燃料電池ワールド Vol.1981 (2015/10/29 10:21)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1981
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■2015年10月29日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆経済産業省資源エネルギー庁の『燃料電池セミナー』【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、燃料電池セミナーin東京、大阪を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進を目的としています。またとない機会ですので、多数のご参加をお待ちしております。『燃料電池セミナー in 東京』
◇日 時:11月2日(月)13:00?16:35
◇場 所:TOC有明コンベンションホール ウエストタワー20F会議室(WG-201)
◇参加費:無料
◇定 員:250名(先着順。定員になり次第締切)
◇講 演:
 ・(株)本田技術研究所
 ・岩谷産業(株)
 ・JX日鉱日石エネルギー(株)
 ・大陽日酸(株)
 ・トヨタ自動車(株)
 ・(一財)大阪科学技術センター
『燃料電池セミナー in 大阪』
◇日 時:11月17日(火)13:30?16:30
◇場 所:大阪科学技術センタービル8F大ホール
◇参加費:無料
◇定 員:250名(先着順。定員になり次第締切)
◇講 演:
 ・アイシン精機(株)
 ・パナソニック(株)
 ・(一財)石油エネルギー技術センター
 ・日本エア・リキード(株)
 ・(一財)大阪科学技術センター
○詳細は専用HPを確認下さい。
 専用HP→ http://ostec.seminar-event.info/event/
○問い合わせ:
 一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
 燃料電池セミナー 事務局(担当:吉田・増山・大原)
 TEL:06-6443-5340 FAX:06-6443-5319
 メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp

■世界のヘッドライン(10月12日)
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2015/10/12 ボッシュ・エンジニアリング社、オフ・ハイウェイ用途に使う燃料電池の専門知識を広げている

〔訳注〕ボッシュ・エンジニアリング社(Bosch Engineering)は、乗用車ではないオフ・ハイウェイ用途車(off-highway applications)にボッシュ技術による燃料電池制御ユニット(Fuel Cell Control Unit:FCCU)を使う部品やシステムを開発している。2012年8月にドイツ連邦教育科学研究技術省(German Federal Ministry for Education and Research:ドイツ語略BMBF)によって始められたプロジェクトは、プロジェクト・パートナーのグリーニング社(Greening GmbH & Co. KG)、ドイツ航空宇宙センター車両コンセプト研究所(DLR Institute of Vehicle Concepts)、フラウンホーファー研究所(Fraunhofer NAS)と協力して、プロトタイプの電気手荷物トラクター(electric baggage tractor)を作成していて、2015年12月31日までに完了する予定である。手荷物トラクターは、公的資金による革新的オンボード回生エネルギー変換(Innovative Regenerative Onboard Energy Converter:InnoROBE)プロジェクトの一環として取り組まれ、航続距離延長システム(range extender)として機能する燃料電池を搭載するヨーロッパでは最初のものである。
〔訳語〕オフ・ハイウェー車(off-highway vehicle)◆【略】OHV◆off-road vehicle(オフロード車)、off-road motorcycle(オフロード・オートバイ)、all-terrain vehicle(全地形車)などの総称(英辞郎)。その他、ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両)(四輪バギー)やスノーモービル、空港車両、ダンプ・トラックなどを含む。

2015/10/12 AFC社、コレ燃料電池システムがマイルストーン10を達成し、40kWeの電力を生成
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151029-1

〔訳注〕AFCエナジー社(AFC Energy plc)は、2015パワーアップ・プログラム(2015 POWER-UP programme)で最後から2番目のマイルストーン10(Milestone 10)を成功裏に達成した、と発表した。
〔訳語〕アルカリ形燃料電池(AFC)を開発・製造する英国のAFCエナジーは、2020年までに100万キロワット(kW)相当のAFCを世界市場に供給する目標を掲げ、特にアジア地域での事業拡大を目指している。同社は、AFCの商用利用拡大に向けた実証事業を進め、8月3日には世界最大規模のAFCシステムである「KORE(コレ)」を稼働させた。今後、アジア市場への進出を本格化する構えだ。(JETRO)

2015/10/09〜11 配信はありません。

■2015年10月27〜28日のWEB LINK NEWS

2015/10/27 「夕方までに帰らなきゃ」、燃料電池車でシンデレラ生活?インフラ課題(Bloomberg)
(ブルームバーグ):自動車ジャーナリストの松下宏氏は昨年末、トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「ミライ」の発売と同時に購入を予約した。FCVは自分の生きている間に実現しない究極のエコカーと思っていたが、今はハンドルを握り、羨望の眼差しを受けながら街を走っていると自負している。しかし、愛車は松下氏の日々の生活を大きく制限している。
「ものすごく考えて、仕事のスケジュールを調整している」?。松下氏はミライが燃料切れにならないよう仕事を午前早めか、午後遅めに設定しているという。自宅から利用可能な水素ステーションは都内の1カ所のみで、平日の午前9時から午後5時までしか開いていない。「夕方5時までにスタンドにたどりつかないと、ミライは動かなくなってしまう」。車の試乗会で箱根方面に出掛けるときは、渋滞も考慮して綿密なスケジュールを作成している。

 ブルームバーグ・ニューエナジーファイナンスのアナリスト、クレア・カレー氏は「水素ステーション整備はFCV普及の大きな障害となっている」と述べた。2020年時点でもFCV普及台数は限られる見通しであることから、「水素ステーションを建設する側にとっても、ビジネスとして成り立つ可能性は当分低い」とみている。

 FCVに最も注力してきたのがホンダだ。80年代から開発を始め、2002年には日米の政府向けにリース販売の「FCX」15台を納車。05年には世界で初めて個人客へリース販売した。第3世代となる08年発売の「FCXクラリティ」は、米国で個人客を中心にリース販売している。28日からの東京モーターショーで発表するのはホンダにとって第4世代のFCVとなり、これまでの限定販売から普及に向けた販売が始まる。世界市場でも整備が課題

 水素ステーションの整備は海外でも課題だ。英国では15年までに65カ所の整備計画だったが、現時点では年末で11カ所にとどまる見込み。ドイツでは16年までに50カ所の計画だが、12カ所にとどまっている。

 トヨタがミライ販売を開始した米国で唯一の州であるカリフォルニアでは、10月初旬時点で一般車両が使える水素ステーションは2カ所のみだ。このほか6カ所で設置済みだが、さまざまな使用条件の確認が今後必要になる。

 インフラ整備が遅れている要因の一つは、水素ステーションの建設基準に満たない立地だったり、交通状況に合わせて建物のレイアウト変更の必要が生じていることがある。実際に建設したもののステーションを利用するFCVがほとんど普及していないという現状も、新規建設をためらわせる要因となっている。この遅れは徐々に挽回される見込みで、今年末までに10数カ所、来年はさらに32カ所が整備される予定。
「ずいぶん不自由しているけど、次世代車を最初に買った者の宿命だと思ってる」?。松下氏は、インフラ問題は「覚悟の上」だったと述べ、現状を楽しんでいる。乗り心地も、「重心が低く、高級車と同等以上」だと感じている。アクセルを踏んだときの加速も気に入っており、来年以後インフラの整備が進むことでさらに楽しめる環境になると期待している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000008-bloom_st-bus_all

2015/10/27 【東京モーターショー15】NGK、排ガス規制強化に対応するマルチガス計測器を出展(レスポンス)

 日本特殊陶業は、10月29日から11月8日まで東京ビッグサイトにて開催される「東京モーターショー2015」に出展。「踊るココロ、動かすニットク」をテーマに、さまざまなシーンで活躍する各種製品を紹介する。

 また、水素社会の実現に貢献する製品として、燃料電池車の安全確保に欠かせない「水素漏れ検知センサ」を展示。検知方式には熱伝導式を用い、劣化が少なく耐久性が高いことが特長だ。さらに開発中の製品として、走行時における排気ガス中の有毒物質の濃度をリアルタイムに計測する「コンパクトマルチガス計測器」を出展。エミッション規制の強化が進む中、内燃機関開発に貢献する製品として注目だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000019-rps-bus_all

2015/10/27 ホンダもついに市販へ!「新型FCV(仮称)」はトヨタ「MIRAI」を越えるのか!?(オートックワン)
いよいよホンダ 新型FCVを試乗!果たしてトヨタ MIRAIとの実力差は!?

 早速試乗してみた。基本は水素で発電した電気を使いモーターを駆動するという電気自動車のため、トヨタのMIRAI同様に静か&滑らか。アクセルをジンワリ踏むと、ほとんど聞こえないレベルの電動ファン音を発しながら走り出す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00010003-autoconen-ind
※面白い試乗記事。本文を。

2015/10/27 <東京モーターショー>ホンダ 新型FCVを公開 ショーの主役狙う(毎日新聞)

 新型FCVの愛称や車両の販売価格などの詳細は公表されておらず、ベールに包まれている。24日、報道陣が集まった栃木県芳賀町の本田技術研究所で、同研究所の福尾幸一社長は「新型FCVは大人5人が乗車することができ、トランクにはゴルフバッグ3個が入る」と胸を張った。ライバルのミライは4人乗り。ライバルを意識してか、福尾社長は「(そうした室内空間の広さは)世界初の技術により、実現できたこと」とホンダの技術力を強調した。

 もう一つの新型FCVの長所は、災害で停電した時などに車の燃料電池から外部に電力を供給するためのコンセントが、ガソリン車の給油口のように車体外面にあること。「トヨタのミライの場合は車内にあるために、電力供給する時にトランクをいちいち開かなくてはならない。雨天時などの使い勝手は悪くなる」(技術担当者)。ここでも新型FCVの実用性に大きな自信をのぞかせた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000000-maiall-bus_all

2015/10/27 【2015 Honda ミーティング】西村直人のホンダ最先端技術リポート(後編)(Impress Watch)
■ 「新型FCV」

 走行フィールでの要確認事項は、なんといっても電気ターボの存在だ。ご存知のように、燃料電池システムは水素と空気中の酸素を化学反応させ、発生した電気によりモーターを動かして走るわけだが、故に加速時には大量の酸素を必要とする。電気ターボはその酸素を燃料電池スタック内に送り込むために用いられた技術なのだ。また、この電動ターボはツインスクロール方式で冷却制御も行う。ちなみに、FCXクラリティはターボではなくリショルム式コンプレッサーを、そしてトヨタ自動車「MIRAI」ではルーツ式コンプレッサーをそれぞれ採用している。

 実際、アクセルをグッと踏み込むと急加速であると判断され、電気ターボの過給圧がターボラグなしにすぐさま高まる。その際、タービンは最大で25万回転/分以上も回るという。ターボといえば独特の過給音が気になるが、電気ターボは金属音ではなく「シューン」というソフトな音色で耳障りには感じられなかった。むしろ、右足のアクセルで燃料スタックを操っているかのようなエモーショナルな感覚があり新鮮だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000032-impress-ind

2015/10/27 ホンダ新型FCVの内部構造(時事通信)

 ホンダが公開した新型燃料電池車(FCV)の構造模型。電気をつくる装置「燃料電池スタック」を小型化し、運転席前のエンジンフード内に格納した=24日午前、栃木県芳賀町の本田技術研究所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000019-jijp-bus_all.view-000

2015/10/27 【ホンダミーティング15】日本全国に水素社会を広げる、スマート水素ステーション(レスポンス)

 今年はトヨタ『MIRAI(ミライ)』が発売され、ホンダの新型FCVも発表される水素元年。水素を燃料とした燃料電池車が普及し始めようとする中、一番の課題はインフラ、水素ステーションだ。その解決策の一つとしてホンダが提案するのが、「スマート水素ステーション」である。

 スマート水素ステーションは、世界初の高圧水電解システム搭載のパッケージ型水素ステーションであり、ソーラー、風力、水力、バイオマス燃料などで作られた電気と水を使い、高圧水電解スタック内で電気分解する。これにより作り出された高圧な水素を高圧水素タンクに貯蔵。クルマに充填して減った分だけ随時水素を作り出し、タンクに貯める仕組みとなっている。

 1日に作れる水素の量は1.5kgで、これは燃料電池車が約150km走れるほどの量。タンクには約19kg貯蔵できるため、単純計算で約2000km走行可能な水素が常時貯蔵されることになる。

 説明員によると、スマート水素ステーションのメリットは、地方からも水素社会を広げることができるということだという。国の戦略では4大都市圏を中心に燃料電池車の普及を目指すとしているが、これでは都市圏以外に住む人には燃料電池車を使うことは当分できない。これに対し、水素ステーションと比べて安価に設置できるスマート水素ステーションを設置することで、全国から燃料電池車の普及を進めることができるとしている。

 現在、スマート水素ステーションのプロトタイプが埼玉県さいたま市と福岡県北九州市に設置され、実証実験中。量産化はこれからで、各地の自治体と話を進めていきたいとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000038-rps-bus_all

2015/10/27 「水素の発生促進させる研究」で金賞 中国の青少年科学技術コンテスト 熊本の第二高校の3人(西日本新聞)

 理数系の先進的な教育に取り組む文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている第二高校(熊本市東区)理数科の3年生3人の研究グループが、8月に香港で開かれた「中国青少年科学技術イノベーションコンテスト」の国際代表部門で、最高賞の金賞を獲得した。燃料電池車などのエネルギー源として注目される、水素の発生を促進させる研究成果が評価された。

 3人は、1年生の時から同じクラスで学んでいる碇和也さん(17)と園田晃史さん(18)、園田聡史さん(18)。2年生に進級後、微生物を含んだ土と雑草の混合物に水を加えると水素が発生する仕組みを応用し、より効率的に水素を発生させる方法についての共同研究を始めた。オリジナルの実験装置を使って研究を進め、牛ふん肥料を加えると水素の発生が促進されることを突き止めた。

 コンテストでは、来場した各国の研究者に生徒たちが英語で研究成果を説明した。碇さんは「英語での説明に不安もあったが、周りの反応は良く、自信につながった」と喜んでいた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00010019-nishinp-sctch

2015/10/27 【東京モーターショー15】レクサス謎のコンセプトカー、次期 LS の燃料電池車か(レスポンス)

 これと前後する10月20日、米国ジョージア州のレクサス販売店、「Nalley Lexus Roswell」は、公式ブログを通じて、レクサスの謎のコンセプトカーの正体を、「次期LSの燃料電池車を示唆した1台」とレポート。トヨタ『MIRAI』(ミライ)の燃料電池技術を応用し、2020年の東京オリンピックに合わせて、市販を計画しているという。

 なお、このコンセプトカーは10月28日の13時45分、レクサスのプレスブリーフィングで初公開される予定。その正体が次期LSのプレビューモデル、そして燃料電池車であるとすれば、世界に与えるインパクトは絶大だろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000064-rps-ind

2015/10/28 日本人は「限界費用ゼロ社会」を知らなすぎる(東洋経済オンライン)

 10月29日、『限界費用ゼロ社会』(NHK出版)が刊行される。原著者であるジェレミー・リフキン氏は、日本での刊行に合わせて、特別章を執筆した。ドイツと比較し日本が「限界費用ゼロ社会」に向けた取り組みが遅れていることを指摘すると同時に、今後の取り組み次第では世界のリーダーになれるともいう内容だ。今回、東洋経済オンラインではこの特別章の全編を掲載する。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151028-00089717-toyo-soci
※長文のため本文を。

2015/10/28 東京モーターショー直前「今年は部品メーカーに見所」と識者(NEWS ポストセブン)
【トヨタVSホンダのFCV(燃料電池車)戦争】

 水素燃料を動力源とするFCVは、すでにトヨタが『MIRAI(ミライ)』を発売し、8月末で3000台の受注を超えた模様だが、ホンダも来年3月に発売する量産型の『新型FCV』をモーターショーで正式発表する。

 ホンダ車の価格はミライと同等の700万円台を想定。3分間の水素フル充填でミライの650kmを超える700kmの走行距離を実現させるなど、今後、ライバル心剥き出しのFCV戦争が勃発しそうな気配。一足早くホンダFCVに試乗した井元氏は、こう評価する。「外観のフォルムはトヨタもホンダも変わりありませんが、車内スペースの広さや乗り込んだときの馴染み感、走行時の滑らかさ、騒音低減など、ホンダFCVは2008年よりリース販売している『FCVクラリティ』よりも格段に進化させています」

 対するトヨタは、ミライはもちろん、駐車している時に発電装置としても使えるFCVのコンセプト車を世界で初めて公開する。
「水素社会がどこまで広がるか分かりませんが、FCVが将来のクルマ選びの候補となり得るか、じっくり見てきて欲しいと思います」(井元氏)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151028-00000010-pseven-bus_all

2015/10/28 トヨタ「脱エンジン宣言」自動車メーカーは生き残れるか〈週刊新潮〉(BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり)

 クルマの心臓部であるエンジンは、一朝一夕には開発できないため、自動車産業への新規参入の障壁と言われてきた。それだけに、トヨタが“脱エンジン”を宣言した衝撃は大きい。
■家電メーカーも参入

 これを機に早晩、自動車業界に危機が訪れると警鐘を鳴らすのは、業界分析に定評のある百年コンサルティング代表の鈴木貴博氏だ。
「エンジンがモーターに、ガソリンが電池にとって代わることで、既存の自動車メーカー以外でも簡単に完成車が作れる時代が来る。モーターの分野では、すでに台湾のTECO社の製品が台頭しています」

 一方、異業種の新規参入に懐疑的なのは、自動車評論家の国沢光宏氏だ。「既存の自動車メーカーと、家電メーカーとでは安全に対する考え方がまるで違う。重要になるのは車体を製造する技術ですが、衝突安全性についてのクオリティーや精度をすぐに真似できるかといえば、そう簡単な話ではありません。電気自動車メーカーとして注目を集める米国のテスラモーターズでも、トヨタの支援を受けて立ち直った過去を持っていますからね。長いスパンでみても、異業種が新規参入して自動車メーカーを脅かすことは、99%あり得ないと思います」

 自動車に使う内燃エンジンの実用化から1世紀。来たる“大転換”の覇者は誰になる?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151028-00010003-shincho-bus_all

2015/10/28 ホンダ、燃料電池車をHV並み価格へ 2020年までに自動運転を実用化(SankeiBiz)

 ホンダは27日、ハンドルや加減速の操作なしで走行する自動運転技術などの開発計画を発表した。2020年までに合流や車線変更など高速道路の入り口から出口までの自動運転を実用化。環境対応車では、水素で走る燃料電池車(FCV)のコストを低減してハイブリッド車(HV)並みに引き下げるほか、プラグインハイブリッド車(PHV)の能力を向上する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000007-fsi-bus_all

2015/10/28 トヨタ MIRAI、デンマーク第一号車を引き渡し(レスポンス)

 トヨタ自動車の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパは10月22日、デンマークにおいて、市販燃料電池車、『MIRAI』(ミライ)の納車を開始した。

 欧州では10月21日、英国でMIRAIの納車を開始。今回、デンマークにおいて、欧州では英国に続く形でのMIRAIの納車が始まった。

 デンマークでMIRAIの最初のオーナーとなったのは、デンマーク西部のHolstebro在住のJacob Krogsgaard氏。妻と7歳、3歳の子どもの4人家族。

 Jacob Krogsgaard氏は、デンマークにMIRAIが導入されることを知ると、すぐに注文。そのため、デンマークの第一号車の納車となった。

 クリスマスを楽しみにしている子どものように、MIRAIの納車を待ち望んでいた同氏。実車のキーを受け取り、「クリスマスよりもハッピーだよ」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000012-rps-bus_all

2015/10/28 ホンダ:燃料電池車クラリティを来年3月発売、「自信作」の5人乗り(Bloomberg)
(ブルームバーグ):ホンダは28日、新型燃料電池車「クラリティ・フューエル・セル」を来年3月に発売すると発表した。価格は税込みで766万円、初年度は国内で200台の販売を目指す。

 FCV投入では、トヨタが昨年末に世界初の市販車ミライを723万6000円で発売。日本では発売後1カ月で年間販売計画の4倍近い約1500台を受注、米国ではほぼ2倍の約1900台を受注している。一方、クラリティは来年3月の国内発売後に順次、米国、欧州へ投入の予定。

 5人乗りの実現にはFCの高出力化や薄型化を図る必要があり、清水氏はこれが技術的に最も難しかったと語った。一方、小型化に成功したことで今後のFCVラインアップの幅が一気に広がった。
「ボンネットの下にFCスタックが入るということは、小型車フィットやミニバンの既存モデルに燃料電池バージョンを追加することが可能になる」と清水氏は述べ、今後はガソリン車と同様の発展性を持たせられるという見方を示した。
水素ステーションとセットで販売
現在設置が進む大型ステーションは4億?5億円のコストがかかるのに対し、SHSは工場で組み立てた充てん設備をトラックで搬送して地面に設置することが可能で、量産が進めば費用は大型設備の10分の1程度にとどまる見込みだ。清水氏は大型ステーションのない地域をSHSが補完していくことでFCVの利用も進むとみており、今後、地域のガソリンスタンドや自治体など協力できるパートナーを探して、「水素充てん設備ひとつと、燃料電池車数十台」というセット販売をする可能性を模索していると述べた。

 クラリティの16年度販売分は、官庁や自治体などからの事前受注でほぼ埋まっており、一般へ納車できるのは17年度以後になる見込み。官庁や自治体へはリース販売が主体となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000028-bloom_st-bus_all

2015/10/28 レクサス、インホイールモーターや自動運転技術を採用した燃料電池車「LF-FC」を世界初公開(Impress Watch)

 レクサスは10月28日、将来のフラッグシップモデルをイメージして、インホイールモーターや自動運転技術などの技術を採用した燃料電池車(FCV)のコンセプトモデル「LF-FC」を、東京モーターショー2015で世界初公開した。
「LF-FC」のボディーサイズは、5300×2000×1410mm(全長×全幅×全高)で、乗車定員4名。燃料電池技術では、高出力のFCスタックとパワーコントロールユニットをエンジンコンパートメント内に配置。水素タンクはT字型に配置するなど最適な前後重量配分を実現することで優れた操舵応答性を確保した。

 また、メイン駆動は後輪とし前輪には軽量で高出力なインホイールモーターを搭載した4WD(4輪駆動)仕様となる。前後輪の駆動力制御をきめ細かく行えるため、安全かつ高次元な操縦安定性を実現するとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000112-impress-ind

2015/10/28 【東京モーターショー 15】ホンダ新型FCV「MIRAI 意識して値付け」…766万円(レスポンス)
クラリティ フューエル セルの開発責任者を務める本田技術研究所の清水潔主任研究員は「トヨタ自動車が『MIRAI』で付けた値段はある意味、市場形成する中で、ひとつのベンチマークとして置かなければいけない存在であることは間違いないので、これをもとに値付けをしたのは確か」と明かす。
さらに「ただそうはいっても同じ価格にはなっていないわけで、その差は何があるかというと、やはり正当にMIRAIとの装備の差を分析し、あとはホンダのユニークな装備の値段を足した上で、この値段をつけている。ある意味、政治的な形での値付けである」とも述べた。ちなみにMIRAIは日本では723万6000円の価格で販売されている。
またホンダでパワートレイン・駆動系事業統括を務める三部敏宏執行役員は「現在、日本でFCVには補助金が付く。クラリティ フューエル セルの場合、208万円の補助金が出る。補助金を考慮して、お客様が買える値段に設定すべきと、基本的には各自動車会社も考える。トヨタもホンダも同じようなもので、それが1000万円になるとやはり一般のお客様の手に届かないということを考えると、両社ともほぼギリギリの価格設定になっている」とも指摘していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000063-rps-ind

2015/10/28 【東京モーターショー 15】ホンダ新型FCV開発責任者「システムの小型化目指す」(レスポンス)
クラリティ フューエル セルの開発責任者を務める本田技術研究所の清水潔主任研究員は「やっとエンジンと同じように、燃料電池のパワートレインをボンネット内に納まる大きさに造ることができきた状況」とした上で、「開発の方向性としてはさらなる小型化を目指す」と語る。
その理由を「まだまだV型6気筒エンジンの大きさで、これをさらに4気筒エンジンの大きさまで小さくしていかないと、小型車にはなかなか載せられない」と清水主任研究員は解説する。
また清水主任研究員は「燃料電池自体のコストを下げるという意味では、まだ取り組んでいかなければいけない部分がある。それはいかに貴金属を減らしていくかになる。前モデルの『FCXクラリティ』に対しては大幅に削減してきているが、まだまだ内燃機関の触媒に使われている量にまで減っているかというと、そこまできてない」とも指摘。
このため「例えば内燃機関同等をターゲットにこれから開発していかなければいけない。あるいは完全に代替の触媒をみつけるとか、そうした取り組みをしないといけないと思っている」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000065-rps-ind

2015/10/28 【東京モーターショー15】メルセデス、東京イメージした自動運転FCV「ビジョン Tokyo」公開(レスポンス)

 ビジョンTokyoは、メルセデスベンツが早期の実用化を目指して、研究開発を進めている自動運転技術の最新版を搭載したコンセプトカー。360度を見渡せるカメラをはじめ、高度なセンサーを採用して、自動運転を可能にする。

 パワートレインは、燃料電池。モーターはバッテリー駆動で約190km、水素駆動で約790km。トータルで、最大およそ980kmの走行を可能にしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000054-rps-ind

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