経営者。ときに破滅的な言動で批判を浴びますが、常にシリコンバレー生まれの斬新な発想でクルマづくりを追求しているので、自社の守りを優先する重工業的なメーカーとは違うという自負があるのでしょう。投資家は会社の業績云々よりも、そうしたマスク氏の情熱とカリスマ性にお金をつぎ込んでいるのです」(井元氏)

 とはいえ、なかなか夢に現実が追い付かないようでは、マスク信仰もいつまで通用するか分からない。井元氏が続ける。
「テスラ社の経営は、莫大な初期投資を回収できるようなビジネスモデルにはなっていません。クルマの量産により、ようやく単年度黒字になるかどうかのラインまで来ましたが、累積赤字を解消するメドも立っていないのが現状です。

 世界中でEVを普及させると掲げている以上、今後はさらなる販売促進策を打つ必要があります。日本市場でも、もっと富裕層に食い込んだマーケティングや営業活動をしなければ、いくら革新的で感動させるクルマを作っても振り向いてもらえないでしょう」

 EV開発にせよ、宇宙ビジネスにせよ、マスク氏は壮大な夢を少しずつ実業に結び付けていることは確かだが、未来の可能性を広げる本当の正念場はこれからといえる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160123-00000005-pseven-bus_all

2016/01/23 ホンダとGM、AIで協業検討 自動運転でトヨタに対抗(朝日新聞デジタル)

 両社は、燃料電池車の研究開発ではすでに提携関係にある。自動運転では、車載カメラや通信機器が車の置かれた環境の情報を集め、AIが分析し、運転の制御につなげる。AIの精度向上が、自動運転技術の進化には欠かせない。トヨタ自動車は、AI研究に約10億ドル(1180億円)を投じる。世界販売でトヨタの半分以下のホンダは、業界3位のGMと組んで負担を分かち合いながら、研究を続ける考えだ。米グーグルなどIT大手は、ドライバーが必要なくなる完全自動運転車で業界への参入を狙っている。こうした動きに対抗するためにも、自動車各社はAIなど自動運転に必要なソフトウェアの開発に乗り出さざるを得なくなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160123-00000045-asahi-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2016』で、ホンダ 燃料電池自動車「CLARITY」の展示決定 !詳細→ http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html  【再掲】

 2月3日(水)〜4日(木)の「水素先端世界フォーラム2016」において、3月リース販売予定のホンダの燃料電池自動車「CLARITY」の展示(2/3)が決定しました。

 当日は、「CLARITY」に加え、「MIRAI」、燃料電池フォークリフト、水素関連機器など多数展示予定です。また、「MIRAI」の試乗会(2/3AM)も予定しています。

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 椎木ホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
  戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Mr.Erwin Penfornis(Air Liquide)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
佐々木一成氏(九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC))

  杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS))
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂等(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇ 後 援:九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動fukuoka 車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

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■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

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