燃料電池ワールド Vol.1968 (2015/10/08 08:57)

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□燃料電池ワールド Vol.1968
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■2015年10月08日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(09月23日)
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2015/09/23 ロサンゼルスのキース・ヒュンダイ社、ヒュンダイの燃料電池車「ツーソン」の取扱業者になる
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151008-1

〔訳注〕ロサンゼルス(Los Angeles)のキース・ヒュンダイ社(Keyes Hyundai)は本日、ヒュンダイ(Hyundai)のゼロ・エミッション燃料電池自動車「ツーソン(Tucson)」の資格を持つ4番目の取扱業者となった。

2015/09/23 プラグパワー社とプラックスエア社、クリス・ギブソン議員に水素と燃料電池技術を披露

〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power Inc.)は本日、トナウォンダ(Tonawanda)のプラックスエア社(Praxair)技術センターで行われたプラックスエア社の報道機関向けのイベントに続いて、プラグパワー社の最高経営責任者(CEO)アンディ・マーシュ(Andy Marsh)とプラックスエア社の東地域担当副社長ジェフ・バーンハート(Jeff Barnhard)がともに、クリス・ギブソン(Chris Gibson)下院議員(ニューヨーク州選出)とプラックスエア社の水素製造施設の見学会に参加した、と発表した。

2015/09/23 バラード社の燃料電池展開に注目(Ballard)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151008-1

〔訳注〕「エレクトラゲンME(ElectraGe - ME)」システムがビラトナガール(Biratnagar)に、南東ネパール(South Eastern Nepal)にあるコシ・タップ野生生物保護区(Koshi Tappu Wildlife Reserve)近くの美しい環境を保護しながら、自然災害が起きたときに不十分な送電網(electric grid supply)と拡張した予備電源に補助電源を提供するために設置された。

2015/09/23 エネファーム、12万台の家庭用燃料電池ユニットが設置された
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151008-1

〔訳注〕日本のエネファーム(ENE-FARM)計画はおそらく、世界で最も成功した燃料電池の商業化プログラムである。エネファームは、定置用燃料電池ユニットとして12万台以上が展開され、長期的な官民パートナーシップは市場に新しい技術を推し進めることができることを証明している。外国人記者がいろいろ書いた記事。

2015/09/23 格安ナノ膜、高温燃料電池用の新しい選択肢として(FNA)

〔訳注〕イラン、テヘラン(Tehran)のアミール・キャビール工科大学(Amirkabir University of Technology)新エネルギー研究センター(New Energies Research Center)の研究者は、高温燃料電池の製造に使用できるナノ薄膜(nanomembranes)を生成した。膜は、簡単な方法で安いナノ複合材料で作られている。ナノ膜の製造および評価は実験室規模で行われた。研究の結果は、ジャーナル「電力源(Power Sources)」(vol. 276, 2015, pp. 62-72)で発表されている。

■2015年10月07日のWEB LINK NEWS

2015/10/07 ホンダブースの真の姿は巨大な外部給電装置だった!?(MONOist)
●裏側からホンダブースを見ると……

 ホンダの出展ブースを、幕張メッセのホール入口から入場してながめると、燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」とPower Exporter 9000などが展示されているだけのように見える。

 しかし、その裏側から見ると、巨大な燃料電池車とPower Exporter 9000が接続されているかのような展示になっている。そして、巨大なPower Exporter 9000の中は、ホンダの発電機事業の歴史を紹介する展示になっているのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000012-it_monoist-ind

2015/10/07 横浜港スマート化推進 水素燃料活用で市が意欲(カナロコ by 神奈川新聞)

 大黒ふ頭への水素燃料電池システム導入など、水素を活用した横浜港のスマート化に取り組む考えを示している横浜市の鈴木伸哉副市長は6日、「港の国際競争力の強化にもつながる。横浜港が水素利活用のショーケースになることを目指し、他港に先駆けて積極的に取り組みを進めたい」と述べ、スマート化への強い意欲を示した。

 同日の市会決算特別委員会で草間剛氏(自民党)の質問に答えた。

 委員会では、伊東慎介港湾局長が「世界の主要港は優先的に利用してもらおうと、荷主のイメージアップにつながる環境対策に力を入れている」とスマート化の意義を説明。

 本年度に大黒ふ頭内に水素燃料電池システムを導入し、2016年度から電力ピークカットなどを実証する市の取り組みを紹介した上で、将来的な水素活用の可能性について「水素を燃料としたフォークリフトへの水素供給施設や大規模水素発電設備の設置、水素発電によるふ頭全体のエネルギーマネジメントなどが考えられる」と述べた。

 また草間氏は、フォークリフトなど排出ガスの多い港をスマート化することの重要性を指摘。水素利活用に向け水素運搬船の受け入れを検討するよう求めた。

 伊東局長は「将来的に水素の活用が進むと安定供給が求められる。臨海部にエネルギー関連設備が集積している横浜港の特徴を生かすことで、水素運搬船を誘致することは可能ではないか」と答えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00004265-kana-l14

2015/10/07 【CEATEC 15】ホンダ、今年は“水素小僧”でスマートコミュニティを表現(レスポンス)

 一昨年は“やかん”、昨年は“小便小僧”と「CEATEC JAPAN」が開催される度に奇抜なオブジェで自社のスマートコミュニティの形を表現したホンダ。今年もやってくれた。しかも昨年以上に巨大なオブジェだ。

 ホンダ関係者は、それを“水素小僧”と呼んでいたが、とてもそんな風には見えない。大きな箱のようなものからパイプが走り、そのパイプがオレンジ色に点滅し、そして大きな風船のような“電球”が緑や黄、ピンク、紫色に変わる。
「実は今年が発電機を発売してからちょうど50年の節目になり、それを記念してつくったんです。小便小僧のように動いたり、しゃべったりしないので、つくるのはそれほど難しくなかったです」と同社関係者は話す。

 モデルは今回のCEATECで世界初公開する外部給電器「Power Exporter 9000」。燃料電池自動車(FCV)の電気を家庭用電源に変換する装置で、排気ガスゼロとクリーンで静かな稼動がウリだ。しかも、最大9kVAの出力が可能で、避難所など規模の大きな施設でも利用できるという。「FCV1台で一般家庭の約7日分の電力を供給することができる」そうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000013-rps-bus_all

2015/10/07 知事公用車に燃料電池車贈る 滋賀トヨペット(京都新聞)

 自動車販売会社「滋賀トヨペット」(大津市)は7日、県知事の公用車としてトヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を県に寄贈した。

 大津市の県庁で開かれた贈呈式では、同社の山中隆太郎社長が「公用車として寄贈できるのは光栄」とあいさつし、三日月大造知事へマスコットキーと琵琶湖をイメージした青色のミライを引き渡した。さっそく試乗した三日月知事は「スムーズな走りで音もしない。乗り心地がいい」と話した。

 燃料電池車は水素を燃料とし、走行中は水しか排出しないエコカーとして知られる。県は本年度、次世代自動車普及促進事業として約870万円の予算を計上し、公用車としてミライ購入を決めていたが、同社が「低炭素社会実現の足がかりにしてほしい」と寄贈を申し出た。

 県内では、燃料電池車に水素を補給する「水素ステーション」が大津市富士見台に今秋にも開設予定だったが、県温暖化対策課によると、年明けの開設にずれ込みそうという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000026-kyt-l25

2015/10/07 IoT時代へ新技術 シーテック開幕、京都・滋賀企業が出展(京都新聞)

 ニチコンは、トヨタ自動車の燃料電池車に搭載した蓄電池から家庭に給電するシステムなどを発表した。日本電気硝子は、スマートフォン画面向けに衝撃への耐性を高めた化学強化ガラスをカーナビ画面に応用してアピールした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000029-kyt-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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