燃料電池ワールド Vol.2034 (2016/01/22 09:31)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.2034
■2016年01月22日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■世界のヘッドライン(12月14日)
□□□───────────────────────────

2015/12/14 ハイドロジェニックス社、水素フォークリフトの開発者から燃料電池の注文を受注

〔訳注〕ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は本日、アメリカに本社を置く水素駆動フォークリフトの開発者から約200万ドルにのぼる燃料電池発電モジュールの注文を受けた。顧客は次に、北米の大規模小売店(big box retailer)の大規模な物流センターにフォークリフトを供給する。この燃料電池は、来年の第1四半期に出荷が予想され、追加の注文は、2016年の終わりに先だって小売店がフークリフトの拡大を支援することが予測される。

2015/12/14 セラ・エナジー社、ヘラクレス社と水素発電システムの開発を続ける

〔訳注〕固定水素貯蔵会社のセラ・エナジー社(Cella Energy)とフランスの航空宇宙会社のヘラクレス社(Herakles)は、航空宇宙用の水素を基礎とする電力システムを開発するために、航空機上で使用するセラ・エナジー社の固体水素発電システムに基づく長期的な開発契約を終了するという原則を明確にするための覚書に調印した。昨年、セラ・エナジー社とヘラクレス社は、航空宇宙用途にセラ社の水素貯蔵材料を使う実現可能性を証明するためにともに取り組んできた。これらの軽量システムは、航空機上で(on-board aircraft)電力を提供するが、そうでない場合はジェット燃料によってもたらされる。

2015/12/14 ごく普通の細菌が再生可能燃料として水素を実現する

〔訳注〕エネルギー省(DOE)のパシフィック・ノースウェスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory)のチームは、シアノバクテリア(cyanobacterium)の一般的なタイプか、または青緑色藻類(blue-green algae)は、光合成を経て2つの方法で水素を生成することを発見した。この発見は、水素生産の新しい取り組みにつながる可能性がある。PNNLチームは科学論文ジャーナル(Scientific Reports journal)で、シアノセイス属(Cyanothece)51142として知られるシアノバクテリアに関する情報を公表した。本研究ではPNNLチームは、生物(organism)はまた、化学的要素を作るために日光と水を直接使用してエネルギーの第2の源に描くという、新しい何かを発見した。

2015/12/14 「ハイドリシティ」、24時間休みなしの電力生産に太陽エネルギーを使う

〔訳注〕研究者たちは、太陽エネルギーで電気を発生させるだけでなく、24時間いつでも電力を生産するために加熱水から水素を生成して貯蔵することによって持続可能な経済を創造することを目的とする新しい「ハイドリシティ(hydricity)」という概念を提案している。「この「ハイドリシティ」概念の提案は、持続的で効率的な電力生産のための潜在的な画期的な解決策である。この概念は、食品や化学、輸送、暖房、電気などの人間の必要性を全て満たすための持続可能な経済を想定し、創造する刺激的な機会を提供している」と、ラケッシュ・アグラワル(Rakesh Agrawal)と、化学工学の学校(School of Chemical Engineering)でパデュー大学(Purdue University)の名誉教授ウィンスロップE.ストーン(Winthrop E. Stone)は言った。水素は、燃料や肥料、他の製品を生産するために、農業バイオマスからの炭素と組み合わせることができる。この調査結果は今週、12月14日に発表される米国化学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)のオンライン早版(early edition)の研究論文に詳述されている。

2015/12/14 エレクトロ・パワーシステムズ社、水素エネルギー貯蔵システムを使う「ソフトウェアで定義した発電所」の建設にオートグリッド社と提携〈PT〉

〔訳注〕電気やエネルギー産業のビッグ・データの分析と制御を行うソフトウェア会社のオートグリッド・システムズ社(AutoGrid Systems)は、クリーンなエネルギーのために酸素と水素エネルギーを統合したシステム会社のエレクトロ・パワーシステムズ社(Electro Power Systems:EPS)と本日、彼らのエネルギー貯蔵システムと「ソフトウェアで定義する発電所(Software-Defined Power Plants)」の建設・運営を行うために、エレクトロ・パワーシステムズ社がオートグリッド社の「予測制御技術(Predictive Controls technology)」を選択したと発表した。
〔訳語〕エレクトロ・パワーシステムズ社は2005年に、イタリア・トリノ(Turin)のトリノ・ポリテクニック大学(Universita Politecnico di Torino)で設立された。2007年からは、非常用電力やバックアップ・システム、そして一般的に混乱が発生した際に電力を供給する水素ベースのエネルギー貯蔵を開発してきた。ユーロネクスト証券取引所(Euronext)は、エネルギー貯蔵をスマート水素ベース・システムに特化したエレクトロ・パワーシステムズ社(Electro Power Systems)のユーロネクスト・パリ証券取引所のコンパーメントC(Compartment C)へのリスト入りを歓迎した。(Vol.1864 2015/05/01発行の4月27日付の記事)

2015/12/13 記事の配信はありません。

■2016年01月21日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2016/01/21 みんな電力、IID世田谷ものづくり学校に電力供給へ 太陽光発電で「地産地消」推進 /東京(みんなの経済新聞ネットワーク)

 世田谷・池尻の「みんな電力」(世田谷池尻2、TEL 03-6805-4624)が2月1日から、同社が本社を置く「IID世田谷ものづくり学校」に電力供給を開始する。

 同施設の210教室に本社がある同社は、電源開発や新電力事業などを手掛ける企業。世田谷・上祖師谷に太陽光発電所を有し、今回の世田谷ものづくり学校を皮切りに、区内の関連施設などに電力を供給していくという。上祖師谷の電力だけではまかなえないため、パートナーである表参道の太陽光発電所などから電力を買い入れる。

 世田谷ものづくり学校は、電気供給を従来の東京電力からみんな電力に切り替えてコスト削減を図り、区内の太陽光発電から供給を受けることで、「電力の地産地消」を目指すという。

 太陽光発電は、天気に大きく左右され、夕方から翌朝まで発電できないことから、安定電源として東電の常時バックアップ電源も利用。今後は、太陽光発電と蓄電池、燃料電池との組み合わせも行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000029-minkei-l13

2016/01/21 MIT、不揮発性メモリに応用可能な新素材を開発--ストロンチウムとコバルトの酸化物(CNET Japan)

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が、不揮発性メモリに応用可能な新素材を開発した。ストロンチウムとコバルトの酸化物(SrCoOx)で構成された薄膜に微弱な電圧を印加すると、結晶を金属状態と半導体状態のあいだで変化させられるそうだ。各状態は電圧がかからなくなっても維持されるので、1ビットの情報を不揮発に記録できる。

 金属状態と半導体状態の相違は、各セルにいくつの酸素原子が含まれるかによって生ずる。状態を変化させるのに必要な電圧は、30mVと高くない。

 一度決まった状態は、再び電圧が印加されるまで維持される。また、2つの状態は化学的、電気的、磁気的、物理的な特性が大きく異なるので、何らかの手段でどちらの状態にあるか検出できれば、不揮発性メモリとして使えることになる。

 研究チームは、コンピュータ用メモリだけでなく、燃料電池、リチウムイオンバッテリ用電極にも応用可能とみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-35076577-cnetj-sci

2016/01/21 ロボットがレシピを教えてくれる、10年先の未来の暮らし(SUUMOジャーナル)

 10年後にはロボットが私たちの暮らしの手助けをしてくれるかも。そんな少し未来の住宅を体験できるのが「パナソニックセンター東京」にある、2020年?30年ごろの未来の暮らしを表現した『Wonder Life-BOX』だ。今回は実際に潜入して、未来の生活がどのように変化するのかを体験してみた。
■その2.過ごす人の気分によって表情を変えるリビング

 未来のリビング「マイフェイバリットリビング」では、壁やテーブルなどさまざまな場所がディスプレーに変身。天井に設置されたカメラが家族の動きや物体の形状を検知して、その時々に合った情報を適切なディスプレーに表示してくれる。

 例えば、テーブルの上にチェスの駒を置くとチェス盤が、電車の玩具を置くと線路がテーブルの上に表示される。絵本やタブレットを置くとテーブルではなく、壁面の大型ディスプレーに内容が映し出される。また、大型ディスプレーでは室内の空気環境や電気製品の使用状況、発電量や売電量、水素電池の状況など、普段は目に見えない情報を可視化してくれるので、現在の住宅の情報をしっかりと把握することができる。まるで、映画に出てくるワンシーンみたいだ。なに、この未来感!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00104505-suumoj-life

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆『水素先端世界フォーラム2016』で、ホンダ 燃料電池自動車「CLARITY」の展示決定 !詳細→ http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html  【再掲】

 2月3日(水)〜4日(木)の「水素先端世界フォーラム2016」において、3月リース販売予定のホンダの燃料電池自動車「CLARITY」の展示(2/3)が決定しました。

 当日は、「CLARITY」に加え、「MIRAI」、燃料電池フォークリフト、水素関連機器など多数展示予定です。また、「MIRAI」の試乗会(2/3AM)も予定しています。

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 椎木ホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
  戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Mr.Erwin Penfornis(Air Liquide)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
佐々木一成氏(九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC))

  杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS))
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂等(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇ 後 援:九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動fukuoka 車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

───────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
  まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
  melma! http://melma.com/backnumber_39824/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1