燃料電池ワールド Vol.1860 (2015/04/24 10:16)

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□燃料電池ワールド Vol.1860
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■2015年04月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/04/21 世界初の水素で走るエマール社の「ドバイ・トロリー」でドバイ繁華街を探検しよう(Emaar)

〔訳注〕3月16日付けの記事に載ったドバイ(Dubai)のゼロ・エミッション路面電車「ドバイ・トロリー(Dubai Trolley)」が走り出す。エマール・プロパティーズ社(Emaar Properties)は「ドバイ・トロリー」を、ドバイ繁華街の大通り「ムハンマド・ビン・ラッシード・ブールバード(Mohammed bin Rashid Boulevard)」に沿って運行させる。初期段階では、世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」や旅行者が最も訪れたい娯楽施設「ドバイ・モール(Dubai Mall)」、ショッピングセンターの「スーク・アル・バハール(Souk Al Bahar)」へのアクセスを向上させるため1キロの距離を走行し、観光スポットへの簡単かつ自由なアクセスを提供する。また、3つの世界トップクラスのホテルも通る。「ドバイ・トロリー」は平日の午後4時から真夜中までと、週末の午後3時から午後11時まで運行し、50人の乗客を運ぶ。そして最終的にはドバイ繁華街全体の7キロを走ることになる。

2015/04/21 英国、閉ループ燃料電池部品のリサイクルに一歩近づく

〔訳注〕アクシオン・コンサルティング社(Axion Consulting)によれば、燃料電池用膜電極接合体(membrane electrode assemblies:MEAs)から高分子ポリマーを回収する先端技術は、これらの部品の閉ループ(closed-loop)リサイクルに一歩近づいた。マンチェスターに本社を置く資源回収の専門家は、燃料電池部品を供給するジョンソン・マッセイ・フュエルセルズ社(Johnson Matthey Fuel Cells:JMFC)および不織布材料製造業者テクニカル・ファイバー・プロダクツ社(Technical Fibre Products:TFP)とともに「リカバー開発(RECOVER R&D)」プロジェクトの製法を開発した。このプロジェクトは、英国のイノベーション組織、技術戦略委員会(イノベート・ユーケー:Innovate UK)から共同出資を受けた。

 財政的に実行可能なプロセスは、危険要素が低く、焼却せずに、腐食性や有毒性を持つ物質であるフッ化水素ガス(hydrogen fluoride gas)を作らずに、プロトン交換膜(Proton Exchange Membrane:PEM)型燃料電池の膜電極接合体から、フッ素化物を添加したポリマー膜のパーフルオロスルフォン酸(PFSA:Perfluorosulfonic Acid、ナフィオンの同義語)を抽出する。この膜は、電力を提供するために電流を通過させるプロトン伝導体として作用する。現在の焼却手段は、焼かれたり失われたようには膜を復活させない。膜電極接合体からのプラチナの回復はまた、さらに精製するために金属分に富む材料を生成する。

2015/04/21 リバーサイド市、燃料電池プロジェクトを提案(Press Enterprise)

〔訳注〕上水処理で作られるメタンで動く1.4MW級の燃料電池が、リバーサイド市水質管理処理施設(Riverside Water Quality Control Plant)に設置されるかもしれない。リバーサイド市の下水処理プラントに燃料電池を設置するために提案されたプロジェクトは、電力1.4MWを作るために水処理プロセスからの廃棄物メタンを使用する。1MWの電力は、電力産業によれば約200世帯分の電力を供給するのに十分である。燃料電池発電用の提案契約は20年である。リバーサイド市議会は4月21日(木)午後6時30分から始まる会議で、燃料電池プロジェクトを議論する。

■2015年04月23日のWEB LINK NEWS
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2015/04/23 なぜトヨタは世界初FCV「ミライ」を市販できたのか 不可能を可能にした20年の格闘(Business Journal)

 トヨタ自動車が2014年12月、世界に先駆けて発売した燃料電池車(FCV)「ミライ」によって、水素社会は大きく前進する。ミライが街を走れば、水素エネルギーは私たちにとって一気に身近な存在になる。水素社会の実現には、どんな意味があるのか。どのような価値をもたらすのか。安全性はどうなのか。水素社会は広がっていくのか。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150423-00010002-bjournal-bus_all
※長文なので本文を。

2015/04/23 水素で走る燃料電池車の未来は? 水素革命巻き起こるか(エコノミックニュース)

 このFCVの普及には、大きな障壁が2つある。1つは車両自体が高額なこと。ミライが現時点で約700万円。国から1台当たり200万円の補助費が支給される。自治体も、例えば愛知県の75万円、埼玉県の100万円など、補助を出す方向に動きつつある。これでトヨタの高級車クラウンの価格を下回りそうだが、それでもまだまだ一般市民には高嶺の花だろう。同社では、22年までに車両価格を大幅に引き下げるべく、車体の燃料電池や高圧水素タンクの構造見直しなど、総合的なコストダウンに取り組む模様だ。

 もう1つの難題は、水素を補給する水素ステーションの建設費。これは1基につき約5億円、通常のガソリンスタンドの5倍以上だ。これについても、整備費の最大半額を補助する制度を国が採用した。東京都と愛知県も、国とは別に補助事業を行う予定。政府は、15年度末までに全国計100ヶ所の建設を目標としているそうだが、そこにかかる補助金が不足し、関連予算の上積みが迫られる可能性も否めない。

 国がここまで水素エネルギーの普及にこだわるのはなぜなのか。今年の春闘のベアを先導したトヨタが、FCVと水素ステーションの浸透に向け、経団連などを通じて政府に様々な支援を要請したことは疑いない。また、小池百合子氏が会長を務める「FCVを中心とした水素社会実現を促進する研究会」には、すでに100人を超える“水素族議員”が所属しているという。

 あらゆる組織が利権に群がり大事故を引き起こした“原子力ムラ”の二の舞になってほしくはないが、遠い将来、著しく進化した太陽光や風力などの再エネ技術によって自宅で水を電気分解し、水素を貯蓄、それを用途に応じて電力や熱へと自在に変換する、いわば「エネルギーの自給自足社会」の実現を真に見据えるならば、官民一丸となってこの一大事業に取り組むのもよいかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000027-economic-bus_all

2015/04/23 【GW】日本EVフェスティバル、筑波で開催…EV試乗やレースなど(レスポンス)

 日本EVクラブは、EVの祭典「第21回 日本EVフェスティバル」を5月3日、筑波サーキットで開催する。

 エコカー試乗会では、自動車メーカー5社が出展予定。トヨタの燃料電池車『MIRAI』が展示とデモ走行を行うほか、ホンダ『フィットEV』、三菱『i-MiEV』、日産『リーフ』、スマート『エレクトリック ドライブ』、BMW『i3』、フォルクスワーゲン『e-up!』、テスラ『モデルS』などが用意される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000041-rps-bus_all

2015/04/23 テンバガー(10倍)を徹底分析!2015年押さえておきたいキーワード(ZUU online)

 テンバガーは、投資の世界では株価が10倍になる株のことをいう。決算とは別にサプライズによる業務提携や新製品発表のニュースを開示することで出来高が上がり急上昇する特徴がある。

 2015年のトレンドである燃料電池や人工知能を使ったデータ解析を行う小型株は、テンバガーになる可能性を秘めている。
■燃料電池でテンバガー(10倍株)?

 例えば、東証2部の加地テック <6391> は、水素ガスコンプレッサーを開発しているが、時価総額は76億円で株価もここ5年は200円?600円の圏内を推移している。

 また、燃料電池向け部品を手掛ける日本インター <6974> (東証2部)も、時価総額は100億円を超える132億円であるが、ここ5年の株価は100円台?200円台を推移している。

 こういったトレンドに関するベンチャー企業が、大手との提携や新製品の発表を契機にテンバガーに大化けするがある。

 水素電池や人工知能を使ったデータ解析に関する小型株でこれまで株価が冴えない銘柄は、大化けする可能性を秘めていることもあるだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000014-zuuonline-bus_all

2015/04/23 茅ケ崎市長選政策アンケート(カナロコ by 神奈川新聞)
◆中学で完全給食実施 鈴木氏
・経済活性化
水素キャリアの製造・利用を活用し、水素エネルギーによりCO2対策を含めた茅ケ崎スマートシティー全国モデル構想を確立する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000614-kana-l14

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆平成27年度製品開発支援事業 公募案内【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。戦略会議HP: http://www.f-suiso.jp/
1.公募対象事業
(1)可能性調査枠
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成27年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
(2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1,000万円/年以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成29年度末)
・採択件数:1件程度
2.公募要領・提案書
(1)公募要領
(2)提案書様式
    様式1 提案書
    様式2 プロジェクト概要書
    様式3 提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。 http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3.提案書 受付期間
   4月1日(水)?4月30日(木)(午後5時必着)
4.採択時期
   6月下旬頃(予定)
【お問い合わせ・連絡先】
  福岡県商工部新産業振興課 担当:黒水(くろみず)
   〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
   TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
   E-mail info@f-suiso.jp
   URL http://www.f-suiso.jp

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