燃料電池ワールド Vol.1986 (2015/11/06 08:44)

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□燃料電池ワールド Vol.1986
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■2015年11月06日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(10月16日)
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2015/10/16 クリーン・エナジー・ファイナンス社:将来のために水素燃料電池自動車の取引の機会を
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151106-1

〔訳注〕オーストラリアのクリーン・エナジー・ファイナンス社(Clean Energy Finance Corporation:CEFC)は本日、オーストラリアに水素燃料電池乗用車をもたらす進捗状況についてヒュンダイ(Hyundai)をたたえた。同社の最高経営責任者(CEO)オリバー・イェーツ(Oliver Yates)は、オーストラリアで初めての水素燃料電池自動車「ヒュンダイ・ix35」出発に際して産業科学大臣ホン・イアン・マクファーレンMP(Hon Ian Macfarlane MP)より祝福され、シドニー(Sydney)のライド(Ryde)の太陽光から水素を生成する施設についてコメントした。

2015/10/16 ゼネラル・モーターズ社、水素燃料電池に焦点を充てる

〔訳注〕ミルフォード試験場(Midlford Proving Ground)での最近の投資家会議でゼネラル・モーターズ社(General Motors)は、コア・ビジネスを強化する計画を明らかにした。グローバル展開計画の一部で同社は、燃料電池への焦点を更新する予定である。最近ではホンダ(Honda Motor Co. Ltd)と共同作業を行っており、2020年には商業的に実現可能な燃料電池車の開発を完了する予定である。

2015/10/16 ボッシュ社、オフ・ハイウェイ用途の排出フリー・モビリティに向けて取り組む
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151106-1

〔訳注〕10月12日付け(Vol.1981 2015/10/29発行)に続くオフ・ハイウェイ用途車両(off-highway applications)についての記事。オフ・ハイウェイ用途車両とは、モバイル建設機器(mobile construction equipment)、地方自治体が所有する車両(municipal fleet vehicles)、空港地上支援車両(airport ground support vehicles)などのことで、燃料電池を使うことで排出のない車両の恩恵を受けることができる。
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151106-1
空港用の燃料電池パワートレイン・システム(Fuel cell powertrain systems for airport use)

■2015年11月05日のWEB LINK NEWS

2015/11/05 ユニチカ、リチウムイオン電池の熱暴走を防止する技術を開発(レスポンス)

 ユニチカは、リチウムイオン電池(LiB)の熱暴走対策に有効な耐熱性保護膜を、簡便に形成できる技術を開発したと発表した。

 ワニスを電極上に塗工し、熱処理するだけのプロセスで、数百ナノメーター径の微細孔を持つポリイミドのナノ多孔膜を、積層一体化することが可能。この技術は、燃料電池の電解質担持膜や高周波デバイス基板の低誘電率膜等の幅広い用途に適用することができるとしている。

 用途については、岩手大学との共同開発にも取り組んでおり、詳細は、11月13日に名古屋市で開催される「第56回電池討論会」で発表する。

 今回開発したポリイミドワニスに加え、多孔フィルムとしての展開も進める予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000004-rps-bus_all

2015/11/05 「目玉なし」の東京モーターショーで感じた激変の予感(ダイヤモンド・オンライン)

 流行の自動運転、2014年に国の政策として大きく打ち出した水素社会・燃料電池車、そしてリチウムイオン二次電池の技術進化により1回の充電での航続距離が伸びて実用性が増した電気自動車等、最新の技術展示はそこそこあるのだが「これといった目玉」がない。
● 潮流は「3+1」 クルマはこれから一体どうなるのか?

 前述のガイドツアーで、東館と西館の間を移動する約10分間。筆者は自動車産業のトレンド「3+1」について説明した。

 先進国から新興国への市場が移る「パラダイムシフト」、ハイブリッド車(HEV)→プラグインハイブリッド車(PEHV)→電気自動車(EV)→燃料電池車(FCV)へと動力源が電動化する「エレクトリフィケーション」、そしてテレコミュニケーション(情報通信)とインフォマティクス(情報工学)が融合する「テレマティクス」、これらがトレンドの3本柱だ。

 そして「+1」とは、「所有から利用」だ。3本柱に支えられて、この「+1」は一般消費者と自動車メーカー、さらにIT産業が「平準的にクルマと接する領域」として今後、さらに進化を遂げる。
 クルマを取り巻く産業環境は、今後5年以内に急激に変化する。

 東京モーターショーを連日、隅々まで歩きながら、筆者はそう実感した。桃田健史
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151105-00081117-diamond-bus_all

2015/11/05 日本工業大、化学・環境・バイオの中高生向け少人数制実験教室12/12(リセマム)

 日本工業大学ものづくり環境学科および創造システム工学科は、中高生対象の化学や環境、バイオに関する実験を体験することができる「サイエンススクール」を12月12日に開催する。参加費無料、事前受付は12月5日まで。

 希望者は8つの実験から2つまで受講可能。対象はおもに高校生だが、中学生も参加可能。申込みはWebサイトか電話にて受け付ける。
◆サイエンススクール
日時:12月12日(土)11:00〜16:00
集合:ものづくり環境学科多目的ホール(E21棟1階)※昼食後にサイエンススクール対象:高校1?3年生(中学生も可)
費用:無料
テーマ:「ようこそ環境にやさしいエネルギー変換の世界へ!‐輪ゴムエンジンを作って学ぼう‐」「材料っておもしろい‐天然繊維で複合材料をつくってみよう」「光るスライムを作ろう!‐材料が発光する仕組み‐」「水の電気分解と化合(爆鳴気)のマイクロスケール実験?燃料電池の仕組み?」「ドラッグデリバリーシステム?薬を細胞の中に届けます?」「ミニ超電導リニア?超電導の磁気浮上を目の前で体験してみよう!?」「摩擦の不思議を見てみよう」「光を分解してみよう?簡易分光器の製作と実験?」募集人数:各テーマ5名程度まで
事前受付:12月5日(土)までにWebサイトの入力フォームか電話で申し込む※8つの実験から2つまで受講可能
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000006-resemom-life

2015/11/05 【オートモーティブワールド16】クルマの次世代技術専門展、過去最多810社が出展…話題の開発者による講演も(レスポンス)

 リード エグジビション ジャパンは、企業向けの自動車次世代技術専門展「オートモーティブ ワールド2016」を2016年1月13日から15日までの3日間、東京ビッグサイトで開催すると発表した。
「オートモーティブ ワールド2016」には、車載半導体、ADAS/自動運転、EV・HEV、燃料電池自動車など、それぞれの分野における有力企業が一堂に出展。出展社数は昨年から170社増え、過去最多の810社。自動車技術の展示ではアジア最大規模での開催となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000046-rps-bus_all

2015/11/05 日本製の測定器が暴いたVW不正で、日本企業に大打撃(Business Journal)

 一方、ディーゼル車の退潮が進めば、トヨタ自動車や日産自動車には追い風となる。トヨタはハイブリッド車(HV)で実績を築き、次世代エコカーの燃料電池車(FCV)でも先行している。日産は電気自動車(EV)をエコカーの中心に据えている。EV向け電池を扱うジーエス・ユアサ コーポレーションや日産系の自動車部品メーカー、カルソニックカンセイにも恩恵が及びそうだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151105-00010005-bjournal-bus_all

2015/11/05 景気回復? ガソリン値上げ&定額制にする4つのメリット〈週刊朝日〉(dot.)

 ピーク時から値下がりしているガソリン価格。国民にとっては支出が少なく助かるが、“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は値上げと定額販売にすることで多くのメリットがあると主張する。いったい、どんな効果があるのか。

 第3に代替エネルギーの開発が進む。電気自動車や水素自動車の開発に熱が入るからだ。特に私は、近い将来、円安が劇的に進むと考えているので、そのための早めの準備が必要だと思うのだ。大幅円安になるとガソリン代は税金を除いても1リットル=160円などでは当然収まらない。早期の国産燃料の開発が不可避なのだ。電気自動車の場合、輸入燃料からつくられる電気を使うから同じだと言われるかもしれないが、私は電気代も値上げして太陽光、風力、バイオマスなどの再生エネルギーの開発を促進させるべきだと思っている。再生エネルギーが促進されれば、原子力のフェードアウトも早く進む。

 第4のメリットは不要不急のガソリン車の運行が減るから温暖化ガスの削減にも貢献することだ。

 これだけのメリットがあっても、インフレ懸念があるときにこの政策を実行するのは難しい。インフレが加速するからだ。だが、今はその心配は全くない。政治的には運輸業、車産業、ガソリンスタンド業界からの抵抗も考えられるが、ピーク時に経験した価格までなら説得もしやすいだろう。それに円が暴落してガソリン代が暴騰したときに、代替エネルギーが開発されておらず、最も大変な思いをするのは彼らなのだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151105-00000002-sasahi-bus_all

2015/11/05 御殿場にエコシティー構想 市、駒門工業団地に(@S[アットエス] by 静岡新聞)

 大規模災害に対応した自立エネルギー確保や新産業創出を目指したエコシティー構想が近く、御殿場市で動きだす。市を核に産学官が連携し、太陽光発電、小水力発電、木質バイオマスや天然ガスの活用、廃プラスチックの油化など最先端の環境技術を駆使。地域住民も参画し、関係権利者の合意形成を図るなどしてエコシティー化実現に向けて協力する。3年から10年をかけて事業化を目指す。4日、同市関係者への取材で分かった。

 候補地は駒門工業団地と富士岡地区の計118ヘクタールで、県の内陸フロンティア推進区域に指定申請している。植物工場の設置や栽培自動化など農業分野の事業組み入れも視野に入れ、市は構想を雇用拡大につなげる考え。地方創生に向けた競争が県内でも激化する中、注目を集めそうだ。

 構想実現に向け、市は地域、企業、研究機関、金融機関、行政による協議会を設立する。リコーや静岡ガス、御殿場ガス、矢崎エナジーシステムなどが参加を予定し、再生可能エネルギーの創出施設の整備や利用拡大を図る。JA御殿場が農業の技術支援を行う。市は地元での合意形成を支援し、関係機関の調整などビジネスマッチングを主導する。

 駒門工業団地には天然ガスパイプラインがあり、富士岡地区の森林資源を生かして水素を主体とした新エネルギーの創出や、木質バイオマス由来のガスと天然ガスの混合燃焼による発電も目指す。

 市の担当者は「エネルギー関連事業は市民生活や企業活動で重要なライフラインに直結する」とし、将来的に全市域にエコシティー化を波及させたいとしている。

 <メモ>エコシティー 低炭素や資源循環、環境負荷の低減などに配慮し、ハード、ソフトの両面で人と自然が共存するまち。大都市で企業と行政が連携して目指す動きはあるが、御殿場市のような地方都市で企業、行政、地域が協働して多様なエネルギーを創出する取り組みは、全国的にも少ないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000003-at_s-l22

2015/11/05 スパークス「未来創生ファンド」を設立…トヨタ、三井住友銀行が出資参画(レスポンス)

 投資顧問・資産運用のスパークスグループは11月4日、未来社会に向けたイノベーションの加速を目的とした「未来創生ファンド」を設立。トヨタ自動車と三井住友銀行が、同ファンドへ出資者として参画すると発表した。

 新ファンドでは、「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に投資を行う。

 ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ、三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により、11月より運用を開始。また、来年3月までに新ファンドの趣旨に賛同する投資家から追加出資を募り、最終的には総額500億円規模のファンドを目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000012-rps-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆経済産業省資源エネルギー庁の『燃料電池セミナー』【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、燃料電池セミナーin大阪を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進を目的としています。またとない機会ですので、多数のご参加をお待ちしております。『燃料電池セミナー in 大阪』
◇日 時:11月17日(火)13:30?16:30
◇場 所:大阪科学技術センタービル8F大ホール
◇参加費:無料
◇定 員:250名(先着順。定員になり次第締切)
◇講 演:
 ・アイシン精機(株)
 ・パナソニック(株)
 ・(一財)石油エネルギー技術センター
 ・日本エア・リキード(株)
 ・(一財)大阪科学技術センター
○詳細は専用HPを確認下さい。
 専用HP→ http://ostec.seminar-event.info/event/
○問い合わせ:
 一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
 燃料電池セミナー 事務局(担当:吉田・増山・大原)
 TEL:06-6443-5340 FAX:06-6443-5319
 メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp

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