燃料電池ワールド Vol.1949 (2015/09/08 08:49)

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□燃料電池ワールド Vol.1949
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■2015年09月08日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(08月27日)
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2015/08/27 サウスウィンザー町議会、燃料電池テック公園計画を承認

〔訳注〕待望の映画スタジオ・プロジェクトを巡って、サウスウィンザー町議会(South Windsor Council)は26日(水)に、サウスウィンザーに燃料電池で駆動する事業と技術の公園をもたらす計画を承認した。映画とテレビのスタジオは6年前、コネチカット・スタジオ社(Connecticut Studios)から最初の建設計画が提案された。経済が最悪の時だったにもかかわらず、町議会は何の原価計算もせずにいた。2014年1月にコネチカット・スタジオ社の子会社のCTSエナジー社(CTS Energy, LLC)は、クリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)の燃料電池システム「ピュアセル(PureCell)モデル400(Model 400)」を設置することを提案。しかし、クリアエッジ・パワー社は7月に破産して、斗山フュエルセル社(Doosan Fuel Cell:Doosan)が買収した。この記事では、CTSエナジー社と町当局が1年間の交渉の結果、最初の開発計画を変更することで同意した、ということのようだ。

2015/08/27 新しい触媒は燃料電池自動車の実用化を早めるかもしれない(Argonne Catalyst)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150908-1

〔訳注〕米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)のアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)の科学者は研究所の検査で、プラチナに匹敵する高性能を持ち、地球上に豊富にある物質を使う新しい燃料電池触媒を開発した。実用的に実現可能な場合は、新触媒は、バッテリーの替わりに燃料電池で駆動する電気自動車のプラチナを置き換えることができる。燃料電池は水素と酸素の反応を引き起こすために貴金属のプラチナ(platinum)に依存するので、とても高価である。アルゴンヌ国立研究所の燃料電池用触媒は、多くのプラチナを非貴金属で置き換える。写真は、従来の触媒と新しい白金低減触媒間の微細構造差異(microstructural difference)を示す。

2015/08/27 ごみから電気:サウスカロライナ州BMW工場は埋立地ガスを水素燃料に変換する(Fuel Cell Technologies Office)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150908-1

〔訳注〕サウスカロライナ州グリア(Greer)にあるBMW工場の燃料電池フォークリフトは今、近所の埋立地から出るバイオメタンガス(biomethane gas)から生産した水素で電力を供給している。現在、年間30万台を製造しているBMWの工場は2016年までに、同社の最新モデル「BMW X7」を含む45万台まで生産する拡張計画を発表した。

■2015年09月07日のWEB LINK NEWS

2015/09/07 <トヨタ>「ぼうさいモーターショー」初出展 「プリウスPHV」で非常時電源ワークショップ開催(BizBuz)
 トヨタマーケティングジャパンは6日、東京臨海広域防災公園(東京都江東区)で行われたイベント「ぼうさいモーターショー」で、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」を使った災害時を想定した非常用電源の使用に関するワークショップを開催した。同社が「ぼうさいモーターショー」に出展するのは今回が初で、「プリウスPHV」などに搭載されている外部電源供給システムをPRした。

 外部電源供給システムは、「プリウスPHV」をはじめするハイブリッドカー(HV車)の一部車種や燃料電池自動車(FCV)に設定可能で、電力供給できない場所や震災などの有事の際に、車からの電力供給によって、冷蔵庫やテレビ、炊飯器、パソコンなどの電化製品の使用を可能にする。「プリウスPHV」の場合、最大で1500ワット分の電化製品を同時に使用でき、ガソリン満タンの状態なら一般家庭の4日分の電力をバッテリーに充電できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150906-00000001-bizbuz-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆神奈川県『第1回 水素・燃料電池関連製品等 開発促進セミナー』(9/25)【再掲】

 神奈川県では、エネルギー産業の育成と振興を推進しており、その一環として、水素・燃料電池関連分野の技術・製品開発を促進するため、次のセミナーを開催いたします。

 今回は、燃料電池自動車の普及に不可欠な「水素ステーション」をテーマに、技術開発等に携わる企業の最新の取組をご紹介いたします。今後の新規事業展開等を目指す中小企業の皆様のご参加をぜひお待ちしています。
◇日 時:9月25日(金)15:00?17:30 講演及び名刺交換会

     (同時開催) 17:30?19:00 個別相談会
◇会 場:神奈川産業振興センター 13階第2会議室
◇定 員:50名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
1、神奈川県における水素社会実現に向けた取組について(15:00?15:20)

   村上 剛史(神奈川県産業労働局エネルギー部 スマートエネルギー課長)2、水素ステーション関連企業の取組(1)(15:20?16:00)
   山崎 明良氏(三菱化工機株式会社 水素ステーション部長)
3、水素ステーション関連企業の取組(2)(16:10?16:50)

   青木 裕喜夫氏(理研計器株式会社 東日本営業部神奈川営業所) 4、講師との名刺交換会(17:00?17:30)
5、個別相談会(17:30?19:00)

  県の開発アドバイザー(技術士等)が事業参入に関するご相談をお受けします。
  ご興味のある方は、ぜひご活用ください。
◇申し込み:下記ホームページより申込書をダウンロードいただき、E?mailにて
 9月24日(木)までに以下の申込先までお申し込み下さい。
  申込書ダウンロードページ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p840729.html(神奈川県スマートエネルギー課HP)

  ※最上段の新着情報から、募集チラシ兼申込書のDLが出来ます。
◇申込先:神奈川県産業労働局エネルギー部
   スマートエネルギー課調整グループ宛
    fcv2015@pref.kanagawa.jp

☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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