燃料電池ワールド Vol.1966 (2015/10/06 08:47)

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□燃料電池ワールド Vol.1966
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■2015年10月06日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(09月22日)
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2015/09/22 ITMパワー社、高速道路A13に太陽光水素燃料補給ステーションを配置する契約を発表(ITM Power)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151006-1

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、レインハム(Rainham)にある「エンジニアリングと製造のエクセレンス・センター(Centre for Engineering and Manufacturing Excellence:CEME)」に水素燃料補給ステーション(Hydrogen Refuelling Station:HRS)を配置する契約に署名した、と発表した。これは、太陽光発電からITMパワー社の電解槽を使って行う水素燃料補給ステーションとなる。同社は、ロンドン(London)の水素燃料補給ステーション・パートナーとなるために「水素ロンドン(Hydrogen London)」によって選ばれた。

2015/09/22 H2ロジック社、デンマークに7番目の水素燃料供給ステーションを届ける(H2 Logic)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151006-1

〔訳注〕H2ロジック社(H2 Logic)は、新しい水素燃料供給ステーションをデンマークのコルソー(City of Kors〓r)で落成式を行った。このステーションはデンマークで7番目であり、全ての主要都市に安全な全国ネットワークを確保する試みの一つである。2015年後半にはトヨタ(Toyota)が「ミライ(Mirai)」の販売を始める予定で、ホンダ(Honda)も2016年にはそれに続きそうである。コルソー・ステーション(Kors〓r station)は、石油会社オーケー・アンバ社(OK a.m.b.a.)、ガス会社Strandm〓llen、H2ロジック社間の合弁企業であるデンマーク水素燃料社(Danish Hydrogen Fuel A/S:DHF)によって運営される。デンマーク水素燃料社は2016年以降、5カ所の水素燃料供給ステーションを完成することを目標にしているが、コルソー・ステーションはその最初のものである。

2015/09/22  フランス大統領フランソア・オランドのエア・リキード社への訪問写真回顧展(Air Liquide)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151006-1

〔訳注〕エコロジー・持続可能開発・エネルギー省(Minister for Ecology, Sustainable Development and Energy)の大臣(Minister)セゴレーヌ・ロワイヤル(S〓gol〓ne Royal)と、領土改革国務長官(Secretary of State for Territorial Reform)アンドレ・ヴァリニ(Andr〓 Vallini)は8月20日、サッスナージ(Sassenage)のエア・リキード社(Air Liquide)を訪問した。「エネルギー転換とグリーン成長(Energy Transition and green growth)」に焦点を充てたこの訪問は、我々に明日のエネルギー遷移(energy transition)に関連する活動、例えばエア・リキード社の革新技術(Air Liquide Advanced Technologies)を使うイーター計画(ITER project)や、水素とバイオガスによる今日のエネルギー遷移を紹介することが出来た。訪問中にフランス大統領フランソワ・オランド(Francois Hollande)は、100以上の会社の従業員や研究者と会い、意見交換と祝福を交わした。

2015/09/22 フォーゼH2水素電動レーシング・チーム、2016年の新しい目標を設定(ForzeH2)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151006-1

〔訳注〕ニュース速報!:フォーゼH2(ForzeH2)チームの昨年の目標は、ニュルブルリンク(Nurburgring)のトラックで最速の水素駆動車となることだった。その目標を達成した今年は、次の目標に取り組んでいる。それは、2016年のガンマ・レーシング・デイ(Gamma Racing Day)で、スーパーカー・ラリー・チャレンジ(Supercar Challenge)のスポーツ・クラス(Sport Class)で勝つことだ。ビデオは少し長い(約7分)が、フォーゼの来年の目標と、参加した学生レースが写っている。写真はフォーゼH2レーシング・チームの7人。

2015/09/22 ソリッドパワー社、水素を使用するプロジェクトをFBKと共同制作(SOLIDPOWER)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151006-1

〔訳注〕ソリッドパワー社(SOLIDPOWER)は、住宅や公共空間のためのエネルギーとして水素使用をめざしたプロジェクトでFBKと共同制作する。試作品は現在、トレント(Trento)と2015「トレンティーノ(Trentino)のバルセロナ・コリエレ(Barcelona Corriere)」で展示される準備ができている。
〔訳語〕イタリア語は分かりません。FBKは (Fondazione Bruno Kessler) か、 Trento にある学術機関の組織名です (たぶん大学だと思いますが)、のどちらからしい。

2015/09/22 オバマ大統領、燃料電池を含む新しいガイドライン「分散型エネルギー」プロジェクトのために融資局の支援を発表(LPO)

〔訳注〕この8月に、ネバダ州(Nevada)で開かれたナショナル・クリーン・エネルギー・サミット(National Clean Energy Summit)でオバマ大統領(President Obama)は、エネルギー省融資局(Loan Programs Office:LPO)は既存の「再生可能エネルギーと効率の良いエネルギー・プロジェクト(Renewable Energy and Efficient Energy Projects:REEE)」と「先端化石燃料エネルギー・プロジェクト(Advanced Fossil Energy Projects)」への懇請を補助するために、それを支援することができる分散型エネルギー・プロジェクトの潜在的な志願者のためのガイダンスを発表した。加えて大統領は、1億ドルの融資保証を増加させる措置を始めた。この発表は、エネルギー省が燃料電池などの分散型エネルギー・プロジェクトを支援するための信号(signal)を送っている。〔訳語〕この記事に関連する過去の記事が、http://jp.ibtimes.com/articles/1563795 で読める。

■2015年10月05日のWEB LINK NEWS

2015/10/05 岩谷産業が「低炭素水素活用モデル実証」へ参画。水素の貯蔵および輸送を担当(clicccar)

 岩谷産業が、環境省の委託事業である「平成27年度 地域連携・低炭素水素技術実証事業」の中の「低炭素水素活用モデル実証」に参画すると発表しました。

 同社は、京浜臨海部の倉庫や青果市場などで使用が予定されている燃料電池フォークリフトへの水素供給を行うということです

 本実証事業は、横浜市が運営を行っている風力発電「ハマウィング」にて発生した電気を活用し、東芝製の水電解装置で製造した水素を燃料電池フォークリフトに使用することにより環境負荷低減に取り組むことが目的です。

 岩谷産業は一連のモデル事業のなかで水素の貯蔵・輸送部門を担当することになります。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151005-00010005-clicccarz-bus_all

2015/10/05 舛添知事が仏首相と会談 パリ市との関係強化へ後押し依頼 東京(産経新聞)

 今月末に予定しているパリ出張を前に、舛添要一知事は4日、来日中のフランスのマニュエル・バルス首相と港区のフランス大使館で会談し、友好都市であるパリ市との関係強化へ、仏政府からの後押しを依頼した。舛添知事によると、バルス首相は、パリ大学の“学友”。10月27日?11月2日にパリとロンドンに出張するのに合わせ、首相官邸を訪れることを約束したという。11?12月にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約の第21回締約国会議(COP21)など環境問題についても意見交換。都が国に先駆けて行っている水素社会への取り組みや、交通渋滞対策などを紹介した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000001-san-l13

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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