燃料電池ワールド Vol.1904 (2015/07/01 09:06)

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□燃料電池ワールド Vol.1904
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■2015年07月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/06/24 固体酸化物型燃料電池システム・プロバイダー、ドミノヴァス・エナジー社、アメリカ合衆国政府と歴史的なパートナーシップを獲得(Dominovas)

〔訳注〕ドミノヴァス・エナジー社(Dominovas Energy Corporation)は、アメリカ合衆国政府(U.S. Government)との歴史的なパートナーシップを発表した。オフグリッド(off-grid)の固体酸化物型燃料電池システム「ルビコン(RUBICON)」モジュールの開発をとおしてドミノヴァス・エナジー社は、まず第一に、そして単に燃料電池企業として、オバマ大統領(President Barak Obama)の「パワー・アフリカ・イニシアティブ(POWER AFRICA INITIATIVE)」に民間部門のパートナーとして指名された。
「パワー・アフリカ・イニシアティブ」は広範囲にわたる包括的な利害関係者のパートナーシップであり、米国政府(United States government)といくつかのアフリカの政府で構成されている。構成国には、エチオピア(Ethiopia)やガーナ(Ghana)、ケニア(Kenya)、リベリア(Liberia)、ナイジェリア(Nigeria)、タンザニア(Tanzania)といった「パワー・アフリカ(Power Africa)」に焦点を充てた国に限定されない国も含んでいる。このパートナーシップは、公共と民間部門の取り決めを超えて拡大している。これらの専属機関や団体は育成する意図を持続させ、今後数年間、アフリカの電力分野への民間部門投資を促進する。

2015/06/24 ヨーロッパ最大の水素艦隊、それはフランスのグルノーブルにいる(HyWay)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150701-1

〔訳注〕6月23日付けの、「ハイウェイ(HyWay)」プログラムに関する記事の再論。

2015/06/24 水素製造と燃料電池電気自動車システムを含む2015年度中小企業革新研究/中小企業技術移転プログラム第2段階の受賞者を発表(DOE)

〔訳注〕米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)は、2015年度中小企業革新研究/中小企業技術移転(Small Business Innovation Research and Small Business Technology Transfer:SBIR/STTR)第2段階第1回受賞者を発表した。これには、電気分解からの水素製造と、燃料電池電気自動車を支持する水素システムに焦点を充てた科学局(Office of Science)の3つのプロジェクトが含まれている。エネルギー省の主要な水素の目的は、製造コストを削減し、ガソリン車と競争する燃料電池車を有利にするためにガソリン等価ガロン(GGE = gallon gasoline equivalent。1 GGE=圧縮天然ガス2.6 Kgまたは水素1Kg)あたり4ドル以下のコストで水素を提供することである。そして、自動車用燃料電池の主な目標は、2020年までに燃料電池のシステム・コストをkWあたり40ドルに下げ、耐久性を5000時間(15万マイルの運転に相当)の信頼性を確保することである。
〔訳語〕米国エネルギー省の中小企業革新研究/中小企業技術移転受賞者の発表は、今回は、SBIR/STTR Phase 2 Release 1 Awardsとなっているので、2015年度第2段階第1回受賞者と訳したが、その受賞者は以下のようだった。

  サウス・カロライナ州ペンドルトン(Pendleton)のテトラマー・テクノロジーズ社(Tetramer Technologies, LLC)

  マサチューセッツ州ケンブリッジ(Cambridge)のGVD社(GVD Corp.)

  マサチューセッツ州ニュートン(Newton)のギナー社(Giner, Inc.)

 だがこれは、Vol.1839 2015/03/26発行のメルマガに載っている3月24日付けの記事と同じ内容である。いつもおかしいと感じていたが、その時点ではエネルギー省のサイトでも何がおかしいのかが分からなかった。今回の記事も同様で、2015年度ではなく2016年度のことかと思っても、月日でチェックしてみてもどう違うのかが分からない。それほど突っ込んで調べているわけではないので、いつか解決すると思います。今回も完敗です。

2015/06/24 スタンフォード大学のシングル触媒水分解、年中クリーンな水素を生成(Stanford)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150701-1

〔訳注〕スタンフォード大学(Stanford University)の大学院生ハオシャン・ワン(Haotian Wang)と科学者たちは、水素と酸素の両方を1日24時間、週7日生成するためためにシングル触媒(single catalyst)を使う低コストの水分解(water splitter)を発明した。この発表は6月23日、「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」に載せられた。

2015/06/24 ホンダは来春、750kmの走行距離の燃料電池自動車を発売(Asahi Shimbun)

〔訳注〕ホンダ(Honda Motor Co.)は来春、トヨタ自動車(Toyota Motor Corp.)の燃料電池セダン「ミライ(Mirai)」より100km遠い750kmまでを走行できる燃料電池車を投入する計画である。ホンダは、拡張された運転距離はより効率的な燃料電池と車体の軽量化の結果であると述べた。5座席の燃料電池自動車(FCV)は3月にリースされ、700万円(5万6500ドル)から800万円の間の価格となる予定。これは、「ミライ」の720万円と同等の価格である。日産自動車(Nissan Motor Co.)も2017年に、燃料電池自動車の販売を計画している。

■2015年06月30日のWEB LINK NEWS
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2015/06/30 【未来対談 3】特許無償開放は「一緒にやりましょうよ!」のメッセージ…田中義和(レスポンス)

 「未来の自動車」に対する一つの解として、トヨタが世に送り出した燃料電池車(FCV)『MIRAI』。その開発主査を囲み、「MIRAIのある生活」、「MIRAIに求めるもの」について本音をぶつけあう対談の第三弾。

 今回は、トヨタが公表したFCV関連特許の無償提供の話題から、FCV普及に向けた道筋がどのように描かれて行くのかについて考察する。
◆FCV普及への思いが、特許開放につながった
◆壮大なエコ・システムが水素社会を作る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00000008-rps-ind
※今回は引用難しいので、ぜひ本文を。

2015/06/30 【未来対談 4】3年分のバックオーダーが量産&低価格技術の開発を押してくれる…田中義和(レスポンス)

 最終回となる今回は、あらためて「なぜ、MIRAIの技術に価値があるのか」、量産技術の観点から語る。
◆「数を作れる」というMIRAIの技術
◆量産技術開発を後押しするもの
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00000037-rps-ind
※今回は引用難しいので、ぜひ本文を。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク【再掲】
「第9回 創・蓄・省エネ フォーラム『水素社会の幕開け』」

 今回は、国、県、燃料電池自動車、エネファームシステムメーカー及び様々な用途展開を進めている燃料電池システム開発メーカーの方々をお招きし、『水素社会の幕開け』と題してご講演いただきます。また、同時開催として燃料電池自動車『MIRAI』運転試乗会(要事前申込み)及び成果品展示会を開催いたします。
○日 時:7月22日(水)13:30?18:00
○フォーラム会場:サンエール・さがみはら 二階 ホール
◇定 員:200名(先着順、定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇内 容:
13:40〜14:30 『水素社会の実現(水素・燃料電池(エネファーム、自動車等)の普及促進等)に向けた国の取り組み』

  星野昌志氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長補佐)
14:30〜14:50 『水素社会実現に向けた神奈川県の取り組み』

  村上剛史氏(神奈川県 産業労働局 エネルギー部 スマートエネルギー課 課長)
14:50〜15:10 『災害用自立型水素発電・飲料水供給システムの紹介』

  神田和幸氏(日本フイルコン株式会社 総合研究開発室 課長代理)
15:30〜16:20 『エネファームの進化と普及拡大に向けた取り組み』

  清水俊克氏(パナソニック株式会社 アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池事業担当)
16:20〜17:30 『燃料電池自動車(FCV)の開発と初期市場の創出』
  河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社 技術統括部 担当部長)
17:30〜18:00 名刺交換会
◇フォーラムのお申し込み:メールの件名を「第9回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp担当:永井へ直接お申込みください。
◇フォーラムの締切:7月17日(金)
○燃料電池自動車運転試乗会

 会 場:さがみはら産業創造センター 一号館 駐車場(サンエール・さがみはらの隣)
 運転希望者定員:25名、同乗者定員:50名
◇燃料電池自動車運転試乗会お申し込み:以下のサイトの申込フォーム、または申込書及び注意事項、保険・補償制度、誓約書についてをダウンロードし内容を確認・必要事項明記の上、お申し込みください。
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20150610.html
◇燃料電池自動車運転試乗会の締切:7月14日(水)17時
※申込フォームは、スマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
○主催者:(株)さがみはら産業創造センター
○協 力:神奈川県

☆第10回再生可能エネルギー世界展示会「水素エネルギー講演会」【再掲】
◇日 時:7月29日(水曜日)13:00?17:00
◇場 所:東京ビッグサイト 会議棟7F 703会議室
◇参加費:3000円(テキストを含む)
◇申込方法:下記のURLからお申し込み下さい
http://www.renewableenergy.jp/2015/forum_detail.html#RE1
◇プログラム
司会・進行:リーダー 秋葉悦男(九州大学 教授)
      コ・リーダー 光島重徳(横浜国大 教授)
13:00-13:10 「開会挨拶とフォーラムの趣意説明」
   秋葉悦男(九州大学)
13:10-13:40 「水素社会の展開を加速する政策」

   戸邊千広(経済産業省 新産業・社会システム推進室長(兼) 熱電併給推進室長(兼)燃料電池推進室長)
13:40-14:10 「トヨタ自動車における燃料電池車の現状と今後」
   小島康一(トヨタ自動車(株) FC技術・開発部 主査)
14:10-14:40 「水素ステーションの課題と将来展望(1)」

   前田征児(JX日鉱日石エネルギー(株) 水素事業推進部 技術開発グループマネージャー)
14:40-15:10 「水素ステーションの課題と将来展望(2)」

   宮崎 淳(岩谷産業(株) 常務執行役員 水素エネルギー部長)
15:20-15:50 「SIP事業「エネルギーキャリア」の全体像と将来構想」
   秋鹿研一(放送大学客員教授)
15:50-16:20 「有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵輸送技術」

   岡田佳巳(千代田化工(株)建設技術開発ユニット 兼 水素チェーン事業推進ユニット 技師長)
16:20-16:50 「CO2フリー水素の製造と大量輸送技術」

   西村元彦(川崎重工業(株)技術開発本部 水素チェーン開発センター 副センター長)
◇お問合せ先: 再生可能エネルギー世界展示会 事務局
(株)シ?・エヌ・ティ 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-24-3 FORECAST 神田須田町4F
TEL:03-5297-8855 / FAX:03-5294-0909 / E-mail:info@renewableenergy.jp
◇主 催:再生可能エネルギー協議会(第7分科会)

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