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□燃料電池ワールド Vol.1866
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■2015年05月08日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン
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2015/04/29 バラード社、インドのバックアップ電源システムのためにリライアンス・ジオ・インフォコム社から最初の100ユニットを受注(Ballard)
〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、リライアンス・ジオ・インフォコム社(Reliance Jio Infocomm Limited:RJIL)からインドの移動体通信事業を展開するために100基の燃料電池バックアップ電源システム「エレクトラゲンME(ElectraGe-ME)」を受注した、と発表した。これらの最初の100システムの出荷は、2015年に完了する予定である。
2015/04/29 インドネシアの通信事業者テレコムセル社、同社のメダン市燃料電池ネットワークの展開と管理にグリーン技術のカスケイディアント社を選ぶ
〔訳注〕カスケイディアント社(Cascadiant Pte Ltd.)は、インドネシア最大の携帯電話事業者テレコムセル社(Telkomsel)から、スマトラ島(island of Sumatra)で同社のクリーン・エネルギーによる展開の契約を授与された。燃料電池はテレコムセル社の最も重要ないくつかの基地に、重要なバックアップ電源を提供する。
〔訳語〕Medan:メダン◆インドネシア第二の都市。スマトラ島北西部
2015/04/29 簡単な電気分解で水素を安く作る(EPFL)
〔訳注〕スイス連邦工科大学ローザンヌ校(〓cole Polytechnique F〓d〓rale de Lausanne, EPFL)が開発した簡単で信頼性の高い装置は、安いコストで水素を作ることができる。研究者たちは、従来のシステム内の電極の間に配置された高価な膜を使うことなく、水の電気分解を行うことができた。デミートリィ・サルティス(Demetri Psaltis)が率いるスイス連邦工科大学のチームは、水の電気分解の簡単で汎用性の高いプロセスを経て水素を作るシステムを提案している。
従来のシステムでは、二つの電極が水中に入れられ、ポリマー膜で分離されていた。電流は、片方の電極(cathode、カソード)を通って送られ、それから他方(anode、アノード)に移動する。電流は、触媒の助けをかりて、水分子を酸素と水素に分解する。二つのガスが混ざり合って爆発するのを防ぐために、ポリマー膜はガスを分けた状態に保つために触媒の間に実装される。研究や産業の双方で、イオン伝導のための膜はほとんどの場合ナフィオン(Nafion)で作られている。それらは高価で、寿命があり、高度に酸性の環境で働くので、触媒の選択が制限される。
これらの制約を自ずから取り除くために研究者たちは、電極をマイクロ流体素子(microfluidic device)内で数百マイクロメートル離して配置した。液体をある一定の速度で電極間を動かすとき、スグレ・シルバーバーグ効果(Segr〓-Silberberg effect)として知られている効果による揚力のおかげで、別々の出口にそれらのガスを導くための膜を必要とせずに、ガスは反対方向に向かわせられる。この発見は最近、「エネルギーと環境科学(Energy and Environmental Science)」で発表された。
2015/04/29 水素インフラを前進させるエッチツー・ユーエスエーの成果(Fuel Cell Technologies Office)
〔訳注〕4月22日付けの、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)とエッチツー・ユーエスエー(H2USA)が発表した二つのツールと報告書についての再論。
2015/04/29 ハイパーソーラー社、水分解水素分子の低コスト製造方法を発表(HyperSolar)
〔訳注〕3月19日付けの、ハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)が水分解水素プロセスのために高電圧太陽電池部品の特許を申請した、という記事の再論。
2015/04/29 ピカソーラー社、特許出願中の水素選択エミッタでブロンズ・エジソン賞を受賞(Picasolar)
〔訳注〕アーカンソー大学(University of Arkansas)と提携して立ち上げた太陽光発電企業のピカソーラー社(Picasolar Inc.)は4月23日(木)、ニューヨーク市で開催されたエジソン賞年次競技会で2015エジソン賞(2015 Edison Award)を受賞した。ピカソーラー社の水素選択エミッタは、水素電力部門の最後に金メダルを獲得し、ヒュンダイ自動車アメリカ社(Hyundai Motor America)の燃料電池車「ヒュンダイ・ツーソン(Hyundai Tucson)」は銀を取った。
■2015年05月07日のWEB LINK NEWS
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2015/05/07 脱フラット型経営! トヨタの最強組織づくり(プレジデント)
実は、こうした組織を持つ企業は日本にもすでに存在する。意外にも、ピラミッド型の日本組織の代表といっていいトヨタが、まさにそうした表と裏の組織のハイブリッドであるLFP経営を実践しているのだ。
トヨタではこうしたタスクフォース型チームを「BR(Business Reform)組織」と呼んでいる(図参照)。
BR組織の原型が生まれたのは1993年。円高による経営難のさなか、「従来の業務は8割の人間で回し、2割の人間は将来のための仕事、もしくは普段手をつけられない仕事に就かせる」という経営方針が定められた。それに基づき、各部門からエース級の人材をピックアップして経営企画部付の少数チームとし、部門を跨いだ困難な課題の解決がミッションとして与えられた。
BR組織によって達成されたミッションの代表例が、ハイブリッド自動車「プリウス」の開発である。
90年代初め、トヨタではハイブリッドシステムの研究を部門横断型のプロジェクトとして進めていた。しかし十分な進捗が見られなかったため、当時、副社長として環境対応車開発の旗振り役であった奥田碩氏が、ハイブリッドシステム開発のミッションを帯びたBR組織の編成を決断。94年12月、専任メンバー3名、兼任メンバー4名からなるBR-VF室が誕生した。
メンバーに最初に与えられたミッションは、トヨタが採用すべきハイブリッドシステムの選定であった。現在でこそハイブリッドシステムはトヨタ方式が主流となっているが、プリウス発表以前には、約80種類ものハイブリッドシステムが世に知られていたのである。チームはそれらを検討し、採用すべき候補を絞り込んでいった。
7カ月後の95年6月、このチームの検討結果をもとに、社内会議においてハイブリッド車の開発が正式決定された。そのわずか2年半後の97年12月には、初代プリウスの発売が開始されたのである。
トヨタでは大小合わせて数十ものBR組織が機動的に編成され、縦横無尽に動いている。“表”の組織が今日、明日に専念する一方、“裏”の組織であるBRは未来を創造するための具体的なテーマを担い、期間限定で集中的に活動する。大組織であるトヨタが硬直化せず、ハイブリッド車や燃料電池車(FCV)で世界をリードする秘密はBRという“裏”の組織にある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150507-00015182-president-bus_all
2015/05/07 メガウェブ、5月10日に「トヨタ スポーツ800 生誕50周年記念イベント in MEGA WEB」開催(Impress Watch)
トヨタ自動車のアミューズメント施設 メガウェブ(東京都江東区青海)は、5月10日に“ヨタハチ”オーナーによる約100台の車両展示などを行う「トヨタス ポーツ800 生誕50周年記念イベント in MEGA WEB」を開催する。開催時刻は11時30分?14時30分で、入場は無料。
12時?12時30分に実施される同乗試乗会では、トヨタ スポーツ800のほか、ヨタハチを電気自動車に改造した「トヨタ スポーツ EV」やトミカ警察の「86パトカー」、燃料電池車「MIRAI」なども用意される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150507-00000065-impress-ind
2015/05/07 北海道、水素で地域づくり…再生可能エネルギーを利活用(レスポンス)
国土交通省は、北海道に豊富にある再生可能エネルギーを活用して「水素」を活用した地域づくりを検討すると発表した。
北海道に豊富にある再生可能エネルギーを活用して、水素利用を促進し、水素を活用した地域づくりを検討することを目的に、国、地方公共団体、有識者、民間企業が参加して「北海道水素地域づくりプラットフォーム」を設立した。
2015年度第1回会合を5月25日、札幌第一合同庁舎で開催する。北海道大学大学院工学研究院の近久武美教授が「北海道における再生可能エネルギーと水素のさらなる活用の可能性」と題して基調講演を行うほか、豊田通商のが「風力電力を活用したグリーン水素製造事業等について」、東芝が「再生可能エネルギーを活用した東芝の水素社会実現に向けた取り組み」と題してそれぞれ担当者が講演する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150507-00000012-rps-soci
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