燃料電池ワールド Vol.1946 (2015/09/03 09:13)

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□燃料電池ワールド Vol.1946
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■2015年09月03日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※『これだけ! 燃料電池』が発刊【再掲】

 PEMDREAMが作った新しい燃料電池の本『これだけ! 燃料電池』が昨日、出版されました。秀和システムが刊行している「これだけ!」シリーズの1冊に加わったこの本には、次のようなテーマが書かれています。ぜひお読みください。
1、燃料電池はなぜ自動車の駆動システムになったのか。
2、燃料電池の発電ってどんなこと。
3、日本の開発の歴史を市民目線でたどる。
詳細は、http://pemdream.com/index.php?%E6%96%B0%E5%88%8A%E6%9C%AC

■燃料電池関連イベント
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☆神奈川県『第1回 水素・燃料電池関連製品等 開発促進セミナー』(9/25)【再掲】

 神奈川県では、エネルギー産業の育成と振興を推進しており、その一環として、水素・燃料電池関連分野の技術・製品開発を促進するため、次のセミナーを開催いたします。

 今回は、燃料電池自動車の普及に不可欠な「水素ステーション」をテーマに、技術開発等に携わる企業の最新の取組をご紹介いたします。今後の新規事業展開等を目指す中小企業の皆様のご参加をぜひお待ちしています。
◇日 時:9月25日(金)15:00?17:30 講演及び名刺交換会

     (同時開催) 17:30?19:00 個別相談会
◇会 場:神奈川産業振興センター 13階第2会議室
◇定 員:50名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
1、神奈川県における水素社会実現に向けた取組について(15:00?15:20)

   村上 剛史(神奈川県産業労働局エネルギー部 スマートエネルギー課長)2、水素ステーション関連企業の取組(1)(15:20?16:00)
   山崎 明良氏(三菱化工機株式会社 水素ステーション部長)
3、水素ステーション関連企業の取組(2)(16:10?16:50)

   青木 裕喜夫氏(理研計器株式会社 東日本営業部神奈川営業所) 4、講師との名刺交換会(17:00?17:30)
5、個別相談会(17:30?19:00)

  県の開発アドバイザー(技術士等)が事業参入に関するご相談をお受けします。
  ご興味のある方は、ぜひご活用ください。
◇申し込み:下記ホームページより申込書をダウンロードいただき、E?mailにて
 9月24日(木)までに以下の申込先までお申し込み下さい。
  申込書ダウンロードページ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p840729.html(神奈川県スマートエネルギー課HP)

  ※最上段の新着情報から、募集チラシ兼申込書のDLが出来ます。
◇申込先:神奈川県産業労働局エネルギー部
   スマートエネルギー課調整グループ宛
    fcv2015@pref.kanagawa.jp

■世界のヘッドライン(08月24日)
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2015/08/24 テューガ社、水素ガス工場の電力でドイツの需給調整市場に参画(Th〓ga Group)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150903-1

〔訳注〕2013年にITMパワー社(ITM Power)が電解槽を提供したテューガ・グループ(Th〓ga Group)の「パワー・ツー・ガス(Power-to-Gas:P2G)」工場は、首尾よく二次的な需給調整した電力(secondary balancing power、二次分散電源)を提供することの基準を満たした。このことは、このシステムが現在、送電系統運用者(Transmission System Operator:TSO)によって細かく指定された全ての個々の能力テストに合格した、という特別な意味を持つ。電解槽は、地元大手公益企業マイノバ社(Mainova AG)が主催する配電最適化資産(grid balancing asset)の共同出資(pool)に参加する。送電系統運用者のテネット社(TenneT)の規制(control)の下で市場に宣言した。〔訳語1〕この記事は、再生可能エネルギー発電の大量導入によって生じている電力系統への各地域需給バランスおよび送電網(欧州大の広域送電網など)への対策について述べている。発送電分離後の需給調整メカニズムの仕組みのひとつ。
〔訳語2〕送電系統運用者(Transmission System Operator:TSO):各地域の超高圧基幹系統を所有・運用する会社。より電圧の低い配電系統はDSO(Distribution System Operator)が所有・運用。
〔訳語3〕送電4社の一つ、TenneT社は2015年1月、サウス・リンクと呼ばれる高圧(500kV)直流送電線建設計画をネットワーク規制庁(Bundesnetzagentur:BNetzA)へ申請した。これは、北部の風力発電電力を南部の工業地帯へ少ない送電ロスで直接送電するもので、総延長距離は600〜700km、送電容量は2GWである。eneken.ieej.or.jp/data/5899.pdf

2015/08/24 サフセル社とウルトラセル社、遠隔地の電力供給のために世界規模の燃料電池ライセンス契約を締結

〔訳注〕サフセル社(SAFCell Inc.)とウルトラセル社(UltraCell LLC)は、ウルトラセル社の岩だらけの遠隔地電力システムの開発と構築の知識にサフセル社の広範囲のアクセス(使用権)を与える世界規模のライセンス契約を締結した。この契約は、低コストをもたらし、遠隔地の石油・ガスの電源開発のための準備時間を削減する。契約のもとで、ウルトラセル社は、サフセル社に、市販されている利用可能な燃料電池システムの製造ノウハウと専門知識の使用権を認める。サフセル社はまた、増大する顧客がコストを削減し時間枠を大幅に短縮する要求を満たすために、ウルトラセル社のシステム開発の取り組みを援助することを約束した。

2015/08/24 アクア・パワーシステムズ社、RMAF燃料電池技術と製品情報を詳述する新しいウェブサイトを始める(Aqua Power)

〔訳注〕アクア・パワーシステムズ社(Aqua Power Systems Inc.:APSI)は、特許を取得した現実的マグネシウム空気燃料システム(Realistic Magnesium Air Fuel System:RMAF)燃料電池技術と製品に関する新しい企業ウェブサイトを始めた。ウェブサイトはまた、アクア・パワーシステムズ社のビジネスモデルの情報や管理チーム、戦略的パートナーを提供している。ウェブのURLは、http://aquapowersystems.com/

2015/08/22〜23 配信はありません。

■2015年09月02日のWEB LINK NEWS
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2015/09/02 NEDOが成果報告会、水素ステーション部材 鋼種別に用途見極め(日刊産業新聞)

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月31日と9月1日の両日、横浜市のパシフィコ横浜で燃料電池・水素分野における2015年度の産官学による研究成果報告会を行った。

 金属材料に関する報告では、九州大学や石油エネルギー技術センター(JPEC)など1大学4団体による共同研究として「70MPa級水素ステーション建設を可能とする安全かつ安価な金属材料を見出す」ことをテーマに研究を進めており、水素ステーションは現在、開発段階から運営・普及にフェーズが移行していると指摘。鋼種も範囲、種類の拡大から使い方の拡大に移行しているため、「ニーズ変化への対応が必要」とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-00010003-sangyo-bus_all

2015/09/02 「3年無償貸与」で日産が電気自動車普及を後押しへ(ZUU online)

 日産自動車(日産) <7201> は9月2日、電気自動車のさらなる普及を目指して、バン型電気自動車「e?NV200」を都道府県に3年間、無償で貸し出すプロジェクトを開始することを明らかにした。全国的にEVを展開させることで、浸透を後押しする格好だ。

 次世代自動車の地位をめぐっては、日産が今回、展開を後押しするEVと、トヨタ自動車(トヨタ) <7203> が中心となって進める燃料電池車(FCV)が争っている。二酸化炭素の排出量を削減するためなど、走行時に、化石燃料を燃焼させる必要のないEVと、水素と酸素の化学反応を用いて発電される電気で走行するFCVといったクリーンなソリューションを求める動きが活発化してきている。

 その中で、日産は今回、全国47都道府県の自治体に対して、「e?NV200」を3年間無償貸与する事業「電気自動車活用事例創発事業」を開始。地方自治体は街づくりの一環として、日産のEVを活用できる。具体的には、「静粛性や給電機能を活かした各種作業車両としての活用」、「災害時の蓄電池としての活用」、「中山間地域でのガソリンスタンド減少対策」などを提案した地方自治体に対して、日産が「e?NV200」を貸与する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-00000023-zuuonline-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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