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□燃料電池ワールド Vol.1873
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■2015年05月19日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン
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2015/05/08 シマーク・コントロールズ社とジェンサーム・グローバル・パワー・テクノロジーズ社、イーフォイ・プロ・エネルギー製品の販売契約を締結(SFC Energy)
〔訳注〕SFCエナジー社(SFC Energy AG)のメンバーであるシマーク・コントロールズ社(Simark Controls)は本日、元グローバル・サーモエレクトニック社(Global Thermoelectric)として知られていたジェンサーム・グローバル・パワー・テクノロジーズ社(Gentherm Global Power Technologies:GPT)と新しい販売契約を結んだ。GPT社は、世界中の石油・ガス市場にオフ・グリッド(送電線網を利用しない)の遠隔地電源機器を提供している世界的リーダーであり、世界的な流通とパートナー・ネットワークを持ち、世界の50以上の国に3万以上の遠隔電源システム(Remote Power system)を展開している。協定の枠組みでは、GPT社は米国の遠隔電源市場にSFCエナジー社の燃料電池オフ・グリッド遠隔電源製品「イーフォイ・プロ(EFOY Pro)」の品ぞろえを販売する。第2段階では、GPT社はアジアや南アメリカといった同社の国際的な顧客基盤にイーフォイ・プロの営業活動を拡大する計画である。
〔訳語1〕2015-04-26:Global Thermoelectric が名前変更
Global Thermoelectric は現在Gentherm の子会社なので、名前が Gentherm Global Power Technologies (GPT) に変わりました。
http://www43.tok2.com/home/peruche/page006.html
〔訳語2〕2015年6月にサービスを休止した日経BP半導体リサーチに、「カナダGlobal Thermoelectric、平板型SOFCの量産技術を確立へ」という見出しが載っています。続く文章は日経テクノロジーオンライン会員でなければ読めませんが、2012年4月23日にウェブに載った「固体酸化物型燃料電池の進歩」と題する文章を見つけました。以下、その抜粋です。
一方、小型の固体酸化物型燃料電池の分野ではカナダのグローバル・サーモエレクトニック(Global Thermoelectric)社が、固体酸化物型燃料電池の弱点の一つである高い運動温度を下げることに成功しました。このタイプでは運転温度の低下が課題だったからです。同社は熱電素子およびそれを用いた発電機器と暖房機器のメーカーですが、固体酸化物型燃料電池に取り組んですぐに性能の改善を実現させました。出力密度の点でも固体高分子型燃料電池にひけを取らないレベルに達しています。
同社の技術のポイントは、アノードに付着した10ミクロン程度の非常に薄い電解質にあるようです。とくに700℃での性能と運転温度の低下で可能になった普通のステンレスセパレーターは、その使用がコスト削減に貢献します。
また、同社は高温での熱サイクルにも弾性を失わないガスケットを開発し、振動とヒートショックに強いシステムを構築しました。この技術は自動車部品大手のデルファイ(Delphi)社の着目するところとなり、BMWとの共同でこのタイプの燃料電池を使用した大型車用補機電源が開発されました。大型車は荷物の積み替えなどで長時間の停車中にも補機を動かす必要があり、そのためにエンジンをアイドリングしなければなりません。このときの騒音や排出ガスと経済性を考慮した補機電源の開発です。
http://www.takahashi-office.jp/column/seibutsugaku/88.htm
2015/05/08 無線屋外施設用の新しい補助電源の提案は統合による簡便さとコスト削減を提案する(Plug Power)
〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power)は今週、ジョージア州アトランタ(Atlanta)で開かれているUTCテレコム&テクノロジー(UTC Telecom)会議で、統合屋外施設(Outside Plant:OSP)機器を紹介している。このパッケージ(容器)は今年初めに発表されたプログラムで、サザンリンク社(SouthernLINC)で使うために開発したもので、現在、当社の電気通信の顧客のすべてに使用できるようになった。電気通信の顧客のそれぞれの基地局(サイト)で、プラグパワー・リライオン統合屋外施設機器(Plug Power ReliOn Integrated OSP solution)を単一の保管庫に装備することで、ネットワークの消費電力と通信機器のための設備投資や運用コストの削減を顧客に提供するというもの。
2015/05/08 カナダ水素・燃料電池協会と台湾経済局グリーン貿易室が覚書に署名
〔訳注〕今週早々、台湾とカナダのクリーン・エネルギー産業間の連携を進めるための新しい覚書が結ばれた、と台北(Taipei)のカナダ駐在員事務所(Canada’s representative office in Taipei)が発表した。覚書は、バンクーバー(Vancouver)で行われた水素・燃料電池会議2015の期間中の4月27日、カナダ水素・燃料電池協会(Canadian Hydrogen and Fuel Cell Association:CHFCA)と台湾経済局グリーン貿易室(Green Trade Project Office, Taiwan Ministry of Economic Affairs)が締結した。覚書の項目は、車両用電源として、また、建物に電力を提供する定置用電源として、バックアップ電源用燃料電池開発の二国間協力を拡大することを目的としている。
■2015年05月18日のWEB LINK NEWS
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2015/05/18 ハイブリッドだけじゃダメ?「マイルドHV」はなぜ必要か(THE PAGE)
さて、今回はちょっと硬い話から始まる。クルマの世界は今すべからく「エコ」なのだけれど「そもそも何のためのエコなんだっけ?」というお話をおさらいしておかないと「マイルドハイブリッド」の意味がわからないからだ。
エコロジーとは本来生態学のことだが、われわれが普段使っている「エコ」とは「地球に優しい」という意味だと言って差し支えないだろう。そのエコを実現するために今すぐ必要なものは何なのかを考えるのが今回のテーマだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000001-wordleaf-ind
※長文のため本文を。
2015/05/18 ドイツに学ぶ中長期視点の経営(ITmedia エンタープライズ)日本企業の経営に対する3つの示唆
(3)新しい発想で海外へ出て行く
トヨタがFCV (燃料電池車) の特許を無償で開放したことは記憶に新しい。FCVを世界で広げるために、あえて公開し、競合の巻き込みを狙っている。これこそFCVという新市場を作るだけではなく海外での地位を確立するための新たな方法ではないかと考える。その行く末を是非見守りたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000010-zdn_ep-sci
2015/05/18 尼崎で「燃料電池自動車」テーマにシンポジウム 「MIRAI」展示も /兵庫(みんなの経済新聞ネットワーク)
尼崎市中小企業センター(尼崎市昭和通2)で5月21日、「燃料電池自動車シンポジウム あまがさきのミライをみませんか」が開催される。主催は尼崎市。
「環境モデル都市」としてハイブリッドトラックや電気自動車の導入補助、充電設備導入などを推進する尼崎市が、取り組みの一環として開催する同イベント。2014年、尼崎に日本初の「商用水素ステーション」をオープンした岩谷産業・中央研究所の繁森敦さんほか、水素・燃料電池分野の専門家による講演や、昨年同市市長の公用車に導入されたトヨタの燃料電池自動車「MIRAI」の展示が行われる。
イベントを担当する同市環境創造課・吉岡さんは「水素・燃料電池分野について、今後取り組んでみたいと考えている企業はもちろん、燃料電池自動車などに興味がある人にも気軽に参加してもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時から。入場無料(先着200人、要申し込み)。申し込みは電話かファクス、メールで受け付ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000014-minkei-l28
2015/05/18 窯業業界の被引用特許件数、トップは旭硝子…パテントリザルト(レスポンス)
パテントリザルトは、独自に分類した「窯業業界」の企業を対象に、2014年の特許審査過程で、他社特許の拒絶理由通知に引用された件数を企業別に集計した「窯業業界 被引用特許件数ランキング2014」をまとめた。
集計の結果、2014年に最も引用された企業は、旭硝子の1069件、次いでTOTOの707件、日本ガイシの659件となった。
2位TOTOで引用された件数の多い特許には、「製膜体」や「浴槽給湯水改質システム」が挙げられ、前者はコニカミノルタの4件をはじめとする計5件に、後者はパナソニックIPマネジメントの8件の審査過程において拒絶理由としてそれぞれ引用されている。
2014年に引用されたTOTOの707件の特許を分野別にみると、「サニタリー」関連が最も多く、このほかには「給湯装置」「燃料電池」「水処理」などの技術がみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000026-rps-bus_all
2015/05/18 トヨタ、白金の劣化をモニタリングする技術を開発…FCの性能向上に寄与(レスポンス)
トヨタ自動車は5月18日、ファインセラミックスセンター(JFCC)と共同で、燃料電池(FC)の化学反応を促進する触媒として不可欠な「白金」の劣化に至る挙動をリアルタイムで観察できる新たな手法を開発したと発表した。
白金は、希少資源であるため高価であるとともに、発電に伴い「白金微粒子」が粗大化し、性能が低下することが知られている。触媒としての性能を維持するためには、白金微粒子が粗大化するメカニズムの解明が必要だが、従来の観察手法では、数nmレベルの白金微粒子がセル内で実際に作動している状態で確認できない、という技術的な課題があった。
今回、共同研究グループが開発した観察手法では、原子レベル(0.1nm)の物質の観察や分析ができる「透過型電子顕微鏡」を使用。FCスタックのセル内で実際に化学反応が生じる環境・条件と同一の状態を模擬できる、新しい観察用サンプルを作ることに成功し、発電の経過とともに白金微粒子が粗大化するプロセスをリアルタイムで観察できるようになった。
今回開発した観察手法により、粗大化の要因として、「白金微粒子」の担体(土台)となるカーボン上で粗大化に至る挙動を引き起こす箇所やその時の電圧、さらには、担体の材料の種類によるそれらの違いなどが明らかになった。トヨタでは今後、反応性低下のメカニズムを解析し、白金の性能・耐久性向上のための研究・開発指針に結びつけていく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000040-rps-bus_all
2015/05/18 積水ハウス、太陽光発電の出力制御に対応した「グリーンファースト 蓄電スタイル」販売(SUUMOジャーナル)
「グリーンファースト 蓄電スタイル」は、出力制御によって売電できなくなる太陽光発電の余剰電力を、自動的に蓄電して有効利用する「太陽光パワコン 一体型蓄電システム」を搭載し、顧客の出力制御に対する不安を解消する。また、震災や異常気象などによる停電や、将来電気代が高騰する等のリスクに対しても、太陽光発電と蓄電池によって電気の自給を確保する。
ラインナップは、燃料電池を含めた3電池連携で、非常時でも普段に近い暮らしが出来る「グリーンファースト ハイブリッド」 の構成が可能なタイプと、価格を抑えより手軽に蓄電池のある暮らしを実現できるタイプの2つ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00084019-suumoj-life
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