燃料電池ワールド Vol.1984 (2015/11/04 09:44)

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□燃料電池ワールド Vol.1984
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■2015年11月04日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(10月14日)
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2015/10/14 ハイパーソーラー社、水素燃料経済の役割に楽観的なコメント

〔訳注〕ハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)は、日光や水をもとに再生可能な水素を製造する技術を開発している。太陽光や風力による電解槽の代替として、水素燃料経済に効率的な費用をもたらす同社の技術のコメントを発表した。

2015/10/14 プラグパワー社、リライオン燃料電池で鉄道に取り組む
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151104-1

〔訳注〕大陸横断鉄道のBNSF鉄道(BNSF Railway)やシー・エス・エックス社(CSX)のような全米で一流の(top-tier)鉄道会社は、予期しない結末を防ぐためにプラグパワー社(Plug Power)のリライオン水素燃料電池バックアップ電源(ReliOn hydrogen fuel cell backup power)に投資している。不安定なディーゼル発電機や停電時の商用電源などに対し、信頼性の高い持続可能な代替手段を追求している。

2015/10/14 ハイドレキシア社とハイギア社、欧州の低コストの水素を供給する契約を結ぶ
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151104-1

〔訳注〕グルーバルに水素を供給しているオーストラリアの会社「ハイドレキシア社(Hydrexia)」は本日、産業用ガスとオンサイト発電システムの供給者であるオランダの「ハイギア社(HyGear)」と欧州での水素供給の契約を結んだ、と発表した。水素は、欧州各地にあるハイギア社のハイゲン(Hy.GEN)水蒸気メタン改質(steam methane reforming:SMR)工場で生産される。両社の契約は、顧客のために低コストの製品を届ける水素の製造、貯蔵、流通の一貫システムの開発と供給を可能にする。ハイドレキシア社の配送トレーラー(distribution trailers)は、現地でのオンサイト発電に適していない地域のハイゲン・ハブ(Hy.GEN hub)の周囲にある小口顧客に水素を届ける。地面に固定された固体水素貯蔵システムは、従来の水素チューブ・トレーラーの約半分の資本的投資(CAPEX)でハイゲン・バックアップ業務のための備蓄と予備の貯蔵を提供する。

2015/10/14 トヨタ、2020年に3万台の燃料電池自動車販売を目指す

〔訳注〕トヨタ自動車(Toyota Motor Corp)は14日、2020年に約3万台以上の燃料電池自動車販売をめざす、と発表した。また、2050年までにCO2排出量を完全になくすために、工場の製造方法を再生可能エネルギーや水素系にすることも明らかにした。

2015/10/14 スウェーデンの燃料電池開発者パワーセル社、ドイツに支店を設立

〔訳注〕パワーセル・スウェーデン社(PowerCell Sweden AB)は、パワーセル・ドイツ社(PowerCell Germany GmbH)を設立する。自動車およびサプライチェーン業界の経験豊富な燃料電池の専門家で、パワーセル・スウェーデン社の取締役会のメンバーのアンドレ・マーティン(Andr〓 Martin)は、同社の社長(Managing Director)に任命された。

2015/10/14 リンデ社:リンデ社の水素駆動自転車は電動移動に向けた新しい方法を示す
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151104-1

〔訳注〕リンデ・グループ(Linde Group)は、ゼロ・エミッションで持続可能な移動体(mobility)の新しい可能性を検討している。昨日、同社は名前が「ペダル電動自転車(pedal electric cycle)」からきた革新的な電動アシスト自転車(pedelec)を発表した。この自転車は、電源に小型の燃料電池を使っている。単体の34グラムのシリンダーで、100kmを超える運転が可能である。特別に開発された燃料供給システムは、およそ6分で補充することができる。

2015/10/14 ワシントン州立大学、液体水素研究に220万ドルの一部を充てる

〔訳注〕ワシントン州立大学(Washington State University)の研究者は、効率的で安価な水素液化システム(hydrogen liquefaction system)を開発するために、220万ドルを受け取るチームに所属している。米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)の補助金は、国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory:NREL)によって主導されている。また、ワシントン州立大学の研究者は、液体水素のリーダーであるプラックスエア社(Praxair)と協力している。「水素を液化することはとても困難だが、利点は巨大だ」と、ワシントン州立大学のボイランド・カレッジ学校(Voiland College School)助教授ヤコブ・リーチマン(Jacob Leachman)は語った。

2015/10/14 トヨタ、燃料電池自動車で2050年までに90%の排出削減を目標
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151104-1

〔訳注〕トヨタ自動車(Toyota Motor Corp.)は、ハイブリッド自動車(hybrid autos)の成功の上に新しい自動車からの排出を2050年までに90%削減することを目標とする、と発表した。また、水素駆動セダンの「ミライ(Mirai)」は、2020年までに毎年3万人以上に提供することをめざす、と発表した。

2015/10/14 エルリングクリンガー社、革新的な燃料電池モジュールでエフセル賞を受賞

〔訳注〕エルリングクリンガー社(ElringKlinger AG)は、2015ワールド・オブ・エネルギー・ソリューションズ(WORLD OF ENERGY SOLUTIONS)イベントでバーデン=ヴェルテンベルク州(State of Baden-W〓rttemberg)から贈られたエフセル賞(f-cell Award)を受賞した。エルリングクリンガー社からスタック・モジュールに与えられた名前「ビーゼットエム5(BZM 5)」は、PEM型燃料電池モジュールのコア構成要素であり、5〜50kWのさまざまな定格電力で使用できる。

2015/10/14 シエラ・エナジー社、水素燃料研究のための助成金を獲得

〔訳注〕カリフォルニア州の防衛物流庁(Defense Logistics Agency)は、廃棄物から水素燃料の生産を探究しているシエラ・エナジー社(Sierra Energy)に中小企業技術革新研究プログラム(Small Business Innovation Research)資金10万ドルを授与した。シエラ・エナジー社が取得している特許「ファストオーエックス(FastOx)」ガス化装置は、廃棄物を高水素含有量とエネルギー密度の高いガスに変換する。

2015/10/14 トヨタ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」であなたと

〔訳注〕トヨタ(Toyota)は10月21日、俳優マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)とクリストファー・ロイド(Christopher Lloyd)が「ミライ(Mirai)」を披露するために再開する広告を始める。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)」の30周年にちなんで作られた。

■2015年11月02〜03日のWEB LINK NEWS

2015/11/02 VW不正問題で追い風?と思いきや日本車メーカーにも不穏な兆候…(週プレNEWS)

 間もなく発売される新型プリウスはリッター40kmという驚異の燃費を実現しているという話だし、ここで一気に「一強体制」を確かなものにするのでは? だが、自動車評論家の舘内端(たてうちただし)氏がこう語る。
「いや、そのトヨタも決して油断はできません。先日、トヨタが『2050年には脱エンジン』を宣言し、EVやFCV(燃料電池車)など将来的な電動化車両へのシフトを明確に打ち出しましたが、FCVにはコストやインフラ面で課題が多く、現実的にはPHV(プラグインハイブリッド車)やEVなどが主流になってゆく可能性が高い。

 そうなると今後、本格的なPHV、EV時代を迎える際に勝負の分かれ目となるのがバッテリーに関する技術です。

 ところが、この分野で数年前まで世界No.1だった日本の技術が、韓国や中国の企業によるヘッドハンティングなどで海外へと流出してしまい、トヨタをはじめとした日本の自動車メーカーは以前ほどのアドバンテージを持っていない。

 一方、今回の事件の『火元』となったVWをはじめとして、ドイツのメーカー各社は着々と優れたバッテリー技術を囲い込み始めている。自動車メーカーの未来は、バッテリー技術が握っているのです。ここで判断をひとつ間違えれば、たとえ“巨人トヨタ”といえども一瞬にして危機に直面するかもしれないのが自動車業界の近未来なのです」(舘内氏)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151102-00055968-playboyz-soci

2015/11/02 国際的批判を受ける日本の石炭火力(JBpress)
 石炭火力発電を巡る日本の姿勢に国際的批判が集まっている。

 石炭火力発電は天然ガス火力発電の2倍を超えるCO2を排出するとしてG7各国では廃止の方針が打ち出されている。だが、日本は国内外で新たな石炭火力発電所建設を予定しており、これに対して国際NGOを中心に批判が集まった。 現状の石炭火力発電とLNG火力発電の技術水準を比べると、発電効率は前者が40%弱、後者が52%程度、CO2排出量では前者が820g/kWh、後者が340g/kWhと環境団体の指摘は正しい。 将来的な見通しでも石炭火力は超々臨界圧方式(発電効率46%、CO2排出710g/kWh)、石炭ガス化複合発電(発電効率46?50%、CO2排出650g/kWh)、石炭ガス化燃料電池複合発電(発電効率55%、CO2排出590g/kWh)と発展していくことが見込まれているが、それでもLNG火力発電には遠く及ばない。
■ あおりを食うバイオマス発電専焼業界

 ここまで見て来たように、日本の石炭火力発電を巡るスタンスには国際的な批判が集まっており、日本としては国内外の石炭火力の新増設の動きを黙って見ているわけにはいかない状況にある。

 そのため現在、経済産業省が石炭火力発電に対する省エネ規制を強化すべく検討を進めているが、このような規制の導入はバイオマス混焼の動きを促進することが予想される。

 結果として、あおりを食うのがバイオマス発電専焼業界で、資源確保戦略が明確でないバイオマス発電事業者は淘汰されることになるだろう。バイオマス発電事業者は今から真剣にポスト間伐材・PKS時代の資源戦略を構築することが不可欠となっている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151102-00045114-jbpressz-ind

2015/11/02 爽やかでクリーンな外観の次世代燃料電池バス、日野自動車「FUEL CELL BUS」【TMS2015】(オートックワン)
『東京モーターショー2015』のトラック・バスを製造する商用車メーカー 日野ブースの奥には、未来的な外観の路線バスが参考出品されている。

 それが、燃料電池バスのコンセプトモデル、その名も「FUEL CELL BUS」。

 燃料電池バスなので走行時のCO2排出量はゼロという高い環境性能を誇る。水素を燃料として自ら発電して走る燃料電池バスは、将来の水素化社会実現へと近づける新しい輸送手段としても期待されている存在だ。

 細いライトが印象的なフロントマスクと大きな窓が特徴のデザインは、未来のバスらしく斬新。

 未来的ではあるけれど、助手席側の安全確認窓(OKウインドウ)も備わり、現実的な設計となっていることもポイントだ。インテリアもポップで明るく、移動時間も楽しくなりそうな色使い。これまでの路線バスの印象を大きく覆す。天井からは行き先表示が掲出され、乗客が乗っているバスの行き先や次の停留所を把握しやすくなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00010000-autoconen-ind

2015/11/02 【東京モーターショー15】電子制御マニュアルをハイブリッド化で「トルクの谷」解消…スズキ(レスポンス)

 他にも、さりげなく一昨年の東京モーターショーで展示していた空冷式燃料電池スクーターのスタックを新たに展示したり、2輪用のターボエンジンを展示したりと、つぶさに見ていかないと絶対に見逃してしまいそうな新技術がさりげなく展示されている。因みに燃料電池スクーターはすでにすでに実証実験を終わり、あとは国の認可さえ下りれば市販に移せる段階まで来ているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000035-rps-ind

2015/11/02 【東京モーターショー15】アドヴィックス、新世代電子制御ブレーキを開発…新型プリウスに採用(レスポンス)

 同社の電子制御ブレーキシステムは、1997年に発売した初代プリウス以来、トヨタのハイブリッド車、燃料電池車に採用されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000072-rps-ind

2015/11/02 トヨタ自動車の「バックキャスティング」を考える(オルタナ)

 だが、トヨタの今回の目標は、日本では異例の「バックキャスティング」の手法であり、高く評価したい。

 オルタナ本誌15号(2009年9月号)の第一特集「バックキャスト経営を考える」に掲載した通り、「バックキャスティング」とは、遠い将来に「あるべき姿」や「意欲的な目標」を定めて、そこから現在を振り返って今何をすべきかを考え、行動に移すやり方だ。スウェーデンが発祥の考え方で、日本でもパナソニックのCO2半減政策(2007年発表の「エコアイディア宣言」)などに導入された。

 残念ながら、日本では企業や組織の目標はフォアキャスティング(積み上げ方式)が主流である。現在からの実績積み上げを試算し、近未来の短期目標を定めるやり方だ。ほとんどの企業は3?5年の中期経営計画を元に経営を動かしているが、ほとんどは積み上げ方式だ。安倍首相が今年9月に掲げた「新アベノミクス」での「GDP600兆円」も、フォアキャスティングだ。

 日本でバックキャスティングが広がらない理由は、良い悪いは別として、日本人は「不言実行」を旨としているからだ。「できもしないことをぶち上げ、実現できなかったら逆に信頼を失ってしまう」と考える人が多い。バックキャスティングは有言実行型であり、日本では高い目標を掲げるだけで「ホラ吹き」と呼ばれてしまう。

 トヨタのある管理職によると、今回の「トヨタ環境チャレンジ2050」を策定するにあたっては、社内幹部の間で、「これまでのように不言実行型で良いのか。トヨタとしてあるべき姿を社会に掲示する必要があるのではないか」という議論があったという。

 世界に目を転じると、特に環境やサステナビリティにかかわる分野において、さまざまな企業や組織や自治体がバックキャスティング的な目標を掲げ始めた。

 例えば「レゴブロック」で知られるレゴ社は、2030年までにプラスチックの使用をやめる。同社は2030年までにレゴブロックの素材にABS樹脂を使うのをやめて「持続可能な新素材」に変えると今年6月に発表した。そのために今後15年間で約186億円を新素材を開発するためのプログラムに投資するという。

 サウジアラビアのヌアイミ石油相は今年5月、「我が国は2040年までに石油を放棄する用意がある」と表明した。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。同石油相は「将来サウジアラビアは、化石燃料でなく再生可能エネルギーの輸出に取り組む」との考え方を示した。

 米ハワイ州では今年5月、全米の州で初めて「2045年までに自然エネルギー100%を目指す」新たな法律が成立した。この法律により、州の発電事業者は2020年までに30%、2040年までに70%、2045年までに100%に電力を再エネから供給することが義務付けられる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151102-00010000-alterna-env

2015/11/03 ホンダの燃料電池車は、何がスゴイのか(東洋経済オンライン)

 今回の新型車にはトヨタへの対抗意識が随所に垣間見える。ミライの一充填あたりの走行距離は650キロだが、ホンダの新型車は700キロ以上。また、FCVのパワートレインを出力を上げつつ小型化したことで、世界で初めてセダンのボンネット内に収めることができた。その分、キャビンに余裕ができ、ミライが4人乗りのところをクラリティは5人乗りを実現している。

 価格面でも競合させている。クラリティは税込みで766万円。国の補助金が208万円出るので、実質的には558万円。ミライは723万6000円だが、実質的には約522万円。約40万円の差だ。クラリティの開発責任者を務める、本田技術研究所の清水潔・主任研究員は「ミライをベンチマークした上で、装備の差を分析して値付けした」と明かす。

 先行するトヨタのミライは発売から1カ月で約1500台を受注した。ただ、組立はほぼ手作りのため、1日にわずか3台しか作ることができない。今年は年間700台、2016年には2000台、2017年には3000台まで生産を拡大する方針だ。

 一方のホンダは栃木県高根沢町の拠点で年間200台の生産から開始する。当初は官公庁や企業へのリース販売になるが、既に200台の枠はほぼ埋まっている状況だ。将来的には埼玉県の量産工場に生産を移管するが、個人への販売は早くても2017年度になる。

 リースからの販売にしたことについて、ホンダでパワートレイン開発を統括する三部敏宏執行役員は、「だいぶ品質問題で勉強したので、絶対の品質で出すためにも慎重に立ち上げていきたい」と話し、2013?2014年に相次いだ基幹車種「フィット」などの品質問題が影響したことを認める。

 年間の生産台数が少ないのにも理由がある。「一番難しいのは燃料電池」と清水・主任研究員が語るように、板状のセルを400枚近く積み重ねて構成する燃料電池を安定的に量産できる技術はまだ確立できているとはいえない。FCVの価格が高いのもそのためだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151103-00090855-toyo-bus_all

2015/11/03 公道走行試験が間近に迫ったスズキの燃料電池バイク(エコノミックニュース)

 そんな燃料電池をバイクに搭載したのが、スズキの、「バーグマン フューエルセル スクーター」だ。200ccエンジンを搭載したスクーターバーグマンをベースにしながらも、空冷式燃料電池ユニットを搭載した世界で唯一の燃料電池スクーター。

 パワーユニットとなる空冷式の燃料電池は、インテリジェント・エナジー社と共同開発したもの。空冷式にしたのは、バイクという限られたスペース内にユニットを収めるためというのが大きな理由。空冷にしたことでユニット自体の重量は20kgほどに抑え、これが水冷にした場合は1.5倍ほど重くなってしまうというが、それでも車両重量は195kgとエンジン搭載のバーグマンに比べると30kgほど重い。70MPaの圧縮水素タンクをボディ下部に搭載し、60km/h定地走行で120kmの航続距離を誇り、水素タンクへの充填時間は約5分と我慢できる範囲。定格出力は3.9kWと、エンジンを搭載したバーグマンに比べるとパワーで1/4?1/3程度になる。そのため、加速時には、燃料電池に二次電池の電力をプラスすることで、力強い加速を実現している。

 そもそもバーグマン フューエルセル スクーターが登場したのは、東京モーターショー2009年。それから、2011年3月には世界で初めて「欧州統一型式認証」を取得しており、発売までの準備は整っている。日本国内での安全基準や認証手続きなどがクリアでき次第、公道走行実験を実施するとのこと。長らく待たされた燃料電池バイクだが、インフラや国内法が追いついてないのが現状で、バイク自体はほぼ完成されていると言ってもいいだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000051-economic-ind

2015/11/03 【東京モーターショー】2輪駆動のEVバイクをヤマハが世界初公開(エコノミックニュース)

 その中でもヤマハ発動機 <7272> は、コンセプトモデルのEVバイク「PES2」をワールドプレミアとして出展した 。前回の東京モーターショー2013でも初公開した「PES1」の後継モデルだ。ただ、大きく違っているのは、駆動方式やサスペンション方式で、フロントホイール内にはインホイールモーターを搭載した2輪駆動となり、さらに倒立サスペンションが1本になりルックスも機能もさらに進化を遂げてきたのだ。電動の2輪駆動だからこそ、発進時にはタイヤのトルクを最大限に路面に伝えることができ、コーナーでもライダーに違和感を与えることがなく、タイヤの接地感を高めることができるそうだ。

 「PES2」「PED2」ともに原付二種クラス(50?125cc)相当の扱いとなるという。実際にテストコースや森林の中を走っている動画もあるので、バイクファンなら早く運転してみたいだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000053-economic-ind

2015/11/03 夢の「リチウム-空気電池」に向けて一歩前進(ニュースイッチ)

 重さやコストを現在の5分の1程度にできるうえ、電気自動車(EV)の走行距離をガソリン車並みに伸ばすことが可能になると言われるリチウム-空気バッテリー(リチウム-酸素バッテリー)。究極の二次電池の候補の一つともされるが、実用化に向けては課題も多い。そうした中、課題のいくつかを解決することで安定性や効率を向上させ、数百回繰り返し充電できる改良型リチウム-空気バッテリーのプロトタイプを、英ケンブリッジ大学などの研究チームが開発した。詳細は10月30日付の米サイエンス誌に掲載された。

 ただし、商業化に向けてはまだ多くの課題が残されている。まずEVが必要とするレベルに対し、電流密度が20分の1から50分の1と十分ではない点。さらに、爆発やショートの原因となるリチウムの樹状突起が負極にできないようにする工夫や、今回の実験が純酸素の雰囲気で行われ、空気に含まれる二酸化炭素や窒素、水分などによる金属電極への影響を考慮していないことなどだ。

 そうしたことから、リチウム-空気バッテリーの効率性・安定性の向上に一定の道筋をつけた重要な研究成果ではあるが、実用的なリチウム-空気バッテリーの開発には、少なくともあと10年はかかるとみられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00010002-newswitch-sctch

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆経済産業省資源エネルギー庁の『燃料電池セミナー』【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、燃料電池セミナーin大阪を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進を目的としています。またとない機会ですので、多数のご参加をお待ちしております。『燃料電池セミナー in 大阪』
◇日 時:11月17日(火)13:30?16:30
◇場 所:大阪科学技術センタービル8F大ホール
◇参加費:無料
◇定 員:250名(先着順。定員になり次第締切)
◇講 演:
 ・アイシン精機(株)
 ・パナソニック(株)
 ・(一財)石油エネルギー技術センター
 ・日本エア・リキード(株)
 ・(一財)大阪科学技術センター
○詳細は専用HPを確認下さい。
 専用HP→ http://ostec.seminar-event.info/event/
○問い合わせ:
 一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
 燃料電池セミナー 事務局(担当:吉田・増山・大原)
 TEL:06-6443-5340 FAX:06-6443-5319
 メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp

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