燃料電池ワールド Vol.2028 (2016/01/14 08:49)

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□燃料電池ワールド Vol.2028
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■2016年01月14日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■燃料電池関連イベント
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☆『水素先端世界フォーラム2016』で、ホンダ 燃料電池自動車「CLARITY」の展示決定 !詳細→ http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
2月3日(水)〜4日(木)の「水素先端世界フォーラム2016」において、3月リース販売予定のホンダの燃料電池自動車「CLARITY」の展示(2/3)が決定しました。

 当日は、「CLARITY」に加え、「MIRAI」、燃料電池フォークリフト、水素関連機器など多数展示予定です。また、「MIRAI」の試乗会(2/3AM)も予定しています。

■世界のヘッドライン(12月07日)
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2015/12/07 バラード社、取締役会にマーティ・ニース(Marty Neese)を指名

〔訳注〕バラード・パワー・システムズ社(Ballard Power Systems)は本日、マーティTニース(Marty T. Neese)氏を取締役会に指名した。ニース氏は、2.5億ドルの垂直統合型太陽エネルギー会社、サンパワー社(SunPower)の最高執行責任者(Chief Operating Officer)を2008年から務めた。
〔訳語〕垂直統合【英】vertical integration:もともとは、メーカーが流通の川下に位置する卸・小売業などを系列化し、マーケティング活動の市場浸透力を高める戦略。(Weblio)

2015/12/07 スイス、パワー・ツー・ガスとパワー・ツー・水素技術に焦点

〔訳注〕2025年までに原子力発電を廃止するスイスは、パワー・ツー・ガス(power-to-gas)やパワー・ツー・水素(power-to-hydrogen)技術に焦点を充てている。応用化学ラッパースウィル大学エネルギー技術研究所(Institute for Energy Technology at the University of Applied Sciences Rapperswil:IET-HSR)は、環境にあるCO2と水を使ってメタン(methane)を合成するパワー・ツー・メタン(power-to-methane)技術を実証するために、25kW級のパイロット・プラントを建設した。また、電力会社のレジオ・エナジー・ゾロトゥルン社(Regio Energie Solothurn)は、天然ガス網に水素を注入し、余剰再生可能エネルギーの地元貯蔵(local storage)を提供できるパワー・ツー・ガス概念を実証した。これらの開発と並行して、電解技術のいくつかの改善を行っている。インダストリーズ・オート・テクノロジーズ社(Industrie Haute Technologie:IHT)は、32バール(bar)の高圧電解槽を開発した。エクセン・サール社(EXEN Sarl)は、20kW級アルカリ電解槽の試作品を作った。

2015/12/07 パワーセル社、風力や太陽エネルギーの余剰電力から水素ガスを貯蔵する予備研究を開始

〔訳注〕スウェーデンの大手燃料電池会社パワーセル・スウェーデン社(PowerCell Sweden AB)は、曇りや風のない日に電気を供給する燃料電池と一緒に、風力や太陽エネルギーからの余剰エネルギーを水素として一時的に貯めることができるシステムを開発する予備研究をWallenstam社(Wallenstam AB)、ミッドロック・オートメーション社(Midroc Automation AB)、水素スウェーデン(Hydrogen Sweden)と提携して開始した、と発表した。研究の目的は、スウェーデンのヨーテボリ(Gothenburg)にあるパワーセル社の敷地で2016年に共同実証プロジェクトを行うことである。

2015/12/07 ゼニヤッタ・ベンチャーズ社とバラード・パワーシステムズ社、アルバニー黒鉛を使った重大な進展を作る

〔訳注〕ゼニヤッタ・ベンチャーズ社(Zenyatta Ventures Ltd.)とバラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems Inc.)は、燃料電池の膜電極接合体( membrane electrode assembly:MEA)に高純度のアルバニー黒鉛(Albany graphite)を使った中間報告書を提出することに満足している。この膜電極接合体にはガス拡散層(gas diffusion layer:GDL)が含まれており、燃料電池の厳しい性能基準に適合しなければならない陽子交換膜型(Proton Exchange Membrane:PEM)燃料電池の中核部品である。両社は昨年からアルバニー黒鉛素材の適性検査を行っていて、バラード社の膜電極接合体に組み込まれたガス拡散層のサンプルは、燃料電池の性能を評価するために燃料電池スタックでテストされた。これは、2015年8月12日付けのニュース・リリース(Vol.1939 2015/08/25発行)を再論した内容である。

2015/12/07 アクスポ社、生協のネットワーク・サービス・ステーションのためにCO2フリーの水素生産を計画

〔訳注〕CO2フリーの将来のモビリティを確保するために国内のクリーンな水力電力からきれいな水素を:スイスの電力会社アクスポ社(Axpo)は、今後、生協(Coop)の新らしいネットワーク・サービス・ステーションに同社の水力発電所施設で発電した電力と水素を配送する。このプロジェクトが本日、始まった。スイスで水素駆動自動車用の最初の公共燃料ステーションを開設した後、生協は他のサービス・ステーションにこのやり方を拡大する。このプロジェクトは、自動車によるCO2排出削減への重要な貢献となり、アクスポ社のビジネスにとって新しい魅力的な分野を開く。生協とアクスポ社の共同プロジェクトは交通分野における先駆的なプロジェクトで、書類で署名している。スイス連邦共和国に最初の公共水素ステーションを開いたあとに、サービスを段階的に拡大する中期計画も想定されていて、スイス連邦共和国における再生可能エネルギーの最大の生産者であるアクスポ社は、再生可能なスイスの水力発電からの電力のみを使用して必要な水素を生成する。最初の水素補給ステーションは、2016年にオープンする予定である。

2015/12/07 アラップ社とITMパワー社、水素エネルギーと燃料システムで協力〈PT〉

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、水素供給ステーションと水素エネルギー・システムの両方の立地および事業開発のために、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ社(Ove Arup & Partners Ltd:Arup、アラップ社)と契約を結んだ、と発表した。〔訳語〕オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ社(アラップ社)は、国際的な総合エンジニアリング・プロフェッショナルサービス企業で、建築分野全般におけるエンジニアリング、設計、計画、プロジェクト管理およびコンサルティング・サービス事業を提供している技術コンサルタント会社。(Wiki)

■2016年01月13日のWEB LINK NEWS
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2016/01/13 トヨタ、米Kymetaの衛星通信機能を搭載したFCV「MIRAI(ミライ)」実験車(Impress Watch)

 トヨタ自動車は1月12日、2016年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)において米Kymetaが持つ衛星通信技術を活用した、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」の実験車を参考出展したと発表した。

 トヨタは、Kymetaと2013年9月から大量のデータを車両に衛星配信することを想定した車載用平面アンテナの共同研究を開始。現在は自動車向けアンテナの開発・試験における独占権を得て、同社に試験車を貸与して走行評価を行なっている。今回公開した試作アンテナ搭載のMIRAIは、こうした衛星通信機能の車載に向けた取り組みの進捗を示すものという。

 従来の衛星通信アンテナでは、衛星を捕捉するためパラボラアンテナのような曲面の形をしたものが一般的になるが、Kymetaでは液晶技術とソフトウェアを用いることでこうした形状を必要とせず、電子的に衛星を補足できる独自技術を搭載。そのためアンテナを平面化、小型化し、車載に適したものにできるとともに、「車両へ大量のデータを配信できる」「カバーエリアが広く、グローバルに国や地域をまたいで同規格のもと『つながる』クルマを展開できる」「天災等の緊急時でもより安定した通信が確保できる」といったメリットがあるという。

 今回の実験車について、トヨタの専務役員である友山茂樹氏は「トヨタは何年にもわたり世界中の様々な企業を訪問するなど、新しい技術を探してきた。中でもKymetaの平面型アンテナは、衛星通信技術を車載するにあたっての課題を解決する可能性を秘めており、非常に期待している」とコメント。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160113-00000003-impress-ind

2016/01/13 東京ガス、千住水素ステーションの営業開始…実証・研究開発用から商用転用(レスポンス)

 東京ガスは1月12日、これまで実証・研究開発事業として建設・運転を行ってきた「千住水素ステーション」(東京都荒川区)を一般商用の水素ステーションとして、営業開始した。

 実証・研究開発事業として運転していた水素ステーションを一般商用の水素ステーションに転用するのは、同社初となる。また、同ステーションの営業開始により、東京ガスが一般商用として運営する水素ステーションは、練馬水素ステーションに続き、2か所となる。

 同ステーションは、現地で都市ガスから製造した水素をFCVに充填する「オンサイト方式」を採用。製造した水素をステーション内にてFCVへ充填するだけでなく、水素製造装置を持たない「オフサイト方式」の水素ステーションへも出荷することができる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160113-00000002-rps-bus_all

2016/01/13 【オートモーティブワールド16】過去最多781社が出展し開幕…技術セミナー100講演 15日まで(レスポンス)

 最新の自動車技術を一堂に集めたアジア最大規模の展示会「オートモーティブワールド2016」が1月13日、東京ビッグサイトで開幕した。

 オートモーティブワールドはこうした最新技術の展示だけでなく、実際の商談の場としても活用されているほか、完成車や半導体メーカーなどの第一人者や技術者らによるセミナーの開催も特徴となっている。このうちセミナーではクルマの軽量化をテーマにしたものを新たに設けたのを始め、自動運転や燃料電池車、コネクティッド・カー、セキュリティなど全100講演を予定。すでに満席となっているテーマも多くあるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160113-00000017-rps-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2016』〜水素エネルギーの次の10年に向けて〜【再掲】

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 椎木ホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
  戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Mr.Erwin Penfornis(Air Liquide)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
佐々木一成氏(九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC))

  杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS))
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂等(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇ 後 援:九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動fukuoka 車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

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