燃料電池ワールド Vol.1891 (2015/06/12 09:13)

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□燃料電池ワールド Vol.1891
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■2015年06月12日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

☆ウェブサイトで画像を表示

 文字ばかりのメルマガに、画像情報を追加したいと思っていました。絵を見ると文字だけでは理解できなかった情報が分かることがあります。最近はビデオが増えてきて、その傾向が強まっています。

 それで、メルマガを記録しているウェブサイト『メルマガ「燃料電池ワールド」』に、画像情報を試みに載せています。何となく行けそうなので今日から、「世界のヘッドライン」にウェブにアクセスするURLを掲載することにしました。ご利用下さい。

■世界のヘッドライン
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2015/06/05 ハワイ大学マノア校、ゼロ・エミッション輸送を可能にする初の水素燃料急速充てんステーションを委託される(University of Hawai?i)

〔訳注〕ハワイ大学マノア校(University of Hawai?i at M〓noa)に所属するハワイ自然エネルギー研究所(Hawai‘i Natural Energy Institute:HNEI)は、カネオヘ湾(Kaneohe Bay)のアメリカ海兵隊基地ハワイ(Marine Corps Base Hawai‘i:MCBH)から急速充てん(Fast-Fill)高圧水素燃料ステーションを委託された。この最先端のステーションは、ハワイのアメリカ海兵隊(Marine Corps)と海軍職員が使用するために海軍研究事務所(Office of Naval Research)にリースされたゼネラル・モータース社(General Motors)の燃料電池電気自動車「エクイノックス(Equinox)」の艦隊を援助するために開発された。2014年9月以来運用されているこのステーションは、最近、ガソリンスタンドで行うのと同じように自分の車を自分で満タンにすることを可能にする無人給油所に認定された。無人給油所は、州全体で民間ステーションの設置のモデルとして役立つ。
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150612-1

2015/06/05 カリブレイト社、国立再生可能エネルギー研究所に水素インフラの計画結果を報告(Kalibrate)

〔訳注〕カリブレイト社(Kalibrate)は、エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory:NREL)に、カリフォルニア州水素燃料補給インフラの分析結果を報告した。カリブレイト社は、石油小売業者の業績を達成するために燃料の価格や小売り店舗の立地情報を提供しており、2014年3月に国立再生可能エネルギー研究所と契約を結んでいる。

2015/06/05 オイル・クリークからの燃料――トヨタ・ミライがプレゼント(Toyota)

〔訳注〕水素は我々の周りにすべて存在する。例えば、アメリカの石油産業発祥の地でも。〔訳語〕このビデオには、アメリカ・ペンシルバニア州のオイル・クリーク(Oil Creek)一帯からにじみ出ていた石油を、世界で最初に発掘した油田の映像が含まれている。1859年の映像である。シルクハットのドレーク「大佐」も登場して、当時の様子が分かる。その後は、ビデオをご覧下さい。
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150612-1

■2015年06月11日のWEB LINK NEWS
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2015/06/11 「初の本格的政策予算」 山梨知事、186億円の6月補正案(産経新聞)

 補正予算案で示した事業としては、燃料電池関連産業の集積・育成を促進する燃料電池評価プロジェクト推進(1億円)▽低コストで耐候性が高いブドウ棚を開発する新甲州式低コスト果樹棚開発(400万円)▽中山間地域の鳥獣被害防止で野生動物が嫌う農作物の栽培実証を行う鳥獣被害回避作物栽培実証(120万円)▽富士山の山小屋の機能強化・修景のあり方検討(680万円)▽商店街、商工会などが連携して、買い物弱者を支援する「買援隊」活動推進(480万円)▽ラグビーW杯・キャンプ誘致のための事前調査(130万円)▽腎臓病の早期発見、早期治療につながる検査・治療強化を図る腎臓病予防推進(2400万円)▽リニア駅周辺の土地利用や基盤整備の基本指針となる「リニア環境未来都市」整備方針策定(3800万円)?などを盛り込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000023-san-l19

2015/06/11 タミヤ、1/24スケールモデルに「トヨダAA型」が登場(Impress Watch)

 また、7月23日?28日に東京 東武百貨店 池袋店で開催する「タミヤモデラーズギャラリー2015」では、「過去から未来へ」をテーマに「トヨダAA型」と燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の実車を並べる特別展示も実施する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000015-impress-ind

2015/06/11 電通大、燃料電池の発電時と同条件下で燃料電池触媒を観察することに成功(マイナビニュース)

 電気通信大学は6月10日、固体高分子形燃料電池触媒劣化についてナノXAFS/TEM2次元同視野イメージングに成功したと発表した。

 同成果は同大学燃料電池イノベーション研究センターの岩澤康裕 センター長・特任教授らの研究グループによるもので、米化学会誌「Journal of the Physical Chemistry Letters」に掲載される予定。

 今回の研究では、兵庫県にある大型放射光施設「SPring-8」に同大学が建設した、燃料電池計測用のX線吸収微細構造(XAFS)ビームライン「BL36XU」に開発整備した2次元走査型顕微鏡XAFSシステム(ナノXAFS)と走査型透過電子顕微鏡(STEM)を独自設計のメンブレンXAFS/STEM測定セルを用いることで組み合わせて使用し、燃料電池が発電する時と同じ飽和水蒸気下で燃料電池触媒を観察することに成功した。

 また、同手法によってアノードガス交換の繰り返し(起動・停止の繰り返し)劣化により、カーボン担体から白金(Pt)がPt2+イオンとしてとして酸化溶出する領域と、Pt金属ナノ粒子として脱離してしまう領域があり、その違いがPt/アイオノマー比によって決まることを発見した。

 岩澤センター長は「発電下の燃料電池電極触媒はウェットな環境で複雑なため劣化の因子やメカニズムを直接観察する手段に乏しく、特に耐久性の向上について、これまで主に経験を頼りに議論・対応してきたが、開発したナノXAFSーSTEM/EDS同視野イメージング法は、燃料電池触媒の劣化機構解明と劣化抑制の解決に繋がる情報を提供し、今後の燃料電池車本格普及のための次世代燃料電池触媒設計の理解を深め開発を加速するものと期待される。」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000047-mycomj-sci

2015/06/11 “単なる輸送手段ではなく個人の憩いの場”メルセデスが提唱する自動運転の世界(@DIME)

 F015のスペックをチェックしてみよう。全長×全幅×全高がそれぞれ5220×2018×1524mmの大柄なボディは一体成形で継ぎ目の無い未来的なエクステリアを構成している。フロントとリアには大型のLEDパネルを配し、車外と相互にコミュニケーションを取ることが可能だ。自動運転の際には青く輝き、それとわかるのだ。

 ボディシェルは、燃料電池と電気駆動システムの組み合わせを保護するための設計となっている。駆動システムは2011年に発表されたリサーチカーF 125! に搭載され、時代を先駆けたF-CELL PLUG-IN HYBRIDシステムを基本に、車載発電機を搭載。パワフルでコンパクトな高圧バッテリーを組み合わせた。さらに、CFRP製の高圧タンクは水素を貯蔵できるよう設計されている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150611-00010007-dime-bus_all

2015/06/11 「夢の素材」で欧州発明家賞=産総研・飯島氏らに授与―パリ(時事通信)

 【パリ時事】欧州特許庁(EPO、本部ドイツ・ミュンヘン)が主催する欧州発明家賞の授賞式が11日、パリで行われ、「夢の素材」とされる筒状炭素分子「カーボンナノチューブ(CNT)」を発見した産業技術総合研究所の飯島澄男名誉フェローら日本人研究者3人が「非欧州部門」の受賞者に輝いた。

 CNTは、1991年にNECに勤務していた飯島氏らが発見した。強度や電導性、加工しやすさといった面で金属よりも優れ、半導体や燃料電池などの材料として期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000151-jij-eurp

2015/06/11 容器を入れ替えると爆発することも!?──「混ぜるな危険」の真実(SBクリエイティブOnline)

 使い残しの酸を保存するときは、容器に気をつける必要があります。もしアルミ缶に入れると、アルミニウムAlと酸が反応して水素ガスH2が発生します。圧力が高まれば当然、破裂してしまいます。
  2Al(アルミニウム)+6HCl(塩酸)
  → 2AlCl3(塩化アルミニウム)+3H2(水素)

 化学物質は、買ったときに入っていた容器以外には移さないことが鉄則です。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150611-00010000-biz_sbcr-nb

2015/06/11 東芝がグループ環境展 「水素」活用の新エネルギーシステムなど(産経新聞)

 東芝は11日、川崎市で「東芝グループ環境展」を開いた。同社の環境保全活動や環境配慮型の商品を紹介している。開催は12日まで。

 今年で24回目を迎える環境展は、家電事業や電子部品事業などを紹介。その中で、今年4月から川崎市と協同で取り組んでいる「自立型水素エネルギー供給システム」の実証試験の様子を公開。再生可能エネルギーと水で水素を作り出し、それを利用して電気と湯を供給するシステムで、二酸化炭素の排出量ゼロを実現している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000552-san-bus_all

2015/06/11 バイオマス発電、2016年から急増の見込み 遅れてきた再エネ業界の主役(JBpress)
■固定価格買取制度でもバイオマス発電に配慮

 「固定価格買取制度」の運用においても、こうした農水省の方向性を受けて、バイオマス発電に関してはきめ細やかな配慮が取られている。

 まず調達価格についてだが、バイオマス発電は、(1)メタン発酵ガス、(2)国内未利用木質バイオマス(2000kW未満)、(3)国内未利用木質バイオマス(2000kW以上)、(4)一般木質バイオマス及び農作物残渣(輸入材含む)、(5)建築用資材、(6)一般廃棄物その他、と細かく分類されており、政策的な重要度が高いものほど高い利回りが得られるように設定されている。

 具体的には、利用率が低い国内の間伐材などを利用する(2)(3)の方式はIRR(内部利益率)8%と高利回りが保証されている。

 一方、既に活用が進んでいる下水汚泥や糞尿を利用する(1)のメタン発酵ガス方式の発電はIRR1%と、コージェネレーションシステム(注:発電の際の排熱も回収して利用するシステム)を導入しなければほとんど利益が取れない設定になっている。その他、(4)?(6)の方式は間を取ってIRR4%が想定されている。

 当然の結果として我が国のバイオマス発電の投資は、国内の未利用木材を使う方式に集中することになっており、国内の木材の価格がじわじわと上がってきている。特に影響を受けているのは低質のスギで、小丸太の価格が2013年1月の8600円から2015年1月には1万2400円に値上がりしている。

 現状ではその他の部門で木材価格の激しい値動きは見られないものの、農林中金総合研究所の試算によると、2016年には427万トンの未利用木材の需要に対し、供給は412万トン程度に収まると見込まれている。在庫が尽きる2017年?2018年頃から供給不足が顕在することが見られており、「2016年問題」としてバイオマス発電業界で燃料不足が危惧されている。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150611-00043993-biz_jbp_j-nb

2015/06/11 世界のエネルギー企業と関連機器、ハッカーの標的に?調査(Bloomberg)(ブルームバーグ):エネルギー業界がハッカーのターゲットになっている。

 サイバーセキュリティー最大手、米シマンテックが4月に実施した調査で、ハッカーが昨年、世界の鉱業・石油・ガス会社の43%を少なくとも一回攻撃したことが明らかになった。トレンドマイクロが米州機構(OAS)の委託で4月に実施した別の調査によれば、エネルギー会社の47%が攻撃を受けたと報告しており、この割合は全業種のうち最大で、これを上回ったのは各国政府のみだった。

 テキサス大学の教授(コンピューターサイエンス学)でサイバーセキュリティー調査教育研究所のメンバー、アルバロ・カーディナス氏は「最近は何でもコンピューターで動かしている。停電や石油漏れを引き起こし多くの人々に被害を及ぼすことができる」と指摘する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000049-bloom_st-bus_all

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■メルマガ「燃料電池ワールド」
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