燃料電池ワールド Vol.2026 (2016/01/12 09:26)

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□燃料電池ワールド Vol.2026
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■2016年01月12日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■世界のヘッドライン(12月05日)
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201/12/05 スリニヴァサン議員、燃料電池用地の新しい様子を見学〈PT〉

〔訳注〕コネチカット州のプラサド・スリニヴァサン議員(Rep. Prasad Srinivasan)は12月1日、新しくなったチョーカー丘道(Chalker Hill Rd.)ヘブロン通り(Hebron Ave.)の燃料電池用地の様子を訪問した。彼は、「強い関わりと町や州当局、地元の電力供給会社ユナイテッド・イルミネーティング社(UIL)の代表者たちの新しく実施された景観計画に満足しながらも、楽観的に慎重である。ユナイテッド・イルミネーティング社は、燃料電池の用地を良くして住民との契約の一部を果たした。ハムデン社(Hamden company)の景観部門は、樹木の新しい1群を植え、1年間それらを保持する」と述べた。

2015/12/05 オークリッジ国立研究所の方法、超薄型装置と燃料電池を可能にする〈PT〉

〔訳注〕エネルギー省(Department of Energy)のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory:ORNL)の研究者らによると、電子機器と特に量子機器の新時代は、「白グラフェン(white graphene)」の事実上の完全単層を製造したことで先駆けとなった可能性がある。技術的に六方晶系窒化ホウ素(hexagonal boron nitride)として知られている材料は、その姉妹であるグラフェンより優れた透明性を特徴とし、化学的に不活性または非反応性で、原始的になめらかである。それはまた、高い機械的強度と熱伝導性を備えている。しかしながら、グラフェンとは異なり、それは、基板として、そして携帯電話やノートパソコン、タブレットや他の多くの電子装置の基盤として使われる電流導体(conductor of electricity)に代わる絶縁体(insulator)である。

2015/12/05 燃料電池駆動のストライカーXE、ロッキード・マーティン社の共同無人システム実証試験で8時間以上の耐久飛行を達成〈PT〉

〔訳注〕ロッキード・マーティン社(Lockheed Martin)は、無人航空システム管制(UAS Traffic Management:UTM)機能の試作能力を使って、無人航空機システム(unmanned aircraft system:UAS)の操作を全米航空システム(National Airspace System:NAS)に統合する可能性を実証した。無人航空システム管制は無人航空機システムの操作を追跡し、航空交通管制(Air Traffic Control)と交信しながら11月18日の実証の間、火を消すために水滴を導くストライカーXE(Stalker XE)無人航空機システムは、無人K-MAX貨物ヘリコプター(unmanned K-MAX cargo helicopter)に情報と正確な地理的位置をリアルタイムで提供した。

■2016年01月08〜11日のWEB LINK NEWS
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2016/01/08 トヨタ、“エンジン車ゼロ”計画、さらにクルマのIoT化計画「DCM」搭載車を拡大(エコノミックニュース)

 昨年、トヨタは新たなクルマの開発手法であるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)で開発した初のHVモデル「新型プリウス」を発表した。

 そして、年が明けたばかりの1月4日に矢継ぎ早にニュースリリースを発表。そのなかのキーワードは、DCM(データ・コミュニケーション・モジュール/車載通信機)で、トヨタ車ユーザーが、より安心で便利なカーライフを享受できるように「つながる」技術に関する取り組みを加速させる。IT化の進展など、変化する環境を踏まえ、「つながる」技術を通じ「もっといいクルマづくり」を更に推し進めていくとした。

 具体的には、米国で2017年以降のモデル切り替えからDCMの搭載率を高める。その後、順次、米国以外の地域にも対象地域を拡大、クルマの「つながる」化を推進する。車両データの送信を行うDCM搭載を通じ、これまで以上に収集データを製品開発やアフターサービスに活用していくという。なお、DCM搭載車については、事故発生時のエアバッグ展開と連動した緊急通報システムを標準設定し、万一の際の迅速な初期対応をサポートする。

 また、これに伴う膨大なデータ処理を行うため、ITインフラを大幅に機能拡張、現在のトヨタ・スマート・センター内にトヨタ・ビッグデータ・センター(TBDC)を構築し、DCMから収集するデータの解析、活用、各種サービスへの展開を行なうとも。さらに、現在は国・地域で仕様の異なるDCMを、2019年までにグローバルで共通化していく。その実現に向けて、DCM通信をグローバルに集約管理する機能をトヨタ・スマート・センターで構築するという。

 つまり、トヨタの計画は、自社車両の走行や故障、メンテナンスなどの情報をすべてDCMで吸い上げてデータセンターで次世代自動車開発に用いる「IoT」時代に備えるということのようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160108-00000004-economic-bus_all

2016/01/08 トヨタ、デトロイト出展車を発表(carview!)

 MIRAIはバック・トゥ・ザ・フューチャーにちなんで、現実のものとなった未来のクルマとして、2015年に米国で発売された。その発表イベントでは、ガルウイング仕様のショーカーも用意され、デトロイトショーでも展示される予定だ。

 一方、FCVプラスとKIKAIコンセプトは東京モーターショー2015にも出展された車両。FCVプラスは4輪インホイールモーターの搭載により先進的なパッケージを採用した燃料電池自動車のコンセプトカー、KIKAIコンセプトは機械としてのクルマの魅力を訴求するコンセプトカーだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160108-10237138-carv-bus_all

2016/01/09 【メガコンペ・大競争時代】電力自由化編(中)大阪商人が攻めて来るぞ(産経新聞)

 全国の電力会社とガス会社は、それぞれの地盤で顧客争奪戦を展開する。

 電力会社は平成18年ごろから「オール電化住宅」を急速に普及させ、ガスの市場を奪った。これに対しガス業界は、ガスを使った冷暖房システムや家庭用燃料電池「エネファーム」を開発し、顧客奪還を図る。

 とはいえ、歴史を振り返ると、多くの電力会社とガス会社は同じ源流を持つ。いわば親戚筋だ。

 歴史的経緯に加え、都市ガスの原料であり、火力発電所の燃料になるLNG(液化天然ガス)の調達では、複数の電力・ガス会社が協力するケースもある。共同で大量購入・輸送することで、売り手に対する価格交渉力を高めることも、輸送コストを低減することもできるからだ。

 さらに、九電と西部ガスは地場企業として、さまざまなプロジェクトで協力してきた。九電の売上高1兆8千億円に対し、西部ガス2千億円と規模の差がありすぎることも、「競争と協調」の背景にあった。
 だが、自由化がこの景色を一変させる。

 基地が正式稼働する前の26年1月、西部ガスは基地隣接地に、大型LNG火力発電所を建設すると打ち出した。最大出力160万キロワットという規模に加え、大阪ガスなどと共同で計画を進めるとした構想は、関係者を驚かせた。

 今、この火力発電所計画に暗雲が立ち込める。「電気余り」への懸念からだ。

 昨年、九電の川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が再稼働した。玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働に向けた動きも進む。

 「将来、需要が細るかもしれないのに、原発よりも発電単価が高いLNGで起こした電気を買う必要があるのだろうか」。電気の販売先として想定している九電が、慎重姿勢を示しているのだ。
 九電の懸念はこの点だけではない。

 「西部ガスとは『ウィンウィン』の事業にしたい。だが、大ガスは攻め込んでくるというイメージが非常に強い。やっぱり大阪商人ですから。規模の大きな大ガスに、西部ガスが飲まれるのは地元としては受け入れ難い」
 九電首脳はこう打ち明ける。

 すきま風が吹く電力とガス。西部ガスが電力事業参入を表明すれば、九電は、鹿児島のガス会社へのLNG卸売りを拡大する。

 電力とガスの全面自由化によって、エネルギー業界全体を巻き込んだ再編が現実味を帯びる。経済産業省が、再編によって海外企業と戦える「総合エネルギー企業」の誕生を期している節もある。欧米では電力・ガス供給の両方を担う「ガス・アンド・エレクトリック」の企業グループも多い。九州のエネルギー業界はどう変化するのか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160109-00000026-san-l40

2016/01/10 水素料理、あります “世界唯一”パリッとジューシー、環境優しく(カナロコ by 神奈川新聞)

 藤沢市弥勒寺3丁目のイタリアンデリ「リベロ」。店内の黒板には「世界で唯一の水素料理」と銘打ち、肉や魚の“水素焼き”メニューが並ぶ。「うちの看板料理です」。厨房(ちゅうぼう)で手際よく注文をさばく寒川町出身のオーナーシェフ、秦徹也さん(36)が笑う。

 水素料理を生み出すのは、2013年に導入した焼き台。屋外の水素ボンベから供給されるガスで食材を焼き上げる。水素調理機器を開発している「水素調理」(本社・藤沢市)から、「水素料理の普及」を託され、モニター店として焼き台の提供を受けた。

 秦シェフによると、プロパンガスや炭火の代わりに水素を使うことで、クリーンな上に、空気中の酸素と反応して生じる水蒸気の作用で、じか火で焼いていながら、蒸している効果も発揮するという。その結果、「表面はパリッと焼けて、中はジューシー。素材の味を閉じ込め、うまみを逃がさない。そして、何より柔らかく仕上がる。お年寄りにも好評です」。

 一方で、水素調理機器の開発は発展途上で、同社によると、プロパンガスに比べて1・3倍ほど割高な水素ガスの供給などに課題がある。同社は「需要が広がれば、コストは安くなる。水素料理を身近で味わえる環境づくりが大切」と指摘する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160110-00006380-kana-l14

2016/01/10 水素社会 もう始まっている! トヨタなど先進企業の取り組みに期待(産経新聞)

 先日、東京都江戸川区主催の「水素エネルギーシンポジウム」でパネルディスカッションのファシリテーターを務めさせていただく機会がありました。地域社会での水素エネルギーの利活用について議論しましたが、トヨ自動車と東京ガスの取り組みに、水素エネルギーが秘める大きな可能性を感じました。
 ■環境・エネルギー制約の現実的な解

 水素は、水や多様な一次エネルギー源からさまざまな方法で製造することができ、気体、液体、固体のあらゆる形態で、貯蔵と輸送ができます。金属をもろくする性質があるため、金属脆化と高圧に耐え、漏洩しない特別な容器で輸送・貯蔵する必要があり、水素の大量貯蔵・長距離輸送を実現するには、水素の製造から貯蔵・輸送にかかわる技術開発を進める必要があります。

 水素の利用は、エネファームと燃料電池自動車によりすでに始まっているともいえますが、本格的な利活用に向けては、社会構造の変化をともなう大規模な体制整備が必要です。課題は山積していますが、エネルギー自給率がわずか6%の日本において、水素エネルギーの利活用は現実的な解になると思われます。

 ■まつもと・まゆみ 東京大学教養学部客員准教授(環境エネルギー科学特別部門)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160110-00000536-san-soci

2016/01/11 【CCOTY2015】まさにメイドイン・ジャパンの世界遺産!トヨタ「MIRAI」に10点(clicccar)

 clicccarが年間(前年12月1日?当年11月31日)に発表・発売された車の中から“年グルマ”を選ぶ恒例のイベント「CCOTY」こと、クリッカー・オブ・ザ・イヤー。

 CCOTY2015対象車の中から選考委員の筆者Avantiが迷わず1位に選んだのは、トヨタが世界に先駆けて世に送り出した量産FCV「MIRAI」です。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160111-00347216-clicccarz-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2016』〜水素エネルギーの次の10年に向けて〜【再掲】

 2月3日(水)〜4日(木)、世界の第一線研究者や産業人などオピニオンリーダーが一堂に会する「水素先端世界フォーラム2016」を開催します。

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 コンサートホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
  戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Dr.Patrick Ginet(Air Liquide R&D)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC)
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂I2CNER(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇後 援(予定):九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

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