燃料電池ワールド Vol.2031 (2016/01/19 09:02)

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□燃料電池ワールド Vol.2031
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■2016年01月19日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■燃料電池関連イベント
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☆『水素先端世界フォーラム2016』で、ホンダ 燃料電池自動車「CLARITY」の展示決定 !詳細→ http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html  【再掲】

 2月3日(水)〜4日(木)の「水素先端世界フォーラム2016」において、3月リース販売予定のホンダの燃料電池自動車「CLARITY」の展示(2/3)が決定しました。

 当日は、「CLARITY」に加え、「MIRAI」、燃料電池フォークリフト、水素関連機器など多数展示予定です。また、「MIRAI」の試乗会(2/3AM)も予定しています。

■世界のヘッドライン(12月10日)
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2015/12/10 有機金属構造体、水素生成プロセスの最適化に効果的と証明

〔訳注〕イランの研究者たちは、燃料電池の燃料としての水素の生成を容易にするために、ナノ材料の適応を検討した。研究は、水素発生反応(hydrogen evolution reaction:HER)の反応速度を高めるために、ナノ材料を用いて電極表面を修飾することだった。本研究では、MOF‐199由来の銅/ナノ多孔性炭素(copper/nanoporous carbon)のナノ複合体を使うことで満たされた。この電極構造では高価なプラチナ金属を使わないので、製造コストを低減することができる。研究の結果は、「エネルギー(Energy)」誌(vol. 90, Part 1, 2015, pp. 1075-1081)に掲載されている。
〔訳語〕金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks):適切な剛直有機配位子と配位方向が規定された金属クラスターの間で錯体形成を行うと、周期性の高い結晶性化合物が得られる。このような化合物群を、金属-有機構造体(Metal-Organic Framework; MOF)と称する。

 MOFはこれまでの材料群には無い特徴を有する自己組織化型多孔性材料として注目を集めています。応用先としては、ガス貯蔵材料・吸着分離材料・導電性材料・磁性材料・不均一系触媒などが期待されています。

 金属と有機化合物のハイブリッド材料であり、他の多孔性材料群であるゼオライトやメゾポーラスシリカなどに比べ軽量であり、かつ穏和な条件下に合成可能という特徴を持ちます。結晶性化合物であるため、X線を用いて原子レベルでの構造解析も可能です。(ケムステ)

2015/12/10 市場投入の準備ができた燃料電池暖房器具〈PT〉

〔訳注〕「水素と燃料電池技術のための国家革新プログラム(National Innovation Programme for Hydrogen and Fuel Cell Technology:NIP)」のもとで2008年9月に始まった家庭用燃料電池暖房器具の実証プロジェクト「カルックス(Callux)」は、正常に完了し、革新的なシステムの商業的導入で終了する。エネルギー業界の企業、ENBWエネルギー・バーデン・ヴュルテンベルク州(EnBW Energie Baden-W〓rttemberg)、イーオン社(E.ON)、イーダブリュウイー社(EWE)、MVVエナジー社(MVV Energie)、VNG - Verbundnetzガス社(VNG - Verbundnetz Gas)とともに、参加した製造業のバクシィ・イノテック社(Baxi Innotech)、ヘクシス社(Hexis)、ヴァイヨン社(Vaillant)は、約500基の燃料電池暖房器具をテストした。運輸・デジタル・インフラストラクチャー省(Federal Ministry of Transport and Digital Infrastructure:BMVI)の「水素と燃料電池技術のための国家革新プログラム(NIP)」のもとで、3600万ユーロの補助金が「カルックス」に配分された。「カルックス」の終了は、2016年に異なるメーカーの機器の幅広い市場導入を予告する。

2015/12/10 カリフォルニア大学アーバイン校、水素ステーションの拡張が完了〈PT〉

〔訳注〕国立燃料電池研究センター(National Fuel Cell Research Center:NFCRC)が運営するカリフォルニア大学アーバイン校(UC Irvine)の水素燃料供給ステーションは、1日あたりの分配量が50kgから180kgに増やされ、成長している燃料電池自動車集団を援助できるように拡張された。また、ステーションはカリフォルニア大学アーバイン校の燃料電池バスに燃料を提供する。

2015/12/10 エア・リキード社が支援しているパリの世界初の水素駆動タクシー艦隊のひとつに水素エネルギーが到着〈PT〉

〔訳注〕エア・リキード社(Air Liquide)が、パリ(Paris)で最初の水素充填ステーションを設置した。このステーションは2016年に開設され、水素駆動タクシーに燃料を補給する予定。2015/12/02付け(Vol.2022 2016/01/05発行)の再論。

2015/12/10 燃料電池コラボレイティブ、クリーンで環境に優しいバックアップ電源システムのために燃料電池の第2の人生を発表〈PT〉

〔訳注〕2015/12/03付け(Vol.2024 2016/01/07発行)の、サウスカロライナ州フォートジャクソン(FortJackson)で使っていた水素燃料電池ユニットを、燃料電池コラボレイティブ(Fuel Cell Collaborative)と提携するMBカーン建設社(M.B. Kahn Construction Co., Inc.)が、学校のバックアップ電源システムとして再配備する、という記事の再論。

2015/12/10 カナダのブリティッシュ・コロンビア州、 燃料電池自動車を含むゼロ・エミッション車国際連盟に参加〈PT〉

〔訳注〕カナダのブリティッシュ・コロンビア州(British Columbia)は、国際ゼロ・エミッション車連盟(International Zero-Emission Vehicle (ZEV) Alliance)に署名した14番目の管轄区域(jurisdiction)となった。州政府の環境大臣メアリー・ポラック(Mary Polak)は本日、フランスのパリ(Paris)で開催中の2015気候変動会議(2015 climate conference)で発表した。連盟のメンバーは、遅くとも2050年までに彼らの管轄区域のゼロ・エミッション車は全て新しい乗用車とすることに努力する。国際ゼロ・エミッション車連盟に署名している政府は、ドイツ(Germany)、オランダ(Netherlands)、ノルウェー(Norway)、イギリス(United Kingdom)、アメリカのカリフォルニア州(California)、コネチカット州(Connecticut)、メリーランド州(Maryland)、マサチューセッツ州(Massachusetts)、ニューヨーク州(New York)、オレゴン州(Oregon)、ロードアイランド州(Rhode Island)、バーモント州(Vermont)そしてカナダのケベック州(Quebec)が含まれる。

■2016年01月18日のWEB LINK NEWS
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2016/01/18 特にありません。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2016』〜水素エネルギーの次の10年に向けて〜【再掲】

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 椎木ホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
  戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Mr.Erwin Penfornis(Air Liquide)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
佐々木一成氏(九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC))

  杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS))
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂等(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇ 後 援:九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動fukuoka 車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

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