燃料電池ワールド Vol.2007 (2015/12/08 08:37)

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□燃料電池ワールド Vol.2007
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■2015年12月08日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※pemdreamのウェブサイト改変は、まだ終わりません。もう少し時間がかかりそうです。サイトから申し込みがあるため、完成するまで閉鎖しています。

■世界のヘッドライン(11月13日)
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2015/11/13 E4テック社、水素ロンドンに参加

〔訳注〕英国・スイス系のコンサルティング会社E4テック社(E4tech)は、イギリスとロンドンの水素経済を開発・支援する官民パートナーシップ「水素ロンドン(Hydrogen London)」に参加している。この団体は2002年に、ロンドン水素パートナーシップ(London Hydrogen Partnership)として設立され、ロンドン水素行動計画(London Hydrogen Action Plan)に取り組んでいる。

2015/11/13 カイゾン・ジアン博士、彼女のダイレクト・カーボン燃料電池の広範な仕事に対してRSE/BPハットン賞を授与

〔訳注〕エネルギー分野でエディンバラ王立協会(Royal Society of Edinburgh:RSE)のブリティッシュ・ペトローリアム(British Petroleum:BP)ハットン賞(Hutton Prize)は、セントアンドリュース大学(University of St Andrews)の化学の学校(School of Chemistry)のカイゾン・ジアン博士(Dr Cairong Jiang)に授与された。そして、この権威あるBPトラストが資金提供する1万ポンドが彼女に授与された。彼女は、固体炭素の化学エネルギーを電気に変換するダイレクト・カーボン燃料電池(direct carbon fuel cells:DCFCs)という実用的なシステムを開発した。この電気化学デバイスは、商業的溶融炭酸塩型燃料電池(commercial molten carbonate fuel cell)より10倍も高い性能を生成する。

2015/11/13 セラ・エナジー社、ペレットを使う水素貯蔵を開発

〔訳注〕セラ・エナジー社(Cella Energy)は、燃料電池を電力供給に使用するのに魅力的なペレットの形態で水素を貯蔵および配送する方法を開発した。この開発は、セラ・エナジー社のマネージング・ディレクター、スティーブン・ベニントン(Stephen Bennington)が英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London:UCL)とラザフォード・アップルトン研究所(Rutherford Appleton Laboratory)で行っていた水素貯蔵材料の性能を向上させるためにナノテクノロジーを使う仕事から見つけた。ベニントンは、水素貯蔵に米国エネルギー省(US Department of Energy)が資金提供する研究で知られるアンモニア・ボラン(ammonia borane)を使った。

2015/11/13 スリーエム社とプラグパワー社、燃料電池の陽子交換膜型スタック膜のために戦略的供給契約を結ぶ

〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power Inc.)はスリーエム社(3M)と本日、プラグパワー社が設計した陽子交換膜型燃料電池スタックに使える膜電極接合体(membrane electrode assemblies:MEAs)の供給契約を発表した。ミネソタ州セントポール(St. Paul)に本社を置くスリーエム社は、電気化学、フッ素ポリマー膜、そして先進的な燃料電池の膜電極接合体のための高い処理製造能力の専門知識を提供する。

■2015年12月07日のWEB LINK NEWS
2015/12/07 呼気中アルコール濃度をスマホで計測(R25)

 サイズはH75×W50×D18mmで重さは40g。カラーはマットブラックとグロスレッドの2色。燃料電池を搭載しているので電池交換の必要がないのもポイント
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151207-00000001-rnijugo-sci

2015/12/07 ヒュンダイの燃料電池車、最高速152km/hを計測(レスポンス)

 韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは12月3日、『ツーソン・フューエルセル』が量産燃料電池SUVの最高速記録を達成した、と発表した。

 2014年6月、ヒュンダイはツーソン・フューエルセルを米国市場に投入。まずは南カリフォルニアでリース販売を開始した。リース料は月々499ドル。この中には、水素の補給代とメンテナンス費用を含む。

 今回、このツーソン・フューエルセルがカリフォルニア州の砂漠において、最高速計測を行い、152.24km/hを記録。ヒュンダイによると、量産燃料電池SUVの最高速記録になるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151207-00000009-rps-ent

2015/12/07 〔ほっとライン〕過渡期は相当長い=トヨタ自動車の豊田章男社長(時事通信)

 ▽…「相当長い間、過渡期があると思う」と次世代エコカーへの移行を展望するのは、トヨタ自動車の豊田章男社長(59)。普及をリードするハイブリッド車(HV)のシェアも「全世界で見れば、まだまだ2%」。電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)が登場しているが、当面はガソリン車も重要な位置を占め続けるとの見方が一般的だ。
▽ …世界トップの自動車メーカーをしても、次世代エコカーの覇権争いの行方は「全くどうなるか分からない」と指摘。「最後は、お客さまと市場が決めていくものだ」と話し、選ばれるクルマづくりに挑み続ける考えだ。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151207-00000035-jijnb_st-nb

2015/12/07 【カーオブザイヤー15】トヨタ MIRAI が実行委員会特別賞を受賞(レスポンス)

 12月7日、今年の一台を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2015-2016」が発表された。実行委員会特別賞は、初の量産燃料電池車であるトヨタ『MIRAI(ミライ)』が受賞した。

 受賞理由としては、「世界で初めて一般販売が開始された燃料電池車である「MIRAI」の意義は非常に大きい。年間販売予定が日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート基準である500台より少ない400台であるため、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞として後世の記録に留めておくべきと判断した」としている。

 また、トヨタは昨年も燃料電池車への取り組みで特別賞を受賞している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151207-00000047-rps-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆(一財)大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会
公開シンポジウム『水素エネルギー社会の構築に向けて』【再掲】

 燃料電池・FCH部会では12月14日(月)に公開シンポジウム『水素エネルギー社会の構築に向けて』を開催致します。水素・燃料電池分野の取組みについて最新の動向を聞く、またとない機会と存じますので、ぜひご参加下さい。
◇日 時:12月14日(月)13:00〜17:00(シンポジウム)
17:30〜(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センター 8階中・小ホール
◇定 員:120名
◇プログラム:

  講演1、「水素社会に向けたSIP『エネルギーキャリア』の取組み」内閣府

  講演2、「欧州におけるPower to Gas市場動向と当社の技術」日立造船(株)

  講演3、「都市型バイオマスを利用したCO2フリー水素の取組み」(独)都市再生機構

  講演4、「Hondaにおける燃料電池自動車の開発と水素社会実現に向けて」(株)本田技術研究所

  講演5、「SOFC-MGTハイブリッド機の実用化に向けた取組について」三菱日立パワーシステムズ(株)
  総合質疑
◇参加費:会員外有料(協賛割引等あり)
◇申込等詳細:燃料電池・FCH部会ホームページ http://www.ostec-tec.info/08/
◇問いわせ合先:燃料電池・FCH部会 事務局
(一財)大阪科学技術センター 技術振興部 増山 (吉岡)
E-mail:masuyama@ostec.or.jp
TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
◇主催:(一財)大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会

☆福岡水素エネルギー戦略会議【平成27年度 研究分科会開催】【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議より研究分科会のご案内です。第3回、第4回ともに「福岡モーターショー2015」併設セミナー会場(福岡国際会議場)での開催となります。
※第3回、第4回で開催日、開始時間が異なりますのでご注意ください≫第3回研究分科会≪
【燃料電池要素研究分科会/高効率水素製造研究分科会】
◎お申し込みはこちらから

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20151113113155
◇日 時:12月18日(金)9:30?12:00
◇場 所:福岡国際会議場 4階 411室・412室 (福岡市博多区石城町2-1)
◇プログラム:
 講演1「タイトル未定(SOFC関連)」
  田中靖国氏(三浦工業株式会社RDセンターSD推進室課長)
 講演2「再エネ水素とCO2から燃料を作る」

  熊谷直和氏(日立造船株式会社機械事業本部地球環境ビジネス開発推進室執行役員)
 講演3「高温水蒸気電解システムの研究」

  松永健太郎氏 (株式会社東芝電力・社会システム技術開発センター次世代エネルギー技術開発推進室参事)
◇受講料:無料

  ◎入場料について 【福岡国際会議場】へのご入場は「無料」。

  ※『マリンメッセ福岡』 及び 『福岡国際センター』へご入場には、「有料(チケット)」が必要ですので、ご注意ください。
◇定 員:100名(定員に達し次第、受付を終了します。お申し込みはお早めに)≫第4回研究分科会≪
【高圧水素貯蔵・輸送研究分科会/高圧水素下における機械要素研究分科会】
◎お申し込みはこちらから

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20151113110118
◇日 時:12月21日(月)13:00?17:00
◇場 所:福岡国際会議場 4階 409室・410室(福岡市博多区石城町2-1)
◇プログラム:

 講演1「再生可能エネルギーを利用した自立型水素エネルギー供給システム(H2One)」

  河野龍興氏(株式会社東芝次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム担当部長)
 講演2「水素ステーション用圧縮水素容器・機器の最近の動向」

  広谷龍一氏(岩谷産業株式会社水素エネルギー開発部シニアマネージャー)
 講演3「水電解による水素製造の展望(仮)」

  松本広重氏(九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)教授)
 講演4「国内外の水素供給インフラ普及に向けた取組」

  山梨文徳氏(水素供給・利用技術研究組合(HySUT)FCV・インフラ研究部副部長)
 講演5「燃料電池フォークリフトの開発・実証について」

  鈴木宏紀氏(株式会社豊田自動織機産車用FCプロジェクト主担当員)

 講演6「水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)10年の成果」
  松永久生氏(九州大学大学院工学研究院准教授)
◇受講料:無料

  ◎入場料について 【福岡国際会議場】へのご入場は「無料」。

  ※『マリンメッセ福岡』 及び 『福岡国際センター』へご入場には、「有料(チケット)」が必要ですので、ご注意ください。
◇定 員:100名(定員に達し次第、受付を終了します。お申し込みはお早めに)【第3回、第4回ともに、お問い合わせ】
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 蓮尾
  TEL:092?802?3303 / Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp

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