燃料電池ワールド Vol.1905 (2015/07/02 10:44)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1905
■□□□□□□□□□
■2015年07月02日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆第2回IDEC環境セミナー 「水素ビジネスセミナー」?近未来のエネルギーシステムを知る?

 近未来のエネルギーシステムとして注目されている水素技術について、その全体像と具体的な取り組みについて紹介します。
◇日 時:7月29日(水)14:00?16:00
◇会 場:IDEC大会議室 (横浜市中区太田町2-23 横浜メディアビジネスセンター7階) http://www.idec.or.jp/map.php
◇参加費:【一般】
市内企業 1,000円/1名、市外企業 2,000円/1名
【横浜環境ビジネスネットワークメルマガ会員】
市内企業 無料、市外企業 1,000円/1名
【横浜型地域貢献企業およびIDEC施設入居企業】
 無料
◇プログラム(予定)
14:00?15:00 基調講演
 『再生可能エネルギーと水素が実現する持続可能な社会』
   杉山正和(東京大学大学院工学系研究科准教授)
15:00?16:00 事例紹介
 『水素社会実現に向けた東芝の取組み』

   中島 良(株式会社東芝 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム サブプロジェクトマネージャー)
◇詳細・お申込みはこちら(ユーザー登録、ログインのうえ、お申し込みください。)
  http://www.idec.or.jp/seminar/detail.php?pid=666
◇お問い合わせ
公益財団法人 横浜企業経営支援財団 経営支援部 技術支援課
  TEL:045-225-3733 e-mail:gijyutsu@idec.or.jp

■世界のヘッドライン
□□□───────────────────────────

2015/06/25 アベンゴア社、セビリアで2番目の水素サービス・ステーションの建設を終了(Abengoa)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150702-1

〔訳注〕スペインの多国籍企業アベンゴア社(Abengoa)は、スペイン南部アンダルシア州の州都セビリア(Seville)に水素サービス・ステーションを建設した。セビリアのTorrecu〓llar工業団地(Torrecu〓llar industrial estate)の同社工場に建設されたステーションは、セビリアで2番目となる。アペンゴア社は、水素製造から貯蔵、分配のプロセスをすべてこの1カ所に組み合わせて構築した。

2015/06/25 オスロ空港、水素ステーションを獲得
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150702-1

〔訳注〕ノルウェーの主要空港のオスロ空港(Oslo Airport)は、すぐにあなたの水素駆動自動車を満タン(fill up)にすることができる。水素ステーションは、アーケシュフス県庁(Akershus County Authority)と欧州最大の水素ステーション運営会社であるハイオプ社(HYOP)、リレストロム専門センター(Lillestr〓m Centre of Expertise)が共同でオスロ空港に開設する。そして、水素市場の確立を目指して10年以内に1万台の水素自動車を普及させる計画である。

■2015年07月01日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2015/07/01 水力発電で水素製造 東芝が北海道で実験 酪農業のエネルギーに活用(北海道新聞)
ダムは送電網から遠く 地産地消で温水施設の燃料に

 【白糠】東芝(東京)は本年度、北海道の釧路管内白糠町の「庶路(しょろ)ダム」の水力発電で水素を作り、同町内などの酪農施設や温水施設の燃料にする実証試験を始める。同ダムは送電網から遠く、水力発電の事業化が難しかった。二酸化炭素(CO2)を出さない水力発電の電気を送電網に流さず、地産地消のエコエネルギーとして利用する道を探る。

 環境省によると、水素を作るのにダムの小水力発電を使う本格的な実証試験は全国で初めて。30日付で同省の委託事業に採択された。東芝のほか産業ガス大手の岩谷産業(大阪市)が参加する。2019年度までの5年間に総額20億円程度の事業費を見込み、国が全額負担する。
東芝「小水力は太陽光に比べてコストが安い」

 計画では、庶路ダムの落差を利用し、出力220キロワットの小水力発電機で電気を起こす。その電気を使い、ダム付近に設けた装置で水を電気分解して水素を作る。水素は気体の状態で高圧ボンベなどに詰めて貯蔵し、車で同町と釧路市の酪農施設や白糠町営の温水プールに設置する燃料電池に運ぶ。

 東芝は「小水力は太陽光などに比べて発電コストが安く、国内の潜在力は大きい。電気を水素に変え、送電網への接続コストをかけない電力供給を実現したい」(広報・IR室)と話す。棚野孝夫・白糠町長は「再生エネの地産地消につながれば」と期待している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00010002-doshin-bus_all

2015/07/01 自動車3社が水素ステーションの運営支援に総額60億円(レスポンス)

 トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの3社と水素供給・利用技術研究組合(HySUT)は7月1日、都内で共同記者会見を開き、水素ステーションの整備促進への支援策を発表した。

 自動車3社が費用負担し、3社も加盟するHySUTが窓口となって、水素ステーションの運営費用の一部を支給する。標準的な水素ステーションは年間3300万円程度の運営費用が必要とされ、費用の3分の1および1基当たり1100万円を上限に支給する。

 政府が2015年2月にスタートさせた次世代自動車振興センターによる水素ステーションの運営費用補助事業を受けるステーションが対象となる。この事業では、国が運営費用の3分の2相当を補助しており、自動車業界が残りを補完する形となる。

 国内の水素ステーションは現在、81か所が整備中であり、うち23か所が商用ステーションとして開設された。政府は当面、100か所の設置を目指している。自動車3社による運営支援も100基余りの規模を想定しており、支給期間はおおむね2020年までを見込む。総額で50億円ないし60億円の負担を想定している。

 記者会見したトヨタの伊勢清貴専務役員は「水素社会の構築には政府、インフラ事業者、自動車メーカーの連携が必要だ。3者ががっちりスクラムを組んで取り組みたい」と強調した。3社の費用分担は「燃料電池車の投入時期や販売台数などで決める」(伊勢専務)という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00000062-rps-bus_all

2015/07/01 ホンダ、次期FCV「新型クラリティ」2015年中に発売 ?日産も2017年中にFCVの発売を予定?(オートックワン)

 ホンダは、2008年に発売した「FCXクラリティ」の次期FCVとなる「新型クラリティ」について、2015年中に日本での発売を目指していると公表した。これは、7月1日に東京で開かれた「自動車メーカー3社による水素ステーションの整備促進支援」共同記者会見で述べられたもの。

 ホンダは、 昨年2014年11月に「FCVコンセプト」を発表 しており、その際に「2015年中にFCVを発売」と発表。しかし、今年1月の北米国際自動車ショーでは来年2016年3月にFCVを発売すると明らかにしていたが、発売について改められた形となる。

 また日産についても、以前より「早ければ2017年にFCVを発売」と公表していたが、今回の会見でFCVが日産のEV戦略に沿ったものであること、FCVの開発も進められていること、2017年の発売を目指していることが述べられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00010007-autoconen-bus_all
※3社それぞれの記者会見のコメントが本文に載っています。

2015/07/01 水素ガス爆発の影響を予測できるシミュレーションシステム開発…清水建設(レスポンス)

 清水建設は、本格的な水素社会の到来に備え、水素関連施設の安全性と経済性の向上を目的に、水素ガス爆発の影響を予測するシミュレーションシステムを開発した。

 同社では、近い将来、水素関連施設の設計を手掛けることを想定し、意匠・構造の安全性と経済性の追求には水素ガス爆発の影響予測が不可欠になると予想、シミュレーションシステムを開発した。

 開発では、広く活用されている空気の流れや、ガス拡散を予測する数値流体解析プログラムに水素ガスの燃焼過程を精度よく予測する解析モデルを組み込み、実用的なシステムに仕上げた。システムでは、漏洩した水素ガスの拡散過程を捉えながら、着火点から火炎が徐々に拡大し、爆風圧が壁・天井などに反射しながら伝搬していく状況を計算、壁や天井に作用する圧力を経時予測することが可能。

 入力するデータは、建物形状、窓や扉などの開口の位置・大きさ、水素ガスの漏洩量、着火点など。設計者は、シミュレーションを繰り返すことで、建物形状や開口の大きさと位置、構造形式を検討し、安全性と経済性を追求する。シミュレーションに要する時間は、1パターンにつき1?2週間程度。

 システムの予測精度は、同社が開放空間で実施した爆発実験、第三者が半閉鎖空間で実施した爆発実験を対象に検証解析を実施し、確認した。開放空間を対象とした検証解析では、水素濃度30%の混合ガス5.3立方メートルの着火・爆発により、着火点に正対する鉄筋コンクリート製壁が受けた爆風圧の実験データと予測値を比較した。室内圧の予測値では、やや誤差があったが高い精度で一致したとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00000044-rps-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆かながわ環境関連産業ネットワーク【再掲】
「第9回 創・蓄・省エネ フォーラム『水素社会の幕開け』」

 今回は、国、県、燃料電池自動車、エネファームシステムメーカー及び様々な用途展開を進めている燃料電池システム開発メーカーの方々をお招きし、『水素社会の幕開け』と題してご講演いただきます。また、同時開催として燃料電池自動車『MIRAI』運転試乗会(要事前申込み)及び成果品展示会を開催いたします。
○日 時:7月22日(水)13:30?18:00
○フォーラム会場:サンエール・さがみはら 二階 ホール
◇定 員:200名(先着順、定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇内 容:
13:40〜14:30 『水素社会の実現(水素・燃料電池(エネファーム、自動車等)の普及促進等)に向けた国の取り組み』

  星野昌志氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長補佐)
14:30〜14:50 『水素社会実現に向けた神奈川県の取り組み』

  村上剛史氏(神奈川県 産業労働局 エネルギー部 スマートエネルギー課 課長)
14:50〜15:10 『災害用自立型水素発電・飲料水供給システムの紹介』

  神田和幸氏(日本フイルコン株式会社 総合研究開発室 課長代理)
15:30〜16:20 『エネファームの進化と普及拡大に向けた取り組み』

  清水俊克氏(パナソニック株式会社 アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池事業担当)
16:20〜17:30 『燃料電池自動車(FCV)の開発と初期市場の創出』
  河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社 技術統括部 担当部長)
17:30〜18:00 名刺交換会
◇フォーラムのお申し込み:メールの件名を「第9回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp担当:永井へ直接お申込みください。
◇フォーラムの締切:7月17日(金)
○燃料電池自動車運転試乗会

 会 場:さがみはら産業創造センター 一号館 駐車場(サンエール・さがみはらの隣)
 運転希望者定員:25名、同乗者定員:50名
◇燃料電池自動車運転試乗会お申し込み:以下のサイトの申込フォーム、または申込書及び注意事項、保険・補償制度、誓約書についてをダウンロードし内容を確認・必要事項明記の上、お申し込みください。
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20150610.html
◇燃料電池自動車運転試乗会の締切:7月14日(水)17時
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
○主催者:(株)さがみはら産業創造センター
○協 力:神奈川県

☆第10回再生可能エネルギー世界展示会「水素エネルギー講演会」【再掲】
◇日 時:7月29日(水曜日)13:00?17:00
◇場 所:東京ビッグサイト 会議棟7F 703会議室
◇参加費:3000円(テキストを含む)
◇申込方法:下記のURLからお申し込み下さい
http://www.renewableenergy.jp/2015/forum_detail.html#RE1
◇プログラム
司会・進行:リーダー 秋葉悦男(九州大学 教授)
      コ・リーダー 光島重徳(横浜国大 教授)
13:00-13:10 「開会挨拶とフォーラムの趣意説明」
   秋葉悦男(九州大学)
13:10-13:40 「水素社会の展開を加速する政策」

   戸邊千広(経済産業省 新産業・社会システム推進室長(兼) 熱電併給推進室長(兼)燃料電池推進室長)
13:40-14:10 「トヨタ自動車における燃料電池車の現状と今後」
   小島康一(トヨタ自動車(株) FC技術・開発部 主査)
14:10-14:40 「水素ステーションの課題と将来展望(1)」

   前田征児(JX日鉱日石エネルギー(株) 水素事業推進部 技術開発グループマネージャー)
14:40-15:10 「水素ステーションの課題と将来展望(2)」

   宮崎 淳(岩谷産業(株) 常務執行役員 水素エネルギー部長)
15:20-15:50 「SIP事業「エネルギーキャリア」の全体像と将来構想」
   秋鹿研一(放送大学客員教授)
15:50-16:20 「有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵輸送技術」

   岡田佳巳(千代田化工(株)建設技術開発ユニット 兼 水素チェーン事業推進ユニット 技師長)
16:20-16:50 「CO2フリー水素の製造と大量輸送技術」

   西村元彦(川崎重工業(株)技術開発本部 水素チェーン開発センター 副センター長)
◇お問合せ先: 再生可能エネルギー世界展示会 事務局
(株)シ?・エヌ・ティ 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-24-3 FORECAST 神田須田町4F
TEL:03-5297-8855 / FAX:03-5294-0909 / E-mail:info@renewableenergy.jp
◇主 催:再生可能エネルギー協議会(第7分科会)

───────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
 melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1