燃料電池ワールド Vol.1942 (2015/08/28 08:33)

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□燃料電池ワールド Vol.1942
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■2015年08月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(08月18日)
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2015/08/18 UQMテクノロジーズ社、バラード・パワーシステムズ社から後続の燃料電池圧縮機システムを受注(UQM)

〔訳注〕UQMテクノロジーズ社(UQM Technologies Inc.)は本日、バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)から燃料電池圧縮機モジュールの後続の注文を受注したことを発表した。これらの圧縮機モジュールは、バラード社のバスへの適応に際して世界的に使用されている水素駆動燃料電池システムの主要部品である。UQM社のR410燃料電池圧縮機システム(R410 fuel cell compressor system)は150kW級燃料電池スタックまでのために設計されている。

2015/08/18 ハイパーソーラー社、水素駆動航空機の市場の成長を報告(HyperSolar)

〔訳注〕08/13付け(Vol.1939 2015/08/25発行)の「シャルジャ・アメリカン大学(American University of Sharjah:AUS)がアラブ首長国連邦(UAE)で最初の水素燃料電池無人飛行機を飛ばす」という記事のハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)からの続報と、同社が米国特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office)から水素駆動極超音速旅客機エアバス(Airbus)のために特許を授与された、という記事。超音速で推進するロケットエンジン(rocket engines)はまだ開発中だが、飛行機は可能性として、ニューヨーク(New York)からロンドン(London)へ1時間で、そしてパリ(Paris)から東京(Tokyo)へは3時間以内で飛ぶことができる。

2015/08/18 IRAシステムズ社の工具、革新的な水素駆動レーシングカーの開発を可能にする(IARSystems)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150828-1

〔訳注〕IRA社の製品「組み込み統合開発環境(IAR Embedded Workbench)」は、水素駆動レーシングカー(hydrogen-powered racing car)の開発にオランダのデルフト工科大学(Delft University of Technology)で学生が使用した。フォーゼ(Forze)は、デルフト工科大学の50人以上からなる学生グループである。チームは2008年以降、フォーミュラ―1レーサー(Formula 1 racer)が運転するフォーゼ6号(Forze VI)のプロジェクトをすすめ、今年初めにドイツのニュルブルクリンク(N〓rburgring)のノルドシュライフェ(Nordschleife、北コース)で燃料電池自動車のラップ・レコードを破った。これは、スポンサーであるIRAシステムズ社が、フォーゼと自社製品の関わりについて述べた宣伝記事。

2015/08/18 アール・ヴェー・エー社、革新的なエネルギー貯蔵ステーションをテスト(RWE)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150828-1

〔訳注〕独エネルギー2位のアール・ヴェー・エー社(RWE)は17日の月曜に、ノルトライン・ウェストファーレン州イッベンビューレン(Ibbenb〓ren)のアール・ヴェー・エー社敷地で、非常に高い利用率の最先端の工場「パワー・ツー・ガス(power-to-gas)」プラントの試運転を開始した。このプラントは、電力、天然ガス、地域暖房のローカル電源と連動する新しいシステムである。余った電力を水素に変換して天然ガス網に送り、必要なときにこのプラントで発電する。このパワー・ツー・ガス処理は、将来のエネルギー供給のための重要な技術の一つと注目されている。写真は、政府、産業界、エネルギー部門と科学界から多くのゲストが参加した試運転式典。

2015/08/18 国立科学財団は燃料電池技術に支援

〔訳注〕08/14付け(Vol.1940 2015/08/26発行)の、ミズーリ科学技術大学(Missouri University of Science and Technology)教授のウミット・コユル(Umit Koylu)が国立科学財団(National Science Foundation)から補助金を確保した、という記事の再論。

2015/08/18 化学結合のエネルギーとプラント汚染の関係(PNNL)

〔訳注〕米エネルギー省(DOE)パシフィック・ノースウェスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory)の研究者は8月16日から20日まで、マサチューセッツ州ボストン(Boston)で開かれた第250回アメリカ化学会(American Chemical Society)全国大会(National Meeting)で、エネルギーと大気科学(energy and atmospheric science)の基本的な見解について研究発表を行った。記事は、そのハイライトを紹介している。

■2015年08月27日のWEB LINK NEWS
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2015/08/27 NEDO、林野庁の研修所 政府系2機関の誘致提案 山梨知事「県発展につながる」(産経新聞)

 後藤斎知事は26日記者会見して、政府の関係機関地方移転に関する提案募集に、国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(通称NEDO=ネド、川崎市)と、林野庁の「森林技術総合研修所」(本所、東京都八王子市)の本県誘致案をまち・ひと・しごと創生本部(創生本部)に提出すると発表した。県は今年3月の創生本部の呼びかけに庁内検討を重ねてきた。後藤知事は誘致機関の絞り込みについて「山梨にふさわしく、県発展につながる機関である」とした。

 後藤知事によると、NEDOについては移転後の県のメリットを全国から訪れる研究者、企業との交流を通じて本県産業振興に大きく貢献でき、リニア中央新幹線開通後の企業誘致、移住希望者のモデルケースに波及効果が期待できる。国のメリットとして、新幹線開通後には首都圏のほか中京圏、関西圏からのアクセスが向上し、3大都市圏の中間地として全国からの交通の利便性が向上。県内の太陽光発電施設の実証や燃料電池の研究開発を進める山梨大との連携が密接となり、新エネルギー開発・普及が加速できるとしている。移転先として新幹線新駅に近い甲府市の県工業技術センターに併設することを提案する。

 県では提案締め切り日の今月末までに誘致案を創生本部事務局に提出。11月ごろに国における有識者会議、意見聴取があり、来年3月に移転機関の基本方針が決定される見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00000001-san-l19

2015/08/27 松岡修造「僕の東京五輪はもう始まっている!!」(webザテレビジョン)「サキドル!TOKYO」は、松岡がさまざまな角度から、2020年東京オリンピック・パラリンピックを社会科見学して“サキドル”新コーナー。記念すべき初回は、松岡が福岡にある九州大学の伊都キャンパスを訪問する。

 東京は2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいて、中央区晴海に建設する選手村を水素エネルギーで電力などを賄う「水素タウン」にする計画が進行している。

 選手村に水素ステーションを設置し、選手が滞在する宿泊棟などに電力や温水を供給。大会終了後は商業施設や学校などへの供給も目指す予定となっている。

 今回松岡が訪れた九州大学は、10年以上も前から水素への取り組みを始めており、伊都キャンパスは「水素キャンパス」として全体の3?4%の電力を水素エネルギーで賄っているとか。つまり、2020年の選手村「水素タウン」のお手本になるべき施設とも言えるのだ。

 一体、水素とはどんなエネルギーで、オリンピックでどんな活躍をしてくれるのか、松岡と一緒に水素を学び2020年を先取る。

 番組オリジナルの“サキドルTシャツ”を着て現地を訪れた松岡は、九州大学の水素研究の第一人者・佐々木一成教授と共に究極のエコカーと話題の水素カーに乗ったり、水素に関係のある足湯に漬かり、佐々木教授と夢を語り合う。

 さらには課外学習に来ていた福岡の高校生にも直撃取材する一幕も。“日本一熱いスポーツキャスター”松岡が、東京の未来を一足先にのぞく。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150828-00000012-the_tv-ent

2015/08/27 次期型プリウスの全貌が見えてきた! 兄弟車が存在し、コスパ重視モデルも(オートックワン)

 9月8日にラスベガスで公開されると言われる次期型プリウスの情報やスクープ写真が続々と出てきた。最も気になるエクステリアだけれど、ウワサ通りミライと同じデザインテーマを採用している。

 現行プリウスの場合、明確な5ドアHBボディながら、次期型を見るとミライのシルエットにそっくり。おそらく空気抵抗を追求した形状なのだろう。トランクを付けることも可能だと思えるほどリアが長い。

 ボディサイズは全長4550mm×全幅1770mmで確定。現行モデルで4480mm×1745mmだから、一回り大きく幅広のボディになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00010001-autoconen-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
  テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.

  同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp 
        電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション)  ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志  (調整中を含む)

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