燃料電池ワールド Vol.1945 (2015/09/02 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.1945
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■2015年09月02日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※『これだけ! 燃料電池』が発刊【再掲】

 PEMDREAMが作った新しい燃料電池の本『これだけ! 燃料電池』が昨日、出版されました。秀和システムが刊行している「これだけ!」シリーズの1冊に加わったこの本には、次のようなテーマが書かれています。ぜひお読みください。
1、燃料電池はなぜ自動車の駆動システムになったのか。
2、燃料電池の発電ってどんなこと。
3、日本の開発の歴史を市民目線でたどる。
詳細は、http://pemdream.com/index.php?%E6%96%B0%E5%88%8A%E6%9C%AC

■燃料電池関連イベント
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☆神奈川県『第1回 水素・燃料電池関連製品等 開発促進セミナー』(9/25)

 神奈川県では、エネルギー産業の育成と振興を推進しており、その一環として、水素・燃料電池関連分野の技術・製品開発を促進するため、次のセミナーを開催いたします。
今回は、燃料電池自動車の普及に不可欠な「水素ステーション」をテーマに、技術開発等に携わる企業の最新の取組をご紹介いたします。今後の新規事業展開等を目指す中小企業の皆様のご参加をぜひお待ちしています。
◇日 時:9月25日(金)15:00?17:30 講演及び名刺交換会

     (同時開催) 17:30?19:00 個別相談会
◇会 場:神奈川産業振興センター 13階第2会議室
◇定 員:50名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
1、神奈川県における水素社会実現に向けた取組について(15:00?15:20)

   村上 剛史(神奈川県産業労働局エネルギー部 スマートエネルギー課長)2、水素ステーション関連企業の取組(1)(15:20?16:00)
   山崎 明良氏(三菱化工機株式会社 水素ステーション部長)
3、水素ステーション関連企業の取組(2)(16:10?16:50)

   青木 裕喜夫氏(理研計器株式会社 東日本営業部神奈川営業所) 4、講師との名刺交換会(17:00?17:30)
5、個別相談会(17:30?19:00)

  県の開発アドバイザー(技術士等)が事業参入に関するご相談をお受けします。
  ご興味のある方は、ぜひご活用ください。
◇申し込み:下記ホームページより申込書をダウンロードいただき、E?mailにて
 9月24日(木)までに以下の申込先までお申し込み下さい。
  申込書ダウンロードページ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p840729.html(神奈川県スマートエネルギー課HP)

  ※最上段の新着情報から、募集チラシ兼申込書のDLが出来ます。
◇申込先:神奈川県産業労働局エネルギー部
   スマートエネルギー課調整グループ宛
    fcv2015@pref.kanagawa.jp

■世界のヘッドライン(08月21日)
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2015/08/21 ライス大学の研究者、触媒としての白金の代替品を見つけることが可能である(Rice University)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150902-1

〔訳注〕グラフェン(graphene)特有の形態を発見したライス大学(Rice University)の化学者たちは、燃料電池やその他の用途で使う触媒にその材料を入れた金属ナノ粒子(metallic nanoparticles)を埋め込む方法を見つけた。昨年、ライス大学(Rice University)の化学者ジェームス・ツアー(James Tour)研究室が開発したレーザー誘起グラフェン(Laser-induced graphene)は、商用レーザー書付光線(commercial laser-scribing beam)にポリイミド(polyimide)として知られる一般的なプラスチックを露出することによって作られる多孔質グラフェン(porous graphene)の表面を持つ柔軟性のある膜である。研究者は今、反応性金属とともに製品をより良くする方法を発見した。この研究は今月、米国化学会(American Chemical Society)の機関誌「ACSナノ(ACS Nano)」に掲載される。

2015/08/20 トヨタ「ミライ」、レモネードを燃料とするサマー・クラシックを出荷

〔訳注〕あのレモネード(lemonade)は流れ出ない。トヨタ(Toyota)の「ミライ」とコメディアンのニッキ・グレイサー(Nikki Glaser)が「子どものレモネード・スタンドから棄てられたレモネードという可能性を秘めた燃料源」というビデオで宣伝をしている。水素はあらゆるものから入手できる、という意味のようだがよく分からない。#html{{
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2015/08/21 一つの大きな飛躍:燃料電池50周年を祝う(FCHEA)

〔訳注〕50年前の今日、ジェミニ5号(Gemini 5)は燃料電池を使った最初の有人宇宙飛行の歴史を作った。燃料電池・水素エネルギー協会(Fuel Cell and Hydrogen Energy Association:FCHEA)会長のモリー・マーコウィッツ(Morry Markowitz)は、ジェミニ、アポロ(Apollo)、スペースシャトル(Space Shuttle)計画を通じてアメリカの全有人宇宙ミッションが成功した歴史である、と語った。その後、カリフォルニア州で自動車用燃料電池が、定置用燃料電池は信頼性の高い効率的な電力をアメリカのあちこちで供給していると述べ、燃料電池・水素エネルギー協会のウェブサイトを見て欲しいと呼びかけた。

2015/08/21 水と可視光から効率的に水素を作る
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150902-1

〔訳注〕光合成(photosynthesis)を模倣することは簡単ではない。人工光合成(artificial photosynthesis)の障害は可視光である。なぜなら、エネルギーの他の形態に変換することは効率的でないからである。ミシガン工科大学(Michigan Technological University)の研究者は、水素燃料を生成するために異なる技術を使って、この問題を解決する方法を発見した。先週、「物理化学(Journal of Physical Chemistry)」にこの研究は掲載された。詳しい情報は、オリジナルのURLでご覧ください。
http://www.mtu.edu/news/stories/2015/august/making-hydrogen-fuel-water-visible-light-highly-efficient.html

■2015年09月01日のWEB LINK NEWS
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2015/09/01 臨海部から水素社会に 川崎・横浜で実証実験(産経新聞)

 川崎や横浜の臨海部で水素社会実現に向けた大規模な実証実験が始動する。川崎市は昭和電工(東京)と協力し、使用済みプラスチックから水素を作り出す技術を活用して「水素の地産地消」を目指し、横浜市は大黒ふ頭に自立型水素燃料電池システムを導入する。化石燃料から水素エネルギーへの転換を臨海部から模索していく。

 川崎市と昭和電工が行う実証実験は、同社の川崎事業所(川崎市川崎区)でアンモニアを製造する過程で水素を作り出す技術を活用し、水素をパイプラインで臨海部の実験参加企業などに供給することで水素エネルギーのサプライチェーン(供給網)の構築を目指す。今年度から平成30年度にかけてパイプラインの設置や同社の水素製造設備の改良を行い、29年度から順次水素の供給を行う予定だ。

 市スマートシティ戦略室の担当者は「公害を克服してきた川崎の環境技術が次の段階にきた。実験を通して水素エネルギーを積極的に導入・利活用する未来型環境・産業都市を実現したい」と話す。

 一方、横浜市は大黒ふ頭の横浜港流通センターに水道水を電気分解して取り出した水素を貯蔵するシステムを今年度中に、太陽光発電設備を28年度以降にそれぞれ設置する。

 28年度から、このシステムを使った場合の電気料金削減効果や、災害時の緊急用電源としての実効性などを確かめる実証実験を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000040-san-l14

2015/09/01 家庭用自立型発電のもうひとつの回答「エコウィル」に新型登場、大幅な工期短縮が目玉(エコノミックニュース)

 ホンダは、ガスエンジンと発電技術「正弦波インバーター」を組み合わせた小型発電システムによる家庭用小型コージェネレーションユニットを2003年より販売してきた。2011年には、世界で初めて実用化した本格的なアトキンソンサイクルエンジン(いわゆる複リンク式高膨張比エンジン)「EXlink(エクスリンク)」を搭載。EXlinkと独自の発電技術により、発電効率26.3%を実現するとともに、一次エネルギーの利用率92.0%を達成した。

 この第四世代ともいえる新型の家庭用ガスエンジン・コージェネレーションユニット「MCHP1.0K3」と自立運転機能付きユニット「MCHP1.0R1」は、負荷追従発電制御機構を新たに採用。家庭の消費電力に合わせて、発電電力を0.7?1kWの間で可変制御することで余剰電力を減らすことで、自家発電時間を増やすことが可能となったことで、電力会社から購入する電力量が削減できる。給湯暖房ユニットと組み合わせて家庭で負担する光熱費は、電気をすべて電力会社から購入した場合に比べて年間約5万7000円節約できるとしている。

 さらに、新型は家庭用ガスコージェネレーション機器では日本初となる多数台連系認証(一般社団法人・日本電機工業会の規格。電圧低下や周波数低下時における運転継続要件を満たす認証)を取得。これにより、太陽光発電など、ほかの小型分散型発電機器との組み合わせによる約1ヵ月間の連系確認試験(電力会社などの電気事業者が要求している、住宅用太陽光発電システムなど複数台・連系時の単独運転検出機能の確認試験)が不要となり、迅速な設置が可能となったという。

 家庭用の「創エネ」において全国電力各社は、深夜電力利用の「エコキュート」と「太陽光発電」を組み合わせた「オール電化」を推進してきた。しかし、東日本大震災後の原発停止で、停止できない原発の余剰電力である「深夜電力という概念」そのものが崩壊。結果として「分散型エネルギー使用」や自立型発電「家産・家消」においてホンダの家庭用ガスエンジン・コージェネレーションシステムやガスによる家庭用燃料電池「エネファーム」に注目が集まっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000019-economic-ind

2015/09/01 <VWと提携解消>スズキ、係争中に技術磨く(@S[アットエス] by 静岡新聞)

 裁判が長引く中、スズキは自力で技術革新を遂げた。得意の軽自動車でガソリン車クラストップの燃費を達成。小型ハイブリッド(HV)車「ソリオ」を今年8月に発売し、本格HV投入の準備にも余念がない。同月のソリオ発売会見で、鈴木俊宏社長は新技術開発について「やればできる」と胸を張った。

 しかし、世界的に環境規制が強化される中で、トヨタ自動車はマツダと提携を拡大。ホンダと米ゼネラル・モーターズは燃料電池車開発で協力する。多額のコストが必要な環境対応車開発に向け、自動車メーカー連携の動きは加速している。

 スズキは現在、日産、マツダなどとOEM供給の関係があり、海外はフィアット・クライスラー・オートモービルズからディーゼルエンジンの供給を受けるなど、同業他社とのビジネスを幅広く展開する。激しい世界競争を生き抜くため、スズキがいつ、どんな決断をするのかが焦点になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000019-at_s-l22

2015/09/01 まるで「デロリアン」!?下水汚泥から水素燃料を精製へ 福岡市と九大が実証実験(産経新聞)

 博多港に面した工業地帯に建ち、1日約20万トンの汚水を処理する福岡市中部水処理センター(中央区)が実証実験の舞台。国土交通省が助成する「水素リーダー都市プロジェクト」として昨年4月にスタートした。約13億円かけて水素製造プラントを建設し、製造した水素を市有のFCVなどに供給する取り組みだ。

 同センターに集まる下水汚泥を発酵させると、可燃性のメタンなどを含む「バイオガス」が毎日約1万2000立方メートル発生する。そのうち8割はガス発電などに回して場内設備の運転に利用し、残り2400立方メートルを使って水素を製造している。

 製造過程では、バイオガスを分離膜に通してメタンとCO2に分け、そのメタンと水蒸気を反応させる「水蒸気改質」により、純度99.99%以上の水素を毎日3700立方メートル生産している。これはFCV65台を満タンにできる量で、まさに「下水は宝の山」(津野孝弘・福岡市下水道計画課長)というわけだ。

 「理想的な水素社会の第一歩は下水処理場から始まる」というのが、実験に携わる九州大水素エネルギー国際研究センターの田島正喜客員教授の持論だ。

 国交省によると、全国に2100カ所余りある処理場のうち、汚泥の発酵設備があるのは約300カ所。年間3億1000万立方メートルのバイオガスを発電などに回しているが、8500万立方メートルは未利用だ。これを活用するだけで、年間1億3000万立方メートルの水素を製造でき、FCVを260万回満タンにできる。

 さらには、下水汚泥の5倍の量に相当する家畜屎尿(しにょう)、一般廃棄物から水素を製造するサイクルも検討されている。実現すれば、エネルギー資源に乏しい日本にとっての意義は計り知れない。

 こうした夢のエネルギーサイクルを目指す上でカギとなるのが、水素ニーズの拡大だ。福岡市は今後、水素の供給先を一般にも広げていく計画だが、現時点で市内を走るFCVは20台足らず。「技術的には順調だが、需要と供給のギャップが課題」(津野氏)となっている。

 田島氏は「FCVなどを普及させて水素エネルギー社会を作る上で、今後10年ほどは苦しいスタートダッシュの時期が続くだろう」と見通す。「最初の『谷』を乗り越えるために、官民挙げて知恵を出し合わなくては」と訴える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000521-san-bus_all

2015/09/01 【池原照雄の単眼複眼】スズキの提携、次の一手は「自立」前提に焦らず(レスポンス)

 HVについては「S-エネチャージ」(軽自動車)や「マイルドハイブリッド」(小型車)と呼んでいる簡易型だけでなく、「まだ技術的課題がある」(鈴木俊宏社長)というものの本格型(ストロングタイプ)の開発も進捗している。こちらは、来年までには市場投入する見込みとなっている。ただ、燃料電池車(FCV)など長期の開発課題にはまだ、十分な手当てができていないのが実情だ。

 VWとの提携も元来、そうした将来課題に対処するためだった。いわば轍を踏んでしまった今回の提携戦略について鈴木会長は、「色々な企業があるとつくづく思った。まだ経験不足と反省しているし、大変貴重な経験だった」と振り返る。そのうえで前述の「自立して生きていくことを前提に」と発言した。資本提携には慎重に臨むということになるだろう。
◆“補完提携”のパートナーはいずこに

 しかし、近年の自動車メーカー間の提携は、資本にはそうこだわらず、双方の独立性を尊重しながら特定分野で協力するケースが主流となっている。トヨタ自動車とマツダ、富士重工業(スバル)、独BMWの提携、あるいは日産自動車・仏ルノー連合と独ダイムラーといった組み合わせである。1990年代末以降に表面化した規模の追求に主眼を置いた提携の失敗を教訓にしているといえよう。

 つまり、個々の企業やブランドのアイデンティティを生かす「補完提携」が、結果として双方の競争力強化につながる――世界の自動車経営者はそこに気づいてきたのだ。のんびりはできないが、スズキもここで焦ることはない。この一件落着で進退を問われた鈴木会長は「まったく考えていない」と、現職の続投に意欲を示した。ほどなく最適のパートナー探しに動き出すのだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000018-rps-bus_all

2015/09/01 トヨタがプリウスPHVなどの「非常時電源供給」紹介サイトを公開(carview!)

 トヨタ自動車が、プリウスPHVをはじめとした「非常時電源供給」について紹介するWEBページを公開した。

 ハイブリッドカー(HV)の一部車種およびプラグインハイブリッドカー(PHV)、燃料電池自動車(FCV)に設定ができる外部電源供給システムを使えば、非常時の電源としてクルマが持つエネルギーを活用することが可能になる。実際に、宮城県警では震災後にプリウスPHVを12台導入。災害時の停電を想定して、プリウスPHVのパトカーの外部電源供給システムで信号機を点灯させるという訓練を実施したところ、現場に到着から30秒で点灯成功したという。また、豊田市立藤岡南中学校では東南海地震を想定した防災キャンプを実施。プリウスPHVは、灯りの確保や炊き出し用家電の電源として活躍した。

 WEBサイトの公開は外部電源供給を通じた「災害に強い地域・社会づくり」を目指したもので、トヨタでは今後もWEBページで、随時活用事例等の情報を掲載していく予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-10229333-carv-bus_all

2015/09/01 主な新興国・米国経済ニュース(1日)(増谷栄一)
米テスラ、リチウムイオン蓄電池の原料調達で2鉱山会社と長期契約を締結

 米電気自動車専業のテスラ・モーターズ<TSLA>はネバダ州レノに50億ドル(約6100億円)を投じて建設を計画しているリチウムイオン蓄電池工場向けに原料となる水酸化リチウムを長期的に確保するため、カナダのリチウム鉱山大手バカノラ・ミネラルズと英国の同業大手レアアース・ミネラルズと原料供給契約を結んだ。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチなどが先週末に伝えた。

 これらの鉱山会社はメキシコ北部の粘土鉱床からリチウムだけを採掘し生産することになる。当初の生産能力は年間3万5000トンだが、最終的には5万トンにまで拡大する計画。

 米調査会社グローバル・エクイティーズ・リサーチのアナリストは、テスラの新工場は2016年上期(1-6月)に操業を限定的に開始すると見ている。その後、段階的に生産を拡大し、フル生産時の燃料電池セルの生産能力は3500万キロワットワ時となる。これは世界のリチウムイオン蓄電池工場の生産能力の合計を上回る規模。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masutanieiichi/20150901-00049039/
※この筆者なのか、米調査会社グローバル・エクイティーズ・リサーチのアナリストのせいなのかは不明だが、リチウムイオン蓄電池と燃料電池がごっちゃになっているようだ。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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