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□燃料電池ワールド Vol.1924
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■2015年08月04日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■燃料電池関連イベント
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☆第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー
テーマ「高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して」
◇趣旨概要
触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。2014年にFCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化はまだまだ不十分であり、これらを同時に高めることが更なるPEFCの低コスト化と高信頼化への鍵となります。第8回となる本宿泊セミナーでは、カソード環境でのPt系触媒の変化、Pt系触媒の耐久性を高める方法、MEA内で生じている現象とその理解およびメタノール酸化触媒について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇開催日時と会場
・日時:10月23日 (金) 12:30?10月24日 (土) 12:00
・会場:〒411-0032静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333
◇参加申し込み
・参加申し込み締め切り: 10月9日 (金)
・ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り: 10月16日 (金)A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上,下記西村までメールで送付してください.
・参加費: 一般会員 23,000円、一般非会員30,000円、学生5,000円
・宿泊費: 7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先
氏名、所属、連絡先 (住所, 電話, メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください.
同志社大学 西村メールアドレス: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
電話番号: 0774-65-6589
◇セミナー内容
◆1日目 10/23(金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
12:40〜13:40 酸性溶液中でのPtの溶解機構 (東北大学 菅原先生)
13:40〜14:40 硬X線光電子分光法を用いたPt/C電極の酸化反応のその場観察 (分子科学研究所 高木先生)
15:00〜16:00 放射光を用いたMEA環境におけるその場観察技術 (豊田中央研究所 畑中氏)
16:00〜17:00 シリカ?Pt界面設計によるPtカソード触媒の高機能化 (九州大学 竹中先生)
17:00〜18:00 コンポジットカーボンナノファイバーを担体に用いたDMFC用アノード触媒 (群馬大学 中川先生)
・セッション2 (ナイトセッション) ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
19:00〜21:00 ポスターセッション&自由討議
〜22:30 自由討議 (ダイニング棟3階 バーラウンジ「アウル」)
◆2日目 10/24 (土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)
8:30〜9:30 PEFCの電位サイクル耐久性評価試験方法の比較 (自動車研究所 橋正氏)
9:30〜10:30 軟X線を用いたMEA内の水挙動 (東京工業大学 平井先生)
10:50〜11:50 白金・カーボン表面に吸着したアイオノマー相内の物質輸送と構造の関係(FC-Cubic 大平先生)
◇東レ総合研修センターへのアクセス
〒411-0032 静岡県三島市末広町21-9 TEL: 055-980-0333
JR三島駅北口より徒歩12分 タクシーでワンメーター
https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇主催: 触媒学会 (燃料電池関連触媒研究会)、燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協賛: 触媒学会、触媒学会工業触媒研究会、表面科学会、大阪科学技術センター、電池技術委員会
シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会: 燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志 (調整中を含む)
■世界のヘッドライン(07月23日)
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2015/07/23 SFCエナジー社、アメリカ西部で漁業供給会社と提携(SFC)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150804-1
〔訳注〕SFCエナジー社(SFC Energy AG)は本日、米国で人気の燃料電池「イーフォイ・カムフォート(EFOY COMFORT)」を販売する新しい海洋代理店として、ワシントン州(WA)シアトル(Seattle)の漁業供給会社(Fisheries Supply Company)との提携を発表した。漁業供給会社は1928年以来、太平洋北西部における水産物の大手販売代理店である。
2015/07/23 アメリカ国立標準技術研究所、水素パイプラインの高い費用を安くする方法を示す(NIST)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150804-1
〔訳注〕アメリカの国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology:NIST)は、水素燃料を輸送するパイプライン設置の高いコストを削減する方法を発見した。水素を運ぶパイプラインは、他のガス・パイプラインよりコストがかかる。国立標準技術研究所の研究によれば、水素特有の鋼パイプラインは、パイプ径や運転圧力に応じて天然ガス・パイプラインよりも68%くらい費用がかかることを計算した。しかし新しい研究では、水素輸送コストは業界の規則を変えることで、ほとんどのパイプラインのサイズと圧力で減少させることができることを示した。写真は、加圧された階層型の水素泡箱(hydrogen chamber (the vertical tube))で疲労試験のために軽装されたパイプライン鋼(pipeline steel)のサンプル。
2015/07/23 ブルーム社、より強力な燃料電池ボックスを発表(Bloom)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150804-1
〔訳注〕デラウェア州(Delaware)の燃料電池メーカー、ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)は21日の火曜日、エネルギー・サーバー「ブルーム・ボックス(Bloom Box)」製品の最新の改良版について初めて詳細を公表した。同社の主力製品は、同サイズのボックスと設置面積で約2倍の電力を発電できるということであり、250kW級のシステムで500kW級を収めることができる。写真は、ニューアーク(Newark)のブルームエナジーの工場で。
2015/07/23 ブルーム・エナジー社、レイヴンズウッド・ショッピング・センターで燃料電池サーバーの設置場所を探している(San Jose Mercury News)
〔訳注〕ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)のレイヴンズウッド・ショッピング・センター(Ravenswood Shopping Center)店で開かれた月曜(20日)の計画委員会(Planning Commission)で、燃料電池エネルギー・サーバー(fuel cell energy servers)の一つを設置する計画に関して、ブルーム・エナジー社の関係者は、「発電は、東パロアルト(East Palo Alto)の「ホーム・デポ(Home Depot)」の店で、アイフォン(iPhone)の道を行くことができる」と例えを述べた。
〔訳語〕カリフォルニア州の「サンノゼ・マーキュリー・ニュース(San Jose Mercury News)」の新聞記事は、ブルーム・エナジー社が東パロアルト市のショッピング・センターに燃料電池を設置しようとして、その計画委員会で説得していることを描いている。承認された場合はホームセンターの電力の80%を提供することになる。だが英語表現で訳せないところがあり、直訳となった。
■2015年08月03日のWEB LINK NEWS
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2015/08/03 ホンダ八郷社長「電動化のキーはプラグインHV」(レスポンス)
ホンダの八郷隆弘社長は8月3日、メディア各社の共同インタビューに応じ、パワートレインの電動化について「近未来的にはプラグインハイブリッド車(PHEV)がキーになる」との認識を示した。
自動車のパワートレインは、環境やエネルギー対策のための電動化が不可欠になっており、将来は水素を利用する燃料電池車(FCV)が主流のひとつと見られている。八郷社長は「現在の技術であるハイブリッド車(HV)からFCVに至る過程では、グローバル(マーケット)の中でPHEVが方向性をもつ」とし、「この技術をしっかり確立していきたい」と語った。
ホンダはすでに『アコード』にPHEVモデルを設定しているが、今後は車種展開も進める考えを示唆した。電気自動車(EV)については「まだ当面はコミューター的な限られた用途」と指摘した。
一方、電動化技術での他社との技術協力については「クルマ全体の技術は自社で全方位でやっていくが、コンポーネントや要素技術については、一緒にできる場合があれば検討する」と述べた。ホンダはFCVの開発では米GM(ゼネラルモーターズ)と提携している。また、2015年度中のFCVの発売については「最終段階の詰めを行っているが、予定通り投入できる」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150803-00000025-rps-bus_all
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