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□燃料電池ワールド Vol.1859
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■2015年04月23日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン
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2015/04/20 東芝、再生可能エネルギーと水素を利用した自立型エネルギー供給システムを稼働(Toshiba)
〔訳注〕東芝(Toshiba Corporation)は本日、再生可能エネルギーや発電用燃料として水素の使用に基づいた自立型エネルギー供給システム「エイチツーワン(H2One)」の運転を開始した、と発表した。川崎市(Kawasaki City)と東芝は、川崎市臨海部の公共施設「川崎マリエン(Kawasaki Marien)」と東扇島中(Higashi-Ogishima-Naka)公園にシステムを設置した。「エイチツーワン」は、太陽光発電システムやバッテリー、水素電気分解、水素と水のタンク、燃料電池を結合している。太陽光発電からの電力生産は、水の電気分解と、タンクに貯蔵されて電気と温水を作る燃料電池に使われる水素の生成に使われる。
「エイチツーワン」は日光と、燃料として水を使うだけなので、ライフラインが切断された場合でも緊急に電気とお湯を提供できる。川崎港周辺の自治体施設の川崎マリエンと東扇島中公園は、緊急避難地域に指定されている。災害時には「エイチツーワン」は約1週間の間、300万の避難者に電力と温水を提供する能力を持つ。「エイチツーワン」システムはコンテナに収納されているので、トレーラーで被災地に輸送することができる。
2015/04/20 スウェーデンの燃料電池開発企業パワーセル社、次世代燃料電池スタック「エスツー(S2)」をハノーバーフェアで発売(PowerCell)
〔訳注〕北欧の主要な燃料電池企業パワーセル・スウェーデン社(PowerCell Sweden AB)は、大規模な産業博覧会のハノーバーフェア(Hannover Fair)の間に次世代燃料電池スタック「エスツー(S2)」を発売した。「この次世代の燃料電池スタックは我々に、他の地域へ接近するチャンスをもたらし、我々の市場潜在力を広げる」と、パワーセル・スウェーデン社販売マネージャーのアンドレアス・ボーデン(Andreas Bod〓n)は語った。このパワーセル社のスタックは、25kWの電力出力となり、第1世代の15kWを補完する。これは自動車および定置用途のどちらでも使えるように設計され、薄い金属バイポーラプレートと膜電極接合体(membrane electrode assembly:MEA)を使う。
2015/04/20 NEL社、水素燃料補給ステーションのために設計と技術を提供するHyme社のシェアを増やしている(NEL)
〔訳注〕NEL社は100%子会社のNEL ASA社を通して、Hyme社(Hyme AS)の所有権を31%から56.8%へと拡大している。Hyme社は2014年中ごろに、他の2つのノルウェーのパートナーとスウェーデンのパートナーとともにNELハイドロジェン社(NEL Hydrogen)によって設立された。Hyme社のパートナーシップは、世界的な新しい市場に参加する目的で水素燃料補給ステーションの設計と配送に互いに広範囲な専門知識を持たらす。NEL社は2003年に、アイスランドで公的に利用できる世界初の水素燃料補給ステーションを提供している。
■2015年04月22日のWEB LINK NEWS
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2015/04/22 新社会人が買いたい車ランキング(@DIME)
株式会社ライフメディアは、2015年4月に新社会人になる男女約1200名を対象とした「車選びに関する調査」を実施した。調査の結果、車の購入に興味がある新社会人の85.0%は、エコカーの購入に興味があり、エコカーの購入に興味を持っている理由1位は「燃費が良いから」が80.6%、2位が「減税されるから」で48.5%という結果に。また、新社会人が購入したいと思うエコカー(※400万円以下)について、1位は「プリウス(HV)」と「アクア(HV)」で33.6%、2位は「プリウスPHV(PHV)」で33.4%、3位は「フィット(HV)」で23.0%となっている。これらを選んだ理由は「燃費が良いから」と「デザインの良さ」が各車種において上位に入った。
今回の調査で、車の購入に興味がある新社会人は54.8%と半数以上となったが、その中でエコカーの購入に興味がある人は85.0%と、多くの新社会人がエコカーに興味を持っている結果となった。理由に関しては、1位「燃費が良いから」80.6%、2位「減税されるから」48.5%と、金銭的理由が上位に上がり、24.3%が5年以内の購入を検討していることが分かった。
購入したいエコカーの種類は、ハイブリッド車(HV)が46.5%と半数近くを占め、エコカーのカテゴリーの中での根強い人気を示した。次いで、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)が36.6%と、電気自動車(EV)28.7%や、話題となっている燃料電池車(FCV)26.1%を上回った。理由としては「燃費が良いから(67.3%)」が選ばれる一方で、「充電が無くなってもガソリンで走れて安心だから(29.6%)」と、燃費の良さを追求しつつしっかり走れることのバランスが注目される結果となっている。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150422-00010003-biz_dime-nb
2015/04/22 3階建てスーパージャンボ機、CO2排出ゼロ コンセプト披露(CNN.co.jp)
太陽光と水素エンジンで飛行でき、二酸化炭素(CO2)を排出しない3階建てのスーパージャンボ機――。未来の航空機のコンセプトデザインで知られるスペインのデザイナー、オスカー・ベニャル氏が、新たにそんな旅客機のコンセプトを披露した。
同氏が設計した「プログレス・イーグル」は、翼と屋根に太陽光発電パネルを装備し、離陸には6基の水素エンジンを使用。後部のエンジンは風力発電タービンとしても利用できる。二酸化炭素の排出量はゼロで、飛行中の騒音もないという。
乗客は現在最大の旅客機より275人多い800人まで搭乗でき、機体前部には眺めの良い「パイロットクラス」座席を新設。個室や店舗、レストランを併設してホテルに滞在するような感覚で搭乗することもできるという。
ただし現時点ではあくまでもコンセプト段階で、このデザインを実現する技術のうち40%しか実現していないとビニャルズ氏。「それでもあと数年で限界は克服できる」と予想し、2030年までに実用化できると見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150422-35063541-cnn-int
2015/04/22 焦点:原発再稼働へ崩された司法の壁、エネルギー政策「退行」も(ロイター)
<3.11以前に逆戻りか>
経産省の有識者議論に参加する東京理科大学大学院の橘川武郎教授はロイターの取材で、30年時点の電源構成について原発15%、再生可能エネルギー30%を主張する。「エネルギー構造を相当に変えていくというメッセージになる」と橘川氏は強調する。
同氏は「原発が減る分は、天然ガス火力が全国で15─20カ所で新しく建ち、パイプラインで繋ぐことができる。風力発電で余った電気は、水の電気分解で水素に変えて、そのままガスのパイプラインに混ぜてガスとして使うことができる。”パワー・ツー・ガス”という欧州では水素の主流となる使い方だ。原発を減らすことで、こうしたことが見えてくる」と力説した。
しかし、国内報道各社によれば、政府は30年時点の再生可能エネルギーは20%台が念頭にあるようだ。2009年4月、当時の麻生太郎首相は2020年時点で再生可能エネ20%との目標を打ち出していた。
橘川氏は「エネルギーミックスで原発も再生可能エネルギーも30年でともに20%台にするならば、3.11があっても(日本は)何も変わらなかったということだ」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150422-00000073-reut-bus_all
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆平成27年度製品開発支援事業 公募案内【再掲】
福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。戦略会議HP: http://www.f-suiso.jp/
1.公募対象事業
(1)可能性調査枠
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成27年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
(2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1,000万円/年以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成29年度末)
・採択件数:1件程度
2.公募要領・提案書
(1)公募要領
(2)提案書様式
様式1 提案書
様式2 プロジェクト概要書
様式3 提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。 http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3.提案書 受付期間
4月1日(水)?4月30日(木)(午後5時必着)
4.採択時期
6月下旬頃(予定)
【お問い合わせ・連絡先】
福岡県商工部新産業振興課 担当:黒水(くろみず)
〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
E-mail info@f-suiso.jp
URL http://www.f-suiso.jp
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