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□燃料電池ワールド Vol.1965
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■2015年10月05日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(09月21日)
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2015/09/21 スウェーデン最大の水素燃料供給ステーションが開設(AGA)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151005-1
〔訳注〕燃料電池自動車のためのスウェーデン最大、ストックホルム(Stockholm)で最初の水素燃料供給ステーションが昨日(20日)、アーランダ(Arlanda)でリンデ・グループ(Linde Group)のスウェーデン子会社であるエージーエー社(AGA)により開設された。クリスチャン・ノルベルグ(Christian Norberg)の開会式典で、ヒュンダイ(Hyundai)とトヨタ(Toyota)の各マネージング・ディレクター(Managing Director)は、会社は燃料電池自動車に焦点を合わせている、と話した。
2015/09/21 ヘイデル・グラフェン・インダストリーズ社、水素燃料電池自動車用水素圧力容器の研究で重要な研究助成賞を受賞した
〔訳注〕サウスウェールズ(South Wales)に拠点を置くヘイデル・グラフェン・インダストリーズ社(Haydale Graphene Industries plc)は本日、グループが合計45万ポンドの研究助成金の賞をこのほど獲得した、と発表した。これは、ヘイデル・グラフェン・インダストリーズ社が所有するプラズマ処理(plasma process)工程を使うグラフェン(graphene)や他のナノ粒子製品の商業化に焦点を充てているグループについて述べたもの。英国H2モビリティ(UK H2 Mobility)の研究は、2100万ポンドの貯蔵容器推定年間市場とともに1万台の水素自動車が2020年までに販売される、と予測している。
2015/09/21 水素経済のために奮闘する川崎重工業(Nikkei)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151005-1
〔訳注〕09月04日付け(Vol.1955 2015/09/16発行)の記事の再掲。
2015/09/21 水素はエネルギー貯蔵問題で農場での解決策を提供できるか?
〔訳注〕全国農民連合スコットランド(National Farmers Union of Scotland:NFU)は10月1日、スコットランドの行政区画の一つであるファイフ(Fife)のメトヒル(Methil)で再生可能エネルギー開発イニシアティブ(Renewables Development Initiative:RDI)秋季計画(autumn programme)会議を開催する。イベントの主催者リーベンマウス・コミュニティ・グループ(Levenmouth Community Group)は7月に、ローカル・エネルギー・スコットランド・チャレンジ基金(Local Energy Scotland Challenge fund)から430万ポンドを授与された。それは、ファイフのメトヒルの水素事務所(Hydrogen Office)が始める大規模な事業計画で、25台の水素自動車艦隊が走る水素ガスを生成するために再生可能エネルギーが使われる予定である。レーベンマウス・コミュニティ・プロジェクトのイアン・トッド(Iain Todd)は、「多くの農民は彼らの土地で、風力エネルギーや太陽エネルギー、バイオマスまたは嫌気性消化などの再生可能な資産を開発する可能性を持っている。しかも彼らは、全国送電線網(national grid)によってエネルギーを輸出する必要がない。水素によるエネルギーの変換が、実行可能な代替手段を提供する。今回の会議は、この刺激的な新しい技術が提供する農業の転機となる」と述べた。
2015/09/21 マガジンから:コネチカット州、2つの燃料電池自動車ステーションを建設
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20151005-1
〔訳注〕コネチカット州政府(Connecticut state government)は、燃料電池自動車の燃料供給ステーションを2つ建設するために、コネチカット州先端技術センター(Connecticut Center for Advanced Technology)に45万ドルを授与した。詳しい情報は、情報紙「コネチカット州グリーン・ガイド(Connecticut Green Guide)」秋号をチェックすること。
2015/09/21 ヨーロッパの燃料電池マイクロ・コージェネが活気:「エネ・フィールド」プロジェクトの重要な進捗
〔訳注〕ヨーロッパの燃料電池マイクロ・コージェネ(fuel cell micro-CHP)産業は先週9月9日、ブリュッセル(Brussels)で大きな励ましを受けた。それは、欧州連合(EU)の「エネ・フィールド(ene.field)」プロジェクトで、すでに8つのメンバー国で人々の家庭に設置されるユニットの総数が四分の一を超えたことである。間もなく公表される世論調査(Utility survey)結果は、成功裏に商業展開しているこの燃料電池製品で、欧州はエネルギーと地球温暖化気候問題の利益を享受するだろう、と指摘している。産業界と欧州委員会(European Commission)の燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH-JU)が共同出資している「エネ・フィールド」プロジェクトは、欧州諸国11カ国の家庭に1000基の燃料電池マイクロ・コージェネを配置する。2012年から2017年の間実施されるプロジェクトは、暖房とエネルギー産業の26のパートナーが参加し、2600万ユーロのEU資金が投与されるヨーロッパ最大のプロジェクトである。
2015/09/19〜20 配信はありません。
■2015年10月02〜04日のWEB LINK NEWS
2015/10/02 ホンダと新たな技術開発提携、米GM近く発表へ(ロイター)[ミルフォード(米ミシガン州) 1日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)の製品開発を統括するマーク・ルース上級副社長は1日開催された投資家向け会合で、ホンダとの新たな技術開発提携について近く発表すると語った。詳細には踏み込まなかった。
GMとホンダはすでに環境技術で提携し、2020年をめどに燃料電池車(FCV)を共同開発することを目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151002-00000004-reut-bus_all
2015/10/02 ホンダ、「CEATEC JAPAN 2015」で外部給電器の市販予定モデルを世界初披露(carview!)
ホンダは、10月7日(水)から10日(土)まで、千葉県の幕張メッセで開催される最先端IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2015」にて、燃料電池自動車(FCV)から最大出力9kVAのAC出力を可能にする外部給電器の市販予定モデル「Power Exporter 9000」を世界初披露すると発表した。
また、新型FCVのコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」も展示。高圧水電解システムを採用するホンダ独自のスマート水素ステーション(SHS)で「つくる」、新型FCVのコンセプトカーで「つかう」、FCVや電気自動車(以下、EV)からコミュニティや家庭・施設へ電力を供給する外部給電器で「つながる」を紹介し、ホンダならではのスマートコミュニティのかたちを提案するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151002-10231043-carv-bus_all
2015/10/03 MAZDA、水素で動くロータリースポーツ発表か? 東京モーターショーで「スポーツコンセプト」世界初公開(エコノミックニュース)
マツダは2012年6月に「RX-8」の生産を終了して以来、ロータリー・エンジン搭載車を発売していない。熱烈な「RXファン」はRE搭載車復活を渇望しており、今回のマツダの発表は、1971年デビューの「サバンナRX-3」を経て、1978年に誕生し、その後の日本のスポーツカーを代表する1台となった「マツダRX-7」が、SKYACTIV技術を得てようやく復活するのでは、と期待の声が高まっている。
かねてより噂に上っては消える、開発が続けられているとされる1.6リッター(800cc×2ローター)の次世代ロータリー・エンジン「16X」を、同社ロードスターのプラットフォームに搭載して登場するスポーツモデルがあるとされている。それが、今回公開される「マツダ・スポーツコンセプト」であり、RE搭載次世代MAZDA SPORTS「RX」となることは間違いなさそうである。
ロータリー・エンジンはガソリンだけでなく水素でも回り、MAZDAでは既に水素エンジンとして実証実験に成功している。2017年には量産型ロータリー・エンジン発売50周年を迎える。
水素で疾駆するMAZDAロータリースポーツ、わくわくするではないか。MAZDAの前身である東洋工業の創立100年は2020年だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151003-00000069-economic-ind
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要
触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.
同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション) ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志 (調整中を含む)
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□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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