燃料電池ワールド Vol.1959 (2015/09/25 10:31)

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□燃料電池ワールド Vol.1959
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■2015年09月25日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(09月11日)
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2015/09/11 プラグパワー社とリライオン社の水素・燃料電池製品、セルラー通信・インターネット協会のEテック賞プログラムで優勝する(Plug Power)

〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power Inc.)は、リライオン社(ReliOn)との統合OSP製品がセルラー通信・インターネット協会(CTIA:Cellular Telecommunications and Internet Association)の年次新たな技術賞(annual Emerging Technology (E-Tech) Awards)の無線接続網(Wireless Access Network:WAN)部門で優勝した、と報告した。これは9月10日、ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で行われた移動体通信業界のCTIAスーパー・モビリティ(CTIA Super Mobility)2015の期間中に発表された。

2015/09/11 アクア・パワーシステムズ社のRMAF燃料電池製品、オンラインの企業店舗とアマゾン・ドットコムを通して利用できる(Aqua Power Systems)

〔訳注〕アクア・パワーシステムズ社(Aqua Power Systems Inc.)は本日、 新しいオンライン・ストア www.aquapowersystems.com/store で同社の製品を購入することができるようになった、と発表した。また、アマゾン・ドットコム(Amazon.com)を通して利用できる製品を準備している。

2015/09/11 ヤング兄弟社、水素燃料電池発電機を試験(Young Brothers)

〔訳注〕フォス・マリタイム社(Foss Maritime)の子会社のヤング兄弟社(Young Brothers Ltd.)は今後6カ月間、従来のディーゼル発電機に変えて水素燃料電池駆動の発電機をテストする予定である。水素燃料電池発電機はこのほど、ハワイのホノルル港(Port of Honolulu)に設置された。ユニットは、出力30kW級燃料電池が4基と、水素貯蔵システムと動力変換装置、20フィートのコンテナ容器で構成されている。75kgのオンボード水素貯蔵で、発電機は連続する20時間の間、10の冷蔵コンテナに電力を供給する。

■2015年09月24日のWEB LINK NEWS

2015/09/24 トヨタのコンセプト車を新型タクシーに、東京五輪まで最大3割採用へ(Bloomberg)
(ブルームバーグ):トヨタ自動車は2013年の東京モーターショーでタクシー専用のコンセプト車を発表し、これが「日本の街の風景を変える」としていた。20年の東京五輪開催時には、その言葉が現実のものとなりそうだ。

 東京ハイヤー・タクシー協会は20年の五輪開催までに既存車両をトヨタの「JPN TAXI」に優先的に切り替えていく。これまでも環境対応のためハイブリッド車(HV)の積極導入を進めてきたが、協会の川鍋一朗会長は東京五輪までにガソリン燃料のHVとは別に「2割か、できれば3割くらいにしたい」と9日のインタビューに語った。東京では現在約4万3000台のタクシーが走っている。

 川鍋氏は約6年ごとの車両買い替え期間を延ばして、JPNTAXI発売の18年から車両更新を進めると語った。環境対応のための税の優遇措置などを中央省庁・東京都に働き掛けている。一方、電気自動車(EV)については「航続距離の問題からタクシー利用としては現実的ではない」と述べた。東京のタクシーは1日平均で約300キロメートルを走行しており、毎日2、3回の充電に各30分以上かけるのは営業に支障をきたすと述べた。

 トヨタの燃料電池車(FCV)やマツダが販売を伸ばすクリーンディーゼル車の採用について、川鍋氏は「20年までは視野に入っていない」と述べた。背景には11年の東日本大震災の経験がある。当時、被災地だけでなく日本全国でガソリンを確保しようという動きがあり、緊急車両すら燃料補給できない状態となった。しかし、タクシーは専用のLPG施設が利用できたことから、被災地の宮城県石巻市と東京を幾度も往復して輸送に貢献できたのだという。

 川鍋氏は「災害時のリスク管理としてもLPGを離れる決断は難しい」と述べ、こうした事情が「EVやFCVに踏み切れない大きな理由でもある」と語った。東京ハイヤー・タクシー協会の資料によると、法人タクシー約3万台のうち、HVは4%、EVが13台、クリーンディーゼル車は3台にとどまっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000015-bloom_st-bus_all

2015/09/24 G7交通大臣会合、自動運転技術の国際標準化推進などで合意(レスポンス)

 また、日本が議長国として来年9月24日、25日に開催するG7長野県・軽井沢交通大臣会合では「自動車及び道路に関する最新技術の開発・普及」をテーマに、自動運転に関する議論を深めるとともに、ITSや燃料電池自動車の次世代自動車にまで範囲を広げて議論することになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000044-rps-soci

2015/09/24 マツコが水素燃料のエコカーの製造工場に潜入!(webザテレビジョン)

 10月1日(木)に放送される「夜の巷を徘徊する3時間特番」(テレビ朝日系)では、マツコ・デラックスが愛知・豊田にある自動車工場に潜入する。

 愛知・豊田にある元町工場を訪れたマツコは、以前から親交のあった同社の豊田章男取締役社長によるエスコートで、自動車製造の迫力の工程や歴史をたどる記念館などを見学したり、水素燃料のエコカー・MIRAIに試乗したりする。

 元町工場では、水素を燃料とした最新鋭エコカーの製造ラインを見学。通常、元町工場では1日に800台の車を生産するのに対し、この水素エコカーは別ラインで1日にたった3台しか造られないそう。マツコは手作業で造られている部品の製造も体験。ことし7月には天皇皇后両陛下もこの車の製造ラインを見学されたという、貴重な工程をマツコも見学した。

 さらにマツコは、豊田社長が運転する水素エコカーにも試乗する。工場内の走行コースを時速150km近いスピードで走り、「エンジン音がしないのに、このスピード感はすごいね!」と近未来の体感を興奮気味に話した。

 収録を終えたマツコは「今回伺った元町工場は“元・町工場”っておっしゃっていたのがよく分かるくらい、工場(こうば)的雰囲気が残っている、いい工場だった。最先端の精密技術もあれば、すごくアナログな部分もあって…。経済番組やドキュメンタリー番組でもないのに、社長をはじめ、あれだけの社員の方々が出てくれて、あんなに工場内の広範囲を見せてくれたのは初めてで貴重なんじゃないかしら? 水素エコカーはほんと速かった。水素って聞いたから、どんな感じなんだろうかと思ったけど、今乗っているエンジンのある普通の車と変わらなくて、違和感はなかった。加速もすごいしね」とコメントした。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150924-00000004-the_tv-ent

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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