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□燃料電池ワールド Vol.1923
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■2015年08月03日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(07月22日)
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2015/07/22 バラード社、フランスのボルドーでメガワット級クリーン発電システムを提供(Ballard)
〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、「ハイドロジン・デ・フランス(Hydrog〓ne de France:HDF)」のために、フランスのボルドー・メトロポール(Bordeaux M〓tropole)にあるアクゾノーベル社(AkzoNobel)の塩素酸ナトリウム(sodium chlorate)化学工場に配置する1MW級燃料電池発電システム「クリアゲン(ClearGen)」を提供する契約を結んだ、と発表した。バラード社はまた、計画を支援するエンジニアリング・サービス(engineering service)を提供する。
2015/07/22 エア・プロダクツ社、既存の水素燃料補給ステーションで消費者の体験を高めるための政府資金を受領(Air Products)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150803-1
〔訳注〕エア・プロダクツ社(Air Products)は、同社の二つのプロジェクトが首尾よく、イギリス政府運輸省(Department for Transport)が取り組んでいるチームの低排出ガス車部(Office for Low Emission Vehicles:OLEV)が運営する水素燃料補給ステーション(Hydrogen Refuelling Stations:HRS)インフラ補助金制度(Infrastructure Grants Scheme)から資金を授与された、と発表した。
2015/07/22 イスラエル・アエロスペース・インダストリーズ社とセラ・エナジー社、無人航空機燃料電池プロジェクトのバイラテラル二国間協定資金を受領
〔訳注〕イスラエル・アエロスペース・インダストリーズ社(Israel Aerospace Industries:IAI)と水素貯蔵技術のセラ・エナジー社(Cella Energy)は、フロリダ州宇宙産業振興当局(State of Florida’s aerospace and spaceport development authority)のケネディ宇宙センター(Space Florida)とイスラエル国産業技術開発センター(MATIMO)が資金提供する産業研究と開発資金を授与された。この助成金は、無人航空システム(Unmanned Aerial Systems:UAS)分野の共同プロジェクトであるフロリダ・イスラエル革新パートナーシップ計画(Florida-Israel Innovation Partnership Program)のもとで承認された。イスラエル・アエロスペース・インダストリーズ社とセラ社間の共同提案プロジェクトは、フロリダ州とイスラエル双方の商業的、経済的利益のための短期的可能性で選ばれた。
■2015年07月31〜08月02日のWEB LINK NEWS
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2015/07/31 水素ステーション県内第1号 県、2社に補助金交付(岐阜新聞Web)
岐阜県は30日、燃料電池車に水素を供給する「水素ステーション」を県内に共同整備する建設業のトオヤマ(岐阜県岐阜市)と大日本コンサルタント(東京都)に県の補助金交付を決めたと発表した。水素ステーションの整備は県内第1号で、交付額は1億8千万円。
両社が整備するのは、水素供給設備を車両に搭載した移動式水素ステーション。羽島郡岐南町と土岐市で運用する予定。
岐阜県は次世代エコカーの燃料電池車の普及に向け、本年度から補助制度を創設。県内に水素ステーションを整備する事業者に設置費の半額を補助する。通常の水素ステーションの整備費は約5億円とされ、県は半額程度の2億8千万円を予算計上していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000369-gifuweb-l21
2015/07/31 JARI、つくば研究所に MIRAI を導入…茨城県で初(レスポンス)
日本自動車研究所(JARI)は、世界初の量産燃料電池自動車(FCV)であるトヨタ『MIRAI』を購入、7月30日、茨城県内では最初となる1台がつくば研究所に納車された。
JARIでは、FCVに関わる規制の見直し、試験・評価手法の確立、国際標準の提案などに資する研究事業に1999年から取り組んできた。中立公平な試験研究機関、国際標準化活動の国内審議団体として今後もこれらの事業を継続するとともに、納車されたMIRAIを活用してFCVや水素エネルギーへの理解促進のための広報・教育活動にも積極的に取り組んでいく。
夏休み期間中は、「つくばちびっ子博士(8月7日)」や「子ども大学けんせい(8月20日)」など、茨城県内で行われる子ども向けイベントにて、MIRAIの同乗走行体験を予定している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000022-rps-bus_all
2015/07/31 【ヤマハ イービーノ 発表】ガソリンと電動は適材適所で共存していく…EVは10km圏を想定(レスポンス)
原付1種扱いの電動スクーター『E-Vino(イービーノ)』を、8月20日に新発売するヤマハ。今後、スクーターなど小型シティコミューターを筆頭に、スポーツバイクも含め電動化がますます加速していくのだろうか?
まず動力源についてだが、現在は内燃機関を中心に、それに対しハイブリッド、EV、燃料電池などいろいろな新技術が出てきているが、千賀氏は「これらが今後1つに集約するとは考えていません。それぞれが適材適所に沿って共存していくと思っています」と、いずれか1つを本命視しているわけではないという。
ただし、クリーンで燃料代が安い、振動やノイズがなくて発熱等もない、取扱いが容易という理由から「ますます支持されていくでしょう」と、今後さらに進化・拡大すると見込んでいる。
その一方で解決しなければならない課題として「電池と充電の進化」を挙げており、本格的な普及はそれからだという見方も。
そんななかで千賀氏は、現在の技術においての電動車は、低速での近距離移動に適していると考え「電動アシスト自転車は5kmくらい、電動バイクは10kmくらいの移動距離が適所。それを越えるとエンジン車の世界だと考えています」と、具体的な距離を示した。
つまり、今回発表された『E-Vino(イービーノ)』は、10km圏での移動を想定しているということで、もっと長い距離を走るツーリング向けモデルやスポーツバイクの電動市販化は、まだまだ先ということになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000024-rps-bus_all
2015/07/31 ホンダと鳥取大学、EVと外部給電用インバータを使った医療活動の実証実験を開始(レスポンス)
ホンダと鳥取大学医学部附属病院は共同で、燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)から最大出力9kWの電力を使用可能にする外部給電用インバータ「Power Exporter CONCEPT 9000」を用いた実証実験を、2015年8月から実施する。
今後の普及拡大が見込まれるFCVやEVは、車両そのもので大電力を発電・蓄電する機能を持っている。この機能を活かし、電力を走行エネルギーのみでなく、外部へ供給することで、「走る電源」として、災害時などにクルマが作る電力を医療現場やコミュニティに提供することができる。
Power Exporter CONCEPT 9000は、ホンダが発電機事業で培った、さまざまな負荷に対応するノウハウと、世界中の電圧・周波数に対応した電源技術を投入して開発した外部給電用インバータ。家庭の電源と同等レベルの高品質な電気を供給することができる。
今回の実証実験では、電気自動車『フィットEV』とPower Exporter CONCEPT 9000を接続。濃縮酸素供給装置やポータブルX線装置など、さまざまな医療機器へ給電を行い、災害時などの総合的な医療活動への効果を検証する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000063-rps-ind
2015/07/31 リチウムイオン二次電池世界市場、2019年には31.9%増の2兆2112億円に拡大…富士経済(レスポンス)
富士経済は、二次電池、一次電池の世界市場と開発動向を調査、その結果を報告書「2015 電池関連市場実態総調査 上巻」にまとめた。
報告書によると、リチウムイオン二次電池の世界市場は、2014年の1兆6768億円から2019年には31.9%増の2兆2112億円に拡大すると見ている。
車載専用は、ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、EV、燃料電池車などの生産拡大に伴い伸びている。特に中国では電動トラック・バスの普及が進んでおり、同用途向けが2014年に大きく伸び、市場をけん引した。EVは今後も車種の増加や充電インフラの整備、補助金政策などにより生産台数が増加するとみられ、中国を中心にEV向けの伸びが予測される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000039-rps-bus_all
2015/07/31 中部運輸局、トヨタ「ミライ」を公用車に(時事通信)
中部運輸局は31日、トヨタ自動車が昨年12月から市販を始めた燃料電池自動車(FCV)「ミライ」1台を、公用車として今月23日から導入したと発表した。ミライは今年1月から国の機関に順次納車されているが、全国の地方出先機関では中部運輸局が初となる。これまでは黒のクラウンを公用車として使用していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000109-jijc-biz
2015/08/01 企業の今を映し出す「環境報告書」の2015年度版が続々と発表(エコノミックニュース)
企業が環境に対して取り組んでいる事柄を詳細に把握するためには、その企業が発行している環境報告書を見れば一目瞭然だ。独立行政法人や国立大学法人ではこの環境報告書の発行が義務付けられているが、自主的に発行する一般企業も年々増えている。
これらを閲覧するには、経済産業省が管理するウェブサイト「環境報告書プラザ」が便利だ。同サイトでは800社以上の企業や団体が発行した環境報告書及びCSR報告書、約6100冊が自由に閲覧できる。また、報告書から抽出した温室効果ガスの排出量を検索し、比較することも可能だ。
例えば、「環境報告書プラザ」に報告書を登録している業種の中で最も多い製造業では、神戸製鋼所 <5406> などがある。神戸製鋼グループでは、6月に「神戸製鋼グループ 環境・社会報告書2015」(2014年度の報告)を発行しているが、巻頭特集に発生から20年を迎えた阪神・淡路大震災を取り上げ、震災時に同社グループが各ステークホルダーに対してどのような行動を取ったのか、また、震災の教訓をその後、どのように活かしているかを紹介しているほか、環境報告では注目度が高まっている水素社会の実現に向け、主要機器とエンジニアリング技術、燃料電池車(FCV)向け素材などを紹介している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150801-00000029-economic-bus_all
2015/08/01 「水素社会」はほんとうにやって来るのか? 補助金乱発なれど、先が見えないH2インフラ(エコノミックニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150801-00000086-economic-bus_all
※これまで報道されたことをまとめたもの。見出し倒れだ。
2015/08/01 住友理工 欧州・南米向けの不振を好調な北米、堅調な中国向け、国内向けでカバーし2ケタの増収(エコノミックニュース)
住友理工は開発、製造、販売で、世界5極のグローバルな事業基盤を有している。
主力の自動車向け製品のセグメント売上高は前年同期比11.0%増の904.4億円で、営業利益は20.9億円(前年同期は9.6億円の営業損失)だった。国内の自動車販売は低迷したが、2014年に量産を開始した燃料電池スタック向けゴム製シール部材の販売も寄与し、国内向け売上はほぼ前年並みを確保した。日系自動車メーカーの海外販売は北米で好調で、主力の自動車用防振ゴムとホースが北米向けで売上を伸ばした。堅調だった中国向けとともに、事業再編を進めた欧州向け、経済状況が悪化して自動車生産が大きく減少したブラジル向けの減少分をカバーし、海外売上は2ケタ増を達成した。
5月には燃料電池自動車(FCV)に搭載する燃料電池(FC)部材の安定供給体制を確立するため、愛知県小牧市に100%出資の製造子会社「住理工FCシール」を設立し、FC部材の製造部門を新会社に集約した。住友理工の中核技術「高分子材料技術」を駆使したFCスタック用ゴム製シール部材「セル用ガスケット」は、2014年に発売されたトヨタ自動車のFCV「MIRAI」に採用されており、自動車の未来を担う次世代分野への先行投資が着々と進められている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150801-00000096-economic-biz
2015/08/02 実際は性能高い韓国車 日本で売れなかった理由をマニア解説(NEWS ポストセブン)
だが、韓国車には決定的な弱点がある。それは、自動車史に残る革新的な技術や超高性能車を何も生み出していないことである。たとえばトヨタのハイブリッドや燃料電池、日産のGT-RやEV、ホンダのF1での実績のような世界に誇れるNo.1は何もないので、その分ブランドイメージは低め。韓国車が美女に大人気という話は、世界中のどこでも聞かない。
しかし、それもうかうかしていられない。得意のヘッドハンティングで、今後デカいことをやらかさないという保証はない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150802-00000003-pseven-kr
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