燃料電池ワールド Vol.2022 (2016/01/05 09:05)

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□燃料電池ワールド Vol.2022
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■2016年01月05日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

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■燃料電池関連イベント
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☆『水素先端世界フォーラム2016』〜水素エネルギーの次の10年に向けて〜【再掲】

 2月3日(水)〜4日(木)、世界の第一線研究者や産業人などオピニオンリーダーが一堂に会する「水素先端世界フォーラム2016」を開催します。

 第10回目となる今回は、「水素エネルギーの次の10年に向けて」と題し、初日(2月3日)には、会場前では、豊田自動織機の厚意によりFCフォークリフト、その他水素インフラ企業より関連機器などを多数展示します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
●プログラム概要
◇2月3日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂 コンサートホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
・内 容:
13:00〜17:30 【講演】
戸邉千広氏(資源エネルギー庁燃料電池推進室)
守谷隆史氏 (株式会社本田技術研究所)
Dr. Henri Winand(Intelligent Energy Ltd)
西村元彦氏(川崎重工業株式会社)
  Dr.Patrick Ginet(Air Liquide R&D)
北川雄一郎氏(三菱日立パワーシステムズ株式会社)
永田裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社)
九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC)
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:00〜11:30 【施設見学】HYDROGENIUS、NEXT-FC施設見学
◇2月4日(水)のプログラム
・場 所/九州大学椎木講堂I2CNER(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳なし、参加無料
・内 容:世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
◇参加費:両日とも無料
◇申込み締切:平成28年1月29日(金)
◇お申し込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。

 フォーラム運営事務局/九州大学 水素材料先端科学研究センター 

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2016/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学水素エネルギー国際研究センター、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター  
◇後 援(予定):九州経済産業局、福岡市、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、公益財団法人 九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、一般社団法人 九州経済連合会、福岡経済同友会、北部九州自動車産業アジア先進拠点推進会議、ふくおかFCVクラブ

■世界のヘッドライン(12月02日)
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2015/12/02 ハイパーソーラー社、プラチナに置き替える新しい触媒材料を開発し、グリーン水素製造コストを下げる

〔訳注〕ハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)は本日、完全に再生可能な水分解プロセスを使って水素燃料の製造コストを削減する新しい安価な触媒材料を開発した、と発表した。サイード・Mubeen・ホシェニ(Syed Mubeen Hussaini)博士が率いるアイオワ大学(University of Iowa)のチームが、豊富にあり、非毒性の安価な材料である唯一の土を使って硫化物系光触媒(sulfide-based photocatalyst)を開発した。この新たな光触媒は、白金を上回ることを示唆している。

2015/12/02 ワージントン・インダストリーズ社、水素燃料電池自動車で使う複合水素ボンベを帝人エンジニアリング社に供給する契約を発表

〔訳注〕タンク製造の50年の歴史を持つワージントン・インダストリーズ社(Worthington Industries, Inc.)は本日、同社の代替燃料事業(Alternative Fuels business)は、新しい水素燃料電池自動車で使う目的で日本の大手自動車メーカーに複合水素ボンベ、タイプ3(Type 3)を提供するために、帝人エンジニアリング社(Teijin Engineering)と複数年契約を締結した、と発表した。「大阪(Osaka)の帝人エンジニアリング社とのこの独占契約は、2016年初期に日本市場で、そして後期に米国で自動車用シリンダを供給することになる。この契約は5年間約5000台の自動車のためのものであり、カリフォルニア州ポモナ(Pomona)のワージントン社の製造工場を拡大する必要がある」と、同社の代替燃料ゼネラル・マネージャー、ウェイン・パワーズ(Wayne Powers)は語った。

2015/12/02 燃料電池電気バス:すでに輸送の脱炭素化を始める

〔訳注〕COP21にともなう燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH-JU)のプロジェクトである「CHIC(欧州の都市におけるクリーンな水素、Clean Hydrogen in European Cities)プロジェクト」のゼロ・エミッション・バス事業に関する11月30日付(Vol.2021 2016/01/04発行)記事の再論。

2015/12/02 ロンドン燃料電池バス艦隊、2万時間の輸送業務を遂行

〔訳注〕ロンドン交通局(Transport for London)が2010年に導入したバラード社(Ballard)の燃料電池モジュール「FCベロシティ-HD6(FCvelocity-HD6)」は、バス艦隊に電力を供給している。最近、そのうちのバスの1台が2万時間の業績を達成した。残りのバスもまもなく到達することが予想される。

2015/12/02 エア・リキード社、パリのダウタウンに最初の水素充填ステーションを設置

〔訳注〕COP21を機に、エア・リキード社(Air Liquide)は、パリ(Paris)を拠点に電気タクシーを始めた「電気タクシー・パリジャン社(STEP、Soci〓t〓 du Taxi Electrique Parisien)」と共同で、パリに最初の水素充電ステーションを設置していて、パリ市議会(Paris City Council)の支持を得ている。このステーションは、パリの中心部に位置するシャンゼリゼ通りのアルマ橋公共駐車場(Cours Albert Ier)に位置する。当初はヒュンダイ(Hyundai)の5台のix35から成る水素駆動車の艦隊は、1年以内に70台になり、5年以内に数百台を数えるようになる。このステーションの周囲500キロまでの範囲で、5分未満で水素駆動の燃料電池自動車を充電することができるようになる。

2015/12/01 配信はありません。

■2016年01月04日のWEB LINK NEWS
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2016/01/04 ホンダ・GM提携拡大へ調整、PHVも共同開発(読売新聞)

 ホンダと米ゼネラル・モーターズ(GM)が環境対応車(エコカー)の開発で包括提携する方向で最終調整に入ったことが分かった。

 両社は現在、燃料電池車(FCV)に限って共同開発しているが、対象を次世代エコカーの主流になるとされるプラグインハイブリッド車(PHV)にも広げる。部品も共同で調達することにより、単独で行うより販売価格を抑えられるとみている。トヨタ自動車などとのエコカー開発の覇権争いが一段と激しくなりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160103-00050110-yom-bus_all

2016/01/04 【新聞ウォッチ】ぽかぽか陽気の仕事始め、実業団駅伝トヨタ連覇、ホンダ・GM提携拡大(レスポンス)
ひとくちコメント

 そのホンダだが、きょうの読売が「ホンダ・GM提携拡大、PHV共同開発」という大見出しで、1面のトップ記事として報じている。記事によると、ホンダと米ゼネラル・モーターズの「両社は現在、燃料電池車(FCV)に限って共同開発しているが、対象を次世代エコカーの主流になるとされるプラグインハイブリッド車(PHV)にも広げる」としている。

 もっともホンダとGMの提携拡大ニュースは、これまでも「環境・安全技術」などについて他紙が取り上げていた。きょうの読売は「PHVにも広げる」ことで「最終調整に入った」という以外は具体的なことは余り見当たらない。

 新年早々の1面トップは「冬のお化け」とも言われ、話題性を優先し拡大解釈して取り上げる観測記事も多い。すでに共同開発中のFCVが、両社間でどこまで進展しているのかどうかなど、もう一歩踏み込んだ内容も知りたいところである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160104-00000008-rps-ind

2016/01/04 <仕事始め>震災5年「復興加速」(河北新報)
◎再生へトップギア/宮城県庁

 村井知事は、3月末までに完了予定の三陸自動車道仙台港北?利府中インターチェンジの4車線化工事や燃料電池車の導入見通しなどを挙げ、「創造的復興の取り組みの成果が着実に見えてきた」と強調。「被災者の安定した生活のため、全力で職務に当たってもらいたい」と期待した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160104-00000022-khks-soci

2016/01/04 韓国財閥が大慌て、「このままでは潰れる!」(東洋経済オンライン)

 韓国を代表する企業たちの動きが尋常ではない。「このままなら潰れてしまう」という危機感が覆い、すべての大企業が大規模な構造調整を始めている。政府からの圧力からそうしているのではない。主力事業以外を果敢に切り取り、グループ会社の統廃合や大規模な人員削減さえ実施するなど、体質改善に集中している。また、不確実ではあるが将来の収益源に対する投資にも積極的だ。

 現代・起亜自動車は、将来のコア事業はエコカーと見なしている。2018年までに総額11兆3000億ウォン(約1.2兆円)を投入し、プラグインハイブリッド、ハイブリッド車や電気自動車専用モデル、水素燃料電池自動車の拡充など環境に優しいさまざまな車種を開発する目標だ。また、モーターやバッテリーなど主要部品関連のコア技術を確保し、環境に配慮したブランドへの変身を図る。

 斗山グループは業態転換を図っている。重工業の代名詞だった同グループは最近、免税店の事業免許を獲得し、消費財産業へと事業構造の転換を試みている。重工業では同グループが20年間リードしてきた分野だが、重工業関連企業が一斉に厳しい状況に置かれると、事業のポートフォリオを流通業重視へと変え始めた。また、防衛産業関連企業である斗山DSTの売却も視野に入れている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160104-00098978-toyo-bus_all

2016/01/04 新興国向け「マイルドハイブリッド」の時代が始まる 2016年クルマ業界展望(THE PAGE)
燃料電池、EV、ハイブリッドそれぞれの弱点

 さて、では近未来の環境とエネルギー負荷を低減するシステムとはどんなものだろうか?

 燃料電池は、環境性能が抜きん出ている可能性があるが、価格と安全性に問題を抱えている。価格は言うまでもないが、安全性の面から見て、水素タンクがあまりにも高圧過ぎるのだ。

 トヨタのMIRAIは700気圧の水素タンクを備えるが、この700気圧を1平方センチあたりの圧力に換算すると約720キログラムになる。コンクリート建築の耐圧限界は平方センチあたり30キログラム程度だと言われており、中身が可燃性であるかどうか以前に、何らかの理由でタンクが破損したら、気体の圧力だけでビルが吹き飛んでもおかしくない。あるいは燃料電池車のインフラ維持のために、700気圧の水素をフル充填して輸送中のタンクローリーが事故を起こしたらなどと考えると、そうそう楽観的な未来は描けないのだ。

 もちろん、未来への技術トライアルに無謬性を求める気はないので、限定的な台数を販売しながら技術改革を進めていくことはむしろ応援したいが、これを今の段階で自動車の主流として考えることはできない。まだまだ発展途上のシステムだ。

 電気自動車も難しい。利便性の面から見て、やはり「電欠」の問題が無視できない。5分程度で充電できるようにならない限り、利便性の瑕疵(かし)が大きすぎる。さらに、全てのクルマを電気自動車に置き換えるのだとしたら、電力インフラの根本的なリデザインが必要だ。どの国もクルマを全て電気に置き換えることが出来るような電力インフラは持っていない。未来への投資として引き続き研究を進めてもらうしかない。(池田直渡・モータージャーナル)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160104-00000005-wordleaf-ind

2016/01/04 韓国の16年新車販売、減少見通し 家計債務増・減税終了影響(SankeiBiz)

 韓国は、2016年から新車販売台数が減少に転じる見通しだ。自動車最大手現代自動車のシンクタンク韓国自動車研究協会の試算によると、今年の販売台数は176万台で昨年の178万台(推定)から2万台減少し、3年ぶりに縮小に転じる。消費者の購買意欲低迷が要因とみられている。現地の聯合(れんごう)ニュースなどが報じた。

 一方、韓国の自動車市場は、今年以降に新しい流れが出てきそうだ。同国政府は、今後、自動車市場の環境対策を重視していく方針を固めた。ハイブリッド車、電気自動車、水素電池車の市場割合を現在の2%から2020年までに20%へと拡大したい考えで、年間新車販売の1割をこうした環境対応車とするのが目標だ。これを実現するため、政府は今年以降、環境対応車の購入補助金制度を導入するとしている。

 現代自動車は、グループ全体で18年までに11兆3000億ウォン(約1兆1600億円)を投じ、環境対応車の開発に注力するという。韓国の自動車市場でより重視されることとなった「環境」を軸に、国内外のメーカーがどのような手法でシェア拡大を図るのか、今後の展開が注目される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160103-00000009-fsi-bus_all

2016/01/04 輝く!──2015年ニューモデル・ベスト10(GQ JAPAN)トヨタ・MIRAI
<最優秀新人賞>
将来性に期待のユニークな存在

 将来有望株。プリウスが1997年に発表された時、このようなクルマが長続きするのかなと疑問を抱いた。しかし、トヨタ自動車は意地の会社でもある。いまや4代目が出るほど、しっかり定着した。MIRAIもきっと同様だろう。この大きさが必要なのか。スポーティなクルマを作りたいのか、コンフォート重視のセダンを志向するのか。いまひとつキャラがはっきりしないMIRAIだが、まだ新人である。このあとの成熟を期待しよう。CO2を出さないやり方で燃料である水素の改質ができますように。723万6000円。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160104-00010001-gqjapan-life

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