燃料電池ワールド Vol.1862 (2015/04/28 08:42)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1862
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■2015年04月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/04/23 bullsh*tから燃料が(Toyota Mirai)

〔訳注〕水素はどこにでもある。水や草の中や、そう、bullsh*tにすら・・・。しかし、車に燃料を供給することができる? これ以上の発見は、http://www.Toyota.com/FBE で。

 このプロモーション・ビデオは、テスラ(Tesla)CEOのイーロン・マスク(Elon Musk)の燃料電池自動車に対する攻撃に対する反論として作られたもののようだ。ドキュメンタリー映画作家モーガン?スパーロック監督を起用し、牛糞から水素を作り、それで走行する「ミライ」は、カリフォルニア州では今年後半に販売される。

2015/04/23 バース大学の大発見、きれいな水素パワーに明るい未来を見せる(University of Bath)

〔訳注〕バース大学(University of Bath)の研究者たちは、エール大学(Yale University)と共同して水から水素を生成するための新しい素材を発見した。この発明は、電解槽内の水を分解し、クリーンで貯蔵可能な水素燃料を生成するために、新しく設計された分子触媒を使う。雑誌「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」に掲載された論文「金属酸化物表面に結合した水の酸化のための分子触媒(A molecular catalyst for water oxidation that binds to metal oxide surfaces)」は、以下のアドレスで見られる。
http://www.nature.com/ncomms/2015/150311/ncomms7469/full/ncomms7469.html

2015/04/23 水素駆動車に向かって:ミシガン大学は120万ドルを獲得(University of Michigan)

〔訳注〕水素燃料電池のより効率的な材料を探しているミシガン大学(University of Michigan)の研究者は、”クラス最高の”水素貯蔵技術を発見し、開発することを目指している。学際的チームは、このプロジェクトにエネルギー省(Department of Energy)から120万ドルの資金を授与された。

2015/04/23 アイディーテックイーエス社:燃料電池自動車に今投資する?(IDTechEx)

〔訳注〕調査会社アイディーテックイーエス社(IDTechEx)は、レポート「燃料電池電気自動車2015〜2030:土地、水、空気(Fuel Cell Electric Vehicles 2015-2030: Land, Water, Air)」で、世界の自動車メーカーを次のように分析している。熱狂(Enthusiastic):トヨタ(Toyota)、日産(Nissan)、ホンダ(Honda)、ヒュンダイ(Hyundai)
様子見(Seen as a part of the toolkit in future):鄭州宇通客車(Yutong)、ジーエム(GM)、ビー・エム・ダブリュー(BMW)、ダイムラー(Daimler)、フォード(Ford)、スズキ(Suzuki)
懐疑(Sceptical):フォルクスワーゲン(Volkswagen)、クライスラー(Chrysler)、プジョーシトロエン(PSA)、フィアット(Fiat)、マツダ(Mazda)、プロトン(Proton)拒絶(Negative):テスラ(Tesla)、ビーワイディー(BYD、比亜迪)

■2015年04月27日のWEB LINK NEWS
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2015/04/27 “究極のエコカー” 燃料電池車の化けの皮 ガソリン車より燃費悪く、多くのCO2排出(Business Journa)

 このように、石油に代わるエネルギーの早急な開発と生産が求められる。そこで水素が注目を集めている。しかし、自動車を水素で走らせれば石油依存度も大幅に低下でき、世界の石油不足も解決できると単純に考えてはいけない。

 4月17日付当サイト記事『“面倒くさい”燃料電池車、「環境にやさしい」はまやかし?燃費もガソリン車以下?』でも説明したように、水素は掘っても出てこない。石油、天然ガス、石炭等を改質するか、水を電気分解して作るしかない。

 さて、燃料電池車の平均的な水素消費量、いわゆる燃費は100km/kgだ。つまり、水素1kgで100kmほど走れる。この水素を水の電気分解で作ると25.5kgの二酸化炭素を排出する(経産省の燃料電池車実証試験データー)。1km当たりでは255gとなる。

 こうしてみると、燃料電池車は10km/Lのガソリン車よりも燃費が悪いことになる。平均的な燃料電池車の燃費をガソリン車に置き換えてみると、リッター9.1kmとなる。これが究極のエコカーの実態だというわけにもいかないので、関係者は必死に対策を練っている。果たして解決はできるのか。

 そこで神奈川・横浜で行われるメディア対象の燃料電池車・MIRAI(トヨタ自動車)の試乗会に出かけてみることにした。次回はその様子をお伝えしよう。舘内端/自動車評論家、日本EVクラブ代表
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150427-00010000-bjournal-bus_all

2015/04/27 隆盛を誇る自動車産業が、過去何度も見聞きしてきた日本企業敗北のストーリーに陥る!?(SBクリエイティブOnline)

 前回、筆者は、日本の自動車産業の隆盛は現在がピークで、今後の成長性については懐疑を抱くと指摘した。

 本連載では、航空機産業からのものづくり復活の処方箋を述べているが、自動車産業は航空機などからの技術波及が大きく、何といっても60兆円市場という規模を誇る。日本のものづくりの屋台骨を支える産業なので、今回は自動車産業の将来について述べてみたい。

 自動車産業で今後ポイントとなるのは、環境対応技術とデジタル化技術、さらにはボリュームゾーンをめぐる異業種企業やベンチャー企業の参入とソフトウェア開発だ。

 電気自動車や燃料電池車といった次世代自動車では、その傾向に拍車がかかる。それを象徴するのが、テスラモーターズだ。同社の電気自動車は、モーターの加速性能や走行距離といった性能に優れるだけでなく、タッチスクリーンによるコントロールや自動運転などの機能を実現した「走るスマートフォン」ともいうべき製品だ。バッテリーとモーターさえあればどこの企業でも電気自動車は造れるようになる。

 パソコンが短時間で誰にでも組み立てられるようになったのは、ソフトウェアを駆使したデジタル回路技術の進歩により、ハードウェア(装置)の負担が大幅に軽減され、ハンダによる接続の良し悪しなどに左右されることなく、部品と部品の接続が標準化されたコネクタで済むようになったからだ。

 電気自動車や燃料電池車でも、電池モジュールや燃料タンクのデファクト化が進めば、これまで自動車の製造に縁がなかった異業種企業やベンチャー企業でも自動車部品、あるいは自動車の完成品にも気軽に参入してくるようになるのは間違いないだろう。ちょっと前まで夢にも思わなかったことが起きているのだ。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150427-00010002-biz_sbcr-nb

2015/04/27 韓国の水素燃料特許 世界のわずか4%(聯合ニュース)【ソウル聯合ニュース】次世代エネルギーとして注目されている水素燃料の製造技術関連の特許出願が急増している中、世界の特許出願数に韓国が占める割合は4%にすぎないことが27日、分かった。
 米国は26%、日本は24%、欧州は14%、中国は11%などだった。

 世界各国は「水素時代」に備え、市場の早期獲得を目指している。特に、自動車分野では水素で走る燃料電池車が電気自動車(EV)と次世代エコカー市場の主導権争いを繰り広げている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150427-00000040-yonh-kr

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆平成27年度製品開発支援事業 公募案内【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。戦略会議HP: http://www.f-suiso.jp/
1.公募対象事業
(1)可能性調査枠
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成27年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
(2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1,000万円/年以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成29年度末)
・採択件数:1件程度
2.公募要領・提案書
(1)公募要領
(2)提案書様式
    様式1 提案書
    様式2 プロジェクト概要書
    様式3 提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。 http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3.提案書 受付期間
   4月1日(水)?4月30日(木)(午後5時必着)
4.採択時期
   6月下旬頃(予定)
【お問い合わせ・連絡先】
  福岡県商工部新産業振興課 担当:黒水(くろみず)
   〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
   TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
   E-mail info@f-suiso.jp
   URL http://www.f-suiso.jp

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